秋田県式家庭学習ノート

 

gambaruko.hatenablog.com

 偶然見つけた記事。

 そういえば私も小学生の頃、同様の形式のノート(自学ノートと呼んでいた)で勉強していました。

 私の通っていた小学校は、一学年30人ちょい一クラスの小さな学校で(某仮装大賞の常連だったこともある)、小学6年生の時の担任の先生が、そういう勉強形式を取り入れていました。

 毎日2ページ、そのうち1ページは勉強系、もう1ページは日記とか本、新聞を読んだ感想など好きなことを書いていました。それぞれについて、毎月先生がお題を考えてくれたのだけど、それがわくわくすることばかりだった記憶があります(自分で歴史の問題を考えてみる、とか。部首の意味を調べてみるとか?だったかな、、、記憶があいまい)

 それに加えてもちろんその他欄もあって、完全に自分の裁量で課題を設定することもできました。

 図書館から百人一首の本を借りてきて、言葉の意味や六歌仙の由来、詠み人の詳細を調べてみたり(国語)、宇宙、星座の由来、イネの生態(理科)、戦争、各県の特徴(社会)などなど、小学校の教科書に載っていない自分の趣味のことを、自発的に勉強していた訳です。漢字の書き取りとか、テストで間違ったところの復習などもやったのかもしれませんが、印象に残っているのはそういうところです。好きなことを勉強してもよい、というところがきっと楽しかったのですね。

 今思うと、場合によっては高校レベルのことも(時には偶然)勉強していた訳で、高校の授業の予備知識として役立ったこともありました。

 

 とにかく、子供が楽しく考えながら勉強できる手助けをしてくれていた、素晴らしい先生でした。今は先生を辞めて、知る人ぞ知るパティシエになっておられます。

 

 なんとなく、自分のしつこく考える力が形成されたのは、あの時代だったように思います。

 

 「自学」をする、小学生くらいの子達は、自分で考えることで、色んな勉強の幅を知ることができるのではないでしょうか。その大切さを大学に入ってやっと気づいたのが、私のあほなところでした。