光輝く桜の木と、干からびた妖精と(イベント)

王室広報官です。

今回はトクノのトミタロウさんからの依頼で、干からびた妖精さんを元に戻すのを手伝って欲しいとのことです。

なお、相当なエネルギーを消費するようなので、万全の体調で来て欲しいとのことです。

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◆開催日時:4月20(土)    21時30分 
◆集合場所:ブリテイン広場***********************************************************************************
注意事項:
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
 - イベント進行の妨害、かく乱行為。
 - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

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プロローグ

 

トミタロウはトクノの植物学者で樹木医でもある。

 

彼のお陰で、元気になった植物は数知れず、害虫の駆除などもお手のものである。

 

そんなトミタロウであるが、目下の課題は眼前の桜の木である。

 

どうみても普通の木に見えない。

だって、光り輝いてるのだもん。トミタロウもこのような木を見るのは初めてだった。

 

そして、奇妙な点がもう一つ。

桜の木の周りには動物やモンスターなどが倒れており、植物も枯れているように見える。

ちなみに、動物やモンスターなどは辛うじて息はある。

状況からすると、木にエネルギーを吸い取られたといったところだろうか?

 

なんとかしてエネルギーを戻してやれば回復する可能性は十分ある。

ただ、その術を探るべく木に触れるのは危険に違いない。

 

これは参った、何か良い方法はないだろうか?考えていると。

唐突に背後から女性の声が聞こえてきた。

 

「トゥミタロゥはそなたでぁるか?」

 

声の方向を見ると妖精が宙に浮い状態でトミタロウを見ている。

 

妖精さん? えっと、どなた様ですか」

 

その姿は美しく、銀の瞳に淡いピンクのロングヘア。

トミタロウは思わず見とれてしまった。

 

「ワたしは桜の木に宿るェリーじャ」

 

妖精が名乗る。

 

「チェ、チェリーさま?エリー?」

 

「違う、ェリーである」

 

だが、トミタロウはうまく発音できなかった。

 

「すいません。うまく言えなくて、、、」

 

「もうチェリーで構わん」

 

ェリーの人語は、やや聞き取りにくいものであった。

ェリーは話の続きをし始める。

 

「それより今日ハ、トゥミタロゥに礼を言ィに来たのじャ」

 

「礼?ですか」

 

何か礼を言われることなんてやっただろうか?

トミタロウが記憶をたどると、冒険者のみんなと何度かヒスロスの桜の大木に行ったことを思いだした。

 

冒険者のみなさんと桜の大木にお邪魔したときですか?」

 

トミタロウが尋ねると

 

「それハ違う者じャ」

 

妖精は否定した。

そう言われてしまうと、さっぱり分からない。本当にどちら様なのだろうか?

 

「本当ニ思ィ出せぬか」

 

妖精はやや不機嫌な表情になる。

この類いの存在は、怒らせるととんでもない厄災をもたらす者も少なくない。

 

言葉選びはついつい慎重になってしまう。

かといって嘘をついても見破られてしまうだろう。

 

意を決したトミタロウは

 

「チェリー様、申し訳ございませんが、記憶にございません」

 

正直に言ってみた。

 

「なんでァると!」

 

ェリーの表情は一瞬怒りのそれとなったが、直ぐに笑顔になった。

 

「すまヌ、妖精ジョークじャ。知らなくて当然でァる。お主が小さかッた頃の話しじャかラな」

 

ェリーによると、トミタロウは子供の頃に、食虫植物に捉えられていたェリーを助けたらしかった。

 

「あのとキは本当に危なかッたのだゾ。礼を言おゥと思ったが、おスシはさっさと里へ戻ッたからの」

 

「そう言われてみれば、、、」

 

トミタロウは当時飼育していた昆虫が弱っていたため、回復に役立ちそうなものを探しに森へ入った。

 

その時、偶然ェリーを発見したのだ。

ェリーも用事があったため、その場をあとにし、かなりの年月が経過したが今回やっとの思いでトミタロウを探しだしたのだ。

 

「おヌシ、何か悩んでォるよゥだが?そこに倒れてォル動物が原因かノ?」

 

「その通りです!何か原因についてご存知ではないですか?」

 

「モちろん知ッてォるぞ、この木はな」

 

自信に満ちた表情で言って、ェリーが手を木に触れた瞬間

 

「あッ、しま、、、」

 

雷系の光が発生すると同時に、ェリーは干からびて小さくなると同時に、地面に落ちてしまった。

 

「チェリー様!! 大丈夫、、、じゃないな」

 

どうやら彼女は、この木について何かを知っているようだ。

 

まずは干からびた ェリーを元に戻すべく、トミタロウは冒険者に助けを求めるため、広報官室へ向かうのであった。

【出雲・桜・倭国・瑞穂・北斗・大和シャード】4月のイベント予定

平素はEMプログラムへのご理解とご協力ありがとうございます。
4月のイベント予定をお知らせします。

4月7日 (日)
・22:00~ 桜シャード / ミニイベント (未定)

4月20日 (土)
・21:30~ 大和・北斗シャード / イベント (未定) (仮日程)

4月21日 (日)
・21:00~ 出雲・桜シャード / イベント (未定)

4月27日 (土)
・21:30~ 瑞穂・倭国シャード / イベント (未定)

4月28日(日)
・22:00~ 桜シャード評議会
・22:00~ 瑞穂シャード評議会

4月29日 (月)
・22:00~ 北斗シャード / ミニイベント (未定) 
・23:00~ 瑞穂シャード / ミニイベント (瑞穂誕生日カウントダウン)

この前雇ったメイドの行動がおかしいのです(イベント)

王室広報官です。

今回はトリンシックのサリシアさんからの依頼で、メイドの正体を暴くのを手伝って欲しいとのことです。

 

お手伝いいただける方は、ブリテイン広場にお集まりください。


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◆開催日時:3月23(土)    21時30分 
◆集合場所:ブリテイン広場***********************************************************************************
注意事項:
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
 - イベント進行の妨害、かく乱行為。
 - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

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プロローグ

ここはトリンシックのとある貴族のお屋敷

 

当主の長男リックは、同じ貴族の令嬢サリシアと婚約した。

そして結婚までの数ヵ月、お屋敷で同棲することにした。

 

リックとサリシアは幼馴染ということもあり、幸せな日々を過ごしていた。

そんなある日、当主の命により、イザベラというメイドを雇うことになった。

リックとサリシアの生活に変化が生じ始めたのは、その頃からである。


お屋敷で調度品が無くなることが増えてきたのだ。

最初は新しく雇ったイザベラが怪しいということになったが、いつしか

サリシアが犯人ではないかという噂が立つようになった。


最初はサリシアのことを大切にしてくれたリックも、最近はイザベラの肩を持つようになっている。


そんなある日、リックがサリシアに対して、他のメイド達がいる前で

 

「サリシア、イザベラに対する嫌がらせをやめることだ」

 

続ける場合は婚約を破棄すると言ってきた。

サリシアはリックが何を言っているのか理解できなかった。

 

(私は何もしていないのに何故?)

 

婚約を破棄されると困るサリシアは、お屋敷内での行動を慎むことにした。


しかし、これを境にお屋敷内でサリシアの立場が更に危ういものになり始めた。

サリシアは、リックと同じ部屋で寝泊りしていたが、今は使用人の部屋を使っている。

 

逆にイザベラは、リック専属のメイドになり、ほぼ彼と共に行動するようになった。

立場が逆転したと言ってもいいだろう。

 

当主もこの件に関してはだんまりを決め込んでいる。

お屋敷内にサリシアの味方は1人もいない。


それから一週間が経過した日の夜、精神的に追い詰められ眠れないサリシアは気分転換に外の空気でも吸おうと庭へ行くことにした。

 

今夜は満月ため、窓から差し込む月明かりだけで廊下は十分な視界が確保されている。


そして廊下を進むと、眼前にイザベラの後ろ姿が現れた。

 

(こんな時間に何をしているのかしら?)

 

気になって跡をつけてみると、宝物庫へ入っていったのである。

そこはメイドには関係のない場所で、カギが無いと入れない部屋でもあった。

そこを開錠した音もなく、扉を開けて入っていったのだ。


「前に部屋に入った人が鍵をかけ忘れていたのかしら・・・」


そんなことは考えられないと思いつつ、サリシアも部屋に入った。

そして目にしたのは驚きの光景であった。

イザベラの腕が淡く光、人では無いものの形となって、銀製の食器に触れていたのだ。

それは、イザベラがテーブルに置いたローソクや月明かりとは違う感じの光であった。

 

「遅くまでご苦労ね、イザベラ」

「・・・っ」

 

声をかける直前に腕は元に戻っており、銀製の食器を手に持つイザベラ

 

「これは、サリシア様。私に何かご用でも?」

 

イザベラ冷静にサリシアに問いかけた。

 

「それは・・・、たまたま、あなたを見かけので、、、」

「私のことを疑ってらっしゃるのですね。サリシア様こそ、このようなお時間に何を?」

 

イザベラは疑いの視線をサリシアに向けてくる。

 

「サリシア様。最近お屋敷で調度品がなくなる事件が多くなております。私はリック様に命じられて巡回をしているのです」

 

普通は執事に命じるようなことだ。メイドに命じるのは考えにくい。

 

「そうだったのね。遅くまで大変そうなので声をかけただけですわ」

 

腕のことを聞こうと思ったが、今はそのタイミングではないと思いやめておくことにした。

 

しかし、あの腕は幻覚とは思えない。

どうしても気になるサリシアは、その後もイザベラの行動を観察することにした。


万一、人でないとしたら大変なことになる。

 

しかし、リックはとても現実的な方で、しっかりと証拠を示さないと信じてくれない。

それは、婚約者であってもだ。

具体的な証拠を掴む必要がある。

 

それから数日後の夜。

 

また、イザベラが怪しい動きをしていたので、跡をつけてみる。

再び宝物庫に入ったイザベラは、金製の小さな皿をエプロンのポケットに入れたのだ。


これは、決定的な瞬間である。


しかし、サリシアはもう少し様子を見ることにした。

皿が傷つかないようにポケットに入れた可能性もあるためだ。


結局、イザベラは金製の皿3枚をポケットに入れ、お屋敷の入口へ向かった。

ちなみに、今回は腕が変形したり光ることはなかった。

 

(イザベラの腕があんなことになっていたのは私の見間違いだったのかしら・・・)

 

単に屋敷の物品を盗んでいるだけ?

それでも、お屋敷に対しての重大な裏切り行為である。

 

(このチャンスを逃してはいけない・・・)


サリシアはイザベラの前に姿をだし言葉を発した。

 

「イザベラ、ポケットにいれた皿をだしなさい!」

 

意外にもイザベラは不適な笑みを見せ、堂々とサリシアに視線を向ける。

普通なら、驚くはずなのに、その不気味な表情にサリシアは違和感を覚えた。

そして、イザベラは素直にポケットから皿をだしてサリシアに渡すと。


「そろそろ時間かしらね・・・?」


イザベラが発言したと同時にお屋敷入口の扉が開いた。


「リック様、犯人をみつけました!」


サリシアは、イザベラの言葉に耳を疑ったと同時に、嵌められたことに気づいた。

しかも、子供が考えるような稚拙な罠に。


「サリシア、やはりお前が犯人だったか」


扉から姿を出したのはリックであった。

その表情は怒りに満ちている。


「サリシア、お前との婚約は破棄する。泥棒は屋敷から出ていけ!」


「リック様、違います!イザベラが持ち出そうとしたものを私が発見したのです」


サリシアは事情を説明したが聞き入れてもらえず、結局お屋敷を追放されることになった。


(このままではリック様が危ない・・・)


サリシアは、今まで見てきたことをヒントにイザベラの正体について調べることにした。


そして出た結論は、魔女。


サリシアは冒険者に助けを求めるため、ブリテインの広報官を訪ねることにした。

 

 

イベント日変更のお知らせ

平素はEMプログラムへのご理解とご協力ありがとうございます。

 

20日に予定しておりましたイベントですが、準備の都合により延期とさせていただきます。

 

新しい日程は、決まり次第告知させていただきます。(今のところ 3/23 予定)

Riccia

【出雲・桜・倭国・瑞穂・北斗・大和シャード】3月のイベント予定

平素はEMプログラムへのご理解とご協力ありがとうございます。
3月のイベント予定をお知らせします。

3月3日 (日)
・22:00~ 桜シャード / ミニイベント (未定)

3月9日 (土)
・22:00~ 北斗シャード / ミニイベント (未定)

3月17日 (日)
・21:00~ 出雲・桜シャード / イベント (未定)

3月20日 (水)(祝日)
・21:30~ 大和・北斗シャード / イベント (未定) (仮日程)

3月24日 (日)
・21:30~ 瑞穂・倭国シャード / イベント (未定)

3月30日 (土)
・22:00~ 瑞穂シャード / ミニイベント (未定)

3月31日(日)
・22:00~ 桜シャード評議会
・22:00~ 瑞穂シャード評議会

突然!毛が生えてきた大黒天さまは、オシャレがしたくなってきたようです(イベント)

王室広報官です。

 

今回は大黒天さまから依頼で、知り合いの神様に会いに行くため道中の護衛をお願いしたいということです。


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◆開催日時:2月28(水)    22時00分 
◆集合場所:ブリテイン広場***********************************************************************************
注意事項:
◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
 - イベント進行の妨害、かく乱行為。
 - EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
◆ 皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!

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プロローグ

 

大黒天さまは、主にトクノ地域で豊穣や豊食など食にまつわる神のひと柱である。

見た目はChief Paroxysmusそっくりで魔物と間違えられることもあるが、性格は温厚で直接会えて会話もできるフレンドリーな神様として人気がある。

 

ある朝、大黒天さまは鏡で自身の姿を見て驚いた。


「なんと!毛が生えたぞ?」


思わず、喜声を発してしまった大黒天さまであった。

大黒天さまは誕生してからずっとスキンヘッドなので、毛が生えるのは予想外の出来事であった。

 

鏡に映る自身の頭を見て想像を膨らませる大黒天さま。


「せっかく生えてきたのだからフサフサにて、オシャレもしたいな」


満面の笑みを浮かべる大黒天さまであった。

しかし、何が原因で毛が生えたのか? 大黒天さまは考えみた。

食べ物なのか、場所なのか、天候なのか、それとも何か別の要因なのか?


「ひょっとして、あの少女が持ってきた弁当か?」


数日前、大黒天さまは海に転落した少女を助けた。

転落時に頭打ち、首の骨も折れ意識不明。虫の息であった。

 

よくみると少女は大昔、穀物の種を授けたエルフの娘の子孫だった。

大黒天さまは、自身のもつ魔力の大半を使い、少女を助けた。

そのお礼に先日、手作り弁当を持ってきてくれたのだ。


「確か、名はサチだったか・・・」


かな~り大昔、大黒天さまがトクノの地に降臨したとき、人々は飢餓で苦しんでいた。

それを見かねた大黒天さまは、荒れ地でもよく育つ穀物の種をエルフの娘に授けた。

 

そのお礼として、娘とその家族、村の人たちも大黒天さまに感謝の祈りを捧げるようになった。

 

それから時が経過した今でも、子孫たちは祈りを捧げている。


「しかし、不思議な味の弁当だったな・・・」


レアな魚の切り身やハチミツ、チョコレートで作られた人形に謎の葉っぱ、その他多数の素材。

 

聞けば冒険者のみんなと協力して作ったらしい。

見た目はアレだったが、口に入れてみると不思議な味であった。


大黒天さまは、サチに感謝しつつ、フサフサになった自身を鏡でもう一度見てみる。そして。


「どうせなら、イケメンになってオシャレがしたいな」


それから大黒天さまの行動は早かった。

 

大黒天さまは神様である。その神脈を使って情報を集めはじめた。

神様同士は一種のテレパシーのようなもので会話が可能だった。

 

そして、同じトクノの地に住む邪神から有力な情報が得られた。

その正体は女神で、きくり姫というのだが、髪の毛が蛇のメデューサに似ているため邪神と言われていた。

 

気さくな性格のため意外と人気のある神様であるが、ダンジョンの奥地に住んでいるため簡単には会えない。

 

大黒天様は焦る気持ちを抑えながら問いかけた。

 

「きくり姫よ久しいな。有力な情報を持っているそうだが、教えてくれないか?」

 

「大黒天のおっさん、久しぶりやね。ウチのところへ直接来てくれたら教えたってもええでぇ~。おっさん一人じゃ無理やから、冒険者連れてくるとええわ」

 

きくり姫に会うにはダンジョンを進むしかない。

道中には魔物が生息していて、なかなか会うことができないのである。

 

大黒天さまは、急ぎ王都へ向かい、冒険者を募るため広報官を尋ねるのであった。

王都への道中 Chief Paroxysmusと間違われて討伐されないことを祈るばかりである。

2月のイベント

平素はEMプログラムへのご理解とご協力ありがとうございます。

2月のYamatoシャードのイベント日ですが2/28(水) 22時スタートで確定となります。

詳細は後日掲載いたしますので、今しばらくお待ち願います。