逃げたい気持ちと社会人のマスク
毎朝の満員電車や、夜遅くまで入る飲み会。
いつまでも明るい街と、たくさんの人と、大量の音。
そのうち慣れるよ、といわれたのはもう3年も前。
慣れるどころか、さらに社会に対するアレルギーが悪化してる気がする。
もし「慣れる」ことがあるとすれば、
それはどっちかっていうと麻痺に近いんじゃないか、と思う。
きっと色んな刺激を受け流せるようになる代わりに、
心の三分の二くらいは死ぬんじゃないかと思う。
嫌なことは、嫌だって言いたい。
居づらい場所からは、さっさと逃げ出してしまいたい。
つらいと感じる人間関係は断捨離したいし、愛想笑いもしたくない。
わがままだ、といわれるだろうか。
大人げないよっていわれるだろうか。
就活生だったころの自分の方が、
きっともっとずっと、物わかりが良くて社会性もあった。
何のために生きているのか、ちょっと最近分からない。
がんばって、心を殺したその先に、何があるんだろう。
自分の心に素直になろうとすればするほど、
社会からの距離がどんどんどんどん開いていってしまいそうで、
怖い、と思う。
夜はぐるぐる考え続けて眠れないし、
日が昇って明るいと、光から逃げ出しなくなる。