ふわりと舞い落ちた桜の花びらが股間にヒットし、失神
- 1.エミリー・ディキンソン
- 2.フランツ・リスト
- 3.ザ・ビートルズ
- 4.ウィリアム・フォークナー
見切り発車で現在進行形の出来事をまとめていきます。
Ganonfloor(ガノンフロア)というグリッチの発見により、1月下旬の10日間でSRM禁止のガノン討伐RTA(Defeat Ganon no SRM : DGnSRM)の世界記録は12:57から11:47まで縮んだ。
Ocarina of Time Defeat Ganon No SRM in 11:47 (WR) - YouTube
Ganonfloorは「ドドンゴの洞窟を多重ロードしてオーバーフロー(Dynapoly Overflow)させると、シーン読み込みのメモリまで参照先が押し出されて、一部のオブジェクト自体がマップ移動の出口に変わるというバグ技」*1だ。メモリ調整を頑張ると出口(エントランスデータ)として崩壊中のガノン城を設定できる。ただしメモリ配置の都合でWii VC/Wii U VC/Switch NSOでのみ可能。
前回『2024年1月の時オカRTAニュース』の「2024/1/25」では、GC版による更新可能性に触れていた。メモリ配置が違うGC版なら、セットアップを変えて崩壊後のガノン城に行けるのではないか、と。飛ばせるムービーだけ考えれば1分20秒ほどの短縮になる。
これがとんでもない形で実装された。
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塚本邦雄(1920-2008年)は、第二次大戦後の前衛短歌運動の旗手としてよく知られる。
きっかけは、戦後まもなく歌壇・俳壇に対して突きつけられた「第二芸術論」(1946年)だった。これは短歌型文学の前近代性──日本的抒情、表現の狭小、「何を」より「誰が」詠むかを重視する解釈──を否定する評論であり、呼応する形で、塚本邦雄は「現代短歌」を模索し始める。
第一歌集『水葬物語』(1951年)は歌壇からは無視されたものの、三島由紀夫の激賞を受けた。1950年代から60年代にかけて塚本は、寺山修司や岡井隆らとともに、現代短歌の韻律・語法・情景を整備していくことになる。
その後1980年代に俵万智や穂村弘が口語短歌を定着させ、今の「#tanka」に繋がる、というのが詩歌史的なあらすじ。
本稿の主題は、塚本邦雄のテクニックにある。「私」の消滅、クールポーズ、現実批評と幻想、組織的な破調の運用、etc。過去多くの歌人がそうしてきたように、私も塚本邦雄の解読を試みよう。
Then I get deep in the beat then complete the
Poem's physique, never weak or obsolete
They never grow old, techniques become antiques
Better then something brand new 'cause it's real
And in a while the style’ll have much more value
Classical, too intelligent to be radical
Masterful, never irrelevant, mathematical
俺はビートを深く刻み、詩の体格を完成させる
決して弱くも時代遅れでもない
決して古びない テクニックは骨董品になる
新品のものより良い、本物だから
しばらくすればスタイルの価値はさらに高まるだろう
古典的で、急進的というにはあまりに知的
達人的で、決して無関係ではなく、数学的
(Eric B. & Rakim〈Don’t Sweat the Technique〉1992年)
萩原朔太郎の第1詩集『月に吠える』(1917年)は、大正口語自由詩を代表する作品としてよく知られる。
この詩集に頻出するモチーフの1つが、タイトルにもなっている「月に吠える犬」「病める犬」だ。
月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。疾患する犬の心に、月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。犬は遠吠えをする。
(「序」『月に吠える』)
本稿で調べたいのは、「月に吠える獣(狼/犬/その他)」というモチーフの歴史的形成である。朔太郎の詩全般がそうであるように、「月に吠える犬」という一見なんということもないモチーフもまた、明治維新以後の文化交渉(東洋/西洋、都市/地方など)の中で生まれた。このダイナミズムを記述することが、私の(建前に近い)根本的なモチベーションだ。
ただ本件は未だ調査途上にある。今回は狼を中心に据えて、分かったこと・分からなかったことをまとめた。
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2年前、『ムジュラの仮面』はACE(任意コード実行)によって最初の3日間だけでクリアが可能になった。
「1st cycle skip」とは、チュートリアル区間と呼ばれる最初の3日間で人間リンク状態になること。これはムジュラ界隈の長年の夢であり、2019年末SRM(Stale Reference Manipulation)*1/ACEの発明以降もおいそれと手出しできる領域ではなかった。ACEはたしかに何でもできる。けれど、最初の3日間のデクリンク状態は出来ることが少なすぎて、ACEまで辿り着けそうにない。2021年末、非自明なアイディアを積み重ねてようやくデクリンクでもACEが可能になった。
今回最初に紹介するのは、夢の1st cycle skipがSRM/ACE抜きで出来るようになったという話。
*1:以下、脚注でグリッチの最低限の情報を補足したり資料を紹介したりする。煩雑のきらいもあるので、適宜読み飛ばされたし。
SRMは無を取得して悪さするやつのこと。技術的解説は難しい。