『現代ビジネス英語』の最終日
先日、杉田先生の夏講座が無事に終わりました。最終日は全11名が参加。前回の『英字新聞を読もう』に続いて脱落者ゼロで最終回を迎えることができました。最終回のテーマは Waste Not, Want Not(食べ物を無駄にしない)。とても大切なことなのにこれまであまり真剣に考えてこなかったことに気が付き情けなくなりました。
アメリカにおける食品廃棄物の実態
今回のビニェットによると、現在のアメリカは…
- アメリカ政府は2030年までに食品廃棄物を半減させるという目標を掲げている
- アメリカでは、購入された食品の1/3が廃棄されている
- アメリカ人の8人に1人が飢えに苦しんでいる
- 廃棄されている食料で20億人が食べていける
- 食品廃棄物のほどんは地下に埋められて、それはアメリカの埋め立て地の1/4を占める
- 埋められたあとは、強力な温室効果ガスのメタンを発生させる
という状況におかれているようです。
食品廃棄物の20%は「販売期限」のラベルが原因
さらに、食品廃棄物の20%は「販売期限」のラベルが原因の可能性があるんだとか。アメリカでは
- sell by
- best by
- freshest before
など50種類もの日付ラベルが使われているそうです。日本でもそうですが、ラベルの日付が品質の目安なのか、安全性を示すものなのか分かりにくいため、そのラベルが何を示しているのかに関わらずラベルの期限が過ぎているものは捨てられてしまうようです。
イギリスでは日付表示をやめるスーパーも出てきている
そう言った背景もあり、イギリスのスーパーマーケットチェーンでは、農業生産物の日付表示をやめるところも出てきているんだとか。もっと自分たちの嗅覚を信用してもいいのではないか、とビニェットには書かれていました。
実は、すごいことに日本初のベンチャー企業がラーメンスープの残りから抽出したラードや廃棄用の食用油からバイオディーゼル燃料を作りだすなんてことが実際に行われているそうです。
j4ce.env.go.jp
www.e-revo.jp
生ごみから食べられるセメントを作る
それだけではなく、生ごみから食べられるセメントを作るなんてことまで始まっているというので驚きました。
ideasforgood.jp
なんでも、温室効果ガスの8%はセメントを作るプロセスで発生するらしいので、生ごみから食べられるセメントを作る技術が普及することで、地球温暖化の抑制につながる可能性があるそうです。
日本では国民1人当たり茶碗1杯の食料を捨てている
自分自身がかれこれもう30年以上ペスカタリアンをやってきているのにも関わらず食品廃棄物について真面目に考えてこなかったことに不甲斐なさを感じます。消費者庁によると日本では国民1人あたりに換算すると毎日茶碗1杯の食べ物を廃棄していることになるそうです。
www.no-foodloss.caa.go.jp
これはおにぎりにすると実に1憶2,000万個分。日本人の6人に1人が貧困ライン以下の生活をしていることを考えると自分にできることを何かしなくてはという気になってきました。
おわりに
全4回のクラスは、毎回毎回ものすごく濃密でとてもその授業だけでは消化しきれるものではなく、仕事をしながら復習と予習をするには、時間的にとても厳しいものがありましたが充実感のある日々を過ごすことができました。
NHKラジオの時代からそうですが、英語そのものよりも、むしろ、その背景にある文化や宗教、迷信、風俗などを読み解くほうに重点がおかれていて、その結果より深く英語を理解することができるという杉田先生の講座からはとてつもなくたくさんの学びを得ることができました。
夏季講座の復習と秋季講座の予習をしっかりして次のクラスに備えたいと思います。杉田先生、クラスメイトのみなさま、どうもありがとうございました。そしてまた次回のクラスでもどうぞよろしくお願いいたします。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
おまけ(使っている教材たち)
↓は、僕がいま使っている教材の一部です。ご参考まで。
おまけその2(使っているアプリたち)
apps.get-headway.com
apps.apple.com
apps.apple.com
ELSA Speakはシリコンバレー発の発音トレーニングアプリ。これはなかなか優れものです。使い始めて数か月経ちますが確実に発音が改善されてきました。下記のリンク経由でインストールすると有料版のお試し期間が1ヶ月(通常は1週間)になるようです。興味のある方はぜひ試してみて下さい。
nbp2-alternate.app.link
そして、語学学習の王道はなんといってもNHKのラジオ番組。ラジオと言って今はリアルタイムで聴かなくても、PCやスマホから、らじるらじる↓で聴けるんですよね。英語番組は聴き逃し対象になっています。(配信期限は放送終了後1週間です)
www.nhk.or.jp