4
ゆっくり生きよう、と思って、ゆっくりしすぎている。
することも大してないし、せねばならないことも大してなく、したいことは尚のことないので、ただもうひたすらに一日眠っている、なんてこともザラだ。
そんな私を心配して連れ出してくれる人がいるにはいるのだけど、ふつうに仕事をしているから出かけるのは世の中の休日とかぶることが多いし、そうなると「お休みの日…人が多い…」ってなって、私がそもそも出ていかない。
本当に、海の底の貝だってもう少し出てるんじゃないかしらって言うくらい、私は閉じこもっている。
夜が好きだ。
静かで、ひんやりして、自分以外の誰も生きていないような気がする。
天気のいい夜中に車で走るのが好きだ。誰かに運転してもらうのもいいし、自分で運転するのもいい。夜中にやってるカフェとかあるといいのになぁ、と言ったら、やろうか、と言われたので、やってよ、と言っておいた。
やってよ。
3
新年初、そして人生初の御朱印をいただいてきた。
ちなみに御朱印帳は、私が愛する国書刊行会の臙脂色のもの。サイズは小さめのほう。大きい方が、ダイナミックに御朱印を書いていただけるそうなんだけど、私は臙脂色が好きなのよねぇ…。
こちらの臙脂色のが御朱印帳。
そして本日向かった先。
どうしてこういう場所って、気持ちがいいんだろう。
そう思いながらのんびり。
お賽銭をあげて、弥陀堂の中にチラ見えする阿弥陀様とその両脇にいらっしゃる観音様と勢至様を眺める。
ちなみに、「如来」は悟りを開いた方で、「菩薩」はまだ修行中の方なのだそう!
(つまり観音様と勢至様は、まだ修行中なのだ…)
この大きな木が、とても気持ちよかった。
御朱印を書いていただいて、少し、寺の来歴などを説明していただいた。
そこから車でびゅーんと、次の行き先へ。
こちらは、清水の次郎長さんの弟分である方のお墓があるところ。
ネットで、お寺の宗派だとか、お祀りされている仏様だとかを調べたのだけど、どこを見ても「お墓が」と書いてある。
うん、お墓のあるお寺なのね! という気分で細い道をくねくねと…。
私たちはおかしな道に入り込んでくねくねしたけど、駅側の道から左折後右折、で、まっすぐ目的のお寺のようだった…。
わかりづらい。
お寺はとても広く、でも静かでひんやりしている。住宅街だけど、静かでひんやり。
うん、正面にも、「吉良の仁吉さんのお墓だよ!」と。
なるほど、お墓。
こういう感じに、観光地によくある顔を入れて写真撮るのとかあったりして。
入れなかったけど。
この、左側のほうにでっかいお墓がある。けど、お墓を写真に撮るのはなんとなく気が引けて、やめておいた。
綺麗な花が飾られていた。
正面の階段のところで靴を脱いで、上がっていく。
ふだんは人がいないので、事前に連絡してから行くといいかもしれない。もしくは、電話で「御朱印をいただきたいんです」と言うと、奥から人が来てくれる。
中に入って、仁吉さんの遺品をいろいろ見せていただいた。
お寺の中にヤクザさんからもらった刀とかが…。うん、任侠だもんね、仁吉さん。
義理と人情、という御朱印をいただいたのだけど、中に入ったら書き置きのものもあって、どうやら私たちの前に来た人は入って、書き置きのものをいただいていったようだった。
お金がきちんと置いてあった。
御朱印を書いてくれた方が、「こういうのを見ると嬉しいわねぇ」と仰ってた。誰もいなくても、きちんとお金を置いていく。
正直であることって大事、と思った。
正直に生きたい。
義理、というのは、ルールを守る、ということだそうだ。
ルールを守るって大事。どんな世の中になっても、そこは忘れないでいきたい。
御朱印っていいなぁ、と思ったのは、この日に、このお寺(もしくは神社)にお参りしたんだ、っていうことがきちんと記録として残るから。
お土産を買うよりずっといい。
これから、旅をするときにも持ち歩こう。
記念すべき、1日目。
とても素敵。
2
昨日、新年初受診で、11月終わりに販売開始されたばかりとか言う新薬を処方されました…。
たぶん、私があんまりにも鬱気味だからなんですけど。
家族が集まる時期には、鬱がひどくなりますね。どうしても。
家庭環境が問題なので、仕方がないんです。
新薬の名前は、トリンテリックス。トリンちゃんと呼びます。
私は、レキソタン(レキソたん)を愛してやまないのですが(外に出られるようになったのも、この薬を飲み始め、かつ頓服として発作時に服用し始めてからだし)、それの5倍くらいよく効く薬だと言う話で…。
調べた限り、副作用として一番報告されているのは、吐き気。
嘔吐恐怖症の私には地獄のような副作用ですね、太るってのと同列くらいに嫌すぎる!
(ちなみに薬の副作用で嫌なのは、太る、アカシジア、吐き気・嘔吐です)
アカシジアが出るかも、という不安と、吐き気があるかも、という不安を抱えながら朝食後に、おそるおそる飲みました。
…? とくに…吐き気はない…かな…?
そのかわり、ものすごい眠気がきました。デスクのところでちまちま次のプロットを書き始めていたんだけど、その場でうとうとするくらいの眠気が…。
仕方がないのでベッドに潜り込み、睡眠。
目が覚めたのが1時くらいで、やや胃に不快感がある…かな…? という感じ。
おなかがすいているからかも、と思い、お昼ごはんを少し食べたら…。
あー、きました、きました、胃部不快感、このなんとも言えない感じ、吐き気、でも吐けない、怖いし、吐きたくないし、でも苦しい…という、この久しぶりの吐き気との戦い…。
助けてレキソたん! とばかりにレキソタンを一粒口に放り込み、わずかな水で飲み下し、うーうーうーと唸りながらベッドに潜り込んでおりました…。
枕元には、兄にもらった車酔い用の…なんか吐いても大丈夫な袋? みたいなやつを置いて。万が一のときに備えて。
そのまま眠ってしまい、起きたのは午後5時過ぎ。
あー、一日が…、驚くべきことに眠って終わった…。
しかしレキソたんのおかげか寝逃げ出来たし、吐き気も収まっていたので夜は野菜スープ(主な具材はキャベツ)を飲み、今であります。
吐き気…やばいなぁ。
明日の昼食からもちょっと考えなきゃいけないかもしれない。
もしくは昼食後に1錠、レキソたんを入れたほうがいいかも…。
新しい薬を飲み始めて、血中濃度が落ち着くまで14日間くらいかかるとか。
14日間なんとか乗り切って、薬が効いてくれると嬉しい。
それで、一歩でも、「普通の生活」に近づけたら嬉しい…。
そんな日でした。
1
2020年が始まりましたので、これを機にブログでも書いてみようかと思った私です。
羽花子、と言います。
本業は生意気にも文章を書いたりなんかしているのですが、まあそれはおいといて、ここではとりあえず日常のことを書きたいです。
年末に、これまで手付かずだった部屋の棚を片付けていたら、数年前に書いていた日記ノートが出てきたのですよね。読み返したら見事に鬱に堕ちたんですけど、それでも、当時の感情だとか状況だとかからすると、今はずいぶん前に進んだな、って思えて。
だから、それを実感するためにも、また「書き残す」ことをしよう、って思った次第です。
私の趣味は読書です。
読むほうが好きで、好きが高じて結果的に書く側になった、というくらいには本を読みます。することがないなー、なんて思う時間はありません。しなければならないことがない時間にはすかさず本を開きます。いつだって文庫本を持ち歩き、どこでだって読めるようにしています。
それでも、読むのが追っつかなくて積む本が増えていくんだから、本当に本って罪ですね。
もっともっと好きな作家さんの新刊が出てほしい。
漫画はもっぱら電子書籍に頼っています。場所をとるから…。
たぶん、私の部屋に四次元本棚があったら、漫画も全部、紙の本で買います。
そう、私は電子書籍よりも紙の書籍派なんです。
「紙の本を買いなよ、電子書籍は味気ない」と言ったのは某アニメのイケメン犯罪者ですが、このセリフに関しては、うなずける人も多いのではないでしょうか。
電子書籍は味気ないんです。
味気ないだけじゃない、なんだか電子書籍って、読んだ! って気がしないんです。
漫画みたいにさらっと流し読む分にはいいかもしれないんですけど、小説は、紙の本で読んだほうがずっと印象が残るんですよね。不思議です。
これがなぜなのか、研究してる人はいないんでしょうか?(少し前に私、わんこがトイレをする前にくるくる回るのは地球の南北の軸に体の軸を合わせているからだってことを知ったんですけど、そういう研究をしている人だって世界にはいるんだから、電子書籍より紙の本のほうが読んだって感じがする理由を研究している人だってきっといますよね…ちなみにこのわんこのトイレの研究は、2014年にイグノーベル賞を受賞したそうです)
とりあえず私がこのブログで書くことは、
- 日常のあれこれ(鬱堕ちのときあり)
- ご近所から始める寺社仏閣巡り(御朱印ももらうよ!)
- 読んだ本を記録するかもしれない(しないかもしれない)
の三種類、プラスαです。
プラスαはなんでもありかなって思います。
最後にひとつ。
気をつけろ こいつは本物の メンヘラだ
近づきすぎると 痛い目見るぞ
というわけで、生ぬるく読んでいただけたら幸いです。
よろしく、どうぞ。