25

 

 

今日は誕生日だ、もう25歳になる。

 

もう誕生日を祝う歳でもない気もするけど今年は25歳だ、もう四半世紀も生きてきたことになる。節目の年くらい祝われてもいいよね、という理由をつけておこう。

 

それにしても25歳ってもっと大人だと思ってたな。四捨五入すると30で所謂アラサーの仲間入りだ、気分はまだまだ学生なんだけど。

 

とりあえずこれからはもうちょっと大人の女性になれるように頑張れれば良いなと思う。でもまだまだ遊びたいお年頃だし。将来のこともそこまで考えてないし。ま、まだまだ楽しく生きれればいっかな~って感じのスタンスでいってもいいよね。

 

でもひとつ言えるのは25歳になったしそろそろ自分のこともうちょっと好きになってあげたいな。

 

気づいた時からずっと自分のことが好きじゃなかった。私には幼稚園の頃からの幼馴染がいて、その子は顔も可愛くて愛嬌もあったし皆に優しかった。勉強だってできたし運動神経も良かった、何より色んな人に好かれてた。私はその子と自分をずっと比較してたし、周りからも比較されているような気がした。母親から叱られる時もその子を引き合いに出されたし、私はその子より劣っている、ダメな人間だと思ってどんどん自信がなくなっていった。その子とはずっと仲も良かったし大好きで、それ故その子の存在がずっと呪いのように私の中にあって、自分で自分をずっと苦しめていた。大学の頃もその子はキラキラしてたし、彼氏もいて私よりうんと早く就活も終えて地元の企業に内定を貰った。それもあって私は上京したのかもしれない、私はそんな安定した普通の生活は求めないぞ、私は好きなことを仕事にする、こんな田舎を出て東京で1人で生きていくんだ、そんな妬み嫉みからの反骨心だったのかもしれない。でも自由を求めて上京してもまだその呪いがなくなることはなかったし何度も1人で泣いていた。だけどもういいんじゃないか、そろそろこの呪縛から自分を解放してあげたい。

 

今まで嫌っててごめんね、でもすぐには大好きにはなれないけど自分で自分にちょっとずつ歩み寄るから。もうちょっと待ってて。そうしたら他の人のことももっと好きになれるから。

 

 

自分ルール

 

 

自分ルールってある?

私の自分ルールの中のひとつに「ライブハウスに行った時は最初に払うドリンク代の他にもう一杯ドリンクを買う」というルールがある。

私はライブに行くのが好きだ。私は自他ともに認めるインドアな性格なので定期的に休みの日にライブに行くことでギリギリ引きこもりじゃない人間を保っている。

そしてライブハウスが好きだ。小さければ小さい程良い、あの薄暗くてちょっと入りにくい感じとか中で色んな人がお酒を飲みながら楽しそうに話していたりして居心地悪いなーと思いながらTwitterを見たりしているのだけれどそれでもまた来てしまう。小さいライブハウスほど分煙という概念がなくて帰りの電車で煙草臭くなっちゃったなーまいったなーなんて思った時ほど煙草を吸ってないことを後悔する日はない。

そんなライブハウスが少しでも長い間あればいいなと思って今日も気持ちばかり多くお酒を飲む。

クリームソーダ

 

 

先日読んだ本の話、益田ミリさんのキュンとしちゃダメですか?という本である。

 

こんな時、あんな瞬間、「キュン」が溢れてます!胸がドキッとする。目が離せない。日夜オンナは様々な場面で「キュン」とときめきます。選りすぐりのキュンをイラスト&エッセイに。

 

あらすじからも分かるように益田ミリさんの日々感じたキュンについてひたすら綴られているのだが、これが「めちゃくちゃ分かるわ~!」となるものから「ちょっとよくわかんないな……」となるものまである。

うーん、確かにあまり意識してないだけで私にもキュンとしてしまうことがある気がする……と思ったので読んだ次の日から今日までの間で意識しながら生活してみた。これが確かに結構キュンとしてしまう瞬間というのはあるのだ(ちなみに過去のキュンも思い出した)。

そして私なりにキュンとした瞬間のことをメモしていたのでここでお披露目させて頂きたい。

 

字の綺麗な人にキュン

私はサービス業の仕事をしているのだが、その店を利用するためには必ず会員登録が必要になっている。その時に書類の記入をしてもらうのだがそこに私のキュンポイントがあるのだ。

チャラい見た目のピアスのあきまくったお世辞にも頭の良さそうとは言えない(失礼にも程がある)若いニイちゃんの字がびっくりする程美しい時はキュンを通り越して結婚願望すら出てしまう(さすがに言いすぎた)。私は字の綺麗な男性に弱い、完全な字フェチだ。今はこんなにチャラくても幼少期は母親に尻を叩かれイヤイヤ書道教室に行っていたピュアボーイだったのか…と想像し再びキュンとするのであった。(ちなみにピッシリとスーツを着たいかにもデキるビジネスマンのようなイケメンの字の汚かった時ほどげんなりしてしまうのもはない)

 

外国の方の可愛らしい日本語にキュン

 

先程の延長線上になってしまうのだが、外国のお客様が来店することももちろんあるわけで、私もタジタジな英語(ほとんど単語のみの会話、あまりにも情けない)で対応するのだが日本在住の方は特に書類を書く時に一生懸命日本語で書いてくれるのである。そしてその小学生低学年ののような字の可愛らしいのなんの。「漢字は画数多くて難しいよね、ひらがなだってバランスとるの意外と難しいよね、わかるわかる……」と謎の親心(相手は立派な年上なのに)を感じてしまう。

 

健康志向なヤンキーにキュン

 

高校1年生の時の話。同じクラスに見るからにやんちゃな男子がいた。私の高校は地元でも校則が厳しいことで有名で真面目な生徒が比較的多かったのに、だ。(その中でいかに校則ギリギリのラインを狙うかが大事なのだが)

その男子はサッカー部でバッチリ腰パンに整った眉、猫背気味の姿勢、まさしく理想のやんちゃな男子だ。(校則が厳しい学校では眉が整っていているはずがない、ちなみに私が眉ボーボーだったことは言うまでもあるまい。死にたい)

高校に入学して半年程たち、秋になり肌寒くなってきた頃、その子は毎日マスクをつけてくるようになった。ある日他の男子とその子が話しているのを盗み聞いていた(正確には聞こえてきた)、他の男子「お前、風邪ひいてるん?」するとぶっきらぼうに「いや、予防。」

私「いや真面目か!!!!!(もちろん心の中で)」とツッコミを入れながらも少しキュンとしたのは言うまでもない。いや本来やんちゃな男子なら風邪引いたら学校休めてラッキー☆くらい思って欲しいのだが。余談だが、ちなみにその子は見た目はアレだが授業も比較的真面目に受けていた、完全な根は真面目なタイプだったし、同じクラスの美人ではないが優しくて可愛らしい女の子と長いこと付き合っていてその辺もかなり推せるポイントであった。やはり何事もギャップというのは大事。

 

おじいちゃんのクリームソーダにキュン

 

ある日喫茶店で勉強でもしようと某チェーン店(温かいお茶をだしてくれるあの店だ)に入った。カフェオレを飲みつつ勉強をしたりたまにTwitterを見たり、たまにテキストを見たりTwitterを見たり(本末転倒)。すると隣のテーブル席に60~70代くらいのおじいちゃんが1人で来店し、ウエイターがお冷を持ってくるなり言った「今日はね…(数秒悩み)クリームソーダで」

テーブルに運ばれてきたクリームソーダのアイスを崩しながら飲み、本を読むおじいちゃん。15~20分ほどでクリームソーダを飲み干し店を後にした可愛らしいおじいちゃんにキュン。そういえば後日別のカフェでまたもやクリームソーダを飲んでいる可愛いおばあちゃんもいた。

クリームソーダって子どもが好きな飲み物ってイメージもあるけど、なんかすごくハイカラだと思う。私も将来はそんなオシャレでハイカラな可愛らしいババアになれたら最高だ。

 

 

 

キュンとしちゃだめですか? (文春文庫)
 

 

 

その曲に出会ったあの日のこと思い出しちゃうよ もう情けないよ

 

 

 

おはようございます。

久しぶりにブログを書こうと思い立ったのも書きたいことがあったとかみんなに読んで欲しいとかそんなんじゃなくて、ただ10/27のことを文字にして残しておきたいなーと思っただけなんだけど。

 

昨日はこれに行ってきました。

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橋本薫さん(Helsinki Lambda Club)と塔本圭祐さん(ex.Kidori Kidori)の弾き語りツーマン、いいでしょ、羨ましいでしょう?

本来私の休みが不定休なのもあってチケット予約してなくてソールドアウトしてたから折角休みと被ったのに行けないな~残念と思ってたけど、張り付くようにTwitterを見ていたら当日キャンセルが出たとのこと!そのツイートを見て即座に(まじで1分以内)に主催のタキタさんへリプライをし、飛び込みで予約完了。ツイ廃も捨てたもんじゃないです、まじで。

本来渋谷に別のライブ行っちゃおうかな~と思ってて電車に乗ってたもんだから急遽目的地を吉祥寺に変更。渋谷の方チケット予約してなくて良かった。

とりあえず新宿へ行きその日のタスクその1「タワーレコードに行きプププランドの廃盤の購入」を完了。気づいたらその他にドミコとスサシのCDも買ってた、タワーレコードは怖い。

そのままJR中央線に乗り込み住みたい街ランキングを恵比寿に抜かれた(言うてやるなよ)オシャレタウン吉祥寺へ。といってもまだ16時で完全に時間を持て余している、吉祥寺のatreをぶらぶら、気づいたら可愛いキツネのスケジュール帳をVISA DEBITで購入していた。VISA DEBITは本当に危険。(自戒)

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でも本当に可愛い、良く似合うバーガンディのボールペンまで買う始末。その後暇つぶしに入ったタリーズで早速年明け既にチケットを取っているPELICAN FANCLUBのライブを書き込んだ。新しい手帳に予定を書き込むのが本当に大好き。

タリーズロイヤルミルクティー(最近胃腸の調子が悪いから豆乳に変更したというどうでもいい情報)を飲みながら持ってきていたオードリー若林さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を拝読。これがでたらめに面白かった、読んでください。オードリー若林さんが5日間の休みにキューバに行ったことが書かれてるエッセイ。キューバはもちろんのこと国内から出たことのない私にも見えるんですよねえ、キューバの景色が、街並み、匂い、そこに住んでいる人達が。こういう風景を切り取ったような文章かけるのは本沢山読んできてるんだろうな~と思って純粋に尊敬。もちろん笑える部分も沢山あって面白い!読んでください(大事なことなので2回言いました)

そうこうしているうちにいい感じの時間に!いざ、吉祥寺momo curryへ!

momo curryの店内、お洒落なカフェ感。無論、ぼっちの私、カウンター席に座ります。

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とても見やすい◎

すぐ後ろで薫さんとマッシュさんが楽しげに打ち合わせ中、お友達と来ている他の方々は楽しげにカレーを食べたりお酒を飲みつつ談笑、そしてぼっちの私Twitterを見ながらビールをあおる(ハートランド中瓶)。可愛げがなさすぎる、いくらグラスに移し替えようと女が一人でカウンターでビールをあおる姿、非常に可愛げがない、マンゴーラッシーとかにしとけばよかったですか?(どうでもいい)

 どちらにせよ私は普段から可愛げがないので一旦そこは置いておきましょう。そうこうしてるとマッシュ改め塔本圭祐さんの弾き語りが始まった。あとめんどくさいので以後マッシュさんで通す。久しぶりにマッシュさんの声と見た目とは似合わない関西弁のMCが聴けて嬉しかった。でももうKidori Kidoriじゃないんだと思ってちょっとさみしかった。でも最後にThis Ocean Killing Meをしてくれて嬉しくて少し泣いた。マッシュさんは前を見ていた、私もこれからが楽しみになった。マッシュさんの歌を聴きながら、Kidori KidoriのWatch Out!!を初めてYouTubeで聴いた時のこと、初めて熊本のサーキットでライブを見た時のこと、博多のタワーレコードで写真を撮ってもらったこと、スカスカのgrafでライブを見た時のことを思い出して、今日来て良かったと思った。

薫さんは対してヘルシンキの曲をいっぱい歌ってくれた、最初にやってくれたテラートワイライトの薫さんが歌う「眠れない夜は君の声が聞きたくなる」って歌詞が好き。薫さんもこんな乙女なこと想うんだなって思って。あとバンドじゃなかなか聴けないチョコレィト聴けてよかったなーーー。最後は薫さんとマッシュさん2人で、RadioheadのcreepとかヘルシンキのAll My Lovingとかキドリのテキーラとか、ぶっつけでやってるからお互い笑い合いながら演奏してるのを見て微笑ましくアルカイックスマイルで見つめる私。

あと普段ライブ後もあんまりバンドマンに話しかけない私だけど、薫さんが自分でCD売ってたから買った時に少しお話しできた。「今年福岡から出てきたんです」って言ったら福岡のどこ?って聞いてくれてそこからのちょっとした福岡トーク、オシャレタウン吉祥寺で薫さんと福岡トークできるなんて。愛はズとのツーマン行くってことも伝えたら「ナイスセンス!」って言ってくれた、もっと楽しみになった!

薫さんがサインを書いてくれたCDを鞄にしまって、ちょっと寒い吉祥寺をにやつきながら後にした。良い日だと思って最寄り駅でまたビールを買ってしまった。家に帰ってビールを飲みながらYouTubeでKidori KidoriのMVを見て、Kidori Kidoriはやっぱりかっこいいと思って、今からでももっと色んな人に聴いて欲しいって思う。

 

 

 

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
 

 

This Ocean Is Killing Me

This Ocean Is Killing Me

 

 

 

大好きのまま居続けるのは難しい

 

 

おはようございます。

 

皆さんは大好きなバンドやアーティストっていますか?

おそらく今見てくれてる人にはいるんじゃないかなーと思います。その大好きなバンドは1組ですか?その大好きなバンドを好きになってどれくらい経ちますか?

もちろん私にも大好きなバンドはいます。ただ私の場合大好きなバンドが沢山あって、その中でも特に大好きなバンドが何個かあります。

 

その私の大好きなバンドの中でも特に超大好き!!なパスピエというバンドがいます。

1番好きなバンドって聞かれたら困るけどなんだかんだでやっぱパスピエかな~と思うらいには超大好きなバンドです。

パスピエを聴き始めて多分3年以上は経つと思います、私は音楽をしっかり聴くようになったのが大学入ってからで遅い方(高校の時はバンプとワンオクしか知らなかったしそれしか聴いてなかった)だし、そう考えると私とパスピエの歴史は深い方だと言えますね~

パスピエを好きになって3年以上ですが、波はあるものの私なりにずっと大好きでいました。3ヶ月くらいずっとパスピエをシャッフルし続けるくらいどハマりしていた時もあれば寝ても覚めてもパスピエのことを考えたり、金欠でも這いつくばってたった1人で福岡から武道館を見に行ったり、就活にこじつけて大阪まで見に行ったりもしました。

最近は小さい箱に行くことが増えたこともあってか落ち着きましたが、年明けに出た新譜は「やっぱパスピエ最高のバンドじゃん(;;)」と思わせてくれる最高なアルバムだったし、運良くツアーファイナルもめちゃめちゃ良い席のチケットを譲って頂いたりもしました。超良いライブだったなァ。

 

そんな私の順風満帆なパスピエLifeにも転機は訪れました。大好きなメンバーであるドラムのやおさんが脱退するというものでした。

私はパスピエに関しては解散や脱退に縁のないバンドだと信用しきっていました、あの5人の丁度良いバランスに理由のない安心感を抱いていました。

青天の霹靂とはこういうことを言うのでしょうか、その日は状況を理解できずに「ヤオサン…ダッタイ……??」と涙も出ませんでした。

正直嫌で嫌で堪らなかった。辞めないで欲しいと思ったし、メンバーとパスピエの事が好きなら尚更なんで辞めるの?と思った。絶対受け入れなれなかった。

パスピエのドラムはやおさんじゃないとダメなんだよ。」って何回も思った。

もちろんそのことがパスピエにとってもやおさんにとっても良くないことはわかってたし、ファンならちゃんとそのことを受け入れて、ちゃんとパスピエもやおさんも両方の背中を押してあげないといけないってことくらいはわかってた。パスピエにもやおさんにもそしてこれからサポートしてくれるドラマーの方にも失礼なことは重々承知だ。自分でもファン失格だと思ったし、他のちゃんと受け入れて「パスピエもやおさんも応援しています!」と言えているファンの人達にも申し訳ないと思った、私だけこんなに駄々こねて何やってるんだろうと思った。

そんな気持ちのままパスピエの曲もずっと聴けないまま7/23のパスピエのP.S.P.E.限定ライブ当日が来た。

正直ずっと怖いという気持ちがそこにはあった。ずっと目を背けてきた現実を見ることの怖さ。でもどこかでやっぱりやおさん普通にドラム叩いたりして等有り得ない妄想をしたりもした。

会場に入って、時間になって暗転する、メンバー4人がが出てきた。本当に4人なんだな、と思った。パスピエのメンバーは4人でまた1からやっていくつもりだと言っていたし、新体制という言葉を何度か使った。それが私にはどうしても違和感を感じざるを得なかった。

トークが終わってライブが始まった、いつものSEがかかっても出てくるのはいつもの5人ではなかったことに落胆してる自分がいた。

最初の曲が始まった瞬間に「あ、やっぱり違うな」と思ってしまった、そう思った瞬間から涙が出た。どんなに上手い人をサポートにしようと何をしようと違うんだと思った。

ライブはすごく良いセットリストだった、普段はやらない曲を沢山やってくれた、でもその曲を聴いている時でも「ドラムがやおさんだったらな」と考えてしまった。

ただ周りのファンの方たちは目一杯ライブを心から楽しんでいるように見えた、私だけ一緒の空間にいるのに一人ぼっちな気がしてすごく苦しくて、正直心から楽しめなかったのが現実だった。

帰りながらも家に帰ってからもずっと色々考えてしまって、「今日のライブを心から楽しめなかった私はパスピエの事が本当に好きなのか??」と自問自答を繰り返し、気疲れしてしまった私は今日は早めに寝ようとベッドに横になった時に気づいたら涙が止まらなくなってしまった。あんなに大好きだと思っていたパスピエのライブを心から楽しめなかった悲しさと、初めて夏フェスでパスピエを見たあの日や、一人ぼっちで福岡から武道館を見に行ったあの日を思い出して涙が止まらなくなってしまった。このまま私はどんどんあんなに大好きだったパスピエを好きじゃなくなってしまうのだろうかと想像するだけで怖かったしただただ悲しかった。

 

私はいつの間にか大好きなものはずっと大好きでいなきゃいけないという強迫観念に囚われてしまっていた。

大好きなものをずっと大好きで居続けるのはすごく難しいことで、大好きなときもあればちょっと離れてしまう時もあって良いし、また時間が経って聴いた時にやっぱ大好きだな~ライブまた行こうかな~!と思えればそれで良いと気づいた。

幸い私には他にも大好きなバンドが沢山あって、良い音楽には恵まれているので、ちょっとしばらく無理にパスピエを大好きでいなきゃ!と思うのをやめようと思いました。また聴きたくなったら聴いて、次は大好きなバンドじゃなくて、家族のように私の心のどこかにそっといるような存在になればいいなと思います。

それが私なりのパスピエの愛し方であれば良いと思います。

 

 

私にとっての音楽とケータイに住んでる仲間達と

 

 

おはようございます。

 

私は今絶賛二連休の後半戦です。仕事柄連休ってなかなかないし、しかも今日は土曜日!ハッピーですねえ。

 

そんな私が二連休何をするのか、無論言わずもがなライブです。

関東に出てきて仕事を始めてから休日の半分以上をライブに行って過ごしています。これでもお財布に相談して、数少ない有休と公休と相談して行くライブを厳選します。泣く泣く行かなかったライブもあります。

どんなに財布がカツカツでも連勤で体がボロボロでも私はライブに行きます、完全なライブ中毒でしょう……

 

私が何故そこまでしてライブに足繁く通っているのか、私のライブの楽しみ方、主に3つあります。

まず一つ目、当たり前ですがいつも聴いているCDの音源を生演奏で聴くのは最高!ってやつ。

好きなアーティストが目の前で好きな曲を演奏してくれている、それだけで何千円というチケット代を払って見に行く価値アリ、と私は思ってます。世の中にはライブにあまり行かない音源を聴くので充分と思ってる人いると思います。まあ楽しみ方は人それぞれだしあんまり口出しするのも…とは思うけど、有名だろうが無名だろうが好きなアーティストがいるなら、1度でもライブに行ってほしいなーと私は思います。絶対音源だけじゃ伝わらない何かがあると思ってます。そして無名なアーティストほど、ライブに来てくれると凄く嬉しい!とご本人様も思ってくれるはず!そしてライブに行くと大抵はそのアーティストのことが何倍ももっと好きになってます。音源を聴いてイマイチでもたまたま見たライブがかっこよくてそこからすごく好きなアーティストになるってこと、すごくよくあります。私のというかライブに行く人ほとんどの第1目的は好きなアーティストの生演奏を聴きに行くだと思います。

そして二つ目ですが、私はライブハウスに行って音楽を聴きながらお酒を飲むのがすごく好き。

これはまあ未成年はごめんねって感じだし、大抵狭いライブハウスの話になりますね。私はここ1~2年で狭いライブハウスでのライブに行くことがグッと増えました。それまで私が行くライブと言えば地方でも200~1000くらいのキャパでワンマンライブができるようなそこそこ人気のあるアーティストのライブがほとんどで、そういうライブってなるべく前で見たいし整理番号ってすごく大事!入場して先にドリンク交換なんかする暇なし!なるべくいい所で見たい!!ドリンク交換は500円も払ってプラコップに入ったコーラ!(大きい箱ほど終演後アルコールは交換できなかったりする)みたいな感じじゃないですか?いや全然良いんですよ、私もいまだにしますし、というか昨日とかもうそれでしたから。でもそれがライブ!だと思ってる人はすごく勿体ないなぁと思う、狭い箱で生演奏を聴きながら飲むビール、めっちゃ美味しいんですよ。私がよく行くのは2~5バンドが出演する対バン形式のライブなんですけど、全部が全部大好きなアーティストってこと、まず少ないです。そんな時ですよ、知らないアーティストをただ見るだけよりもお酒片手に見た方が全然楽しめます、そう、アルコールが入ってるから!音楽は最高の肴になります、成人済の人におすすめの楽しみ方。

そして三つ目、これが本題。結論から言うとライブに行くと私と同じアーティストを好きな友達と会えること。

私はTwitterでこの所謂趣味用アカウントを作って3年半くらい経ちます。キッカケはリア垢で好きなバンド(というかその時はindigo la Endだったんですけど)についてツイートしすぎると引かれるよなーでもつぶやける場がほしいよなーと思ったから。そんな軽い気持ちで始めたこのアカウントも気づいたら3年半も経ってました。その間に色んな人とTwitterを通して知り合いました、それまではライブは大学とかの友達と行くものだと思ってたし、遠征という概念すらありませんでした。趣味用アカウントを始めて知ったこと沢山あります、私のような馬鹿みたいに音楽が好きな人が沢山いること、わざわざ高い交通費を払ってまで遠くの土地に遠征する楽しさ、私の知らないかっこいいアーティストが山のようにいること………Twitterのおかげで人脈も広がり、好きな音楽の幅も広がりました。

私の好きなバンドのsumikaの彗星という大好きな曲の歌詞に「目の前にいる仲間達やケータイに住んでる仲間達 (中略) それらを無視出来るのかい僕はきっと出来ないよ 君はどう どう思う」という歌詞があります。SNSでの友達?と冷たい目で見る人も多いので、あまりフォロワーさんと会うことをリア友には言いにくかったりもするけど、彗星のこの歌詞で救われたところがあります。彗星は一曲を通して一番歌詞が好きな曲なので是非みんなも聴いてみてね。

私は今年の春から福岡の田舎から関東に上京してきました。正直今まで中学や高校、大学での友達で関東にいる人は少ないです。正直寂しい、でも私には関東に住んでるフォロワーさんが沢山いました。上京して三ヶ月ほど経ちますが、その間会った友達のほとんどがフォロワーさんです。Twitterをしてなかったらもっと孤独だったと思うし、そもそも上京なんかしなかったかも知れません。気づいたらケータイに住んでる仲間達から目の前にいる仲間達になってました。

そうやって私が色んな人と出会ったのも、紛れもなく好きな音楽があったからです。好きな音楽がなかったらTwitterなんかしてないし、好きな音楽も友達もこんなに増えてなかったと思います。

 

そうやってライブの楽しみ方って色々あると思います、それぞれ好きに楽しんでもっとライブがメジャーな娯楽になればいいなーと思います。

 

これだから音楽聴くのもライブに行くのもTwitterも当分の間は辞めれないんだろうな