後悔しないためのFXトレードとは?

これからFXを始める人向けに,結果を出すためのトレードで何が大事なのか?書き綴っていきます。

勝てる投資手法だけでは「勝てない」たった一つの理由

 

以前,「結果の出る投資手法」はたくさんあると書きました。

例えばこちらの本。

 

 

もちろんノイズ(無意味な記述)はありますが,

ここに書かれているシンプルなやり方について

ひとつひとつ検証していけば,

「結果の出る投資手法」を抽出することは十分可能です。

 

ところが,多くの人はそこまで辿りつく前に,

結果の出る確証もないままトレードを開始してしまいます。

 

そして間もなくメンタルコントロールが効かなくなり,

過度のリスクをとって失敗し,

退場を余儀なくされるのです。

 

トレードで結果を出すには,

(1) 結果の出る投資手法を抽出すること。

(2) 抽出した投資手法を,使いこなすこと。

 

2つの大きなハードルがあります。

 

仮に結果の出る投資手法を誰かから教わったとして,

1つめのハードルを越えたとしても,

 

いきなりそれを使いこなし,

結果を出し続けるのは至難の業なのです。

2つめのハードルを越えるには,

実にたくさんの準備が必要です。

 

どれだけ優秀な「痩せる手法」を持っていても,

実際に痩せて,それを維持し続けられる人は

ごくごく一握りです。
 

初心者のうちは,いくら投資手法を追いかけても意味がない

 

 

投資手法が使いこなせる状態を作り出せない限り,

相場ではほぼ100%負けてしまいます。

 

もし,標準体重よりも重かったり,体脂肪率が高かったりする人は,

まずレコーディングダイエットを始めましょう。

 

自分の体重をコントロールするには,

自分の食事をコントロールする必要があり,

自分の食事をコントロールするには

自分の本能をコントロールする必要があるのです。

 

ダイエットの手法も,トレードの手法も,

自分の本能をコントロールできないと

使い物になりません。

 

使いこなすためのメンタルコントロールの技術として,

レベル感は違えども,

これらはまったく同種のものなのです。

 

つまり,「痩せたいと思っているけど,痩せられない人」が

そのままの状態でトレードを始めると,

かなりの高確率で負けるということになります。

(「禁煙したいけど,やめられない人」も同様です)

 

 

メンタルコントロールの基本とは?

 

メンタルコントロールは「根性でどうにかするもの」ではありません。

それは全くの逆効果であり,長期的には確実に失敗するアプローチです。

 

では,どうすればよいのか?

 

正しいやり方で,地道に毎日記録をつけること。

 

正しく記録をつけ続けることで,

今の自分自身の状態を知覚する力(メタ認知能力)が

育まれます。

 

やることはとてもシンプルなのですが,

これを地道に続けられる人も

一般にはあまりお目にかかれません。

 

もちろんダイエットに成功したからと言って

相場で確実に勝てるとは限りませんが,

 

自分の体重をコントロールできない人には

自分の資産をコントロールすることもできないのは

火を見るよりも明らかな事実です。

 

ここをクリアしないうちは,

投資手法をいくら追いかけても無意味です。

 

怪しげな情報商材

怪しげな投資セミナーの類には

極力手を出さないことをお勧めします。

 

そこでは投資手法は学べるかも知れませんが,

それがきちんと検証された「結果の出る投資手法」である保証は

どこにもありませんし,メンタルコントロールに至っては,

まずまともに身につけることなどできません。

実はNISAよりもすごい!?確定拠出年金のメリットとデメリット。

 

確定拠出年金のメリットは,

何といっても拠出金が全額控除となること。

 

月2.3万,年間27.6万拠出した場合,

仮に所得税と住民税あわせて30%とするなら,

27.6×0.3=8.28万円分の税金を払わずに済むことになるのです。

 

言い換えれば,

毎年19万3200円持ち出せば,国が8万2800円補助して

老後資金の確保に協力してくれる(税率30%の場合)

という制度なのです。

 

キャピタルゲインが非課税になるだけのNISAと比べて,

かなり優遇されている制度と言えます。

 

もちろん,メリットばかりではありません。

 

最大のデメリットは,

60歳になるまで資金が凍結されてしまうこと。

 

死ぬまで「守りの投資」(パッシブトレード)だけを続けるなら,

確定拠出年金で提供される投資信託を積み立てていけばよいのですが,

途中で「攻めの投資」(アクティブトレード)に転向したくなったとき,

そちらに資金を移すことができなくなります。

 

また,あなたが60歳になるまで,

この制度が今の好条件のまま維持される

保証もどこにもありません。

 

途中で条件が改悪されたからと言って,

解約することもできない可能性が

高いと思われます。

 

そういう意味では税制上の優遇は薄いものの,

NISAの方が使い勝手はよいのかも知れませんね。

何故,銀行預金だけに集中させるのがヤバいのか?

 

多くの日本人は未だに投資を忌避しています。

そして,銀行に預金するわけですが・・・。

 

円安になろうと,物価が上がろうと,

まったく気にしません。

 

資産の実質的な価値が低下するリスクを認知していないから,

それらをコントロール不能な「仕方のないこと」

として処理してしまっているのです。

 

投資には攻めの投資と守りの投資があります。

 

攻めの投資は,積極的に資産を殖やすものです。

守りの投資は,資産をリスクから守り,

実質的な価値を減らさないためのものです。

 

前者を実現し続けるには,自己管理を中心とした

様々な技術の習得が不可欠ですが,

後者は,ほんのちょっとした知識と,

それに対する理解があれば,

すぐにでも実行可能です。

 

ほんのちょっとした知識を持つことで

コントロール不能と思って諦めていたものが

コントロールできるようになるのです。

 

最終的には攻めの投資を目指すのが理想ですが,

入門者の方は,まずは守りの投資を万全にして,

足元を固めるのがよいです。

 

こちらは,そのための参考文献です。

 

 

「守りの投資」をするために必要な知識が全て網羅されています。

勝ち組と負け組

 

投資家には勝ち組と負け組がいます。

概ね2割が勝ち組で,8割が負け組です。

 

あなたは,2割に入れますか?

 

実は上位2割に入るだけなら,簡単な方法があります。

それはインデックス投資をすること。

 

より具体的には,投資信託を毎月定額で積み立てることです。

(アクティブファンドではなく,

手数料の安いインデックスファンドで)

 

毎月4万円の余剰資金があるなら,

国内株,国内債,外国株,外国債

1万円ずつ積み立てるのです。

 

長期的には,これだけで上位2割に入れてしまいます。

(もちろん上位2割の中では 最下位層になりますが)

 

多くの大衆投資家が長期的には

市場平均を上回る成果を出すことができません。

市場平均とは日経平均TOPIXなどを指します。

 

インデックスファンドは市場平均を目指して

設計されています。

 

つまり,これにのっかっておけば,

市場平均-手数料程度のパフォーマンスは出せる,

ということです。

 

下位8割の大衆投資家ができていないことが,

それだけのことで可能になるのです。

 

もちろん,良いことばかりではなく,

市場平均が長期に渡って下がり続ければ利益はでません。

そこで,複数の市場平均を買うようにして,

リスクを分散するのがセオリー*1になっています。

 

このブログはインデックス投資

強く推奨するものではありませんが,

何の戦略もなくトレードをはじめるぐらいなら,

まずはインデックス投資からはじめた方が

よい結果が得られることは間違いありません。

 

*1:これとて,複数の市場が連動して全面安になれば機能しなくなりますが

トレードに確率統計は使えるか?

 

トレードに確率統計の観点を持ち込むのは,

(流派にもよりますが)非常に重要です。

 

「結果の出る投資手法」か,そうでない投資手法なのかは,

確率統計を踏まえた検証を重ねればわかります。

 

ところが,殆どの大衆投資家がこれをやりません。

・・・と,言うよりも,かなり多くの人が確率や統計を

まともに理解していません。

 

例えば宝くじの期待値は 0.45 です。

これの意味するところをまともに理解している人は,

「宝くじを買い続ける」という行動はまず選択しません。

(気まぐれで1枚買うことはあるかも知れません)

 

期待値0.45とは300万払うと,長期的には

135万しか戻って来ないという意味です。

 

一般大衆はこの確率の意味を驚くほど軽視しますが,

一定以上の期間(試行回数)があれば,

現実的にも殆ど確率に近い結果が得られるという

現象*1を皮膚感覚として身につけていません。
 

だから,宝くじを買い続けるし,

十分に検討もしないまま高い保険料を払い続けてしまうし,

低線量被ばくを必要以上に恐れるのです。

 

 FXの期待値は,実際には計算方法によって

変化しますが,仮にトレード方法は問わず,

手数料0円,スプレッド0.3pipsの レート118.000円と

すれば,期待値0.999745...となります。

 

これはつまり,100万払えば長期的には99万9745円

戻ってくるということになります。

 

何の投資手法も持っていなくても,

資金管理さえきちんとしていれば,

一気に減るということはありません。

 

そして,ほんのちょっと期待値を上げる

投資手法を使いこなせるようになれば,

長期的には(確率的に)勝ち続けることが

できるようになるのです。

*1:これを大数の法則といいます。実際にサイコロを1万回振って確かめた人を見つけました。

「結果を出せる」トレーダーが殆ど居ない本当の理由

 

trader-fx です。

 

FXでデイトレードをやっています。

安定的に勝てるトレードを目指して,

日々検証を重ねてます。

 

トレードに必要なのは「勝てる投資手法」よりもむしろ,

メンタル面だと思っています。

 

いわゆる方法論自体は世の中にたくさん流布しています。

でも,それを使って実際に成果を出せる人は

本当に限られているのが現状です。

 

ダイエットでも似たようなことは言えます。

「痩せるための手法」は,本当にいくらでもあります。

もちろん,中には怪しげなものも含まれますが,

実際に使えるものもたくさん存在します。

 

そして,それを実践して結果を出せる人は,

やはり限られているのです。

 

結果を出すのに必要なのは自己管理力です。

より具体的にはメンタルの管理,資金の管理,

投資手法の管理(運用)です。

 

このブログでは,これら3つの視点から,

結果の出るトレードを追及して行きます。