「思い出のオーリアンズ」と「ファンダンゴ」
1985年の映画「ファンダンゴ」。
これがなぜ村田和人と関係があるかというと話は長くなります。
最初は監督のケヴィン・レイノルズが大学の卒業制作で作った短編映画。
それを観たスピルバーグが気に入り、自身の映画会社「アンブリン・エンタテインメント」の第1作作品として、スピルバーグ自ら監督をする予定が何かの都合で、ケビン・レイノルズが監督をすることに。
ストーリーはベトナム戦争に徴兵される前の大学生たちがパーティーで盛り上がり、キャディラックに乗って、メキシコ国境を目指すロードムービー。
ガス欠、車の故障などがあり、度胸試しにスカイダイビングをしたら、パラシュートが入っていなく、代わりに洗濯物が入っていたりと。
おバカ映画と思うが、メキシコ国境に行く目的は、「ドム」に再会するため。
ネタバレになりますが、「ドム」とは「ドン・ペリニョン」のこと。数年前にみんなでメキシコ国境の川沿いの岩場に埋めたドンペリを目指す旅。
主人公のケビン・コスナーの仲間が結婚する女性はかつての恋人。まだ気持ちはある。
友人の為に盛大な披露パーティーを行うが、パーティーの明かりが消える時、みんながバラバラに別れる際、ケビン・コスナーはいなくなり、高台でひとり消える明かりを見つめている。
この映画のサントラがまた素晴らしいです。
もうひとつの「アメリカン・グラフィティ」。
メキシコ国境の川の岩場に埋めたドン・ペリって、もしかしてと思い、作詞家の田口俊さんに聞く機会がありました。
村田和人さんの曲『思い出のオーリアンズ』の歌詞、
「♪ みんな賭けないか こんなポンコツで
この峠を 越えられるか
昔俺たちが 砂浜に埋めた
あのシャンペンを見つけるのさ」
田口さんの回答。
「そうです。ファンダンゴです。」
30年間そうでないかなと思っていたので、それを聞いて涙が出ました。
予告編
このビデオのジャケットイラストは鈴木英人さんですが、今発売されているものは違うみたいです。
アロハ・ブラザース
杉真理さんと村田和人さんのユニット、「アロハ・ブラザース」。
ファーストアルバム「世界のアロハ・ブラザース」は2010年4月にリリースされましたが、実は収録曲の内、6曲は91〜92年にJ-WAVEの番組の企画でレコーディングされ、J-WAVEでかなりヘビーローテーションでON AIRされていました。
「アロハ・ブラザース」と村田和人さんと斎藤誠さんらのユニット「21(twenty-one)」の非売品2枚組CD。92年に制作されています。
デジパック仕様のジャケットでした。
「21」はビクター音楽産業のrouxレーベル、「アロハ」は、杉さんが所属していたソニーミュージックで盤をプレスしたようです(レーベルの表記から。)。
DISC 1. 21 twenty-one
01. 真夜中のドア (オリジナル:松原 みき)
02. No.No.Boy (オリジナル:ザ・スパイダース)
03. 砂浜 (オリジナル:杏里)
04. Moonlight Surfer (オリジナル:石川 セリ)
05. I Love Tokyo (オリジナル:つのだ☆ひろ)
06. オン・ザ・ユニバーシティー・ストリート (オリジナル:竹内 まりや)
DISC 2. Aloha Brothers (杉 真理 、村田 和人)
01. 君のいないRainy Day
02. Pakaloloは愛の言葉
03. 遥かなるエルドラド
04. 神様のプレゼント (Vocal : 詩子)
05. パリの風の中 恋は消えゆく
06. 幻のスコットランドガール
21(twenty-one)の5、6曲目は商品化されたCDに収録されていないと思っていたら、CDシングルとカップリング曲になってリリースされていたらしいです。
この2枚組CD、持っていましたが、会社の先輩に貸して紛失されてしまいました。
歌詞は印刷されていなく、ブックレットも付属していませんでした。
「21」はライブ活動をしていたのか定かではありませんが、「アロハ」は、杉さん、村田さんのライブ内で、また単独でも青山マンダラ、江古田マーキーなどで90年代にライブをやっていました。
CDリリース後はツアーもして、六本木のSTB139でやった時は、ステージ上の村田さんからピロシキを貰いました。
90年代はいつもオープニングで「80日間世界一周」の替え歌の「アロハの80日間世界一周」。
覚えている方いるかしら。