お酒ダイエット

お酒を飲んでも痩せられる!?美味しいウィスキー、焼酎も紹介していきます

肴 おつまみで太る!

 肴と聞くと皆さんは何をイメージしますか?もちろん読み方は「さかな」です。

ここでいうさかなは一般的に、「酒菜」を意味していて、酒のおかずということになります。実際、肴は「酒菜」と書いたと言われていて(確かに両方読みはさかなですね)、よく聞く「酒の肴」というのは意味が重複しているため、誤用になります。

逆に魚肉を酒のつまみにすることが多かったため、「さかな」が魚類のことを指すようになったといわれています。ほかにも「あて」「つまみ」という呼び方が一般的ですが、これは方言の違いと解釈するのが正解です。「あて」であれば「酒にあてる、あてがう」、つまみであれば「つまむ、つまめる」が語源で、両方、お酒と一緒に食べるものということですね。今回はそんな「つまみ」のお話です。

 

 

つまみ

おつまみで太る!

 

以前お酒はダイエットの敵!? - お酒ダイエットで説明したように、お酒を飲んで太るというよりは、お酒によりおつまみが進み,それが原因で太ることが大半です。

またここでいう「おつまみと」いうの、私生活「食事」とは別物になります。どう違うのかというと、冒頭で書いた、「お酒と一緒に食べる」ということがポイントになります。まず、アルコールの効果により絶対的な食事の量が増えます(問題なのは酔っぱらっている当人がそれに気付かないという事)。これはアルコールによる消化の促進、血糖値の低下(アルコール分解に糖を使うため)による食欲増進、糖分不足。また、分解されたアルコールをミネラルと一緒に尿として放出するため、塩分不足になり、味が濃いもの、しょっぱいものをも求めます。(これはアルコールにより味覚が麻痺しているのも要因ですね)なので、油っぽい揚げ物であったり、締めにラーメンを食べたくなるは非常に合理的ともいえます。単純に普段より食事の量が増え、その中心が揚げ物、ラーメンであれば当然太りますね。

 

エンプティカロリーの誤解

 

よくお店でお酒を飲んでいると「アルコールはエンプティーカロリーだから太らないよ」という話を聞きます。これは正解であって不正解でもあります。結論から言えば、太ることの方が多いです。そもそも、エンプティカロリー栄養素が皆無もしくは、ほぼ皆無な無駄なカロリーと言われています。ちなみにこのエンプティカロリーは蓄積されることがなく(これが太らないという誤解を生んでいる原因です)、優先的に消費されていきます。つまり蓄積はされませんが、優先的に消費されていくだけなので、ほかの食事から摂取されたカロリーは蓄積されますし、余れば当然脂肪になります。アルコール(太らない)→食事量が増える→結局太るという流れですね。

 

 

ポイント

 

  • 太る原因は主におつまみである
  • おつまみが太る原因はアルコールによる、食事量の増加、糖分補給欲求
  • エンプティカロリーは太らないは誤解
  • アルコールのカロリーは優先的に消費されるが、結果的に食事からのカロリーが蓄積され脂肪になる可能性が高まる

酒を飲むなら水を飲め!

 「バッカスネプチューンより大勢の人を溺死させた」こんなことわざを聞いたことはございますでしょうか?神話ではバッカスは西洋の酒の神、ネプチューンは海の神とされていて、海で溺れる人もいるが、酒で溺れて身を亡ぼす人に比べると大した数ではないという、酒にぼれることへの戒め、例えです。しかし今回は「バッカスに溺死させられる前に、ネプチューンに救いの手を求めましょう」、そんなお酒と水のお話です。

 

お酒と水

 

アルコールで脱水症状!?

 

 皆さんは飲んだ日の翌日、絶望的な喉の渇きに襲われたことはないでしょうか?これはアルコールの利尿、発汗作用が起因しており、またアルコールの分解にも水分を必要とする為起こります。いわばちょっとした脱水症状です。これが原因で頭痛、吐気を催したり、酷い場合は血栓痛風などの遠因にもなります。結局お酒を飲む上でどの飲み方がいい、正しいということはないのですが、必ず徹底すべきなのは「水を飲む」ということです。十分な水分補給は二日酔いの予防にもつながります。

 

水でチェイス

 

勿論水割りにして飲んでいる場合でも、本来の味、香りを楽しみたいという事でストレート、ロックで飲んでいる場合でも、水はしっかり飲むべきです。一般的にBarで出されるチェイサー(水)は、味がわからなくなったりしたときに、口内、喉を1度すっきりさせ、お酒の味を楽しむために飲む意味合いが強いですが、それと同じくらい水分補給の意味合いで飲むことが重要です。私自身ウィスキーがとても好きで、飲むときは大概ストレートかロックいただくのですが、チェイサーはこまめに飲みますし、自宅に帰ったらチェイサー(南アルプスの天然水2L)をがぶ飲みしています。

 

水で違いを楽しむ

 

 身体的負担の軽減をする為に水が必要という話をしてきましたが、そもそも水割りという飲み方もアルコール濃度を薄めるためだけのものではありません。普段からウィスキー、焼酎をストレートで飲む方が水割りと聞くと、「風味が落ちる!」というマイナスイメージを持つかもしれますが、逆にメリットもあります。そもそもウィスキーに関していえば、水割りという飲み方自体、世界的に見て一般的ではなく、日本独特の文化とまで言えます。経緯としては、お酒自体の主張が強く、ストレートだと和食と一緒に美味しく頂くのが困難なため、ウィスキーメーカーが水割りという飲み方を推して売り出し、定着したといわれています(その為日本のウィスキーは水で割ることを意識して作られています)。つまり、シーンによってはより美味しく飲むことできる手法であり、またウィスキー自体アルコール度数が高く、刺激が強いお酒である為、加水することにより刺激が減り、香りが開き、より繊細な味わいを感じることもできます。また水割りとはすこし違いますが、味わいを楽しむ、利き酒という意味でのむのであればトゥワイスアップ(氷は入れず水とウィスキーを1:1で割る)がお勧めですね。

 

 

ポイント

  • アルコールは脱水症状を引き起こすので、水分補給が重要
  • まめな水分補給は二日酔防止にも効果的
  • ウィスキー、焼酎などを水で割るのはアルコールを薄めるためだけでなく、味の変化を楽しむ手法でもある。
  • ウィスキーは加水により香りが開き、口内では刺激が減り細かな味を感じられる

 

お酒と正しいお付合いの仕方

お酒はダイエットの敵!? - お酒ダイエットではアルコール、糖質等の観点からお酒がダイエットに悪影響であることに触れました。ではストレスを貯めながら禁酒するのは良いことなのでしょうか?

答えはもちろんNOです。食事制限、糖質制限ダイエットも同じですが、極端な制限をすると続かなくなりリバウンドという未来が待っています。基本的にお酒も一緒です。過度な飲酒は控えて、種類、飲み方、生活サイクイルを工夫して長い付き合いをするのが正解なのです。今回は前述したアルコール、糖質の問題をダイエットに適したお酒の種類、飲み方を紹介することで紐解いていきます。

 

ダイエットに向いているお酒とは?

 

 糖質の低いお酒

 

お酒はダイエットの敵!? - お酒ダイエットで紹介した通り糖質は低いに越したことはありません。

酒の種類

糖質量

焼酎

0g

ウィスキー

0g

ジン

0g

ウォッカ

0g

糖質ゼロ発泡酒

0g

赤ワイン(グラス)

1.5g

白ワイン(グラス)

2g

梅酒(グラス)

6.2g

日本酒(1合)

8.1g

ビール(1缶)

11g

発泡酒(1缶)

12.7g

こちらがお酒の糖質量を表にしたものです。この表を見てわかる通りオススメは焼酎、ウィスキー、ジン、ウォッカなどです。前述したお酒は一般的に蒸留酒と呼ばれています。一方で、ワイン、日本酒、ビールなどは醸造酒と呼ばれています。これらは製造方法の違いにより区分されていて混成酒と呼ばれるものもあります。某会員制ジムでは蒸留酒であればOKなんていう話をよく聞きますが、理由は見てのとおり糖質に由来しています。では、糖質のあるお酒は飲んではダメなの?と思ってしまいますが、そうではありません。

 

蒸留酒とワインはを比較するとワインは糖質が多いわけですが、2g程度ですと食べ合わせの食事で簡単にひっくり返ります。ただ問題なのはその食べ合わせ(おつまみ)なのです。ワインを飲むシーンを想像してもらえるとわかり易いのですが、パスタであったり肉であったり、食事からも多分に糖質を摂取してしまいます。またワインであればまだ良いのですが、日本酒、ビール、発泡酒になると訳が違います。ビールは3杯飲むと、おにぎり1つ分くらいの糖質を摂取したことになります。決して醸造酒を批判しているわけではないのですが(筆者も日本酒が好きなので)、結局お酒で制限するのか、食事で制限するのか(本当に痩せたいのであれば両方)どこかでバランスをとる必要はあります。

 

ダイエット中にオススメ飲み方

お酒にはいろいろな飲み方があります。季節やタイミング、最終的には好みに依存する部分が大きいのかと思います。例えば最初の一杯はビールと決めている人もいれば、冬であれば日本酒熱燗、焼酎であればお湯割り、また焼酎で角が立っているものが苦手なんていう方は、あらかじめ水で割って数日後に飲む前割りという飲み方をされる人もいます。今回は前項でオススメした蒸留酒の飲み方についてすこしお話します。

 

私自身お酒の中で好きなのは焼酎(特に芋焼酎)、ウィスキー、ジンなどの蒸留酒になります。理由は単純に美味しいと感じることと、酔い(二日酔い)にくいからです。そんな蒸留酒のダイエット中オススメの飲み方は、なんと言ってもソーダ割(もちろん甘くないソーダのこと)です。いくつか理由はあるのですが、一番大きな理由としては、単純に腹が膨れやすいということです。ソーダ割にすることで必然的に飲食量をおさえることができます。また、最近では炭酸水そのものに便秘解消やダイエット効果があるということで注目を集めています。ウィスキーであればハイボール、ジンであればジンリッキーと呼ばれているように、とてもメジャーな飲み方ですが、個人的は芋焼酎のソーダ割が一押しです。私自身がビールが得意ではないのも一因ですが、夏場の最初の一杯は必ず芋焼酎のソーダ割です。とくに芋焼酎のなかでも、甘みがありフルーティーな味わいのものをチョイスすることで、カクテルのような楽しみ方ができます。

 

 

ポイント

  • 無理に禁酒する必要はない
  • 糖質の過剰摂取は禁物、酒類、食事のチョイスでバランスをとる
  • 糖質を抑えるなら蒸留酒一択
  • ダイエット中のオススメはソーダ割
  • 一般的ではないが芋焼酎のソーダ割が熱い

 

お酒はダイエットの敵!?

 

 まず結論から言うと、ダイエットをするにあたり、お酒は飲まないに超したことはありません。ですが、普段から毎日晩酌するような生粋の酒好き(私)であったり、仕事、プライベートでの飲み会など、なかなか割り切ってやめる、生活から切り離すというのは難しいものと思います。前述したとおり、飲まないに超したことはありません。ですが裏を返せば「種類」、「飲み方」、「量、頻度」にさえ注意すれば特別ダイエットを阻害することもありません。

 なぜお酒はダメ?  

 アルコール

 

 

単純にソフトドリンクと比較してみましょう。お酒は何故ダメなのか。答えは簡単「アルコール」です。アルコールには筋肉を分解し筋肉の成長を阻害する働きがあります。(筋肉肥大を肥大させるテストステロンの分泌量が低下し、筋肉を分解するコルチゾンの分泌量が増加するため)また、血糖のコントロールが低下し、消化を促進する作用がある為、満腹感が感じにくくなります。締めにラーメンやごはんものを食べたくなるのはこれが起因しています。

 糖質

 

 

こちらはソフトドリンクも一緒です。甘いカクテルなどに使用されるリキュールには大量の砂糖が使用されています。当然飲む量が多ければ糖質過剰摂取になり、脂肪蓄積の原因になります。また、カクテルに限らず、梅酒、日本酒、ビールなどにも」多分に糖質が含まれているので、注意が必要です。余談ですが筆者は糖質制限ダイエットで1ヵ月で10Kgほどの減量に成功したことがあります。それが良かったか、悪かったかは別として体重増減の大きな要因であることは間違いありません。

酒の種類 糖質量
焼酎 0g
ウィスキー 0g
ジン 0g
ウォッカ 0g
糖質ゼロ発泡酒 0g
赤ワイン(グラス) 1.5g
白ワイン(グラス) 2g
梅酒(グラス) 6.2g
日本酒(1合) 8.1g
ビール(1缶) 11g
発泡酒(1缶) 12.7g

   おつまみ

 

アルコールの項目でも少し触れましたが、満腹感が薄れるためおつまみが進みます。

実際のところこちらが一番大きな原因かと思います。食べるものにもよりますが、一般的に居酒屋ででてくるようなつまみ、高カロリー、高糖質なものが多いので食べる量、選択にも注意が必要です。特に炭水化物は吸収が良いので、本来であれば控えるべきです。また、私自身普段お酒を飲んでいるとき、最初は「今日はおつまみを控えよう!」と考えるのですが、アルコールが回り、思考能力が低下してくると、「もうどうでもいい!」に見事にシフトチェンジしてしまいす。

 

ポイント

  • アルコールは筋肉の成長を阻害し分解するため悪影響である
  • アルコールは食欲促進する遠因になっている
  • 糖質にも注意。特にカクテル、日本酒、梅酒、ビールの飲みすぎは禁物
  • お酒というよりは、おつまみの食べ過ぎで太る
  • おつまみの種類も重要だが、飲み始めるとコントロールが難しい