プロバイダとは?初心者にもわかるプロバイダー解説
こんにちは!月乃うさぎです。
今回は、普段よく耳にする『プロバイダ』についてお話しします。インターネットの契約をしようとする際に必ず出てくるプロバイダという言葉。あなたはきちんと理解できていますか?
「プロバイダはネット回線と同じじゃないの?」と思ったあなた、惜しいですよ!
ネット回線=プロバイダ ではありませんが、プロバイダが無ければネット回線は意味を持たなくなってしまうほど重要な存在なのです。
もっとわかりやすく説明していきましょう。今回は理解を深めるため、固定回線を例に挙げてお話をします。
プロバイダって何?
プロバイダとは
プロバイダ(プロバイダー)とは、「インターネットへの接続を行う会社」のことを指します。インターネットを接続するためには物理的な配線が必要になるので、回線会社との契約が必要です。
しかし線を引いただけでは電車の線路を作っただけの状態と同じ。線路があっても電車の車両が無ければ移動はできませんよね?同じように、回線会社が引いた配線上に、車両の代わりをしてくれるプロバイダが必要なのです。
インターネットへ接続するには、このように ①プロバイダ ②回線会社 合わせて2社との契約が必要となります。
プロバイダと回線の大きな違い
上の図の通り、プロバイダの会社と回線会社は別々に存在します。回線業者は配線のような物質的な部分や電波を管理、プロバイダは回線の中を通して、あなたとインターネットを繋ぐ役割をしていると言えば分かりやすいでしょうか。
イメージしやすいように、回線会社とプロバイダを例に挙げてみます。
回線事業者
プロバイダ事業者
プロバイダ一体型の回線会社
2015年2月から始まった「光コラボレーション」(NTTが他の会社にフレッツ光を卸提供する仕組み)通称「光コラボ」の影響で、フレッツ光を取り扱うプロバイダ事業者が一気に増えました。取り扱う会社自体がプロバイダを扱っていたのであれば、もちろん自社のプロバイダを使ってもらいたいですよね?私ならそうします(笑)
というわけで、プロバイダと回線を同じ会社が扱うというケースも増加しています。それに加え、ケーブル事業者(J:comなど)やeo光(関西圏)、BBIQ(九州圏)など、元々プロバイダ込みで提供している会社もあります。
このようなプロバイダ一体型の会社と契約した場合、請求が一本にまとまるだけでなく、インターネットに関する問い合わせ先も一本になるのです。とても分かりやすいですね。
まとめ
プロバイダについてご理解いただけましたか?まだまださっぱり!という方は、とりあえず回線とプロバイダはセットで契約するとだけ覚えれば十分です(笑)
ネット速度などにこだわりがない方であれば、プロバイダ一体型の方が金銭面で管理がしやすいのでおすすめです。あくまでも回線業者とプロバイダは別々の企業なので、請求が別になりますし、解約時にはそれぞれに連絡を入れる必要があります。既に契約をされている方もご注意くださいね!
誰も教えてくれない!ネット回線を選ぶための3つのステップ
こんにちは!月乃うさぎです。
今回はネット回線を選ぶ簡単3ステップをご紹介します。
ご自身の地域・住まいの形によって選べるインターネットが異なることはご存知ですか?これを理解していないと回線選びは更に迷宮入りしますよ。
光?ADSL?ケーブル?
いやいや、何だそれ。という方でも大丈夫。
ネット回線を選ぶ際、会社を探すところから始めてしまう方は特に!必見です!
インターネット回線選びの3STEP
1.インターネットの種類を知る
インターネット回線には、主に4つの種類があります。それぞれの特徴を見て、まずは自分にぴったりの回線を見つけましょう。
普段ご自身やご家族がインターネットをどのように・どれくらいの頻度で使用するかをイメージしてから読み進めてください。そうすれば自然と選択肢は狭くなっていきますよ。難しく考えすぎないのがコツ。
①光ファイバー回線
現在インターネットの主流となりつつある、光ファイバーを使用したインターネット回線。通信速度が速いことが特徴。ネット利用頻度が高く、特にオンラインゲームの使用や画像・動画等(大容量のデータ)をよくアップロードする方におすすめ。
フレッツ光(NTT)、auひかり、NURO光、eo光 etc.
②CATV回線(ケーブルテレビ)
ケーブルテレビ用の回線を使用するインターネット回線。有料チャンネル(ケーブルテレビやスカパー)を視聴する方はインターネットやテレビサービスを合わせて使うと安くなることが多い。
J:COM etc.
③ADSL回線
電話回線を使用したインターネット回線。光ファイバーが浸透する前に主流となっていた。電波の基地局からの距離で速度が決まる。ネット回線にこだわりがない・あまり使用しない方にとっては安くなるケースが多い。
④モバイル回線(Wi-Fi)
持ち運び型のインターネット回線。①~③の固定回線とは異なり、外でも使用することが出来る。固定回線と比べると電波は不安定だが、家でも外でも使用したい一人暮らしの方におすすめ。
Wi-max etc.
2.地域によって異なる回線を学ぶ
あなたがお住まいの地域はどちらですか?そしてお家は一軒家?それともマンション?どちらの場合でも地域によって利用できる回線は異なりますが、集合住宅の場合はマンション自体が既に提携している回線があるため種類が限られています。どの回線も地域によって異なるということを頭に入れておいてくださいね。
なぜ地域ごとに違うの?
【光回線】
光回線の普及もほぼ全国へと広がりつつありますが、まだ光回線が届いていないエリアもあるため利用できるエリアが限られています。
【CATV回線】
ケーブルテレビは国の許認可事業です。過去に「ケーブルテレビの会社は国の方針で1つの地域に1社のみ」という規制があったため、その名残でほとんどの地域は選べるケーブル会社が1社のみ。地域によって会社が異なるため、契約内容や料金・工事費が異なります。
【ADSL回線】
電波の出ている基地局から近ければ近いほど速度が速くなる仕組みのため、地域によっては速度にストレスを感じる可能性も。
【モバイル回線】
光回線と同じように提供エリアが限られています。会社ごとにもエリアが異なるので、気に入った会社を見つけた際には利用可能エリアの確認が大切です。
戸建ての場合
4つの回線の中からご自身に合った回線が見つかれば、お住まいの地域で利用できる回線会社を探しましょう。ぴったりな回線がわからない!という場合は長い物には巻かれよ的なイメージ(笑)で、多数派の「光回線」を選ぶのが無難です。
集合住宅(マンション)の場合
まずはマンションが提携している会社を確認しましょう。光回線が2社・ケーブル会社が1社導入されているなど、物件によって様々。同じ回線会社でも物件によって値段が異なるケースもあるので要注意です。物件の管理者と回線会社との契約内容によって異なります。
3.契約する会社を選定する
ここでやっと回線会社の選定をする段階です。インターネット回線の契約を苦手に感じている方の大半は、ここまでの工程をすっ飛ばして回線業者から選ぼうとするため難しく感じてしまうのです。自分や家族に合う回線形態、そしてお住まいの地域で利用可能な回線業者を絞ることができたら、そこからが本番ですね。それぞれの回線会社の契約内容や金額を見て会社を比較していきましょう。
まとめ
インターネットの契約をするのは1社なのに、回線会社は無数にあるように感じてしまいますよね。ですが正しい順序を踏むだけで、ご自身が選べる会社は自然と定まってくるのです。
✔ ご自身に合った回線形態を選ぶ
✔ お住まいの地域で使える回線を確認する
✔ 利用可能な回線会社の中から選ぶ
この3ステップを意識することで格段と回線選びが楽になるはず。インターネット上に溢れる「安い」「キャンペーン中」という言葉に踊らされるのではなく、まずは自分に合った回線会社を見つけることから始めてくださいね。
【自己紹介】
ご挨拶
初めまして!月乃うさぎです。
某インターネット会社に新卒入社し、最前線での営業を約4年間行ってきました。
27歳、現在は同業種の主人と二人で暮らしています。
ブログを立ち上げた理由
インターネットの回線とは本当に複雑なものです。その上通信業界は移り変わりが早く、ご家庭ごとによって条件も異なるため、これが一番だ!と一概に言い切れないのです。
そんな中、インターネット上では様々な回線比較サイトや説明サイトが溢れていますが、信ぴょう性に欠ける情報を沢山見かけます。それを目にするたびもどかしい気持ちでいっぱいでした。
今まで私が蓄えた知識は、生かそうとしても電気屋さんに転職することくらいでしか役に立たない(笑)それなら、なるべく正しい情報を自ら発信してみようという想いでブログを立ち上げることにしました。
・インターネットを初めてつかうけど、何から始めればいい?
・引っ越しの際にネット回線についてきちんと見直したい
・パンフレットを見ても何が何だか…
・もはや何がわからないのか分からない
そんな方々のお力になれることを願っています。
今までの私
通信会社に入社する前の私はまさに素人。
1人暮らしの経験もなかったため、
「モデムとルーターって一緒じゃないの?」
「インターネットってNTTだけじゃないの?」
という状態でした^^;
入社した私は社内研修を受け、実際にお客様のお宅へ。1日3~4件を訪問していたので、実に3000件以上のお声を聞いてきました。我ながらびっくり。
4年の歳月をかけ、BtoC営業でお客様と直接話をしながらお困りごと・悩み事をひとつずつ解決してきました。ひとつひとつを思い返しながら、改めてまた誰かのお役に立てることを願っています。
意気込み
同業者で働いている主人(まもるくん)の協力を得ながら、分かりやすい説明を心掛けてブログを書いていきます。質問やご意見はもちろん、「ここ間違っているよ!」「私の地域ではこうだよ!」なんてお声があれば是非ご教授ください!
どうぞよろしくお願いいたします。
※画像は【いらすとや】様からお借りしております。またはうさぎ自身にて作成している場合もございますので、画像の無断利用・転載はご遠慮願います。