私と関ジャニ∞ 〜関ジャニ∞十五周年に寄せて〜

錦戸亮さんが脱退し、関ジャニが五人になった。

このタイミングで初めてはてなブログに書き留めておこうと思う。


私が関ジャニに正式に出会ったのは20129月、8EST初日の味スタだった。友人に誘われて初めて関ジャニのコンサートに行ったのだ。大変失礼な話だが、当時はメンバーを半分くらいしか分かっていなかった。大倉さんは太鼓の達人、横山さんはよくバラエティに出ている人、錦戸さんは俳優、その程度の知識だった。コンサートはとても楽しかったが、その当日にどっぷりはまったわけではなかった。その日から友人にCDを借り、DVDを見せてもらったりしている内に徐々に興味が湧き、ほほえみデートを見て確信する、この人たちには無限大の可能性がある、と。まずはジャニーズwebに登録した。そこで大倉さんのくらすますに出会うのだ。最初はただのイケメンだと思っていたが、くらすますを毎日読んでいる内に、この人ただのイケメンじゃないなと気づき始める。大倉さんの紡ぐ言葉に惹かれたのだ。そこからものすごい勢いで沼に落ちていき、FCに入会し、その年の12月には東京ドーム公演に行き、年末の京セラドーム公演に遠征にまで行くようになっていた。


そこからの6年間はあっという間だった。持ち前の行動力を発揮し、コンサートや舞台挨拶があれば日本全国行ける限り行き、DVDや録画した番組を見たり、友人とエイト会を開いたり、毎日関ジャニのことを考えて過ごしていた。


そして迎えてしまう2018415日。

SMAPの解散でアイドルは永遠ではないと知っていたはずだった。でも、まさか、まさか、関ジャニが、と思っていたのだ。すばるくんが辞めるはずないと、7人の関ジャニはずっと一緒だと信じてしまっていた。

大変なショックを受けながらも思ったのは、やっぱり私は6人でも関ジャニが好きだ、と。

すばるくんが辞めてしまったことを少しでも納得したくて、答えの出ないことをたくさん友人と考察した。GR8ESTツアーを4大ドーム、台湾と追いかけている内に、6人の関ジャニを自分の中に落とし込むことができた。コンサートは相変わらずとても楽しかったから。


そして、20193月の一報を聞く。すばるくんのことから、あの日受けたショックを次は少しでも和らげたいという自己防衛本能も働いて、報道には少なからず真実が含まれているのだろうなと思った。そのタイミングでリリースされた新曲crystalの宣伝でのTV出演がないこと、シングルが出れば必ず出演していた生放送のMステにも出ないこと。これは覚悟をしなければいけないのかもしれないと、予感がうっすらと確信に変わる。脱退なのか、最悪の場合、解散なのか。


横山さんと大倉さんの後輩のプロデュースも誇らしい気持ちと共に、自分達の活動はレギュラー番組以外ないのに、何でプロデュースばかりしているの?という不満も膨らんでくる。降り先を斡旋されているのではという声も聞こえてくる。


夏のツアー十五祭が発表されるも、わくわくする気持ちと同時にツアー初日に何か発表されるのではと不安も感じる。本人たちから報道に対して何のコメントもないこの中途半端な状態がとにかくつらかった。


自分的初日の名古屋を迎え、コンサートはとても楽しかった。聞きたい曲がたくさん聞けて見たいダンスも見れて、くり返すが、内容は本当に楽しかった。最後の挨拶が映像なことや、パンフにインタビューがないこと、本編ラストが「咲く、今。」別れの曲なことなど不安な要素もあったが、もやもやした気持ちでコンサートに入っては勿体無いと、エイトの将来のことは一旦忘れることにした。目の前の十五祭を全力で楽しもうと決めたのだ。名古屋、福岡、東京と、どの会場も本当にとても楽しかった。東京のオーラスでスクリーンに出たto be continuedの文字や、「これからもできる限り関ジャニを続けます」というヒナちゃんの言葉、大倉さんの態度などから、解散はないなと直感した。ただ、どこか違和感は拭えず、メンバーの脱退はあり得るのかなと思っていた。勘が外れてくれることを祈りながら。


そして、またもや迎えてしまう、ファミクラからの大切なお知らせメール。予想通りの錦戸さんの脱退。メンバーのコメントなどを読んで今までの疑問がすべて腑に落ちてしまった。脱退報道になぜ沈黙を貫いたのか、いつも生の言葉を伝えてくれていた挨拶がなぜ映像だったのか。思い返すのは、その2日前のオーラスでの「勝手に仕上がれ」の盛り上がりが異常だったこと。観客5万人が全力で「K.A.N.J.A.N.I.E.I.G.H.T!」と叫んでいたあの空間をもってしても彼を引き留めることができないのならば、もうエイターにできることはないなと悟った。それほどまでに想いのこもった空間だったのだ。行かないで、終わらないで、と喉が枯れるまで叫んだけど、彼は行ってしまった。もうファンにできることは何もない。今までアイドルでいてくれてありがとうと、ツイッターでつぶやくことしかできなかった。


五人になった関ジャニは、このタイミングで47都道府県ツアーをしてくれる。関ジャニを頑張ることをしてくれると言う。大倉さんはこうも言ってくれた。「もし、また誰かが脱退することがあるのなら、その時は関ジャニを終わらせる」と。私は彼らがアイドルでいてくれる限り、行けるだけのコンサートに行き、その場を全力で楽しもうと決めた。アイドルに永遠などないのだから。