リトルくらぶの進め方とらせん型カリキュラム
入学準備号から始めた「リトルくらぶ」。我が家の家庭学習のメインとして進めています。問題もボリュームも丁度良く、親子共々楽しんで取り組んでいます。
ただ、私が進度にプレッシャーを感じないように(笑)、まず、毎月教材が届いたら、「りとるPRESS」に書かれている「これだけはやってみよう」順に予習シリーズをさっと並べ替えてしまいます。優先の高い順から取り組み、何日後かに同じような問題が少し難しくなって出てくる。このやり方が、先日入試報告会でお話のあった「らせん型カリキュラム」にも通じるのかしら?と、都合の良いように受け止めました...。
この、らせん型カリキュラムとは、1回やった単元がしばらくして少し複雑になってまた回ってくることを繰り返すことで、単元の内容を定着させるというもの。なのでその時に理解が出来なくても大丈夫、1回1回すべてを理解しようとしない!と仰っていました。成長の度合いでその時に理解できなかったとしても、もう1度回ってきたころにはすんなり理解できるようになるからと。あと、新鮮だったお話として、復習は小学生には無理無理!と話されていたこと。また、先生のお話を聞いてメモを取ってきなさいというのもそれは「ながら」勉強ですよ、無理無理と(笑)。テストで解けなかった問題をお家でやってみるというのも意味なしですよ、子どもにとってテストは「真剣」に取り組んだ時間。その時間で出来なかったことをその日またお家でやろうとしたって出来っこないですよーと。さらに、テストで見直しなんて絶対出来ないですからね!1回で正解にたどりつけるようにしましょうとお話されていました。これ、中受に向けた基礎知識としてあがってきたので、私はなーんにも知らなかったんだなと思いました。
というわけで、我が家のリトルくらぶはらせん型カリキュラム(使い方間違っている気も...)でいきたいと思います。
初めての入試報告会
このタイミングで塾の入試報告会へ初めて行ってみました。お休みの取れる日で調整すると1つしか行けなかったのですが、良い機会となったので、来年はぜひ他塾も行ってみたいと思います。
中学受験の動向における大きなポイントは、入試改革と高校の指導要領改訂、さらに、都内私大の定員抑制による大学入試不安というところですね。そういった不安から、附属校人気は顕著に表れたようですし今後も続きそうです。先生は2020年の改革はそれほど心配はしていないが、2024年の改訂以後の入試は大きく変わると仰っており、その理由は理社まで記述が入ってくるからと話されていました。
また、入試問題で試される力やどのような知識が必要かについて、主要校の問題を例に紹介がありました。「これが国語の問題として出るの、おもしろいですねー」や「これは社会ですけど、国語で出てもおかしくないですねー」とお話されていたので、教科を横断して考えることの出来る力が求められているのかもなと感じました。バカロレアの指導計画の中でも「教科の枠をこえて学ぶ」というのは何度も出てきますよね。
さらに、最後に中学受験の基礎知識や低学年の家庭学習で気を付けておきたいことなどのお話があり、満足度の高い報告会でした。
そして、こうした入試報告会で塾のカラーを知っておくのも、今後の通塾を見据えると必要かなと思いました。今回は熱血系でしたので、そういうノリが苦手な私には、情報をいただいておいて何ですが、、ここはないかなという印象でした。お話いただいた先生はとっても穏やかで話も分かりやすく素敵な先生だったのですが、動画で流れていたハチマキを巻いて叱咤激励を受ける姿やその雰囲気にビクビクしてしまいました(笑)こういうノリが合う子には最高にドラマチックな受験となり、思い出深いものになると思います。
好きな絵本
息子の好きな絵本を記録しておきたいと思います。年長さんも残すところあとわずか。昨日、なんとなく「好きな絵本は?」と聞いてみたところあがった本です。
1.「ひっこしだいさくせん」
私は大学の時に工学分野を学び、現在もそのような仕事に就いているので、ものづくりの絵本を選びがちです。そんなきっかけで手にとったこの本ですが、内容もとても可愛らしく、息子にも大好評。「まちのじどうしゃレース」「ポレポレやまのぼり」もお気に入りの様子です。
2.リンドバーグ
ねずみモノが多いな(笑)こちらもものづくりに関わる絵本です。工具の細部に渡るまできれいに描かれた絵や、はらはらどきどきする展開に親子で楽しんでいる本です。
3.ジャイアントジャムサンド
これ、何度読んだことか(笑)。好きな本は?と聞いて「え、そりゃジャムでしょー」とまず上がった本です。
- 作者: ジョン・ヴァーノン・ロード,安西徹雄
- 出版社/メーカー: アリス館
- 発売日: 1976/04/30
- メディア: 大型本
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お菓子作り
我が家の息子はクッキングが大好きな子で、よくお手伝いをしてくれます。そして、お菓子作りも大好き!ここ最近はipadの職業体験アプリ?で、パティシエ編をよくやっていたようで熱の入り方が違いました。
まず、バレンタインデー付近にチョコレートタルトを作ってみました。これがすごくおいしくて本人もトッピングなどが楽しかったようで、次はこれが作りたい!その次はこっち!とお菓子の本に付箋をどんどんつけていました。
続いて作ったのは、ロールケーキ。分量をはかり、卵の卵白と卵黄の分け方をマスターしたり、電動泡だて器についたクリームをぺろっとなめたり、私も子供の頃の記憶が蘇りました。実は、バターと牛乳を入れ忘れるという致命的なミスを私がしでかしましたが、そんなことは言われなければ分からないくらいとってもおいしく出来ました。最後のスポンジを巻く、という作業が難しくもあり楽しい過程でした。
そして、焼きプリン。これは絶品でした。こんなにおいしいプリンがお家で出来るの~!と感動してしまいました。息子とおいしさのポイントは何かと考えた結論は「こす」こと。これにより滑らかな食感ができました。小分けの器がなかったので、琺瑯のバットにどどーんと大きなプリンを作り、それを皆でスプーンですくって食べる豪快さもお家で作るお菓子ならではの楽しさだなと思いました。
引き続き、息子とのクッキングタイムを楽しんでいこうと思います!
家庭における探求学習
ここ最近、新1年生の保護者会や保育園最後の懇談会があり、また、個人的にも人と会う機会の多い時期を過ごしていました。
そんな中で、改めて家庭の教育方針を考え直すこととなったのですが、きっかけは小学校の保護者会でした。分かってはいたものの、公立小学校のモノの見方や視野の狭さに直面してしまいました。古い、と表現した方がよいかもしれません。正当にみえて矛盾を感じる学校のルールや先生の威厳といったところに特にそう感じました。それらを誇らしく語る教師陣にも、そんなかっこいいことではないのになーと思ってしまいました。そんな中で評価される子というのが、私のこうあって欲しい像とずいぶんかけ離れているように感じたのです。そんな中でも、おそらく子どもはのびのび自由に育っていくのだと思いますが....。
一方で、これは家での取り組みを見直さないと、と気の引き締まる思いでした。家ではもっと自由に大胆に学習をしたり、息子の好奇心から始まる学びを大切にしたい!と強く思いました。ちょうどドリルで、3つの数字の加算減算や、繰り上がり繰り下がりのある計算を進めており、意外とスムーズに出来ていることもあって、私が「もっともっと!」となっていたタイミングでした....。ドリルの進度にこだわるなんてやめよう、大切にしたいことは、
・息子の好きなことに夢中になれる余白時間の確保
・好奇心を大切にする。また、知的好奇心を刺激するような取り組み
・論理的・批判的思考ができるような親子での対話
・考えを言語化する習慣
・変化に柔軟に対応できるような姿勢・態度
つらつらと書きだしてみて、なんとなく、IBにおけるPYPの考え方を軸に家庭での取り組みを展開していくのはどうかなという結論にたどり着きました。専門家ではないので、いいなと思ったところを我が家なりに取り入れていこうかと思います。
IBの目指す学習者像としては、以下があげられていますね。
・探求する人
・知識のある人
・考える人
・コミュニケーションができる人
・信念のある人
・心を開く人
・思いやりのある人
・挑戦する人
・バランスの取れた人
・振り返りができる人
具体的には、年間を通して探究するテーマを1つ決めました。そのテーマを軸に、探究の過程で学んで欲しいこと、理解して欲しいこと、できるようになって欲しいこと、感じとって欲しいことなどを、IBの指導計画を参考に組み立てている最中です。IBの指導書に何度も出てきますが、学習する上で『児童がすでにもっている知識をベースに、新しい知識が結び付き、新しい意味が形成される』ということは当たり前のことのようで、とても大切なことではないかと感じました。とくに「すでにもっている知識」という部分。学んで欲しいことを唐突に提示するのではなく、身近な事象や息子の興味のあること、生活の中で得てきた知識からスタートするという考え方がとても腑に落ちました。
家の中にとどまらず、時には外にも出てこの探究活動を行っていきたいと思います。また、その探究の中で、タブレットでプレゼンソフトを使ったり、映像を作ってみたりもしたいなとも思っています。自分の考えや思いを表現する手段を増やしてあげられたらなと思います。
来年、再来年の探究テーマも先走って決めてしまったので、そことも行き来しつつ、まずは4月からの計画を早くまとめなくては。こういう作業が楽しい!
配本サービス決定
年少さんのころから配本サービスを利用しています。理由は2つあって、1つは共働きのためゆっくりと本屋さんへ行く時間がなかなか取れないこと。もう1つは私が選ぶとどうしても傾向が偏ること。そのため、配本サービスを利用し始めたのですが、毎晩読み聞かせをしないと寝ない息子がいる我が家にとって、今ではなくてはならない存在です。
■年少・年中
・しぜん
・童話館
■年長
・かがくのとも
・童話館
(+毎日小学生新聞)
このようにサービスを利用してきました。小学生にあがってどうしようかと悩んでいましたが、こどものともは保育園経由で利用していたので、今年度で福音館の配本サービスは終了かなと思っていました。童話館はいつも素敵な本が届くので、ぜひ最後までお世話になりたいと思っています。なので、まず、童話館は継続決定。
悩んだのは科学系の絵本でした。これまで「かがくのとも」「しぜん」を取ってきたのですが、小学生低学年に最適な科学系の本ってあんまり見つからなかったんです。検討したのは、
・かがくのとも
・かがく組
いろいろ悩んだのですが、「しぜん」をもう1年取ることにしました!原点回帰(笑)なぜこの結論にたどり着いたかというと、年少・年中と取ってきた「しぜん」を年長はお休みして「かがくのとも」にしていたんです。ですが、息子が「読んで!」と持ってきたり、「あれに載ってたね!」と話題にのぼるのは「しぜん」ばかり。ということで、自分で本を読めるようになってきた息子に文字量もちょうど良いだろうと思い、また、来年度のテーマが面白そうなものが多かったことから、
■1年生
・童話館
・しぜん
(+毎日小学生新聞)
(+ナショナルジオグラフィック 私用)
で行くことにしました。
配本サービスのおかげでいろいろな本に出会えて、息子も本がない生活は考えられないんじゃないかというほど本好き(というか、本がないと寝られない...)に育っています。私自身が本を沢山読む両親のもと、本だらけの家で育ったので、息子にも色んな素敵な本に出会って欲しいなと思っています。
「本をたくさん読みなさい。あなたの人生という航海で迷ったとき、重要な舵取りとなるから」
とは、私が大好きな漫画(笑)のセリフです。私もこれからも本を読み続けていきたいなと思います。まずは、新年度のどさくさにまぎれて自分用に定期購読注文したナショジオ!!楽しみです(笑)
体験と振り返り
この間の3連休は、オリンピックに影響されて父子でスケートに出掛けたり、ふと話の流れで母子で動物園へ行ったり、のんびりしながらも充実感のある連休を過ごしました。
動物園はシャンシャンの影響もありいつも以上に混雑していました。私たちは最寄りの駅の関係で、いつも西園メインです。この日も西園を中心にお散歩してカフェテリアでお昼を食べ帰宅しました。西園の雰囲気がとっても好きです。朝1番で行くと、空いていて影がぐーんと伸びていて、幸せー!と思ってしまう瞬間です。
そして、今日心に残った動物は?と聞いてみると、カバとイノシシとのこと。カバが陽に当たりのんびり寝転んでいる姿と、イノシシの尻尾が可愛かったことが印象深かったようです。そんな感想を言ってくれる息子が可愛くて「そうだね、そうだよね」と微笑んでしまいます。
息子は自分のタブレットを持っているので、今回は持参して動物たちを撮影してきました。帰宅後は、撮ってきた写真をプリントしてオリジナル図鑑を作成しました。
図鑑の表紙には入場チケットを貼り、息子が絵をかきました。そして、プリントした写真を1枚ずつ貼り、その下に息子が動物の名前を、私が分類と分布、食べ物を記していきました。その際、分布で出てきた生息地(国)を、Google Earthで調べてもらいました。だいたいアフリカなのですが...、こういったところに住んでるんだね!と盛り上がります。Google Earthには本当にお世話になりっぱなしです...
こんな風に体験だけで終わりにせず、何らかの形で振り返ることは意識をしています。訪れた場所の確認、動物園や水族館のチケットをとっておいてごっこ遊びをしてみたり、こうして図鑑を作ったり、施設や駅を再現など。これからも意識していこうと思います。