直島・豊島に行ってきた(2-3日目)
2日目 豊島へGO!
この旅のメインイベント、豊島美術館に行くために朝イチで豊島に向かった。直島⇔豊島間の船は1日3便だけ。乗り場に行ってみたら1日目に満員で乗れなかった旅客船と同じ超ちっさい船だったので、場合によってはこれも乗れないことがあるかもしれない。早めに行ってよかった。
宇野港から乗ってきたフェリーとはうって変わって船内は超狭く、閉所恐怖症をこの瞬間に発症しそうになるくらい不快感が強かったので、もし乗る人がいたら船内よりも外の席を選ぶことをおすすめする。私も帰りは外の席に座った。
豊島内の移動もかなり悩んだが、町内バスにした。元気がある人は自転車の方がいいと思う。というのも、町内バスがめちゃくちゃ小さくて、そこにめちゃデカキャリーケースを持った外国人観光客が大挙して乗ってくるので車内がたいへんなことになっていた。みちみち状態で豊島美術館へ。
豊島美術館で受付の人の案内を聞いたあと、ワクワクしながら一番乗りでチケットを出したら読み取りエラー。
「あ、これ…昨日の日付ですね…」
終わった…ここまできたのに…なぜちゃんと確認しておかなかったのか…
と絶望したが、運良く1時間後の回が空いていてチケットを買わせてもらうことができた。本当によかった。これで買えなかったら8年くらい立ち直れなかった可能性がある。
豊島美術館は天井にぽっかり穴の空いたドームのような建物のなかで、地面から湧き出し、這う水が集まってやがて大きな水たまりになっていくのを眺めるという、言葉にするとあまりよくわからない美術館なのだが実際に行ってみるとかなり直感的に感じられる「心地よさ」がある。真夏だったが中はひんやりしていて、みんなが思い思いに座ったり寝転んだりしながら黙って水や空を見ていた。何も見てなくて寝てる人もいた。聞こえるのは水と風と木の葉ずれの音、鳥と虫の鳴き声だけで、水が規則的、あるいは不規則に動くさまはこれYoutubeでライブ配信してくれんかなと思うくらいずっと眺めていられた。地中美術館や李禹煥美術館ではあまりピンと来ていなかった母も、豊島美術館は気に入ったようで一安心。
またみちみちの町内バスに乗って港に引き返す。正直バス停に人が並びすぎていて、しかもみんなめちゃデカキャリーケース持ちすぎていて、乗れないんじゃないかと不安になったがバスの運転手さんの見事な詰め込み術により一部の隙もなく人間が詰め込まれ、帰ることができた。これを逃したら次のバスは1時間後で、フェリーに間に合わないので本当に緊張した。豊島に来る予定の人は本当に気をつけてほしい。
寄ろうと思っていたカフェが営業時間になっても開かなかったので代わりにフェリー乗り場に隣接している売店でサイダーとレモンケーキを購入。直島も豊島も、ほんと〜〜〜〜に店が予定通りに営業してない!!GoogleMapはほぼ参考にならず、店の公式HPは数年前で更新が止まっており、かろうじてInstagramで月ごとの営業時間を上げている場合はそれを参考にするしかない(が告知してたりしてなかったりする)。今回行きたかったカフェなどは行けなかったため、また次回以降の宿題に…
でもこのレモンケーキがすごくおいしかったので、豊島に行った人は絶対に買ってほしい。コーティングがホワイトチョコだったので持ち歩きは厳しいな、直島にもきっと売ってるから帰る前に買おう…と思ったら豊島にしか売ってないやつだった。生地が本当においしかった…次行った時もまた食べたい。
直島に戻って、「家プロジェクト」のある本村地区へ。「家プロジェクト」は全部で7つあるが、時間と体力的に全部の作品見るのは諦めて、一番見たかった南寺だけ鑑賞。南寺は人気の作品で、割と早い時間に整理券が配布終了してしまうとのことだったので、豊島に行ったあと見るスケジュールは無理かもな〜まあ無理だったら諦めるか。と思っていたのだが、ベネッセハウスの人に南寺を見る予定だと伝えたら「前日ならフロントで予約できますよ」と教えてもらい、労せずして整理券をゲットしてしまった。ベネッセハウス、本当に手厚い!
南寺のなかは真っ暗で、何も見えないので壁伝いに移動して席に座る。するとだんだん暗闇の中になにかが見えてきて…という作品でかなり面白かったのだが、それよりも一緒の回で鑑賞したおじさんが独特の雰囲気を放っており、事前に説明を聞いているときに「もう時間ですけど、まだですか」「15時になりましたが」などと言って係員を困らせており、もし私のスマホが光ったりして作品体験を台無しにしたらこのおじさんにぶち殺されるかもしれないと思って緊張感がすごかった。
二日目は棟を移動して、ベネッセハウス パークに宿泊。なお荷物は部屋に置いておけば移動してくれるし、チェックイン・アウトはまとめてできるのでとても便利。
こちらは「杉本博司ギャラリー 時の回廊」と隣接しており、開館時間外も見ることができる。杉本博司の知見はゼロだったので、ガイドつきのミュージアムツアーを利用したけど説明してもらわないとわかるわけねー!という話がたくさん聞けてとてもよかった。なお母は力尽きてほとんど聞いてなかった。
二日目のディナーはパークに併設するフレンチレストランで海を眺めながら。特別なものはなかったけど、安定したおいしさで満足度が高かった。
3日目 帰る!
最終日はホテルの目の前の海辺を散歩して、黄色の南瓜や杉本博司にどかされたニキドサンファルなどを眺めたあと、朝食を食べて出発。
せっかく岡山に来たので、桃のパフェを食べて帰路についた。
直島も豊島も、本当に夢みたいに美しくて静かで広くて明るくて、とても大好きな場所の一つになった。今回行けなかった犬島も次回また行きたいな。おわり。
直島・豊島に行ってきた(1日目)
8月末に母と二人で直島・豊島に行ってきた。母は看護師なのでコロナ以後まったく遠出ができず、実に4年ぶりのちゃんとした旅行。母に旅先のリクエストを聞くと「美術館に行きたい」ということだったので、私が行きたいと思いながらもずっと行けていなかった豊島美術館をメインに、直島・豊島への旅を計画した。
旅程を組むにあたって他の方の旅のレポートなどもかなり参考にしたので、このブログもいつか誰かの役に立てるといいなと思いながら書いてみる。
1日目 直島へGO
直島は香川県の島だが本土から行くには二つのルートがあり、一つは高松港から、もう一つが岡山県の宇野港からで、島への距離は実は宇野港からの方が近い。どちらが良いかは出発地点に依るが、今回は福井県という意味のわからない県から出発したので京都から新幹線に乗って岡山に行くルートが一番早かったため宇野港ルートを選択。
早朝に福井を出て岡山に着いたのがちょうどお昼前ごろ。いったん岡山駅でランチをしようと思ったのだが母が4年ぶりに出してきた旅行鞄が崩壊して粉になっていたので、急遽岡山高島屋で鞄を探す謎のイベントが発生。ランチの時間がなくなり駅ナカのうどん屋さんで軽く食べて特急バスに乗った。鞄て4年使わないと、粉になるんだ。
岡山駅から宇野港まで小一時間バスに乗ったら、ちょうどフェリーの時間に間に合うはず…が、時間がギリギリすぎたようでまさかの満席!
チケット売り場の人に「島民枠があるのでそれがもし空いていれば乗れる」と言われて乗り場まで走ったが、当然のように満席で断られる。というか、すごく船が小さくて船の外の部分(?)にまで人がみちみちに立たされていたので乗れないだろうというのは見ただけでもわかった。
これは完全に私のミスだったのだが、宇野港から出ている船はフェリーと旅客船の二種類があって、今回満席で乗れなかったのは旅客船の方だった。
フェリーと比べて旅客船はとても小さいので、かなり早めに乗り場に来ないといけなかったようだ。仕方なくフェリーの時間まで待つと、信じられないくらいデカい船が来た。
宇野港から直島までは20分程度で、揺れを全く感じない大きなフェリーに乗っているともう着いたの!?と思うくらい近い。直島のシンボルとも言える赤かぼちゃは港を降りてすぐにあるので写真を撮ろう。
ここから直島内の移動はほぼ全てベネッセハウスの宿泊者専用バスを使った。直島はベネッセと組んでアートで町おこしをしたことにより現在のような観光地になっているので、いわばベネッセのシマ。美術館とホテルが一体となったベネッセハウスとはじめとして、ベネッセが運営している施設がいっぱいあるしベネッセのバスに乗らないと車では通れないエリアも多い。若者なら自転車でもいいかもしれないが、真夏だし母がいるので今回はナシ。
もともとホテルの選択肢はベネッセハウス以外(私の中では)なかったが、上記のような交通事情もあるので予算が許すならぜったいにベネッセハウスに泊まったほうが良いと思う。バスに荷物を預けるとそのままホテルまで運んでくれるので、本当に便利だった。
直島で一番行きたかった地中美術館。
館内は撮影禁止なので無いが、ジェームズ・タレルの「オープン・スカイ」という天井を四角く切り取って青空が見える作品を眺めているときに母が「ハッ…雲が…動いてない!?」と言い出して「つまり…映像…ってコト!?」とか盛り上がってたのだが後で調べたら普通に本物の空だった。おろかなちいかわたち。でも本物かどうか疑わしくなるくらい綺麗だったし、異様だった。
ほかにもGANTZの玉のようなウォルター・デ・マリアは、数年前紅白で米津玄師が歌っていたロケ地のような気がしていて母もその話をしていたが、あとで調べたら全然違った。親子揃って適当な記憶。
すぐ近くの李禹煥美術館にも行ったが、こちらは観念的・禁欲的な印象の作品が多く正直あまりおもしろくはなかった、というか難しかった。建築は地中美術館と同じく安藤忠雄。泊まるベネッセハウスも忠雄だし、基本的に全部忠雄。母は何回教えてもタダシと言っていた。
夕方になってきたのでベネッセハウスへ。ベネッセハウスにはコンセプト別に4つの棟があり、今回は一泊目にミュージアム、二泊目にパークに宿泊した。結論からいうと(部屋のランクも違うので比べづらいが)ミュージアムの方が快適だった。
このホテルは美術館と一体になっていて、一般客が入れない時間帯にも館内を見ることができる。明るい昼間と夜だと空間の雰囲気や作品の見え方が違っておもしろいし、夜に人気のない美術館を歩くのがはじめての体験でどきどきした。
ベネッセハウスに泊まる人が悩むのがご飯問題だと思う。ホテルのディナーは1万円〜のコースしかないし、ベネッセハウス周辺の徒歩圏内にはレストランがない。宿泊者用バスは19時台までしか出ていないし、島なのでタクシーも多くないため来て欲しい時に来てもらえるかは謎。レンタカーを借りることも考えたが、バスで移動できるのにこのためだけにレンタカーはもったいない…と思い、結局2泊とも夕朝食付きにした。
1泊目はミュージアム内の和食懐石レストランで、正直全然期待していなかったのだがこれがかなりおいしかった。地のものやあまり食べなれない食材がたくさん出てきて新鮮な楽しさがあった。
直島はとても外国人観光客が多い。私たちが行った時は半分以上が外国人観光客のように見えた。中韓とフランスなどのヨーロッパ系が多い印象。懐石を食べているときも私たち以外全員外国のお客さんだったので、母はしきりに「みんなこんなん(じゅんさいとか酢味噌とか胡麻豆腐とか)おいしいと思えるのかな…」と心配していて、しまいには「おいしいですか?って聞いてきてや」と言い出したので本当に困った。
犬と猫の話
2018年の12月に、実家の犬が亡くなりました。18歳でした。柴まじりの雑種犬で、この世で一番かわいい顔をしていました。
犬がまだ元気だったとき、脱走したことがありました。犬は常に元気いっぱいなので散歩中に我々を振り切ってすごい速さで逃げていくことは一度や二度ではありませんでしたが、この時は散歩から帰ってきたあとに庭に繋ぎ忘れていたようでいつの間にかいなくなっていました。しかもちょうど社会人になったばかりの私の研修が終わり配属先が発表され、突然東京に引っ越すことになった最中のことだったので、私は引っ越しの手続きのために会社から与えられた3日間程度の休暇で新生活の準備をしながら犬を探すことになりました。
散歩コースやその付近をグルグル回ったり、迷子犬の貼り紙を作って近所のスーパーに貼ってもらったりしましたが犬は見つかりませんでした。もう明日には東京に行かなきゃいけないのに…と焦っていたその時、おばあちゃん筋から犬らしきものが近所のお宅に捕獲されているとの情報が入りました。急いで向かうと、一旦入るのを躊躇うほどの立派な門構えお宅でした。そしてその軒先に、犬がいました。泥まみれで毛はボサボサ、顔はショボショボしていて、これは…たしかに犬だが…私の知ってる犬か…?と自信が持てませんでした。が、迎えにきた私と祖母に気づくとショボショボの体でゆっくり立ち上がって尻尾をのそ…のそ…と振りだしたので間違いなくこれこそが犬だと分かりました。ご飯を置いてくださっていたのも見えたのですが、それは全く食べなかったそうです。こんなにショボショボになった姿は見たことがないのと、安心感とで、涙が出てきて「ありがとうございます…」と蚊の鳴くような声を絞り出すのが精一杯でした。
それはともかく、犬を保護してくださったというそのお宅のお子さんが途轍もない美男子で、私と祖母は呆気に取られてしまいました。高校からの帰り道に、川に犬がはまっているのを一緒にいたその子の彼女が見つけてくれたそうです(正直このとき、いるのかよ彼女…と思いました)。少年が助けてあげたところ前後不覚になった犬が家まで着いてきてしまい、とりあえず保護してくれたという経緯でした。帰ったあと、私と祖母は「えっめっちゃかっこよかったな…?」「ほぼ三浦春馬やんなぁ!?」などと大騒ぎでした。犬は翌日綺麗に洗われ復活しました。
そんな犬は脱走騒動から4年後にこの世を去りました。最後まで病気もなく大往生でしたが、年老いて普通にできていたことができなくなった最後の2年間ほどはとても苦しく、私は楽しいことがあまり楽しく感じられなくなりました。楽しいことであればあるほど後ろめたさがあり、ここでこんなことしてていいんだろうか、全部中断して実家に帰ってずっと犬と一緒にいた方がいいんじゃないだろうか、という気持ちが常にありました。もちろん犬にとってはそんなの知ったことではなく、私が勝手に思っていただけです。でもそう感じてしまう気持ちはどうしようもなく、犬がいなくなった後はそういった後ろめたさはなくなりましたが、楽しい時もどこか心の奥がひんやりする気持ちはそのまま残りました。
犬がいなくなる前の月に一週間ほど帰省して実家で仕事をしました。まだコロナが始まる前なので、そういった状況は稀でした。11月でしたが天気がよく、日の当たる縁側で犬が足元にいて、私は仕事をしていて、たまに犬を撫でて、あーずっとこうしたかったんだなと思いました。
そういったことがあり、最後にどういう気持ちになるかわかったのでもう動物は飼いたくないなと思っていました。だけど人間は愚かなので、忘れはしなくても、薄れてしまいます。そして今年の4月に、我が家に猫がやってきました。
仮にまた動物を飼うとしても犬以外考えておらず、猫を飼う想像は30年間したことがありませんでした。私はそもそも乗り気ではなかったので、彼氏の強い意向により猫を飼うことに決まりました。もちろん相談して決めましたが、飼うと決めたあともすごく悩んで、やっぱりやめようとか、かわいいのはわかるし来たらちゃんと可愛がるけど心から愛せるかわからないよ、とかを彼氏に毎晩言っていました。彼氏(好きなYotuberはコムドット)は恐ろしくポジティブで細かいことを気にしない人なので大丈夫だよ〜としか言わなくて将来のすべてが不安になりました。お迎えする前の一週間はずっと緊張して、ろくに眠れませんでした。
そんな不安の中やってきた猫は、むむという名前になりました。むむっとしていたので。
最初こそ状況が自分自身飲み込めなくて困惑していましたが、そこはむむの利口さに助けられました。トイレは教えなくても一回で覚えたし、名前もあっという間に覚えたのでいつから認識していたのかもよくわかりません。はじめての猫との暮らしは驚くことばかりでした。飼うといっても猫は人間に媚びないというしそれなりの距離感があるんだろうな、というのが当初の私の想像でしたが、実際はまるでポケットモンスター ピカチュウ版のように家中をついてきます。
といってもべたべたしてくるわけではなく、多少の距離は保ちつつも、同じ空間には存在していたいようです。コミュニケーションもかなり取れます。感情や表情の豊かさにも驚かされるばかりで、たまに本当は犬なんじゃないかと思う時があります。
こんなにも「他者と生活している」感があるとは思わず、予想以上に生活が変わりました。外出は最小限に抑えるようになったし、出かけても心配ですぐ帰ってきてしまいます。帰ってきたところで、嬉しそうにするわけでもないんですが。
いきものなので、飼った方がいいよとかは絶対に言えないですが、少なくとも私は本当によかったなぁと思っています。彼氏もしょっちゅう「むむが家に来てくれてよかったね」と言っています。理由はたくさんあるのですが、"毎日必ず幸せな気持ちになれる瞬間があることが確約されている"というのがかなり大きいです。普通に生きていたら今日幸せなことがあるかどうかなんて分からないけど、むむがいると絶対にある。
犬は外飼いだったのでこんなふうに一緒に寝るのは初めてで、こんなに幸せでいいのかな?と思う時がいっぱいあります。
先日、むむがうちに来てから8ヶ月経ち、1歳になりました。それに合わせて、一緒にむむを育てている彼氏と結婚もしました。むむを飼ったことによってすこし心境の変化があったというか、むむに対する責任感も理由のひとつとしてはありました。そんなことは知ったことではないむむは今は4キロ近い立派な猫になり、すっかり丈夫になりました。
犬とは、ちゃんと時間を過ごせなかったのが心残りでした。きっと介護も含めてずっとそばにいられたらあそこまで悲しい気持ちにならなかっただろうと思います。だからむむとはなるべくたくさんの時間一緒にいたいし、あーたのしかったと思って寿命を迎えてほしい。人が好きかどうかはよくわからないけど、遊ぶのは大好きなのでたくさんの人に遊んでもらいたい。後悔しないように時間を過ごしたいなと思っています。
私とNUROの38日
引っ越すにあたり、回線をNUROひかりに変えました。
在宅で仕事をしているためそれなりにちゃんとした回線が必要で、会社でもNUROを使っていて他の光回線と比べてもかなり速いことは知っていたのでどうせ変えるならNUROがいいなと思ってました。
が、開通までけっこういろいろあったのでまとめます。
もし検索でこのブログに来た人がいたら「NURO 工事 遅い」とかで検索してきたんだと思います。そうなんです遅いんです。
NUROは2度工事があり、1回目が屋内工事、2回目が屋外工事です。
1回目の屋内工事は比較的スムーズに決まるのですが、2回目の屋外工事はなかなか予約が取れず、人によっては数ヶ月から1年以上も工事待ちになっているという情報をTwitterで見て震えあがりました。
私はそんなことは知らず、申し込んだら1週間くらいで開通するよね?と思っていたので引越しの二週間ほど前に申し込んで、しばらくは家でネットが使えない生活を送ることになりました…。
その経緯をまとめたのでこれからNURO引こっかなと思ってる人、引く気はないが困ってる人を見るのが好きな人は読んでください。なおよくある誘導サイトじゃないので別にこのブログからNUROの申し込み画面に飛べたりはしません!
4/1 NURO申し込み
NUROの申し込みはネットでできます。
当たり前だろ!って感じですがネット回線の契約はネットに広告を載せていても「申し込みはお電話で!」パターンが多いので個人的にはNUROの申し込み〜開通まで全てネット経由で完結するシステムはとてもありがたかったです。電話だと、住所とか口で言わなきゃいけないですからね…。"瓜"の字は西瓜の瓜で…とか口頭で言ってると僕達の想像していた2021年て…こんな感じだっけ…って気持ちになるので…
ちなみに初回工事が早かった方を契約しようと思って同時にauひかりも申し込んでたんですが、そっちはまさに「申し込みはお電話で!」形式だった…。まあここは好みの問題ということで。
NUROは申し込みと同時に屋内工事日程が選べるため、最短の4/9を選択しました。
これだけ聞くとあたかも申し込みから一週間ちょっとで開通するかのような錯覚を受けますが、これは罠です。気を抜かないでください。私はここから開通まで38日かかりました。
4/9 屋内工事
工事は予定通り1時間で完了。外壁にキャビネット、室内にルーターを設置されました。
屋内工事を担当していただいた方には「2〜3週間で屋外工事ができると思います」と言われました。
前述のように屋外工事待ちで半年とかの事例をネットで見ていたので、思ったよりは早くてよかった〜と安心
したのですが、そんなわけはなかった。
その後進捗が2週間以上膠着状態となり、一向に進まなくなります。
くる日もくる日もNUROの工事進捗確認画面を更新する日々。
屋外工事の日程予約をしたいのに、ずっと「調整準備中」のまま予約させてくれない。調整中ですらなく調整の準備中。何の調整?私が代わりにやろうか?
屋外工事は電柱から光ケーブルを引き込む作業なので、マンションだと事前準備が大変なこともあるようですがあいにくうちは戸建てだし、大家の許可も取れてる。家の前に電柱もある。マジで何の調整?
NUROに「屋外工事の日程いつ決められるんですか」と問い合わせをするも、「日程を調整するための日程がいつになるかも分からない」との回答。つまりこの先どこかのタイミングで工事予約ができるようになり、その予約時点からもさらに数週間〜数ヶ月待つ可能性があるとのこと。
え……無理……
そんなに待てない…………
待つにしても目安がほしい。とりあえず繋ぎで別の回線を使うにしても、いつになるのか全く分からないとなると予定も立てられません。
開通まで1〜2ヶ月はかかることは覚悟してたけど、さすがにいつ工事の予約ができるようになるのかすら分からないとなるとイライラしてしまいます。
そんなこんなで屋内工事から17日経過。
この間、仕方ないのでポケットWi-fiを契約したり、リモートワーク中ですが仕事はオフィスに出社して行ったりしていました。
4/26 16時
屋内工事から2週間以上経過し、もはやライフワークの一環として流れるようにNUROの進捗状況確認サイトを見ていたところ、ついに屋外工事の日程予約ができるようになっていました!!
が、
最短でも一ヶ月半先の6月中旬(涙)
しかし予約できるだけマシということで、とりあえずこの時点で最速の「6/11午前」を予約。
4/27 9時
Twitterで「屋外工事のキャンセル枠が出ていないか問い合わせたら日程が早まった」という人を見かけたので、ここから先は毎日空き枠確認をし続けると腹を括っていた私。
さっそく朝イチでNUROにLINE問い合わせ。しかし6月中旬以前は空きがないと言われてしまいあえなく退散。
4/27 23時
しつこさだけは誰にも負けないので、朝問い合わせた時はダメって言われたけど…と、いちおう寝る前に念のため空き枠が出ていないか確認。
そしたらなんと6月上旬まで予約可能になっていました。少しでも早めたい一心で、その時点で最速の「6/1午前」を予約。
4/28 17時
昨日予定を早められたことに味をしめて、再度空き枠が出ていないか確認。なんと突然5月上旬までガバッと予約できるようになっていた。
一体どんな管理してたらこうなるのかはよく分かりませんが、とりあえずその時点で最速の「5/11午後」を予約。
これ以後もこまめに確認し続けていましたが、おそらく予約ができるのが一週間後かららしくこれ以上早めることはできませんでした。でもとにかくこれで最初の予約時点から1ヶ月も予定を早めることができました。
5/11 屋外工事
屋外工事の当日まで連絡がなく不安に思っていましたが、予定通りやってきて家の中に入ることもなく一時間ほどであっさり工事完了、無事インターネットが使えるようになりました!!!!!!!!
はえ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
というわけで私がNURO申込みから開通までにかかった期間は38日でした。
ネット見る限りだともっとかかるのかと心配してたけど思ったより早く終わってよかった……!!毎日予約画面に張り付いた甲斐がありました。
NUROくんとはこれ以来よろしくやっており、4ヶ月経った今でも特に問題なく快適に使えています。
代わりに屋外工事待ちの繋ぎに契約して実質2週間しか使っていなかったMugen Wifiの解約手続きが正常に処理されておらず、料金が数ヶ月過請求され続けていてメチャクチャ揉めるということもありましたがまあそれはまだ返金処理待ちなので全てが終わってからということで……
最後に最近食べておいしかったカレー貼っておきます。
自衛隊大規模接種センターの予約に勝てる方法と行ってきたレポ
自衛隊・東京大規模センターでワクチン1回目打ってきたので予約争奪戦と会場のレポを書きます。
大規模センターの予約必勝法
まず、大規模接種センターは接種券さえ持っていれば住んでいる都道府県に関わらず誰でもワクチン接種を受けることができます。
なんなら東京に住んでる人が大阪会場で受けることも可能です(ぜんぜん推奨できないけど)。
私は横浜に住んでいますが、横浜市のワクチン接種はまだ65歳以上&基礎疾患がある人対象の段階で、ピチピチ元気いっぱいヤングウーマンの私がいつ対象になるかも未定だったので東京の大規模接種センターでの接種を選びました。
選びましたっていうか、予約を超頑張ってとりました。
この予約が曲者で、現在毎週月・木の18時に予約受付があるのですが、合計4回WEB予約に挑戦しました。ある程度コツがつかめたので共有します。
なお東京会場と大阪会場の予約サイトは別物なのでここでは東京会場についてのみの説明をします。
用意しておくもの
・接種券番号
両方接種券に書いてあります。入力欄にすぐ貼れるようコピーしておくと勝ちやすくなります。
推奨環境
PC、強めのネット回線(私の場合NUROでした)、Chrome
※「スマホでLINEから予約した方がつながりやすい」とツイートしている人を割と見かけたのですが、LINEに個別窓口があるわけではなく、予約サイトへのリンクをLINEのブラウザで開けるだけなのであまり意味はないと思います。実際私はPC・Chromeの方が早かったです。
予約方法
大規模センターの予約サイト の「東京センターで予約する」ボタンから予約画面に飛べます。
予約受付時期以外はここから接種券番号などの入力→カレンダーで予約空き確認ができる(&仮にキャンセル枠があったら予約できる、まあないけど)のですが、
毎週月・木18時の予約開始30分前頃から、「予約はまだ開始しておりません」という画面に飛ばされるようになります。
こうなったらそのまま放置してください。リロードはしないでください。
予約受付開始時間頃になったら自動的に「大変混雑しています」という待機画面に遷移します。18時過ぎてもこの待機画面にすら遷移しないこともあるんですが、リロードせず待っていればそのうち変わりますので耐えましょう。
あとは画面を放置してひたすら待ってください。リロードはしないで。(3回目)
私は「45分待って予約できた」という人のツイートを参考にしていたので画面をリロードせずひたすら待って18時30分頃ようやく予約画面に到達できましたが、知らなかったらとっくに諦めていたでしょう。
予約画面に遷移できたら接種券番号・市町村コード・生年月日を入力
→会場選択(A〜Dがあるけど全部大手町会場なのでどれでもいいです。みんながなるべく選ばなさそうな会場を見極めてクリックしろ!)
→カレンダーから希望の日程・時間を選んで予約
で、完了です。
ポイントとしてはとにかく早めに待機画面を開いておくこと、リロードせず放置し続けることです。予約画面に遷移したらあんまり慌てなくても大丈夫。
私も4回やってるのでほぼ諦めつつも参加していましたが、まあワクチン接種完了した人は増え続けているわけで、大規模センターの予約も少しずつハードルが下がっている印象があったので、予約ができなかったという人も次回諦めずやれば上手くいくかもしれません。
行ってきた
そんなわけで頑張って取った大規模センターでのワクチン接種をしてきました。
ツイッターで見た「ワクチン打ちづらいからワイシャツとか着てくるやつ勘弁してくれ」という医者の愚痴を鵜呑みにしてちゃんと腕をむき出しにしておいたし、ツイッターで得た接種前後にポカリを飲むといいらしいという情報を鵜呑みにしてちゃんと飲んでから行きました。なおポカリは熱中症には効果あるけどワクチンの副反応の抑制にはあんまり意味ないっぽいですよ(看護師情報)。
大手町駅には会場はこっち!ってポスターがそこらじゅうに貼ってあるのでウオ〜わかりやす〜!と思いながら矢印の通りに進み改札を出た瞬間、目の前に看板を持っている人がいて「オッケーそっちね!」って思って進んだら大規模センターとは真逆の全く別の会場でした。
右の看板に誘われそうになりますがよく読むとこれは「東京都行幸地下ワクチン接種センター」の案内です。自衛隊の大規模センターは左のポスター。いや罠すぎるやろ
(看板持ってる人に罪はないが…)
会場内は撮影禁止なので何も撮ってませんが、入った瞬間ピタゴラスイッチみたいにポンポンポーン!て移動させられて13時に会場到着したのに13時10分にはワクチン打たれてたし、その後15分経過観察して次回の予約取って13時30分には出口にいました。すごすぎ。
会場内のエレベーターに乗った時、感染対策のため全員壁側を向いてくださいと言われ完全にこの状態になって嬉しかった。
現場ではこんなにシステマチックでスムーズな対応ができてるのに、なぜ政治は…なぜ…と思いますがとにかく人生でなかなかないベルトコンベアーに乗せられポテトチップスにされるジャガイモみたいな体験ができるので機会があれば是非。
伊勢丹で全身のサイズ測っておすすめのコーデ教えてもらってきた
身体の3Dスキャンを取って各部位のサイズを測れるのと、それに合わせてコーディネートを提案してもらえるというサービスです。
測定と簡単なコーデ提案だけの30分コースと、それに加えてスタイリストの方と店内を回ってお買い物提案してもらえる90分コースがあって私は後者を選択しました。なお、どちらも無料!!伊勢丹さんすごいぃ……
予約が全然とれないので先月から予約していて、このためにお休みまで取りました!!いくぞぉ〜〜〜〜〜〜
【全身サイズ測定】
最初にこんな感じの機械で全身をスキャンしてもらいます。ほぼ全裸(紙の下着のみ着用)なのでこれは完全に一人でやります。
5分くらいで終了。測定した結果をもとに作られたほぼ全裸の自分の3Dデータを見せてもらうことができるのですが、それはさすがに恥ずかしすぎるので載せられません。店員さんも見ないので、一人で3Dのだらしないからだを360度グルグル動かして見ました。
測定結果は印刷してもらえます。
伏せている部分に各パーツの詳しいサイズが記載されています。通販で服を買うときに「肩幅?股下?ウエスト?知らんなぁ……160センチの店員さんの着用画像があるから脳内で10センチ+した姿を無理やり想像するしか……」と毎回博打でしかなかったのが今後はこの正確なデータを元に服のサイズと照らし合わせることができるようになりました。
【体型タイプ診断】
測定サイズの中で今回重要なのはこの部分。胴体断面と、上半身と下半身の形状から5段階で数値化されます。
私の場合、
胴体の形状は3なので厚くも薄くもない?
上半身の形状は5なので上半身からウエストへの傾斜が強い
下半身の形状は4なのでお尻からウエストへの傾斜が強い
という体型のようです。総合するとアルファベットのXのような形なのでXlineという分類になるようです。
この他にも4つのLINEがあり、その他の測定数値と合わせて9種類のタイプに分けられるみたいです。(全部のタイプを見たりはできなかったので多分ですが!)
私の場合はXlineのタイプ9でした。
タブレットでそれぞれのタイプに合ったコーデを見せて教えてくれるのですが、ネットなどで公開されてない資料なので載せるのは微妙かな?と思うため申し訳ありませんが私の絵で失礼します。タブレットの写真撮影は好きにさせてもらえます。
※見せてもらった資料からなんとなく掻い摘んだだけなので参考程度です。
【似合うコーデ】
ウエストに傾斜のある体型なので、ウエスト位置が分かるような服が似合うそうです。
クロップド丈のトップスや、ハイウエストのパンツなど。トップスは比較的タイトにして、ボトムにはワイドパンツやフレアスカートなどボリュームのあるものを合わせるとメリハリが出て良いのだとか。
苦手なのはくびれのないゆったりした服。確かに自分が普段から薄々感じていた服と体型の見え方にかなり近くて、あれは間違ってなかったんだ!と嬉しかったです。
私はとにかく太ももが、太い、腿。なので太ももやお尻周りに合わせてボトムを選ぶとウエストが緩く、また身長も平均よりだいぶ長いのでパンツ選びが難しくて仕方ないという悩みがあるのですが、それがこうやって説明されると妙に納得できました。
【あまり似合わないコーデ】
タイプ的に私の真逆の体型は「I(アイ)line」になるそうです。アルファベットのIのように体の線がまっすぐな体型。モデルさんはほぼこれなんじゃ?と思うんだけど違うのかな?
Ilineの方は直線的なシルエットやモードな着こなしが似合うそうで、私の服の好みとしてはこちらの方が近く、Iline向きと紹介されているお洋服をよく買っているのでワァ……となりましたが薄々気づいていました。体が薄くて、ショートヘアが似合う感じの人が着てると良いんだよなこういうの……
もちろん似合う似合わないは他のいろんな要素が複合して決まるものなので今後も好きなものを着続けますが、「このブランド雰囲気的には私に似合いそうだしサイズ感もちょうどいいのに着るとなんか違うな〜」と思っていたものはもしかして……?と思い当たるところが結構ありました。
【お買い物】
ここまで紹介してもらったところで、スタイリストさんと一緒に館内を回っておすすめのお洋服を紹介してもらいます。事前に普段から買っているブランドは伝えていたので、好みから外れない範囲でおすすめの服を教えてもらいました。
その中で気に入ったものはピックアップしてマッチパレットの試着室に持って帰り、全部まとめて試着することができます。これがすごく便利で、とにかく試着ってめんどくさいじゃないですか。試着すごく嫌いなんですよ。カーテン開けて店員さんに見せて「素敵です〜」って言ってもらえるのはいいんだけど言わせてるみたいで恥ずかしいし、単純に気になった服を一個一個試着するのってすごく時間がかかる。服を何度も脱いだり着たりしたくねえ。マッチパレットの場合は複数のブランドの服をひとまとめに試着するという、通常ではできない手段が取れるのでとーっても便利でした。
ちなみに昨年末に婚約指輪を買った時も伊勢丹のアテンドサービスを利用して、そこでもシャネルとヴァンクリーフの指輪を横に並べて比べるという通常なら絶対できない試着方法ができたので非常におすすめです。
【買ったもの!!!!!!】
別にオススメしてもらえるだけなので買わなくてもいいんですが買う気まんまんで行ったのでたくさん試着してその中から買わせてもらいました!
Xline鉄板のワイドパンツ。パンツはほぼワイドしか持っておらず、私と会ったことがある人にはこんなん既に持ってなかった?って思われそうなんですが先述のようにパンツ選びがすごく難しくて、今のところ黒のワイドパンツでこれだ!という買い物ができたことがないんですよね。
これはかなりボリュームのあるワイドパンツなので後ろ姿も太ももパツパツじゃないし丈も相当長いので私の身長でも足首が隠れて◎。試着したものよりワンサイズ小さいものを購入(お取り寄せ)したので写真はウエストが緩めですが、ウエストがちゃんと引き締まるのも◎
診断結果無視してない?て感じのワンピース。ただ、ウエスト部分に切り替えがあるのでこれも◎だそうです!体型とか関係なく可愛かったので買ってしまいました。店舗で見ないと絶対買わなかったタイプのやつだからうれしい。
はぁ……首元がもたついてるのがかわいい……二の腕は要絞り。
【たのしかった〜】
最終的に30分オーバーして2時間も面倒見てもらいましたが最後までとっても丁寧に優しく対応していただいて本当に楽しかったです。同じ百貨店内でも販売員は基本ブランド側が出しているので、店によってはなんだこいつモノ売る気あんのかァ……??って思うこともあるんですが、マッチパレットの店員さんは伊勢丹の社員さんなので(多分、そのはず)間違いなく伊勢丹クオリティの接客が受けられます。
余談ですが何年か前に銀座三越に行った時に、当時25歳くらいだった彼氏がコムデギャルソンのおば…お姉さんに「ボクの身長ならLサイズでいいと思いますよ」と言われたことがあって、今でも我々の中では伝説として語り継がれています。コムデギャルソンからしたら25歳など尻の青い赤子同然、西松屋行ってロンパースでも買ってなというコムデギャルソン銀座三越店のメッセージが伝わってくるようです(※諸説あります)。
ダンゴムシと私の新生活
いろいろあって築何十年かわからないくらい古いお家を借りて、内装をフルリノベして住むことになった。
というか4月から住んでいる。
ここ2日ほどでようやく料理などをほんの少しするようになり、生活感が出てきて家に若干慣れてきた。
いろいろの部分は本当にいろいろあって、私以外の人も関わることなので割愛。
私的にはあまり気乗りしない点も多分にあったが、何より彼氏が自分で設計した家に住みたいという気持ちが強く、心のパワーで押し負けたのと、あと前に住んでいた目黒のマンションの家賃が月16万もかかっていてあんまり二人で住んでるお得感がないなーとか、コロナ以後在宅勤務になって二人共がオンライン会議しなきゃいけない場合は(ワンルームなので)どっちかが洗面所に引きこもらないといけないとか、いろいろと不便があり、5年程度のコストでみた時にお得になるだろうということでこの選択をした。
考えなければいけないことが多く憂鬱になることもあるがなるべく毎年やったことないことをやるというのは私の人生のテーマでもあるし、他人が人生に関与することで思いもよらない方角に進むのも面白いだろうとポジティブに捉えようとはしている。
リノベ自体には私はほぼ全く関与しておらず、やる気いっぱいだった彼氏が全て考えた。内装は壁から床から全部まるっと作り替えており、代わりに外装はぼろぼろのまま。
ビフォーアフターが結構面白いのでぜひ見て欲しい。
リビング・キッチン
Before
初めて見た時、廃屋にしか見えずこんな場所に住む想像が全くつかなかった。
After
キッチンと、畳の居間?をブチ抜いて一個の大きなリビングにした。
真ん中にある柱2本は家の大黒柱的なものらしくこれを抜くと崩壊するとのことでそのままになっている。
非常に古い家のため全体的に傾いており、一階部分の床に使える素材が限られていたらしく土間になった。
この照明は8万円もしたがこれがあることで明らかに部屋のレベルが上がる感じがあるので買ってよかったと思う。
洗面所
Before
よく見たら何か写ってるかもしれない。私も写真を撮った時こんな空間を見るのが怖くて秒で撮ったのでブレてるし傾いている。
After
今っぽい自撮りが捗る洗面台になった。
階段
Before
(下から)
After
(上から)
寝室
Before
After
寝室も、2つの部屋をブチ抜いて1つの部屋にしてある。
壁の四角い凹みはもともとあったもの。
書斎
Before
After
もともと押し入れだった部分を本棚にして、作業スペースにした。
人間4人くらいなら全然余裕をもって作業できるくらいの奥行きがある。
そのまま残したもの
玄関のチョコレートみたいな扉は可愛いが、そのまま使用しているためそこらじゅうに隙間があり、ダンゴムシが次々と訪問してくる……。
ダンゴムシだけだったらまだいいけど……。
ガラス等もそのままなので昭和おなじみ柄ガラスも残っている。好きなポイント。
リビングだけでなく寝室にも柱が残っていて、これも塗装などせずむきだしのまま。
よかったこと
- 作業スペースができたのは本当に助かった。ワンルームだとオフィスとかにあるような作業用の椅子を置くと台無しだし、場所も取るし…とダイニングテーブルで仕事をしている状況だったので仕事部屋ができたことでかなり快適になった
- 今までワンルーム2人暮らしだったのが、3部屋できたことでプライベートな時間を持てるようになった
- 彼氏が自分で考えた家なので、家事や家の手入れをマメにやってくれるようになった。実際これが一番うれしい
悪かったこと
- すげーーーーーーーーーーーーーー虫出る
- 引越し直後、3日連続で見たことない虫が同じ時間同じ場所に現れた時は本当に心臓が止まるかと思ったしいまだにそいつが出た場所が怖い
- 共用スペースが常にきれいに保たれている、24時間ゴミ出しOK、宅配ボックスが潤沢にある、隣近所づきあいゼロ等マンションの利点が全て失われ、自分がいかに楽をしていたか思い知った
- ダンゴムシがシンクで死んでいた
- お風呂だけ予算の都合でリノベされず、クリーニングのみなのでボロいしめっっちゃくちゃ掃除がしづらい………………………………………………
- 毎日2ダンゴムシ、5羽虫くらいは殺している
- 庭に猫が入ってくるのが嫌すぎ
今一番やりたいことは義理のお兄ちゃんに教えてもらったこの白い粉を庭に撒きまくってダンゴムシを抹殺することです。