A_LIFE Blog

ええおっちゃんになりたいおっちゃんによるブログ。カメラと自転車と英語と酒と泪と男と女と時々建築

           

長時間労働についてサラリーマンが思う3つの事とこれからの僕

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有名企業の社員が自ら命を絶った出来事をきっかけに、連日のように働き方改革についてのニュースが流れている。インターバル制等いろんな法整備に力を入れて頂くのはありがたい話しだが、元々長時間労働が問題になるような業界で働いている人からしたらそんなことしたって何も変わりゃしないよ!ってところだろう。

 
とは言いつつ何とかして打開したいのも皆さん一致する意見。建設業というブラック業界ランキング上位になることの多い業界に身を置く僕が、愚痴とも何ともわからないことをつらつらと書きとめる。
 

何が真実!? 残業時間

一ヶ月の残業が100時間を超えたらブラック企業だ!と言われると意外と短いなと感じる人も多いだろう。1日当たり5時間残業で20日間働けばそれだけで100時間、そこに休日出勤が加われば100時間の壁は簡単に超えてしまうのだ。
 
だがしかし、かつて200時間超が当たり前の職場で仕事をしていた僕のことが、仮にニュースになったとしても公になる残業時間は40時間程度であり160時間超はサービス残業として闇に葬り去られる。恐らくオープンになる残業時間にはそのような状態であり、実態は報道より悲惨なことが多いだろう。
 
いかにして残業時間を減らすかということが議題にあがる時、残業時間とやらは上記の200時間ではなく40時間にフォーカスされることが多くせつなく感じてしまう今日この頃。
 

ノー残業デーってどう!?

僕の職場はかつて毎週水曜日は19時になったら電気を消すというノー残業デーがあった。しかし、19時に消された電気は数分後には全て点灯されていたので全くもって意味が無い。強制的に退社させられたとしても自宅に仕事を持ち帰るだけなのでこれまた意味が無い。前述のインターバル制もこのパターンに陥る可能性が高い。
 
結局どこにいようが仕事をすることになるんだったら会社でするわ!とお思いの企業戦士は多いだろう。 一サラリーマンの僕にはどのような施策があるのか想像もつかないが、結局のところどんな制度が定められたとしてもこのパターンなんでしょという気持ちが根底にあるからあまり期待できない。 
 
お客様あってのこの社会。求められることが変わらないのにすぐに働き方を変えろと言われてもそうは問屋がおろさない。制度が世の中に浸透して効果が出始めるまでにはかなりの時間を要するだろう。
 

根強く残る!長時間労働至上主義

するべきことを終わらせた上で早く帰る。これがベストであることは明らかなはず。ただし、長時間労働至上主義の人にとってはそうではなく、とにかく会社で最も遅くまで仕事をしている人がほめたたえられるのだ。そしてその主義者の得意なことは早く帰る人=暇人だから仕事をたくさんやってもらおう!攻撃だ。
 
この攻撃は僕らのやる気をどんどん奪っていく。そして、やることがあろうがなかろうが遅くなるまで会社にいることが最大の防御方法であることを学んでいくのだ。
 
かつて長時間労働を武器にビジネス社会を生き抜いてきた猛者達はそれを継承したがる傾向にある。僕もその予備軍であることは間違いないので自分の代で断ち切るのだという信念が必要だ。
 

これからの僕が目指すこと

早く退社をするけど人一倍の仕事量をこなす。
 
それが出来れば誰も苦労はしない。という意見が容易に聞こえてきそうだ。難しいことはわかっている。しかし、それを達成することで僕はビジネス社会での自分の存在価値を高める(できるサラリーマンになる)ことに成功するのだ。まずはやることあろうがなかろうが早く帰る(今までの逆)をやってみるかな。