2年で20kg強減量した備忘録:なぜ減量をするのか?

 2年で82kg→60kgと20kg強減量した。

 身長169cm(標準体重62kg)、食べること大好き、運動経験はほとんどないアラサーオタクです。

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(アプリSimple Dietより Android iOS

 

 減量が終わったら実際行ったことを記事にまとめたいと思っていた。

 まだ目標体重まで2kg弱あるが、目標達成に先駆けて記事を書き始めることにした。

 減量について話すにあたり、前置きとして「なぜ減量をするのか?」話をしておきたかった。

 「実際なにをしたか」については、次回以降書いていく。

 

 

 (とりわけ女性の)ダイエット情報を漁っていると、とにかく

「痩せなければならない」

「痩せなければ綺麗になれない」

「綺麗でなければ価値がない」

「痩せられない自分はダメな人間だ」

 といった、恐ろしいまでの強迫観念が溢れている。

 私自身、学生時代に多くの男子生徒達から「キモい」と罵られていたのでこうした強迫観念は分からないでもない。

 こうした考えに捕らわれ、苦しんでいる人が多い社会であることに心底腹が立つ。社会が悪い。

 人や自分に「デブ」「痩せたほうがいい」等と言ったことのある人間は全員、

そうした強迫観念まみれの社会を作る一助をしたことを省みてほしい。

 

 

 そんなに「価値」は大事だろうか。

 痩せられないのは自分がダメだからなのか。

 綺麗でなければいけないのか。

 

 基本的人権が保障されている世界で「価値」など付加的なものに過ぎないのだからどうでもいいと思う。

 「自分の価値」に捕らわれている人は、「自分には価値がないので大事にする意味がない」と感じているのではなく、

「自分を大事にしていないので価値がないものと感じている」ことが多いように見える。

 先に「自分を大事にしてみる」、「自分を正しく大切に扱う方法を学んでいく」ことが必要なのではないか。

 

 減量とは「(人生の中の)選択」に過ぎないので誰も「痩せなければならない」ことはないし、

「綺麗」という画一的な評価よりも、自分が「いいな」と思えることが大事だと思う。

 痩せなくても「いいな」と思うことは全然できる。

 そもそも他人の体型や容姿に口を挟む人間や、恥ずかしげもなくジャッジする人間が無礼で下劣で礼儀のない恥知らずなのである。

 

 

 要するに他人や社会から刷り込まれ、内面化された軸で自身を評価して「〇〇すべき」とするのではなく、

自分でしたいと思うことをし、今自分がいいと思うものを目指すことが、精神の健康に一番いい。

 

 つまり「社会や他人が痩せるべき」としているから「減量しなければならない」と思い詰めて減量をするのではなく、

自らの気分でもって「まあ減量でもしてみるか」と思いついたとき『だけ』が、減量の始め時なのだと思う。

 

 ソロモンも「すべてのわざには時がある。 (略)植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり」と言っているように、

減量をするにも時があり、他のすべてのことについても時がある。

 社会や他人の強いることなどしなくていい。する必要がない。

 人間自分がしたいときに、したいことしかやる気が起きないのは当然だ。

 

 

 

 私自身、就職して一年の間に61kgから82kgまで増量した。

 なんとなく増えていく体重計を見ながら、

(痩せていた方がいいという)社会通念的に、加えて今後の記事で説明する痩せたい理由ができ、

「減量しないとなあ/したいなあ」と思ってはいたが、思っていただけだったので

実際的な取り組みはあまり始められなかった。

 あるいは始めてもすぐに挫折してしまった。

 加えて82kgの自分の体型も「西洋裸婦画みたいでめちゃくちゃかっけえ……」とわりと気に入っていた。

 ふくよかなのは………………いいぞ!!!!!!

 「痩せているのが素敵」というのはひとつの価値観に過ぎない。

 

 

 とは言え、社会にはダイエット情報が溢れ、

無責任な他人はすぐ「痩せなよ」と余計なお世話極まりないことを言い、

プラスサイズの服屋は極めて少ない。

 社会には「痩せてなければならない」とアホらしいメッセージが溢れ、

常にテレビCMから、電車の中吊り広告から、

バラエティ番組の容姿いじりや職場のどうでもいい人間の軽口から、

「太っているあなたはダメだ」と言わんばかりの攻撃を受け続けることになる。

 うるせえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 あまりにもクソ社会が過ぎる。

 

 そのくせ「攻撃してるつもりはないのに」だの「あなたの健康を思って言ってるのに」だの加害者じゃないのにヅラをしよる。許せねえ。

 とにかく社会が悪い。

 ボディポジティブとかちょっとずつ「おかしいよね」という風潮も出てきてはいるけどね。この流れがどんどん強くなっていってほしい。

 

↓これはおすすめのボディポジティブ漫画

www.comic-essay.com

 

 

 私自身がなぜ「減量するか~」という気になったのかというと、一番は仕事を辞めて若干暇になり、心身の余裕ができたからだと思う。

(記事トップのグラフで言うと2020年1月に会社を辞めた)

 フルタイム労働は悪。

 

 

 

 今回まとめたかったのは、

「強迫観念で痩せようと思うのは精神に良くないし、単純にやる気も出ないのでやめよう」

「どのような体型でも罪悪感を持つ必要などない」

「そもそも社会に『痩せろ』『画一的な美であれ』と女性に強いるクソ構造がある。クソ」

「自分から「減量してみるか~」となんとなく気が向いた瞬間だけが減量の始め時」

 

 この話をしてからじゃないと減量の話はできないししたくねえ、と思ったので先んじてまとめました。おわり。

 次回は実際やったことのまとめ、あるいは目標達成したぜうぇ~~~~い!!!!!的な記事をアップしたい気持ち。