thebluecastle

ちょっと魔法でばんそうこ

、のはず

何度目かのデジャヴュ

覚えたてのフレーズを口ずさむ

洗濯物を畳みながら

暮れなずむ空のなか

弱くなったからか

涙もろくなる

君を知ったのは10年以上も前

打楽器としてピアノを弾く

私ひとりではすぐ死んでもいい

でも きみが生きる間は

 


少なくとも15年は見積もってる

26は ばばあだと からかう彼

酔生夢死でも きみのために生きる

長い間聴かなかった音楽も

 


エスアッラーブッダも知らない

ときに救ってくれるのなら

誰にでもすがりたくなったあの頃も

 


キミの音楽をよく聴いた

今よりもっと感受性が強くて

感情がぐちゃぐちゃで

それをどうすればいいのかも

頼ることもできなかった

寂しさ隠せずにいるなら、と

いつか終わりがくる、なんて知ってる

でもそれはずっと先のこと

あの子のからだの真ん中が冷たくなっていくのを見た

あの子の血が流れなくなるのを

行かないでと思うのに

同時にもう苦しまないでと思った

そのうち心臓は鳴らなくなって

君の苦しみも終わった

変わってあげられるなら

そして未来永劫 自由に飛び回ってくれたら

そんな魔法が使えたらどんなに良かったろう

長い年月が経って君がわたしを忘れてくれたっていい

君が綺麗に ときに情熱的に歌うのを見ているだけで

体調を崩すとわたしは自分の歳を恥じる

老いたことじゃなく酔生夢死であることに対して

君はあまりにもひたむきだったから

生きるべきは君なのに

君は命を燃やしたんだ

わたしは煙さえ立たず

だからあんなに君が眩しかった

数年ぶりに

わたしはザ・めしやが大好きだった

大阪では見当たらないから

あのころは孤独だった

思い出すと涙が出そうなほど

ココもジジもいてくれたのに

なぜだか私は孤独で

なんであんなにもひとりぼっちだったんだろう

今、きみはここにいないのに

わたしはひとりじゃない

2月4日

君に触れた瞬間 予感した

予感できた

行ってしまう

どうしようもないことだらけの世界で

君の行方も変えられない

あと一秒早かったら

ああしていれば

あんなことしか出来なかったなんて


1年経っちゃった

君の写る動画はまだ見られない


行かないで 行かないで

ひとりにしないで ひとりにしないで

まだそばにいてほしい

まだ一緒に歳を取るんだよ


君のいない夕空

いつも上る階段は君へと続く

君のためならこの命を差し出す

君ほど純粋な命を知らない

 

いつか終わりがあることを分かってるけど

そんなにすぐだとは思ってない

悲しみは一過性だと知っている

でも忘れていくことこそ悲しい

幸せな気持ちよりあの頃抱いていた孤独が愛しい

貴方がいなくなったなら

わたしがいる意味もなくなるんだけれども

知らぬ間に涙がこぼれないよう

なんとかご飯を食べるんだけど

 

 

2023年

忘れられない香り
隠した心を その空席を 君は知ってる?
あなたの笑顔を見た
冷えきった心を
いとも容易くほぐす
あなたの顔を あなたを 忘れないように
この胸をどうすればいいんだろう

心に むやみに ずっと残ったままのこの愛
君を見れば笑顔になれる
そのために生きてるんだ
君だけのために
そんなふうに動く わたしの心は


たくさんの思い
見ているだけで恋しく
一緒にいたい
一緒に笑いたい
言葉にできないんだ

心に むやみに ずっと残ったままのこの愛
君を見れば笑顔になれる
そのために生きてるんだ
君だけのために
そんなふうに動く わたしの心は

近くに 側にいたい
ここは君のための場所なんだ
空白のままにした日々

覚えていて 僕の心は
君だけを求めて
意味も分からず
この愛だけが大きくなっていくんだ
君に笑いかける
僕の生きる理由なんだ
君だけのために
そんなふうに動く わたしの心は