惰性累々

心のメモ、ひとりごと。

欠ける

釣った魚に餌をやらない、とは良くいうけれど

僕は僕が思っている以上に

異常に

無関心だったらしい。




沢山のしがらみから開放してあげたよ

いろんな事を教えてあげたよ

だからもう、離れられないよね?




裏表のある優しく綺麗な毒を撒いて2年近く

誰かに完治された後に固めた決意と泣き顔を以て

午前5時、ついに宣戦布告されたんだ。




僕が少しの抵抗もせず全面降伏したのはきっと

同じように愛が空っぽになった訳ではなく

同じように未来が雲ってしまった訳でもなく

この人達と仲良く踊ってはいけないよ、と

口酸っぱく言い聞かせてきたモノの中に




僕自身が居る事を見破られたから。