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大黒摩季の歌詞はイカレ

6年前に「大黒摩季の「あなただけ見つめてる」 の歌詞が部分的にラインで送られてくると恐怖」 っていうブログを書いたんです。←https:// 4264kkato.hatenablog.com/ entry/2017/02/22/185430

もっとやべぇのありました。


もっとやべぇっつーか、大黒摩季の曲って、 歌詞のイカレ具合をバグった歌唱力とハイテンポな曲調でごまして るだけで全部やべぇ気がするんですけど、 抜群でやべぇの見つけました。

 

 

 


「STOP MOTION」

 

 

 

 


です。

 


まず、歌詞付きのYouTube貼っておきますね。


https://youtu.be/rNR2C8dHOFc? si=CKdueMaV0j3NPC5k

 


めちゃくちゃかっこいいじゃないですか?大黒摩季の声と、 作曲能力が伴って90年代のかっこよさ、 ここにありみたいな感じじゃないですか?

 

 

 


でも、歌詞やばいですから。

 

 


下に貼るんで、本気で狂ってるんで、読んでください。

 


https://www.uta-net.com/song/ 6281/

 


読みました?

 


いきなりやばくないですか?

 


「Oh!Please kill me 新しい私で」


って書いてあるんですよ。

 


いや、言いたいことはわかるんです。痛いほどわかります。

 

 


「振ってください。でも私は新しい日々を歩いてく」

 


的な意味なんだろなってのは伝わるんですよ。

 

 


これ、どういう変換機能を通せば

 


「Oh!Please kill me 」

 

 


直訳で

 

 


「殺してくれ」

 

 


になるんですか?

 


しかも

 

 


Oh!て

 

 

 


Oh!て

 

 

 

 


Oh!て

 

 

 

 


Please kill me の前に付けるべきでない言葉No.1じゃないですか。 軽すぎるって。

 


で、聞き進んでいくと、サビがやってくるわけですよ。

 


冒頭の歌詞付きYouTube見てない人もいるかもしれないんで 、サビのスクリーンショット貼っておきますね。

 

 


f:id:urosinke:20231215065811j:image


「Stop motion  Stop emotion」

 


めっちゃかっこいいし歌うまい

 

 


f:id:urosinke:20231215065829j:image

 

 

 


「Ah 殺かせて欲しい」

 

 


?!?!?!?!?!?!

 

 


「殺かせて欲しい」

 

 

 


?!?!?!?!?!?!

 


「殺かせて」

 

 

 


?!?!?!?!?!?!

 

なに?!?!?!?!?!どう読むの?!?!?!?!

 

 

 


まぁこれ、発音では

 

 

 

 


「いかせて」

 

 

 


って歌ってるんですよ。

 


さすがにウソだろって、この当て読みはないだろって、 ガンダム富野由悠季ですら「宇宙(そら)」、「地球(ほし)」 とかまだわかりやすい感じにしてるのに

 

 


「殺かせて」=「いかせて」

 

 

 

 


はさすがにYouTubeの字幕だから間違ってんだろ、 いや間違っててほしいって思ったんです。

 


でもですね。 ここで最初にURLで歌詞を貼ったことがトリックになるんですね 。どうせ誰もちゃんと読まないんで。

 

 


スクリーンショットで貼りますね。

 


f:id:urosinke:20231215065944j:image

 


「殺(い)かせて欲しい」

 

 

 


って書いてあります。

 

 

 

 


間違ってない。

 

 


怖すぎる。

 

 


いやね?

 


この歌が


明らかに浮気してそうな彼氏に、隠してるよりだったらあなたから振ってください

 


ってものなのはわかってるんです。痛いほどわかります。

 

 


でも

 


それが


Please kill me 


になって


殺(い)かせて欲しい

 


っていう表現になるの、やばすぎませんか?

 

 

 

そして、これが、大黒摩季のデビュー曲であって

 

 

その前に荻野目洋子とかがいたアイドルに提供した曲だってことが怖すぎるんですよね。

 

 

 

アイドルの曲作ってって言われてこれ出して来る神経どうなってんだよ。

34歳のデブが汗かきながらナショジオ展を2時間かけて見たら「 写真」というジャンルに対しての認識が変わった話

 

元々結構、美術・芸術鑑賞ってのが好きで、 訪れた先の美術館には度々訪れていたし、 地元である秋田市の美術館で気になる企画展があったら行ってはい たんですが、 今まであるジャンルに対してはまったく食指が伸びなかったんです 。

 


それは「写真展」です。

 


個人的に「美術・芸術鑑賞」の楽しさって、その創作物単品、 つまり絵画や彫刻、陶器や茶器なんかが「人の心を動かす体験」 をさせてくれるところにあると思ってるんです。

 


写真展では俺が求めている体験を得られないんじゃないかって思っ てたんですね。

 


いや、写真でも「人の心を動かす体験」 をさせてくれるものはあることは知っていました。 ピューリッツァー賞を取っている「命のキス」と「追憶」 は見ただけで泣けます。
でも、これってジャーナリズム的なもの、 つまり劇的な瞬間が現実に起こったこと、 その瞬間を写真で切り取ったこと、 そしてその写真の背景にあるストーリーに心を動かされてるんじゃ ないかと思ってたんですね。

 


これって「人の心を動かす体験」 としての方向性が違うものじゃないですか?
だから「芸術・美術鑑賞」と「写真鑑賞」 とは結構分けて考えていました。

 


だから「写真展」には食指が伸びなかったんですね。

 


でも、今回のナショジオ展に行って考えが変わりましたね。


普通にジャーナリズム的な感動体験をしたいと思って行ったんです が、美術・ 芸術的な感動体験をさせてくれるやべぇ写真があったんですよ。

 

 

 


デビット・デュビレ/空と海、アカエイと雲(https://images.app.goo.gl/fSMywd3ypJJxfQYH7)


ポール・ニックレン/海を飛ぶペンギン
(https://www.google.com/imgres?imgurl=http%3A%2F%2Fblog-imgs-63.fc2.com%2Fi%2Fm%2Fo%2Fimoan%2F2014061405234808a.jpg&tbnid=WdyC-eRo0i7sYM&vet=1&imgrefurl=http%3A%2F%2Fimoan.blog3.fc2.com%2Fblog-entry-2561.html&docid=6g-h-6xSundc0M&w=512&h=341&hl=ja-JP&source=sh%2Fx%2Fim%2Fm1%2F4)

 

 


この2つです。


他にも良い写真、美しい写真はあって、それらの写真はジャーナリズム的な感動体験をしたいという欲求を満たしてくれたんですけど、この2つは芸術・美術的な感動体験も満たしてくれました。

 


そして、写真で芸術・美術的な感動体験をしたのは初めてだったんですね。


いやー、こういった体験ができる写真なんてないと思ってた俺の蒙を開いて頂いて感謝感謝です。


そして、こういう作品との出会いがあるからこそ美術館って良いもんだなって思った次第であります。

ユーミンの天才性

ユーミンこと松任谷由実が天才なのは自明の理ですが、 それを超えるのはやはり過去の松任谷由実、つまり荒井由実なのだと思うのですね。

 

 

荒井由実時代のユーミンの詩、 曲はもう全部ヤバいんですけどその中でも臨界点を突破してるのは「『 いちご白書』をもう一度」ですね。

 

https://youtu.be/TjnG3Dibdh4?si=EdtAikBou1HOvUEB

 

歌詞

https://www.uta-net.com/song/656/

 


まず出だしからやばい。

 


「いつか君と行った映画がまた来る」

 

 


ん?

 

 


「いつか君と行った『映画』が『また』『来る』」?????????

 

 


どゆこと?

 

 

 

 


「映画に行った」

 


「映画に来た」

 

 


ならまだなんとなくわかりますよ。

 


でも、「映画が来る」はわからない。納得行かない。

 


納得行かないままでいいんです。 そのまま聞いていきましょう。聞き進んでいきましょう。


歌とはそういうものです。時間の流れってのはそういうものです。

 

 


そうするとサビの前のやつに行き着くんですね。

 


「 雨に破れかけた街角のポスターに過ぎ去った昔が鮮やかによみがえ る」

 


すごくないですか?


この瞬間、はっきりと「君」が「かなり過去の誰か」だと判明するんですよ。


それまではおぼろげな表現、匂わせ気な表現しかしてないのに

 

 


「雨に破れかけた街角のポスターに過ぎ去った昔が鮮やかによみがえる」

 

 


これで二人が見た映画の再上映だってことをはっきりとさせてるんですよ。しかも、そこそこ昔だってことを。そこんとこをこの一行で認識させるって天才の所業としか言いようがない。

 


さらに、かぶせてくるようにサビが

 

 


「君も見るだろうかいちご白書を」

 


ってくるんです。

 


歌詞を見ながらこの歌聞いてくれればわかるんですけど、「見るだろうか」、これが、これこそが、一言一句これしかないんですよ。

 


「君も見るだろうかいちご白書を」

 



「見るだろうか」

 



「見ただろうか」

 


とか

 


「見るんだろうか」

 


になっちゃうと「時制」、つまりこの歌でユーミンが語りたいであろうことの「軸」、もっと言うと「若かりし私が惹かれていたあなたへ今送る歌」としての機能を果たさないと思うんですね。

 


もう、言葉が洗練されすぎててやばいですよね。

 

 


もっかい歌詞のURL貼っときますけど

 

 

https://www.uta-net.com/song/656/

 

 

 


これで「一番」です。

 


この曲って、ビリー・バンバンユーミンが提供したものなんですけど、ここからさらにユーミンの怖いほどの作詞能力が発揮されます。

「十角館の殺人」を推す

 


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ドラマやアニメやマンガやシネマに「一本取られたな!」って思う作品が誰しも1つはあると思います。


小説での「一本」って、つまらなくてもおもしろくても、とにかく心が揺り動かされるようなことを言うと思うんです。つまり「静」から「動」でも、「動」から「静」でも「一本」になるわけですね。

 


今回推す「十角館の殺人」は、「静」から「動」への極地の「一本」です。


この作品の「あらすじ」なんて、紹介する意味もありません。


あえて書くとするならば、ある孤島で殺人事件が起きるんですね。
そしてその事件に対して調査をする人も出てきます。
物語が進むに連れてタイトルにある「十角館」についての謎にも迫って来ます。


でも、誰もが犯人には迫れない。


そのまま、ただ淡々と、登場人物たちが犯人に処理されていくだけです。殺されていくだけなんです。

 


これが「あらすじ」なんですけど、めちゃくちゃつまらなそうじゃないですか?書いてる僕ですら「なんだこのカス小説は」って思いましたから。


でも、ここまでは「静」なんです。

 


この小説の真髄は「静」から「動」に動く瞬間にあります。

 


なにが「動」なのか。

 

 

 


犯人明かしの瞬間です。

 

 

 


この作品はここから「動」きだします。

 


そう

 


犯人が明かされた瞬間

 

 


「絶対に」

 


と言ってもいいくらいに読者であるあなたはページを遡ります。

 

 


今まで苦痛だったページが輝いて見えて来ます。

 

 


そしてこの作品はあなたの、そして僕の「一本取られたな!」の一つになるでしょう。

N°5

思い出って残ってる


君の髪形
君の服装
君の顔


目に浮かぶすことができるんだ
はっきり描写できるのに


ふとした瞬間気付くんだ
もう今君がココにいないことに
ココに君の香りがしないことに

 

 

 

 


思い出って残ってる


君の髪形
君の服装
君の顔


写真で振り返れるのに
ストレージには残ってるのに


ふとした瞬間気付くんだ
もう今君がココにいないことに
ココに君の香りがしないことに


5人分の洗濯物を干すときに君の纏う香水が香らない瞬間
ココにいないこと気付くんだ

森高千里とかいう才人


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森高千里って、この美貌とオバサンにならなさっていう二物を与えられながら作詞作曲できて楽器も出来る。特にドラムはプロでも評価する人もいる腕前。
それにとどまらず旦那は江口洋介で足は舐めたいくらいキレイ。

画像は「雨」って曲のスクショなんですけど歌詞がめちゃくちゃいい。


雨は冷たいけど
濡れていたいの
あなたのぬくもりを流すから

雨は冷たいけど
濡れていたいの
思い出も涙も流すから


これ、すごくないですか?


俺は肉体労働してるんですけど、確かにちょうど今時期、雨降ると「冷たいなぁ、自身のぬくもり、つまり体温下がるなぁ」って思います。

けどね?雨で元恋人のぬくもり流すんですよ?思い出も涙も流すんですよ?


切なさ、やるなせなさがすごくないですか?


涙を雨で流すとか荒川弘ハガレンロイ・マスタングとりざ・ホークアイのやりとりで使ってるっていうね。

 

森高は「書けるだけ」じゃないんですよ。そんな良さもあるんですけど、特に、足は舐めたいくらい最高だということを声に出して皆さんにお伝えしたいです。