横浜の家庭教師の日記

横浜のはずれ(田舎)に住む家庭教師の日記。家庭教師の教え子のこと、生徒募集の告知、教育関連、日々のことなどを綴っています。

家庭教師の電話勧誘・高額教材販売にご注意ください

テレビの報道番組や新聞などで、ベネッセコーポレーションの会員の個人情報漏えいのニュースが連日大きく取り扱われています。

そのニュースを見ていて、「今回漏えいしたリストのうち、小・中学生のリストを買いたがる高額教材系家庭教師紹介屋は多いだろうな」と思いました。

高額教材を売りつける家庭教師紹介屋の主なターゲットは小6後半から中2前半です。1人の顧客に「中1~中3」の教材を売りつけることが出来るため、これらの学年が狙われます。

テレアポに少しでもつきあってしまうと断っても、同系列の別会社から同じような電話が頻繁にかかってくるようになります。

月々払いではない教材でかつ、総額何十万円もする教材を売りつける家庭教師紹介屋からの電話勧誘には十分にご注意ください。

⇒家庭教師の評判・口コミについて

家庭教師のトライや名門会でのお仕事について

プロ家庭教師の場合、「ネット」や「生徒さんからの紹介」で「個人契約」しつつも、複数の家庭教師派遣会社に登録して(時給は安くなりますが)安定的なお仕事の供給を受けている方が多いでしょう。

お仕事の安定供給以外に派遣会社に登録するメリットの一つが、「宣伝効果」です。チラシやWEBなどで顔写真付きで「トッププロ」などと紹介してもらうと、個人契約する際に箔がつきます。

関東でプロ家庭教師として登録する場合、
家庭教師のトライ
・名門会
ふくろう博士
の3社に登録する人が多いようです。

関西の場合は、
家庭教師のトライ
・名門会
・総合進学セミナー

地方都市の場合は、
家庭教師のトライ
・KATEKYOグループ
に登録する人が多いようです。


参考:家庭教師のトライのバイトについて
※プロではなく大学生のアルバイトに関するQ&Aですが参考になります。

プロ家庭教師を探す方法

改めて言及するまでもありませんが、プロ家庭教師を探す場合、

・家庭教師センターに派遣を依頼する
・個人契約サイトで個人の先生を探す

の2つが主な方法があります。

最近は、それらに加えてネットで直接、個人の先生を探すケースも増えているようです。「プロ家庭教師 横浜」とヤフーなどで検索すると、沢山の「プロ家庭教師の先生」のブログやホームページが見つかります。

個人契約サイトは限られたスペースでしか情報が発信できないのに対して、自らブログやホームページを作成・公開するとスペースは無限ですので、多様な情報発信が可能となります。

依頼する生徒さんとしても、定型文的なPR文だけで先生を探すより、先生のキャラクターが分かるブログやホームページなどを見た方がミスマッチは防げるのではないでしょうか。

「Orbi Yokohama」(オービィ横浜)に行ってきました

先週末、横浜のみなとみらいにあるOrbiに行ってきました。セガとBBCがタッグを組んだ近未来型博物館のような屋内型テーマパークで、想像していたよりは楽しめました。

巨大スクリーンのある映画館があり、そちらの時間を予約して、その前後に他を体験するという仕組みです。巨大スクリーンのある映画館は、風や水滴がでてくる体感型映画館で、BBCの素晴らしい映像と相まって今までにない体験ができました。

館内の随所には「数字」が記載されていて、これがそれぞれのテーマとなっています。少しきになったのが、マイナス20度の世界を体感できるコーナーです。

実際にマイナス20度になっているのではなく、暴風を吹かせることで、「体感がマイナス20度」になるという仕組みです。中に入るまで「暴風」のお知らせがないので、かつらの人はかなりやばい目にあいそうです。

悪徳家庭教師センターによる「ヤフー知恵袋」「NAVERまとめ」ステルス対策

先日、悪徳家庭教師センターによる「ステルスマーケティング」について投稿しましたが、今回はその続編です。

ステマの主な手法は

タイプ1:やらせ口コミ・やらせランキングで良くみせる
タイプ2:都合の悪い口コミを目立たなくする

の2つです。

最近、ヤフー知恵袋とNAVERまとめがステマの標的にされているのを発見しました。いずれもヤフーの検索結果に差し込まれるので、目立ちますので、標的とされたのでしょう。ヤフー知恵袋では「タイプ1」及び「タイプ2」の、NAVERまとめでは「タイプ1」のステマが確認されました。

ヤフー知恵袋に自社に関するネガティブな質問がでると、即座に「家庭教師の○○○○の元利用者ですが、すばらしかったですよ・・・」というような書き込みをします。

NAVERまとめについては、もっと大胆に「家庭教師の○○○○は素晴らしい」というような記事が投稿されています。NAVERまとめが検索結果にでることで悪評を目立たなくするという「タイプ2」のステマ要素も狙っていると思われます。

超悪質な家庭教師会社(特に教材系)の中には、これらを専門とする社員までいます。そもそも「人を騙す」ことを生業としている為、倫理観ゼロですので、やりたい放題といった感じです。

家庭教師個人契約の最終形

家庭教師の個人契約(ネットで生徒・教師間で直接交渉し契約する形態)は、非常に割安でスピード感がある為、毎年多くの人が利用しています。家庭教師派遣業の市場規模が少子化のスピード以上に大きく縮小した原因も個人契約サイトにあると言われています。最近は仲介料さえとらない広告による運営をしている個人契約サイト・個人契約掲示板もふえている為、利用者もますます増えているようです。

便利でお手頃価格で契約できる「個人契約」ですが、前回投稿したように悪質な教師・いい加減な教師・いい加減な生徒保護者も一定数いますので、トラブルも少なくないと思われます。

現在「有料の個人契約サイト」「無料の個人契約サイト」がありますが、いずれの場合も「面談」や「契約」は自己責任というスタイルとなっています。前回投稿したプロ家庭教師のように、「前払い」したのに「消化していない授業料を返金しない」というようなトラブルも派遣業者を通していない以上は自力で解決する必要があります。

では、どのような個人契約サイトの形態がトラブルが起こりにくい最終形でしょうか?

以下のような条件を満たす個人契約サイトが最も良いのではないでしょうか。

・教師側・生徒側にそれぞれ身分を確認して郵送で所在確認する
・教師側・生徒側にそれぞれ電話で連絡がつくかを確認する
・トラブルになりそうな項目を契約書として登録時に捺印させる

上記のような手間をかけるとトラブルがかなり防げると思いますが、ここまですると「家庭教師センター」と同レベル(もしくはそれ以上)になりますので、コストがかかりすぎますし、そもそも登録者が(面倒なので)増えないという問題に直面しそうです。

小生は、教師・生徒双方にとって便利で安心なネットサービスをいずれ展開したいと考えています。既存の個人契約サイトとは全く違う「家庭教師個人契約の最終形」を目指したネットサービスを数年以内に立ち上げたいです。「家庭教師個人契約の最終形」に関して良いアイデアがありましたら教えて下さい。

前払いの家庭教師について

某教育系掲示板の家庭教師スレッドで、「前払いの家庭教師」に関する話題が盛り上がっていました。同一の投稿者が何度もレスして「盛り上がらせていた」というのが正確なところかもしれません。

このスレッドの全てには目を通していませんが、個人契約の家庭教師の先生に料金を前払いしたのに「履行されない」「返金されない」というものでした。同一のプロ家庭教師が複数の生徒に対して「前払い」を要求しているようで、「夏期講習代」などの名目で多額の金額を納金させながら授業の未消化がでても振替しないという手口であるようです。

まず申し上げたいのが、家庭教師の個人契約において「前払い」はありえないということです。家庭教師派遣業者を挟んだ場合は業者に対して前払いすることはありますが、それは「会社(法人)」という者に対する信頼があるから「前払い」するのです。いつ雲隠れして連絡がとれなくなる個人に対して「前払い」はありえません。

家庭教師の個人契約の場合、「言葉巧みな人」「自己PRがうまい人」が多くの生徒を獲得できるという特徴があります。ただ、そのような人物が果たしてお子さんにとっても良い先生なのかどうかは一考すべきです。口が達者な先生ではなく誠実な先生を探しましょう。ちなみに個人的には、各種のトラブルを避けるために「個人契約」より「業者経由の派遣・紹介」をお奨めします。

家庭教師はバイトではなかった

家庭教師は、大学生の方にとって大変人気の職種ですが、ちょっとしたトラブルとなることがあります。それらは「家庭教師はバイトではなかった」ことが原因である場合が多いです。

トラブル例1:バイトなので一か月前に辞めたいと言ったが辞めれなかった
解説:家庭教師の契約形態は雇用(バイト)ではなく、業務委託です。雇用(バイト)のように労働基準法が適用されません。

トラブル例2:家庭教師のバイト先に行く途中で怪我したが労災がおりない
解説:家庭教師はバイトではなく個人事業扱いとなります。その為、労災の対象ではありません。ただし、一部の家庭教師センターでは独自の保険制度を設けている場合もあります。

トラブル例3:103万円を超えていないのに税金がかかった
解説:雇用(バイト)の場合は「給与」ですが、家庭教師はバイトではないので「報酬」となります。「給与」の場合は基礎控除38万円に加えて給与所得控除65万円がありますので、計103万円/年を超えなければ税金がかかりません。一方、「報酬」の場合は給与所得控除がありませんので、38万円/年を超えると税金がかかります。尚、学生の方の多くは税務署に申請すれば勤労学生控除を受けられる場合があります。

家庭教師の市場規模

家庭教師業界の市場規模は、正確な数値は分かりません。

その理由としては
・零細業者が集まった勝手団体はいくつかありますが大手が参加している団体がないこと
・上場している家庭教師センターがない為、売上が公開されていないこと
・零細業者が無数にあること
などがあげられます。

推測される家庭教師業界の売り上げは
・家庭教師のトライ1社で約100億円
・その他の家庭教師センター(非教材系)約100億円
・教材系家庭教師センター約100億円
・個人契約の家庭教師(直接契約)約150億円
程度だと予想されます。

ちなみに教材系センターの売り上げは教材費のみです。授業料は直接先生に払われるのでその次の「個人契約の家庭教師」に分類されます。個人契約が年々増えていますので200億円程度あるかもしれません。

大規模なCM展開で、市場を開拓した家庭教師のトライですが、かつての勢いはなくなり、家庭教師部門は100~105億円程度の売り上げで停滞しているようです。市場規模の大きい「個別指導塾」に力を入れると思われます。

家庭教師業界で蔓延する口コミ・評判対策「ステマ」

ステルスマーケティングいわゆる「ステマ」が家庭教師業界で蔓延しています。大小様々な家庭教師会社が口コミ・評判対策にいそしんでいるようで、ミスリードの結果、消費者の利害を損ねる状態となっています。家庭教師の口コミ・評判を探す際は

◆家庭教師業界で蔓延している口コミ・評判対策「ステマ」の代表例

・偽口コミランキングのサイト作成
ランキング1位は勿論自社です。2位以下は客層が違ったりエリアが違うセンターを並べるか、同グループのセンターを並べます。

・ヤフー知恵袋対策
知恵袋はヤフーの検索結果に出てきますので、そちらに自社に対する良い口コミを投稿します。アドエビス(広告効果のトラッキングツール)のURLを書き込んでいる「ばればれ」な投稿もあります。

・ナレコムなどの掲示板対策
知恵袋に比べると閲覧者数は少ないですが、ナレコムなどの掲示板対策をしている会社も少なくありません。

・悪い口コミの削除
掲示板管理者に対して自社の悪い口コミを消すように圧力をかけます。家庭教師業界には裏社会とつながっている業者も少なくありませんので、そのような方面から圧力をかける場合もあります。同時に逆SEO(検索結果1ページ目を「ステマ」サイトで占有して悪い口コミを見えなくする)も行います。

塾講師バイトと家庭教師バイトの違い

教育系バイトは大学生を中心に人気があるアルバイトです。最近は塾講師ナビのような塾講師専門求人サイトや家庭教師アルバイト一括登録ナビのような家庭教師バイト専門求人サイトもあり、教育系アルバイトを探すのも楽になりました。

教育系アルバイトの定番である塾講師バイトと家庭教師バイトを比較してみると以下になります。

◆報酬・給与
時給は家庭教師の方が良いですが、塾は一日に数時間まとめて働けますので、1日あたりの給与はあまり変わらない場合もあります。大学などが忙しくて短時間で稼ぎたいす場合は家庭教師、土日などにまとめて稼ぎたい場合は塾講師が良いでしょう。

◆大変度
集団塾は「複数の人に教えるスキル」が必要なので難易度が高いです。個別指導塾は、生徒を2~3人同時に教えるタイプが多いですが慣れるとさほど大変ではありません。ワンツーマンの家庭教師がもっとも楽でしょう。

家庭教師の時給相場について

家庭教師の時給相場については、これから家庭教師バイトを始めたい大学生や社会人の方にとって大変気になる点だと思います。家庭教師センターを通した場合の時給相場は地域によって大きく変わってきます。一方、個人契約・直接契約の場合はエリアに縛られないネットでの取引が中心となりますので、地域によっての差異はあまりないです。以下におおよその相場を記載します。ちなみにプロ家庭教師の場合はスキルや経験で時給の幅が大きい為、幅のあまりでない大学生のアルバイトの時給相場について記載したいと思います。

■家庭教師センターを通した場合
時給相場:1400円~1800円
※地域によって異なります。東北エリアや四国エリア、沖縄は時給相場が低く、首都圏は高めになっています。最大手クラスの家庭教師センターは次々に依頼がくるかわりに、上記より2~300円程度時給相場が安くなります。

■家庭教師センターを通さない個人契約の場合
時給相場:2000円前後

プロ家庭教師を頼む場合の注意点

家庭教師の業者に先生の派遣を依頼する場合、「プロ家庭教師にしますか?」「学生の先生にしますか?」と社員の人に尋ねられると思います。「学生」は文字通り学生ですので問題ないのですが、「プロ家庭教師」がくせものです。公的な基準が全くないので、各社の先生の質ははらばらで、A社で「最低レベルの講師ランク」の先生がB社では「トッププロ講師」となっている場合もあります。家庭教師会社によっては、指導経験数・年数や合格させた実績などを数値化してそれによって講師レベルを分けているところもありますが、年数が長ければ良いというわけではありませんし、合格させた実績がすごくてもたまたま優秀な生徒に恵まれただけかもしれません。悪質な家庭教師会社の中にはフリーターや会社員を「プロ家庭教師」として派遣している場合もありますので要注意です。