右手ユニット
理論値に一番近い右手ユニットのガイド
スト6を快適に操作することが出来る右手ユニット
天板に穴あけ、ボタン増設の必要なく、一味違った操作性を手に入れることが出来ます。
最大の利点は、一つの指で縦2キーの同時押しが可能なところ。
例えば弱なら上キーを押して弱P、下キーで弱K、同時押しで投げと最小限の動きで3つを使い分けられます。
これが弱中強で投げパリィインパクトを6キーで全対応することが出来ます。
+親指、高みはパリィやインパクトをお好きにどうぞ。
おススメは親指にパリィ、ラッシュ時に中指がフリーになり指状況が良い為。
高みについては基本使いませんがメニュー操作時に必要になるので一応付けておくと吉。
ボタン配置、接続
ボタン配置は画像の通り
配線は親指側から、GND、1、2、3、(GND)、4、5、6、GND、7、8、9
9キー全てを使いたい場合は、アケコンの基板からLS,RS,Backのいずれかを引っ張ってくる必要があるので8キーでの運用をおススメします。
配線はGND線を2本、または3本つなぎ、各キーの場所に対応した信号線をつなぐ形になります。
アケコンのボタン配線は2本ワンセットになっており、片方が信号線、片方がGND線になっているので信号線とGND線の判別が必要です。
信号線、GND線の判別法は、
基板が見えるタイプのアケコンなら見て判別、下画像の場合はベタにつながっている下の接続コードがGND
基板が見えないタイプなら、
A(PSなら×)ボタンのコード2本(A1,A2)とB(〇)の2本(B1,B2)を使い、
ボタンにA1とB1を繋ぎボタンを押し動作反応を見ます。
この時Aの反応を示せばA1がAの信号線、B1はGND線
Bの反応を示せばA1がGND線、B1がBの信号線
無反応なら両方信号線または両方GND線
といった判別が出来ます。
無反応の場合はA1をA2に付け替えてもう一度テストすれば判別可能です。
これでAとBのコードの判別が出来ました。
後は判明しているGND線をボタンに繋ぎ、他のボタンのコードを順番に試せば信号線GND線の判別が出来ます。
判別出来たらユニットの配線と必要な信号線、GND線を繋ぐだけです。
基本はボタン交換と変わりません。
尚、ユニットの端子はファストン以外の物を使ってあります。
これはレバー側の接続端子なのですが、ファストンのメスにジャストフィットするので兼用化してあります。(次回制作分から変更予定)
棒にでっぱりがあり、そのでっぱりをファストンの谷部分に当たる形で差し込むとジャストになります。
他、注意事項
ユニット固定はなんでもいいんですが、両面テープが一番無難かと思います。
剥がせるタイプのモノを使いましょう。
剥がせると書いていないものは剥がすときにボロボロのグチャグチャになります。
穴埋めについてはボタンを残すか厚紙などで適当に穴埋め、おしゃれにしたければギターのピックガード用素材などで作成すると良いでしょう。
対応キースイッチ、キャップについて
Kailh Choc V1に対応しています。好きな重さのキーを使用してください。
キーキャップについて、現状手に入りやすいモノは無刻印、Chocfox、MBKの3種で
これが無刻印の黒、サイズは18mmx17mm
これがMBKの白、サイズは17.5mmx16.5mm
これがChocfoxの白、サイズは16.5mmx16.5mm
キー、キャップ購入はこのあたりがおススメです。
キーボード型コントローラー Tシリーズおすすめキー配置
スト6クラシック操作において個人的な最適解がありますのでご報告します。
Tシリーズ最大の利点は縦同時押しのしやすさです。
その利点を生かした上画像の6+1ボタン、普通の弱中強+親指パリィが最適解になります。
投げ、インパクトは同時押し、親指のパリィボタンはラッシュ後の指の状況を考慮した結果です。
Tシリーズの基本的なホームポジションは弱中強PとKの真ん中、親指はパリィの上と想定された設計となっています。
ということは、インパクトもパリィも投げもそのまま下に押せば出るわけです、最速です。
PとKの真ん中を押すでも指を伸ばして押すでもやりやすい方法で押してください。
自分は投げは真ん中押し、インパクトは伸ばし押しでやっています。
スト6で11ボタンが解禁になり、増設が当たり前インパクトボタンを増設と言う流れがあり、ワンボタンでインパクト出来れば強いという認識になっていました。
ですが、同時押しがしやすければインパクトボタンを作る必要は無いです。
また慣れ親しんだ弱中強の配置なのでボタン増設や配置変更による一瞬の迷いなども一切ありません、迷いなくボタンを押せます。
インパクトが返せないとお困りの方は是非一度この配置でお試しください。
モダンに関しましては未だ最適解が見つかっておりません。
最適解ではありませんが、クラシックとの併用を考えるとこんな感じかなあと。
T9&T10のフレームについて
T9,T10では基板下をフレーム化したのですが、分解組み立て時に多少分かりにくい構造になっています。
分割構造になっていて、上画像の様に組み合わせる形になります。
フレーム上部に基板がハマる段差があり、下部は平らです。
角のL字部分は上辺下辺が長め、サイドが短め。
組み立ての際はこちらの画像を参考にして組み立ててください。
T9&T10 キーボード型コントローラー
T9 斜め仕様
T10 垂直仕様
T6,T8から色々と変更になりました。
主な変更は、
・サイズの拡大 230x120mmから244x139mmに。
・ボタン数変更、タクトスイッチ追加
・左手ボタン位置が上段下段の2列から中段1列3個へ変更
などです。
構成
※販売している商品は全て組み立て済みの物です。
分解時やイラスト装着時の参考になるよう記してあります。
アクリル天板2mm透明
アクリル底板2mm透明(改は3mm)
基板
フレーム
タクトスイッチカバー(透明アクリルカバーに変更になりました。)
マイコンボード:Raspberry Pi Pico (USB Micro-B 2.0)
キースイッチ:Kailh Choc V1 Redpro x15 (または無し)
キーキャップ:Chosfox フロステッドホワイト x15 (他キャップの場合アリ、または無し)
M3ねじ6mm x7 (天面用)
M3ねじ5mm x9 (底面用、改は6mm)
M3ねじ10mm x2 (タクトスイッチカバー用)
M3六角スペーサー x9
ゴム足 x4
キー穴カバー x4
※LED,OLEDは非搭載です。
※イラストは付属しません。
※フレームとタクトスイッチカバーは3Dプリント、レジン系です。
高温と直射日光に弱い為、保管場所などには気を付けて下さい。
サイズ
244 x 139 x 約20 mm(基板サイズ 240 x 135 mm)
天面からキー最上部のギャップは約10mmとなります。
T6,8より一回り大きくなりました。
組み立て
※販売している商品は全て組み立て済みの物です。
分解時やイラスト装着時の参考になるよう記してあります。
底板にスペーサーを立て
フレームを嵌め(フレームは平らな方が下、段差がある方が上)
基板を載せ
天面アクリル板とタクトスイッチカバーを付けたら完成。
イラストを装着する場合は基板と天面アクリルの間に挟む形となります。
スイッチの付け方などはT8記事でご確認ください。
キー配置
初期配置はこのようになっています(Xinput)、T9,T10ともに同配置です。
追加ボタンが必要無い場合はタクトスイッチに移動できます。
T10
T9改、T10改は左手小指キーが追加になりました。
T9改
T10改
各キーの対応GPは以下
T9改、T10改はキーが増えたので対応GPも少し変更があります。
T9改
T10改
ファームウェア
ファームウェアはGP2040-CEです。
詳しい説明、設定方法はT8記事や本家サイトにてご確認ください。
イラスト用型紙
T9用
T9改用
T10改用
タクトカバーが新しくなったので型紙も変更しました。
サイズは外枠サイズが244 x 139 mm、中枠サイズ(基板)が240 x 135mmとなっています。
型紙を印刷の際は等倍、または実際のサイズで印刷してください。
イラストと型紙を別々に印刷しキー穴やねじ穴の部分を切り落としてください。
または画像編集ソフトなどで加工してお使いください。
タクトカバー部分は切り離してカバー部分に装着することも可能です。
また、角は5mmRとなっているのでダイソーで売っているコーナーパンチが使えます。
カスタム例
T6 キーボード型コントローラー
キーボード型コントローラー T6
コントローラー構成
基板 x1 (Kailh Choc V1用取り外しソケット装着済み)
底板 x1
キースイッチ:無し (Kailh Choc V1に対応)
キーキャップ:無し
マイコンボード:Raspberry Pi Pico (USB Micro-B 2.0)
M3ねじ 8mm x10
M3ナット x10
M3 ワッシャー 2mm x10
マイコンカバー
その他:ゴム足
対応キースイッチやキーキャップについてはこちらの記事でご確認ください。
組み立て方法
基板と底板の間にワッシャーを挟んだだけの簡易版となります。
ねじとナットは上下交換可能です。
高さを抑えたければ下にねじ、天面の見た目を考えたら上にねじといった形。
分解、組立ての際は先にねじをマスキングテープで天面、底面に貼りつけた状態でワッシャーを挟み重ねていくと楽です。
ファームウェア
ファームウェアの説明についてはT8のガイドを参考にしてください。
T6 注意点
ボタン配置、対応GPは上画像の通りです。
この基板はT8より以前に試作したもので、方向キーの左右キーが上下2ボタン配線が繋がっています。
CPTルールに対応するためスト6で使用する場合は片方を外した状態でお使いください。
スト6以外で使う場合には使用しても問題ないと思います。
この点とGP配置以外はT8と共通です。
アフターパーツ
基板の仕様に対応した方向キー上段、他を削った形のアクリル板を用意しました。
天面用2mm、中板用2mmとなっています。
https://jp.mercari.com/item/m53734166621
メルカリで出品中、T6購入者様向けで1000円となっています。
型紙PDF
アクリル板が用意できたことで基板と天面アクリル板の間にイラストなどを挟めるようになりました。
イラスト切り取り用のPDFを用意しましたのでご利用ください。
印刷の際は230mmx120mmが収まる用紙&実際のサイズで印刷してください。
キー穴は14㎜x14㎜でキーの下にイラストを置く形になります。
T8 キースイッチとキーキャップについて
キーボード型コントローラーT8で使用しているキースイッチとキーキャップについて少し
キースイッチ
キーボード型コントローラーT8ではKailh Choc V1 というロープロファイルキースイッチに対応しています。
キー有りでの販売は主にRedProを使用しています。
押下圧(アクチュエーションフォース)はDaily Craft Keyboardさんを参考にするといいと思います。
Choc v1スイッチ リニア(5個) | 自作キーボードの店 Daily Craft Keyboard
Choc v1スイッチ タクタイル(5個) | 自作キーボードの店 Daily Craft Keyboard
Choc v1スイッチ クリッキー(5個) | 自作キーボードの店 Daily Craft Keyboard
タクタイル:押したときにコクコクするやつ
クリッキー:押したときにカチカチするやつ
リニア:コクコクもカチカチもしない普通のやつ
です。
キーキャップ
T8のキー有りで使用しているのはChocfoxのキーキャップです。
Chocfox CFX - Keycaps For Choc Switchshop.yushakobo.jp
無刻印キーキャップもおススメです。
Kailhロープロ無刻印キーキャップ1U(10個)shop.yushakobo.jp
無刻印キーキャップはキャップの斜めが緩いほうが下なのですが、
下画像のように上列のキャップを逆に取り付けることで同時押し、上弾き押し(上方向に弾くように押す)がしやすくなる利点があります。あと安いです。
注意点としては下角が尖っていて当たると痛いです。気を付けてください。
T8 アフターサービスパーツ
キーボード型コントローラーT8に装着できるパーツを用意したので紹介します。
イラストなど挟み込み用の型紙PDFも用意したので是非ご利用ください。
エストラマー材質の穴埋め板(クリアスモーク)と
USB差込口スペーサー(Micro-B、C兼用)です。
穴埋め板
穴埋め板は柔らかめのエストラマー材質なのでピッタリはめることができます。
手作りのため気泡や傷など多少の個体差があります。
USBスペーサー
USBスペーサーはトッププレートを外し、ミドルプレートの隙間(写真の位置)に装着します。
でっぱりの裏に両面テープが付いているので、位置を合わせ基板にくっつけてください。
USBを差し込んだ時に差込口が少し余ってしまうのを埋めることができます。
(厚さ約2mm、一般的なサイズのUSBに対応)
USBを外すときにもスペーサーを押さえるように抜くと差込口への負担が軽減できます。
型紙PDF
穴径15mm(15.pdf)と18mm(18.pdf)の二つを用意してあります。
印刷の際は230mmx120mmが収まる用紙&実際のサイズで印刷してください。
トッププレート(一番上)とミドルプレート(2番目)の間にイラストなどを挟む場合、
15mmはキースイッチのサイズピッタリですがキーキャップを外す必要があります。
18mmはトッププレートと同サイズ、キーキャップを付けたまま挟むことができます。
使用するイラストとは別で印刷し、必要な部分だけ切り抜いてご使用ください。