おちこぼれOLの独学宅建合格記

2020年10月試験にて独学で宅建士合格しました。前年度不合格からいかにして合格までたどり着いたか、その道筋を振り返ります。

これまでの記事まとめ(リンク集的な)

記事数が少し多くなってきたので、わかりやすく読みたい記事に飛べるよう、まとめリンクのようなページを作りました。記事アップ次第、随時更新していく予定です。

下記リンクは全てこのブログの記事、もしくはカテゴリーに飛びます。

尚、全記事網羅はしてません。要点と思われるところのみ摘まんでいます。

  • 自己紹介
  • 2019年不合格時の話
  • 2020年合格時の話
    • 再受験決意~勉強開始まで
    • テキストについて
    • 勉強方法について
    • 科目別対策(カテゴリーに飛びます)
    • メンタルケア
    • 直前期
    • 受験日前~合格発表後
    • その他
    • カテゴリー別リンク(一部)

 

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【振り返り】果たして目標設定時の「やることリスト」は達成したのか

約半年ぶりの更新となります。

ひととおり宅建受験期のことは書き終わったかな、と思っていたのでしばらくブログの更新はお休みしていたのですが、一方で「まだ書いていないことはないだろうか」とずっと考えていました。そのなかで、「あれ?勉強の過程を網羅的に書いたつもりではいたけれど、当初設定した目標を達成したかって書いてなかったような…」と思い出したのです。

勉強開始時に設定した目標というのは下記の記事に詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

もちろん、大前提として『宅建試験に合格する』という目的があったのですが、これはある意味ゴール。このゴールを達成するための指標となるような目標(一部目標といえないような項目も含まれていますが…)をいくつか設定し、それを達成するために日々勉強を積み重ねていきました。合格のために立てた目標、果たして達成及び実行できたのか!?これを振り返ることによって、これから宅建を受験するみなさんが、必要な目標設定とはなにかを明確にしていただければと思います。参考になるならないは別として、ですがw

最終目標:40点越えで合格する→達成!

これは前年度の反省を踏まえ、目標点数を設定しそれに向かって勉強をすすめることで、受験日にはしっかりと合格点を取れるようになっておこう、という趣旨で設定した点数でした。結果は下記のとおり。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

見事41点獲得でした!ギリギリ目標点より1点オーバー!合格したことはもちろん嬉しかったですけれども、自分で設定した目標点を達成できた、ということもすごく嬉しかったです。やっぱり40点越えで余裕を持って合格したい、というのがあったので。

1.10年分の過去問100%解答できるところまでもっていく→未達

これは無理でした。結論を言うと、そこまで持っていく時間がなかったですね。時間があと…2か月くらいあればそこまでやれたかもしれないですけど、たぶんそんな余裕のある人はあまりいないのではないかと思います。

勉強のペースにもよるとは思うのですが、以前より書いている通り私は8月のお盆を勉強計画の一区切りとしており、勉強開始当初はそこまでに過去問を終わらせ、なおかつ正答率100%にしたいと思っていました。しかしながら到底そんなペースで勉強をすすめることはできず、7月末に年度別過去問をスタートするタイミングで計画を変更。年度別過去問をすすめながら、自分に不足しているところを克服していくようなスタイルをとることにしました。そしてその時点では、9月にある模試で40点取ることを目標に見据えていました。それについては下記が詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

「過去問正答率100%」という目標設定した当初は、それくらいの正答率を達成できれば受かるだろう、と思っていました。でも試験が近づけば近づくほど、正答率なんかよりも「できないことをできるようにする」「わからないことをわかるようにする」というほうが重要だということに気付いていったんですよね。だからあまり数字を気にすることなく、ひとつひとつ出来ないことを潰していくというほうに意識が向かっていったように思います。

2.全分野漏れなくやり抜く→微妙、漏れなくはできていない

権利、業法、法令・税、5問免除の大きく4科目ををすべてやった、といえば達成になると思うのですが、それらを漏れなくやったかと言われれば、決してそうではないかな、と。例えば税の項目なんかは、年度によって出やすい出にくいの傾向があるので、それを基にほとんど勉強しなかった分野はありますし、権利でも最後まで大の苦手とした不動産登記法は本当に基礎の基礎しか勉強しませんでした。

一番最初に目標設定をしたときには、全分野をしっかり全てやれれば合格できると思っていたからそういう目標を立てたんですけど、限られた時間の中で覚えることも膨大にあって、それなのに全分野漏れなくやるのはあまりに非効率。それに気づいたので出題傾向に合わせた勉強の仕方になりました。

3.消えないペンでやる→達成!

これは…目標と言えるのか…笑

何故このような目標(?)を立てたかというと、不合格時(2019年)の反省によるものです。不合格になった年は、シャープペンシルはほとんど使わず、「消せるボールペン」を使って勉強をしていました。消しカスが出ないし、1本持ち歩けば消しゴムを持ち歩く必要もなくて、重宝していました。

が、しかし。ある晩夏の日、車の中に『要点ノート』を置き忘れてしまったことがありました。もうおわかりですね…その日の夜、ノートをめくると文字がほとんど消えてしまっていたのです!!!消せるボールペンは、摩擦熱によって文字を消すという仕組み。なので高温下では文字が消えてしまうんです…。それを復活させるためには、単純に冷やせばよいのですが(冷蔵庫に入れるなど)、そうすると今まで消してきた文字も復活してしまうという。。つまりもう完全に元に戻すことはできない。

もう本当に困りました。ノートを元に戻すだけで数日かかりましたから。それも完全に全てを戻すことは諦めて、重要なところだけ戻しましたけど、かなり萎える作業でした。さらにそれが起こったのが9月の直前期で、そんなことしている時間もないタイミングというのもあって、精神的に結構なダメージ。

なのでこの時の反省を生かし、もう消せるボールペンで勉強は絶対にしないと決めたのでした。みなさん、勉強は消せるボールペンでしてはいけません!

4.こまめに休憩を入れながら勉強する→達成!

これは下記記事が詳しいです。

 

ochikoboretakken.hatenablog.com

そもそも私は勉強の集中がなかなか続かなくて、2019年は結構それで困っていたんですけれども、色々な方法を試して休憩を細かく取るということが結果長い時間勉強するためには必要だな、ということを発見しました。それで上記記事のようなルーティンをとることにし、だんだんと『まずは25分』というのが身についてきたような感覚がありました。いい習慣になったと思います。

5.8月までに過去問終わらせる→未達

計画を立てたときには8月末までに過去問を終わらせて、且つ正答率100%まで持っていくということを目標にしていました。なにをもって「終わった」とするかというと、なんともニュアンスが微妙な感じがするのですが、まずは上述のとおり正答率100%という目標は未達。そして10月の超直前期の土日に解く用に手つかずの過去問を1題残しておいたという時点で過去問を全て終わらせてはいない、というのもあります。

一応7月末までに(分野別)過去問10年分は1周してはいますが、それで「過去問が終わった」とは到底言えないですので、未達となりますね。過去問は結局前日まで解いていました。最後まで正答率100%にはならなかったので、間違えたところは何度も解き直しています。

6.9月からは苦手分野と民法新分野を徹底的にやる→微妙、直前期までやっていた

当初の計画では8月末までに過去問を終わらせ、9月以降は苦手分野と民法改正点をやりこみたいと思っていました。上述のとおり予定通りには進まなかったので、9月以降も過去問をやりすすめていたわけですが、結局は過去問で間違えたところを何度も解き直すことが苦手分野を叩くことに繋がりました。

一方で民法改正点については結構直前期まで忘れていてw。過去問を中心にやっていたので、急に「民法改正の対策って私あんまりやってなくない!?」って不安になり、模試を買い足したりしました。民法改正については過去問がないので、予想問題や模試が対策教材になるわけですが、結局それらも超直前期までやり続けていたので、「徹底的にやる」というよりかは「間に合わなくて直前期ギリギリまでやっていた」という感じですね…。

7.総勉強時間500時間を目標にする→未達

2020年だけで総勉強時間は約300時間だったので、未達。前年度2019年は約200時間だったので、本当にトータルすれば500時間いきますが。夏以降はかなりギッチリ勉強したので、春先の序盤にもっとしっかり勉強時間を取れば500時間いくかもしれないですけども、2年目だったからこんなもんかなとも思います。1年目で300時間しか勉強しなかったら、私の場合時間足りなくてたぶん落ちてました。

 

宅建試験本番前のこと

宅建試験本番。何ヶ月も(人によっては何年も)時間をかけてきた勉強の成果を出す日!!!私が2020年に受験したときの当日の話は以前書いたことがあるので、再掲しておきます。特に普通のことしかしてないですけどwあ、コロナ渦での試験はいつもと(?)ちょっと異なるところがあったので、そこは参考になるかも?

 

 

私の場合、ほんと落ち着くことが肝要で。めちゃくちゃ緊張しいだし、それで頭真っ白になったことも過去あるし、だから落ち着いていつもの自分の実力を発揮するためには…?と考えて、試験ギリギリまで勉強は続けつつも、宮嵜先生のインライ観たり、吉野先生が直前講義かなにかで仰っていた「絶対合格と口に出す」ということを思い出して、(試験会場だったので心の中で)「絶対合格!!!」と唱えたり。あとは前回も書きましたが、最後までずっと相棒だったテキストとノートをずっと見ていました。

あ、あと、試験会場の前で某資格学校数社が、『直前チェック』みたいな冊子を配っていたり、回答速報しまーす(だから自己採点協力してね)みたいなのの声掛けがあったりとかすると思うんですけど、某資格学校には模試でお世話になりながら申し訳ないのですが完全無視してました…。試験前に余計な情報(前回書いたいわゆる"新しい情報")を入れたくなかったし、直前にチェックすべきは前日自分が間違えたところ(と統計)なので。冊子もらっても荷物になるだけだし、自分のやるべきことに集中したかったので。あと私自己採点とか合格発表までしないタイプですし(上記記事参照)w

あ、持ち物については、筆記用具はもちろんですけど、他に飲み物と軽食(カロリーメイトウィダーインゼリー)、あとチョコレート(糖分使いますから!)なんかも持って行って、試験前に食べました。昼食を食べてお腹いっぱいになって眠くなるのも嫌だったので、昼食はとらず、軽食だけとって軽くお腹に入れておく感じにしました。だから試験後はめちゃくちゃお腹空いて(終わるの3時ですからね)、終わってからラーメン食べましたけどw

ちなみに私試験となるとあれもこれも持って行きたくなるタイプ(昔過去問丸ごと持っていった経験アリ)なのですが、今回はテキスト(一応メインサブ両方…超重いけど)とノート、あと資料たち(統計資料とかこれ見れば根抵当権一点取れる資料など)のみにしました。これでも削減したほうだと思うんですがw、あちこち手広くやると焦るだけなので、ずっと使ってきたやつだけにしました。

 

私は講師でも何でもないので、なにも偉そうなことは言えないのですが、とにかく最後まで諦めない。前にも書いたかもしれないですけど、宅建じゃなくて、むかしむかし建築士の試験を受けたときのことですが、私試験1ヶ月前の模試でE判定だったんですよ。それでも、そこから一発逆転して(筆記)試験受かったんです。だから、いくら直前の点数が悪くても受かることもあるし、私自身、直前に解いた宅建の予想問題で30点台前半とか叩き出してましたし。結局当日何が出るかわからない以上、全然一発逆転ありうるので!!

今までやってきたことを信じて、強気でいく!!あとは落ち着く!!!試験が終わったら、(宅建のことは一旦忘れて)今まで我慢してきたことをやる!!!笑

たくさんの宅建受験生が、自分の実力…いや実力以上の力を発揮できますよう祈っています!

【前日・前々日】宅建試験本番に向けて

宅建試験まであと片手で数えられるほどに迫った日々をどう過ごすか。ここで運命が決まると言っても過言ではない、と思います。たとえ模試の結果が悪くても、点が伸びなくても、残された時間はあと僅か。そこに全力を尽くすしかありません。2020年のあのころ、私はそう思いながら、文字通り必死で最後の追い込みをしていた気がします。

以前、試験前日に何をしていたかは書いたことがあるのでそちらをみていただくとして、今日はその補足を少ししたいと思います。

 

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やることのリスト化

上記記事にも書いたように、試験前日の限られた時間を有効活用するため、事前に(金曜日の夜に)やることを箇条書きでリスト化しておきました。正直、リスト化すると次から次とやりたいことが増えてます。ですが、ここで大事なのが前日に消化不良を起こさないようにすること。リスト化したのにそれを全てこなすことができずにモヤモヤしながら当日を迎えたり、逆にリストを全部終わらせるために徹夜をしてしまっては、本末転倒。それは絶対に嫌だったので(スッキリとした気持ちで当日を迎えたかった)、あえてかなり絞って、「最低限やらないといけないこと」だけを書きました。そして、やることの箇条書きと併せて、どれくらい時間をかけるか(かかるか)も併記し、しっかりやりきれるだけの分量にしました。

私の場合は、それまでは業法に力を入れていたため、前日は逆に不安材料となってしまった権利と法令に力を入れました。さらにはみやざき塾のファイナル講座が公開されていたのでそれを視聴したり、あとは過去問で間違ったところをを直近3年分だけ解き直したり。そして、勉強の一番最後には、ずっと信頼を置いてきた吉野塾で提供してくださっていた問題で、一度間違えた問題の解き直し(全科目)をやり、宅建試験前日の勉強を終えました。

本気でヤバいやつの付箋貼り

前日に勉強しているなかで、『それでも間違える問題』ってあると思うんですよ…残念ながら。ない人はすごいです、きっと余裕で合格なんでしょう。私はめちゃくちゃありました。前日なのに間違える絶望。

でもここで絶望してはいけません。次の日の本番では点取らないといけないわけですから。そこで私がやったのは、間違えた箇所のテキストに、ふせんをベタベタ貼るという作戦。その絵面は下記記事に写真で載せてます。

 

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さらに、その間違えた箇所は、今まで使っていない新しい色のラインマーカー(でもなんでもいいと思うのですが)でラインを引いて、目立つように。これで、テキストの付箋のページをめくれば、前日に自分がどこを間違えたか一目瞭然。

それをもう、当日はひたすら復習。だって前日間違えてるんですから、おぼえていなければ当日もし試験に出たら間違える可能性大アリですよ。前日間違えてちゃんと覚えていればそんな心配ないんでしょうけど、私はあまりに付箋が乱立しすぎて「これ全部覚えていないのか…」と結構ヘコみましたが、「逆にこの付箋をしっかり覚えれば勝てるんじゃないか!?」とも思いました。ここまで来て落ちるのは絶対にいやだったので、もう試験当日の朝勉も、試験会場の自分の席に座ってからも、(それだけを見ていたわけではないですが)ずっとこの付箋のページとにらめっこしていました。

新しいことはしない

色んな考え方があるとは思うのですが、私はもう、前日と当日は新しいことはしないようにしていました。ひとつ例外でみやざき塾のファイナル講座の視聴はしましたけど(それだってずっとお世話になってきた講師のおひとりの講座ですけどね)、それ以外は新しくどこからか引っ張ってきた資料をみたりとか、今まで読んだことない講師の解説を見聞きしたりとか、そういう“新しいこと”はしない。直前になると、色んなひとが色んなこと(ここが出るかも!から試験始まってもないのに合格予想点数とかまで!??)を言ってきます。マジでそんなの読んでるだけ無駄ですから。自分が今まで信じてきたテキストと自分のノート、そして信頼を置いてきた講師の言葉だけを信じて、本番を迎えました。

ここで新しいことに手出しして、混乱してはそれこそ勿体ないので、自分の手の届く範囲の情報をしっかり自分に取り入れることを意識しました。ここまできたら、自分のやってきたことを信頼したほうが、結果として精神衛生上良かったと思います。

【10月】超直前期の過ごし方と勉強方法

10月となり、宅建試験10月試験前の超直前期となりました。以前書いたように超直前期の約20日はほんとーーーに時間がないし、不安が尽きない!!基本的には事前に立てた計画通りに、粛々とやるべきことをこなしていくことに尽きますが、ここまてくると、いかに試験本番にモチベーションと知識のピークを持っていくか、というところを意識していました。

下記のとおり、一応やることの計画はざっくりと立てている前提で。

 

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点数に直結することしかしない

ちょっと乱暴な言い方ですが、日々1点2点点数を積み重ねていく意識で勉強をする、ということです。当たり前のことですが、確実に合格をモノにするには、試験当日にどんな50問が来ても合格点が取れるようになっていないといけません。でももちろん、当日どんな問題が出るかはわからない。だけど、それでも『確実に狙われる分野』ってありますよね。例えば借地借家法とか。3大書面とか。その確実に狙われるところで、果たして私はちゃんと点が取れるのだろか?、と。それを自問自答して…というか模試や過去問の結果をみて、確実に出るのに弱いところがあるならそこに力を入れる。そこがクリアになったら、次に出そうなところで、弱いところをやる。

イメージ的には、このままでは点が取れないであろう穴を、大きいところから日々埋めていく作業をしていく、という感じです。先ほど挙げた借地借家法や3大書面って、そこだけで複数問出るような項目だと思うのですが、そういうところで、且つ自分が苦手だなと思うところを中心にやっていきます。逆に、苦手でもあまり出る確率が少ないところ…例えば税で今回は出る確率が低いと言われているところで、でも苦手だし不安だ、と思っても、そこは思い切ってやりませんでした。それよりも確実に出るようなところで点を取っていくことを考えました。

もしどこが重要かわからない…と思うなら、宅建講師陣のヤマ当て解説動画やポイントまとめ動画などが公開されていれば、それを視聴することをおすすめします。

総体的に科目ごとさらう

上述のとおり自分に不足しているところを補う勉強をしながら、数日に1度のペースで総体的にポイントをさらう勉強も併せて行いました。というのはやはり忘れるのが怖いからというのと、重要ポイントをしっかり知識として刷り込ませておきたい、という理由で。総体的にポイントをさらうのには、私はみやざき塾で公開されていたポイントまとめ動画(1科目数時間近くあるもの)を視聴していました。ものすごく長いので、普通に観ていたらそれだけで平日の勉強が終わってしまうので、1科目を数日に分けて観たり、あとは基本1.5~1.75倍速で観ていました。

重要数値の見直し

これはもしかしたら私だけかもしれませんが、本番当日になると、今まで覚えていた数字が急にど忘れのようにフッと記憶から抜け落ちてしまう、というのが経験上ありました。数日前には覚えていたはずなのに!みたいな…。また、それと併せてあやふやになりそうだったのが、以上なのか以下なのかなのか。法令の建築確認なんかで数字とともに問われるところですね(他にも報酬とか、8種制限の保全措置あたりとか、いっぱりあります)。覚えていたと思っていても、いざ試験本番に見たことのない問題で問われると「あれ?以上か超かどっちだったっけ??」となります。

曖昧な知識のままだと、回答を2択まで絞れたけど結局1つに絞れず、結果失点に繋がります(2019年、不合格のときの私はそうでした)。だから同じことは繰り返すまいと、ノートに数字関係だけまとめたページを作って、毎日ぶつぶつと読みながら確認していました。こんな惜しいところで失点するのは勿体ないので、ここは確実に。

勉強第一優先の生活へシフトする

この時期、みんな必死です。私には勉強友達が誰も居ませんでした(あえて作っていなかったのですが)。だから周りがどれくらい勉強しているかなんて、ツイッターで検索しない限りはわからなかったのですが、それでもきっとみんな勉強しているんだろうなと思いながら過ごしていました。

と同時に、ここで絶対負けたくない!と思って、なりふり構わず勉強、というか宅建のことを考えていたような気がします。例えば会社の昼休みにアプリに入れていた苦手問題を1問でもいいからやる。歩いているときは心の中で3大書面の歌を歌う(前に書いたコレです)。寝る前の5~10分で苦手問題解く。…などなど、もうありとあらゆるスキマ時間を活用して、とにかく宅建ばかりやっていました。

家族にもたくさん協力してもらって、10月頭~試験日までは、仕事・食事・風呂・睡眠以外の時間は勉強してた!と言ってもいいくらいです。さらに間に合わないと思って、有給取って勉強したりとかもしました。とにかく宅建に時間を費やした約20日間でしたね。

体調管理>>>勉強

意外と疎かにしがちになってしまうのが、体調管理。超直前期はもう必死ですから、夜中まで勉強して、朝は通常通り起きて出勤して、と睡眠時間が削られがち。私も正直10月に入ってからは睡眠時間削りながらやっていたので、寝不足気味でしたが、逆にちょっとでも「ん、これはこのままいけば風邪になっちゃうかも…?」と体調に怪しさを感じたときは潔く早々に寝て、体調第一にして過ごしました。

ここにきて体調不良になり、本番でたとえ熱がなかったとしても、頭痛などで万全な状況じゃなかったら、最大パフォーマンスを発揮できない。いくら知識を蓄えてもそれでは今までの勉強が水疱になってしまう。それは絶対に避けたかったので、絶対に風邪をひかない(もちろんコロナにも十分注意!)ように気をつけていました。

あと、これは特異な例かもしれませんが、私は秋の花粉が結構重症な鼻炎アレルギー持ちで、毎日のように鼻をかんでいるような人間なのですが、それも要注意。過去、学生時代にテストの時に限って鼻水が止まらなくてテストどころじゃない!!となったことがあって、それも大きく集中を遮る原因になります。なのでもし鼻炎持ちの人で、普段アレルギーの薬を疎かにしていたらそれもきちんと飲んで(当たり前のことだけどw)、本番に向けて備えた方がいいです。

 

今1年前を振り返ると、文字通り必死で、土日は朝から晩まで勉強していましたが、正直もう「早く自由になりたーい」とも思っていました。でもそれ以上に、「来年また同じ勉強繰り返したくない!」という思いも強くあり、それが必死さに繋がったのかもしれません。10月って一番キツイ時だと思うのですが(とくに私は最後まで業法満点取れなかったり、予想問題集で急に30点台前半になったりだったので)、もう「本気でヤバいかも」と焦りまくりだったのですが、それでもどうにかなりました。

最後まで諦めちゃだめです!絶対ここから試験日までで点は伸びるので、最後までやりきるべし!!

【直前期】9月以降買い足したもの

今日は9月以降に買い足したものについて書いていきます。(2020年の)春先に宅建の勉強を始めて以降は、ずっとテキスト×2冊をメインに勉強し、そのあと過去問12年分、市販の予想問題集を買い足したわけですが、実はそれ以外にも9月以降に買い足したものがあります。本当はあまり余計に課金ってしたくなかったんですけど、直前期に業法が伸び悩んだり、過去問を中心にやっていたことで法改正面に不安が残っていたというのもあり、追加したものです。

様々な講師陣がたくさん素晴らしい講義や資料を提供してくださっているので正直目移りしてしまうのですが、自分に不足していると思ったところを補うためによく考え・見極めた上で追加したもので、そして結果として合格できたので、必要な課金だったのかな?と思っています。不合格になってもう1年勉強することになるほうが余計にお金が掛かるので、ここは惜しみませんでした。尚、あくまで私の場合必要だったものですので、当然ながらこれに課金することで絶対合格できるわけはありません。繰り返しになりますが、直前期で時間がないタイミングならば尚更、自分に不足しているものを補ってくれるようなものを見極めて課金する必要があるならばすべきだと私は思います。

【注意!】下記は私が受験した2020年度の内容です。2021年度以降、同じものが提供されているかはわかりませんのであらかじめご了承下さい。

吉野塾 令和2年度宅建ワンコイン模試 Navy・White

これは以前書きましたが、吉野塾で500円という破格の安さで提供していただいている模試です。NavyとWhiteの2種類あり、Navyは9月中旬、Whiteは10月頭に解きました。また間違えたところは期間を空けてもう1度解き、弱点をつぶすために活用させていただきました。

吉野塾 直前鬼特訓 宅建業法・法令制限編(通信)

これも吉野塾で提供しているものでしたが、鬼特訓と呼ばれる徹底的にインプットとアウトプットをしてより知識を強固にしていく講座でした。これを購入したのは直前も直前、10/16だったのですが(という履歴が残っていた)、本当にマジで切羽詰まっていたんですよね、業法が。9月の連休中にあった模試(会場受験模試)で業法が惨敗だったため、それ以降は業法で満点を取るべくかなり力を入れてやっていたんですけど、間違えたところを何度やっても満点にはならなくて、「本気でやばい」って思っていて。それでどうしても業法を何とかしたくて、藁をもすがる思いで購入してやりました。

たしか本気でやばいって思って、でも勉強計画にはこれをやる予定を入れていなかったので、仕事有給取ってやったような記憶がありますwただし(相変わらず)時間がないので倍速で視聴…。もちろん法令も完璧ではないため、一緒にやりました。

私が使っていたメインテキストと同じところから出している講義だったので復習もしやすく、しかも時間がない私にも最適な、倍速で講義視聴もできるというありがたさ。もちろん内容もみっちりで、受け終わると「やりきった感」がありました。

結局本試験では満点は取れませんでしたが、18点というギリギリラインまでは持ってくることができたので、”最後のダメ押し”しておいてよかったです。地方の田舎に住む私でも、東京の講義がオンラインで受講できる時代。

みやざき塾 2020オリジナル模試

これも超直前期、試験1週間前に買い足したようです…。超直前期はとにかく苦手の克服に時間を費やしていたわけですが、そのうち急に不安になったんですよね、「あれ、私過去問中心にやってるけど、法改正対策って大丈夫なのかな」って…。それで、模試は上述のとおり吉野塾に頼らせていただいてんですけど、いろんな講師の考え(予想)をさらっておいたほうがいいかなというのと、「ズバリ的中」という枕詞に踊らされw、みやざき塾の模試を追加したのでした。

過去のものとはいえ有償のものなので内容についての記述は避けますが、やはり「そこ突いてくるか!」みたいな講師独自の視点での出題というのがあって、知識の穴を補填できた模試になりました。この模試に限らずですが、みやざき先生は私のような素人独学者からみると「意外な視点」というか、ほかの一般的なテキストには載っていないけれども、出題可能性があるようなコアな内容なんかにも言及してくださっているので、とても勉強になりました。

 

【超直前期前】9月中にやっておいたこと

私が宅建試験に合格した2020年10月試験……まで残り1ヶ月となった2020年9月下旬。不合格となった前年度を教訓とし、来たる10月に向けて色々準備をし始めたのがこの頃でした。というのは、10月に入るととにかく忙しい。そして時間がない!!

10月はとにかく忙しい

超直前期(私は10月に入ってからの約20日間のことを位置づけていました)になると、やることが急激に増えます。もちろん学習者によってやり方はそれぞれなので、人によるとは思うのですが、とにかくあちこちで【特訓講座】や【最終講義】の類が増えます。各講師陣が最後の追い込みと称して問題演習だったり動画講義をアップしてくださったりするはずです(有料無料問わず)。決して回し者というわけではないですが、自ら情報を掴んでいかないといけない独学者としては、それらは大いに活用したい。無料なら尚更。なのでそれらはしっかり受講したいとなると、スケジュールがそれだけで結構埋まってきます。さらに、模試を解き終わっていなかったら解かないといけない、復習もしないといけない、潰れていない苦手は潰さないといけない、えっ模試解いたらまた新たな苦手が出てきた!とかなったら、もうマジで時間がないです。今振り返っても、10月は本当に時間がなかった。ずっと焦ってましたし、時間なさすぎて、最終講義は基本アーカイブで倍速で観てましたw

一応、前年度の反省を踏まえて10月に向けての準備はしていたんですけどね…。それでもずっとバタバタしていました。前置きが長くなりましたが、10月になる前の多少余裕のあるタイミングだからこそ、やっておいて良かったことをまとめておきます。

1.『確定事項』のスケジュール落とし込み

まずは上述の件と被りますが、日時が確定していることについてはスケジューリングしておきます。何日何時からオンラインで講義がある、などわかっている予定があるなら、カレンダーや手帳に書いておく。私は宅建用の手帳を1冊作っていたので、それに書いておいてました。結局それ以外の時間で自分の勉強をしないといけないので、自分の空いている時間をひと目でわかるようにするためです。

2.10月にやることの洗い出し

1の延長ですが、10月にやることを洗い出し、箇条書きでもなんでも良いので書き出しておきました。時間がない中やりたいことだけが増えていくなかで、それらを全部はできないので、最低限やることを書き出しておく。そうすることで、10月に入ってから「逆に今日なにやろう…」みたいなやることを考えて時間を無駄にすることを避けます。結構わたしは焦ると頭真っ白…となることが多くて、やることが多いとなおさら何から手をつけたらいいんだろうってなってしまうんですね。とにかくその「やることリスト」をこなしていくことが10月に私がやることだ!と有無を言わさず勉強せざるを得なくなるのも良かった…のかな?w

私は手つかずの過去問と予想問題をそれぞれ1題ずつあえて残しておいて、それを本番2週前の土日(2020年だったら10月3日4日でした)にやろうと決めていました。あとは、過去問を間違ったところだけをもう1周したい、とか、伸び悩んだので業法だけ過去問もう1周したいとか、最低限やりたいことを羅列しておきました。

3.苦手項目のまとめ

試験1ヶ月前ともなると、過去問や模試を解きすすめるうちにだんだん苦手なところが浮き彫りになってきます。それをノートでもスマホでもなんでもいいので、まとめておいて『苦手なところだけを』見直すツールを作っておくことで、超直前期のスキマ時間や試験本番直前に見直すことができるようにしておきます。

以前より何度も書いていますが、私個人として2020年度は「わからないところをわかるようにすることを徹底する」というのを勉強時のテーマとして密かに(?)掲げていました。結局、わかるところ・できるところは、もう何度繰り返そうが点の伸びにはつながらなくて(忘れないように繰り返すというのはありますが)。それよりもわからないところをわかるようにするほうが、そのままなら0点が1点2点に積み重なるわけで、点に直結する。そう考えて、とにかく苦手を潰すことを意識し、直前期は特に何度やってもわからないところ、解けないところは徹底的にやり込むようにしていました。

私は、スマホとノートどちらも活用し苦手克服ツールを自作していました。スマホでは、単語帳アプリに間違えた問題と回答を写真を撮って取り込み、苦手項目だけを集めたミニ問題集のようなものを作成。ノートには以前紹介した要点ノートの後ろの方のページが余っていたので、そこに過去問や模試を解いて間違えたところの要点だけをまとめたページを作成(全部解き終わって間違えたところを復習するタイミングで書くようにしていました)。そのページを見れば苦手項目の要点だけをすぐに見返せるようにしました。ちなみに使ったアプリについては以前書いている記事を再掲しておきます。

ochikoboretakken.hatenablog.com