ギルティ道中防備録2


初ゲーセンでギルティギアに目覚めてから、悲しいかな、田舎を脱出できない日々が続いていた。

そんなある日ツブヤイターをなんとなく開いてみたら、


今月大阪の西中セガというゲーセンで初心者でも大歓迎!と大きく赤字で書かれている対戦講習会が目に飛び込んで来た。


これはなんというチャンスだろうか、と参加表明しようと思ったが、ギルティでのツイッターはROM垢にしようと思っていたので鍵をかけてあったのもあり、さらに緊張しいのあまり当日参加でもOKという文言に甘えることにし、当日電車に乗ってから日にちは合ってるか、乗り間違えがないかなどビビりながら突撃した。

西中に着く前、地下鉄が外に出た瞬間地下鉄とは…?とか思ったけど気にしないでおこう。ツッコミどころあって面白いし。

駅を降りたらスマホでスクショした地図を頼りに歩くが緊張のあまり少し迷ってしまった(笑)

結局ぐるりと大回りしてしまったようである。次は負けん。なんとかたどり着いたゲーセンに意を決して入ると、クレーンゲームだらけ。

お店間違えた……!?とか動揺してたら男の人が階段を上っていく姿を目撃したのでがあったので勇気を出して2階へ。……ありました。筐体。女子いない。やべえ。


ととととりあえず初心者オッケーって言ってたんだし!だだだ大丈夫勇気出せ俺!!!と自分で頼りない活を入れてメイン主催者のくにさんを探す。うーんこのオフならではの緊張感。

雰囲気が主催っぽい方(こら)を見つけたので、思いきって話かけてみる。


「あっあの…!主催者のくにさんですか…?」 

「はい、そうです」


やったーーーーー!!当たった!!!外したら階段から転がり落ちるしかないと思ってたけどセーーーフ!!!

アケ1回しかやったことないド初心者ですが来ました(どーん)と伝えて、講習会のお代を払うためのカウンターを教えてもらった。

そして引き換えに渡されたのは、なんとハンドルネームを書き込む名札……!!

格ゲーではこんな文化があるのか…と原始人は1つ賢くなりました。主催の方々は関西では有名な方ばかりで、世界大会に出たことのある方もいてめっちゃ緊張した。とりあえず主催のお3方の名札を見つつ挨拶をしてちょっとしたお菓子を詰め込んだものを押し付けてとりあえずミッションクリア。渡す時文字通り心臓が口から出るかと思った。


時間よりも早く来てしまったので、人がだんだん増えてくると同時に、女性プレイヤーらしき方を発見!正直めっちゃホッとした。

しかし筐体に座ると圧巻の手さばき……!赤段手前くらいだったはずだが、めっちゃ強い。やばい原始人の自分では声かけれない……とか思っている間に人も増えて、講習会スタート。

くにさんの号令ののち、皆の拍手で始まったのが温かくていいなと思いました。


そしていざ始まると、知らぬ間に女子が増えている!!ウレシイ!!

女子同士で対戦できる配慮ありがたや……と噛み締めながら対戦、対戦。

負けても楽しくて笑顔になっちゃう。次はどう攻撃しようか、ジャンプで飛び込もうか。わくわくが止まらないんです。


そうこうしてるうちに講習の呼び出しが。

個人の講習では、困ったことなどを相談してマンツーマンで教えてくれるありがたい場である。

前回初ゲーセン悔いの残った必殺技を出したいという思いが強すぎて自分の口から発せられた言葉が、



「必殺技、出したいです!!!!!」


……我ながら小学生のようであった。



そんなでっかい子供の願いに優しく応えて下さった講師のMGAさんが神がかってました、はい。


レバーを回して…ボタンを押す!


これだけで、技が魔法のように出る…原始人はめっちゃ感動しました。

基礎中の基礎です。でもこれが大事だと痛感しました。

今も慌てると技出なくなるので、この教えを思い出してはガチャガチャやってます。



講習も無事終わり、手応えを感じつつひと息入れていると、初めての方ですか?と幾人にも声をかけられる。

緊張しいの為カタコトになりかけるもぎりぎりを保ってご挨拶。

ツイッター交換しませんかと言われた時は口から心臓飛び出るかと思っ)ry。皆さん、優しすぎる…

さっきも言ったがROM専にはさせないガッチリキャッチされた感と、優しさによりフォロワーがみるみる増えていく。ギルティギアすごい。



この日は別の用事を入れていたので講習会&フリープレイを終えひとまず初の西中講習会を後に。


ウッハウハすぎて、帰りの電車で顔がニヤけていたのにはさすがに自分で笑いました。



完全に1歩踏み出した嬉しさと、これからどうなっていくのか自分でも楽しみになる1日でした。



続く


ギルティ道中備忘録1



ギルティ筐体で対人戦ができるゲーセンが遠い。


様々な事情でギルティをやりたくてもできないことがもどかしく感じる時がある。

周りのせいにしてはいけないけれど。


家でネット対戦の環境がなければ、なにかしらのツールで繋がっていてもそれを生かしきれない。

初心者がアケコンを持ったとしても、本体がなければ正しい入力ができているのかもわからない。

けれどギルティギアというゲームを渇望している自分にとっては些細なことでもあの感覚を味わっていたかったのだ。



……と今の状況をかっこつけて語ってもそう意味はない気がするので、せっかくなのでここで自分が初めてゲーセンでギルティギアをした思い出でも書いて、気を紛らわすことにします。






――初めて筐体に座ったあの緊張感と高揚感は一生忘れないだろう。


とあるゲームセンターの階段を上がって格闘ゲームエリアの一角に目当ての筐体が並んでいる。


動画で何度も見たキャラクター、オープニングが流れている。


昼間に来たので、人はいなかった。どこに座ろうかと逡巡した後、人目に付きにくそうな場所を選んだ。

財布から100円を探したが、投入口に50円と書いてあって驚いた。

小学生だった時分、友達が寂れた商店街の片隅にひっそりとおいてあったアーケード筐体に50円を入れて、何やらゾンビを倒したりゾンビになったり忙しいゲームをしているな、という感想しかなかったので、筐体といえばそういうゲームしかないものだと思っていたのが懐かしくなった。

(その当時から数年後それがメタスラだと知った)

話が少し逸れてしまったので戻します。(笑)



50円を入れる……前にチュートリアルができると画面に表示されているではないか。正直ビビった。めっちゃビビった。

タダでいいの…?と思いつつおぼつかない手でスタートボタンを押す。すると、キャラクター選択画面びソル=バッドガイの姿。

キャラは固定されているので、操作方法は初プレイなのに動画のプレイヤーよろしくテクニカルモードにしてスタート。

ジャック・オーというかわいい女の子キャラに説明を受け、基本的な操作を教えてくれたり、時に応援してもらいながらミッションのクリアを目指した。


1回目は操作が上手くいかず時間切れ。悔しかったのでもう一度。


次は必殺技を出す所で時間切れ。技が出なくて四苦八苦した。


5回目頃だろうか、画面のスティックの挙動を表示してくれるアイコンを頼りにようやくガンフレイムを出すことができ、山を乗り越えすべての課題をクリアできホッとした。

同時にものすごい達成感と、ナビをしてくれたジャックがおめでとう!と言ってくれたのが本当に本当に嬉しかった。


時間の余裕がなく、しばらくソシャゲ以外のゲームから離れていた自分が、据え置きのゲーム機を熱心にやりこんでいた時の記憶が蘇り、夢中になってレバーを倒しボタンを押した。

ひとがいないのを好機とばかりにしばらくチュートリアルで何度も練習。そのうち制限時間が多少余る程度にクリアできるようになってきたので、意を決して50円を投入。

ちっぽけな金額かもしれないが、これでゲームセンターやゲーム会社さんにお礼ができて自分も楽しめるなんてなんて贅沢か、と調子のいいことを考えつついざスパーリングモードでキャラクター選択へ。



……実は、ここでめっちゃ悩んだ。


ギルティギアは伯父がXXをやっていたのを隣りで見ていたのでキャラクターは多少は知っていたが、今回改めて興味を持ったきっかけがスレイヤーだったのだ。


その後ギルティにどハマリし色んな動画や情報を漁るうちに、ギルティでは普通にダッシュできるキャラと一定距離を進むステップタイプのキャラがいることを知った。さらに動画を見れば見るほどステップの無敵付加やステップの奥深さに舌を巻く日々。

そして今筐体に座っているのは格ゲード初心者の自分。さんざ迷った挙げ句、次点の候補の1人であったソルさん(自分がお世話になっている立場なのでそう呼ばせてもらっている)を選んだ。ソルさんに基礎を教えてもらってから他のキャラを使ってもいいのではないか、という気持ちが勝ったのだった。ほんとすみませんスレイヤーさん。


制限時間は10分。筐体に貼り付けてあるコマンドをガン見してはレバーを回す。運良く必殺技が出たり、出なかったり。これがなかなか難しい。

しかしこんなにきれいなグラフィックで、アニメーションさながらのかっこいい動きをしているキャラクターや作り込まれた背景に見とれてしまった。とりあえずボタンを押すだけでも楽しい。キャラクターを思いっきり走らせるだけでも爽快だった。

時間も限られているので、なんとか全部の必殺技を出したい!と我に返りまたコマンドとにらめっこ。あとファフニールとタイランレイブだけが出ない。そうこうしているうちに時間切れになってしまった。その日は他に用事もあったので、初めてのゲーセンで格闘ゲームはひとまずここまでとなった。


だがその後しばらく興奮が収まらなかった。

楽しすぎてもうすぐにでもゲーセンに戻って筐体に座りたいところだった。なんとなく感じただけだが、格闘ゲームはまったくの初心者には厳しいと言われているのは承知の上で、この時ギルティギアから離れられない、離れたくないと強く思った。

そんな思いを抱えつつ、次はファフニールとタイランレイブを出せるようにする!!と意気込んでゲーセンを後にした。



その後、自分でも予想だにしなかった展開になるとはつゆ知らず。




20180205


とある春の暴挙〜ギルティ道中備忘録+〜

KSB行ってきました。選手で。

KSB行ってきました。スタッフで。


またも冒頭でタイトル回収です。


ギルティギア入門のド初心者が、KSBの選手兼スタッフで張り切ってしまう暴挙がまたも発生してしまいました。

今回はお腹から声を出すのをかなり意識できたので、そこまで喉イガイガしませんでした。これ対策できてるのでは!?進歩なのか!?(笑)


選手としては勝てずじまいでしたが、
シングルの初戦相手だったヨハネさんに、成長してるとお褒めの言葉をいただき、めっっっちゃくちゃ嬉しかったです。
褒められると嬉しさが爆発して照れてしまうんですよね。グヘヘとか言っちゃう。
でも努力魔神のヨハネさんが言うんだから自信にしかならない!やばいうれしい!!実力はまだまだだけどほんとにうれしくて。またがんばろうって思えました。


スタッフでは、
トーナメント進行中にpoolをまるごと任された時はかなり緊張しましたが、トラブルもなく役目を果たせて本当にホッとしました。
選手の方々や他のスタッフさんの協力あっての成功なので、この場でお礼を言わせて下さい。ありがとうございます。


そして壇上の戦いは本当に熱かった。
本当に本当に色々詰まってた。
終わった後気づいたら目から汗が出ていました。涙ではないです。目の汗です。


イベントが無事終わったあと、満足感と安堵の気持ちでいっぱいのまま全体打ち上げに行きたい…
と後ろ髪を引かれる思いでしたが帰路に着くため会場をるぅさんと共にあとに。

以前の打ち上げでは私がお世話になったので、そのお礼をするぞと意気揚々とるぅさんを案内。
しかしゴールはどこですかと聞いておきながらバスターミナルではなく電車の駅のホームまで案内する己…ほんと恥ずかしい。
結局るぅさんの抜群の記憶力に助けてもらい、無事にターミナルまで到着するのでした…(笑)


道中、今日のイベントはここがうまく行ったとか、
るぅさんの実況の話に今のギルティギアのシーンの話になったり、レジェンドるぅさんの時代(※今もバリバリ現役です)の話を聞いたりすごく楽しくて。

そんな中でふと私は、自分が弱くて、なかなか勝てないからギルティが嫌になってしまうかもしれない恐怖があると言うと、るぅさんは
むしろそういう気持ちを経験してもいいのではないかと、さらに
「好きならきっとまたすぐやりたくなるだろうから。」とるぅさんは優しく私に言いました。


そこから出てくる笑顔には、色んな経験があって出来てくるものなのかな、なんてぼんやり思いました。


るぅさんのブログも為になるのでぜひ
http://blog.livedoor.jp/ruubr/



結局、好きだから続けているのだと。
難しく考える必要はないのかなと思いつつ、実際は難しく考えがちだなあと。ハメですね。

でも、ゲームは楽しんだもの勝ち(某ジョニー使いとザトー使いの方に頂いた言葉)ですから!

色んな方が気にかけて下さってるこの環境にしっかり感謝をしないとですね。


とにかく、今回KSBでものすごくエネルギーをもらったので、この熱量を糧にギルティギアを続けていきたいです。

2日間で会いたかった人にたくさん会えて、挨拶もできて幸せでした。


また来るね大阪。

ギルティへの気持


まだ家に練習する環境が完全に整ってないので、必殺技もまともに打てないド初心者が田舎から脱出できる日を見つけてはゲーセンとか対戦会行って、ひたすら対人戦。

ラウンド取れたのは2,3回で、まだ1度だけしか勝ったったことはない。もう200戦以上は余裕で負けている。

ちなみにプレイした日数は数えて収まる程度。自分で言ってて恥ずかしい。


けど、不思議と気持ちは折れていないです。ほんとに不思議。


ゲーム自体が楽しい上に周りの方の支えがものすごく大きくて、家庭用オンライン対戦なんてなかった時期のような感じでこれも良い経験では?なんて思ってます。

悔しい気持ちは確実に芽生えて来てるのですが(笑)。


今、前線を走ってる人たちと似た環境でメンタルも技術も鍛えられているのかなと前向きに捉えることにして。


本当に少しずつだけど、いつか化ける日が来ますように。



20190429

とある冬の暴挙〜ギルティ道中備忘録+〜



冬劇参加してきました。選手で。

冬劇参加してきました。スタッフで。

 


冒頭にタイトル回収完了。



ということで

ギルティ入門のド初心者が初めての大きな大会で、初めて選手として、スタッフとしての参加という暴挙に出ました。


まず第一に大きなミスをしないように、落ち着いて、ひとつずつ課題や仕事をクリアしていこう。そんなことを頭の片隅に置いて本番に臨みました。


また選手としてはとにかく楽しんで、大会の空気を味わう。これが今回の最大の目的。

 

テンション上がるとお腹空かなくなる質だから、水分補給さえできれば大丈夫だと思っていたらそんなかわいいレベルでは済まない勢いで水がほしい。

声出しめっちゃ喉がかわく。楽しいけど喉が!かわく!!いただいたのど飴なかったらどうなっていたことか…(笑)


呼び出しで危うくミスしかけた時は肝が冷えたけれど、選手の方々が助けて下さって、本当に助かりました…この場でお礼を言わせて下さい。ありがとうございます。

 

自分の対戦では緊張は思ったほどしませんでした

以前おみとさんプレゼンツ対戦会に出ていたおかげでしょうか。

対戦会を開いて下さる方々には感謝しかありません。


まあ自分より強い人と当たるなんて当たり前なんだし、自分の通したい行動をやろうとしか考えていなかったからというのも少しありそうですが…(笑)

 

結果は当たり前のように負けました。ちょっとくやしかったです。チームとしての仕事ができなかった…

けれど楽しかった気持ちが大きかった。自分の精一杯でボタン押して、レバー倒したので。

 

とにかくまず基礎力、そしてキャラの勉強、ファフニールを当てた後の対応やコンボを練習だなと課題が見えてきて嬉しかったです。

 もっとギルティする時間がほしいなと思いました。

 


そして大会が終わって。


ぶっちゃけ片付けのほうが大変では?なんて思った。

もうゴミが出てくる出てくる。WCのゴミ箱に缶ゴミあふれてるって聞いてOh…ってなりました。

自分は自分のゴミは持ち帰るって決めてたんですけど、1つくらいいか、の積み重ねでえらいことになるんだなと…

 また大会出る時は気をつけたいなと思いました。


機材を無事搬出した後、さあ帰ろうかと思ったところでスタッフリーダーの一言からひょんなことにものすごいチームと打ち上げに同伴させていただきました。本当に楽しかった。未だに夢みたいな時間でした…

 

大会の空気、おいしかったです。

また、何かの大会に出たいなと思った1日でした。