課長に「いいね」と言われること

入社して3ヶ月。

最近、課長に褒められるともどかしい気持ちになる。

 

私が所属するのはオールラウンダーな部署だから、例えば広告制作を極めたくても、育ててくれるプロがいない。自分が叩き台のつもりで出したものがそのまま採用されてしまうもどかしさ。

最近ぼんやりと、「どう見せるのか」ということを考える仕事が楽しい、ということに気づいた。「つくる」だけでも「考える」だけでもなく、「考えて形にする」「形にして考える」ということがとても楽しい。そのために本を読んだり、情報収集する癖もついてきた。必要なスキルや心構えは、独学である程度身に付くのかもしれない。それでも、ネット上には「赤ペン先生」はいないのだ。自分の成果物を直接、言葉で添削してくれる先輩がいるといないとでは、成長のスピードが全然違うと思う。

「話にならない、やり直し。」ーそんなドラマみたいな冷酷な言葉をたたきつけられることに、なんとなく憧れてもいる。

例えば広告代理店ならば、部署ごとに専門性があって、蓄積されたノウハウや経験値があると思う。私の部署には、デザインの知見があるひとも、どうしたら「売れる」のか勉強している人も、いないように思える。

どれもそこそこにスピード重視でできる人の方が重宝されるのかなあ、なんて思うのと同時に、与えられたことだけやっていても力がついていかない感じがする。

オールラウンダーを極めればいいって割り切れたらかっこいいんだけど、何でもできるけど何もできない、みたいな人にあんまりなりたくない気がしている。

でも、なんだか常に迷いながら何かするのはその分成果が半減してしまうだろうし、入社してちょっとで何言ってるんだって話だから、今は製品知識をつけたりこの会社だからできることをどんどんやっていきたい。悪態ついてる暇あったら、ひとつでも多くの仕事しなきゃ、と思う。

 

全力でやらなきゃわかんないじゃん

尊敬する上司が言ってた言葉で、とても印象深いんだけども。

就活の時も、やりきらないくせに「違うんじゃないか」って思いながらやって、今では少し後悔している。私って後悔してばっかだな。

自分がそれに向いてるかどうかも、どこまでやれるのかも、何が好きなのかも、何がいやなのかも、道半ばじゃイマイチわからない。

だから、今は一生懸命デザインの勉強したり、人に聞いたり、たくさん考えて毎日を過ごしていきたい。ちょっとした迷いは、未来の自分がなんとかしてくれるだろうってことで。

 

 

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