ワーママ弁護士奮闘記in東京

仕事と子育てに奮闘する、ワーママ弁護士のブログです。生きてりゃもう御の字。

ロイヤルリムジンに感じる気持ち悪さ(お家再興じゃなくて、会社の倒産ですけど)

4月初旬、新型コロナウイルスの影響により、ロイヤルリムジン株式会社が、全従業員約600人を全員解雇したというニュースが流れた。

  

報道によると、ロイヤルリムジンの社長は、従業員に対し、以下のようなメッセージを送ったそうだ。

 

「必ず生き残り、皆さまの職場を完全に復旧できるように、私の人生をかけて戦います。そして完全復旧した暁には、みんな全員にもう一度集まっていただき、今まで以上に良い会社を作っていきたいと思います。」

 

社長の必死の思いの伝わる熱いメッセージ。

・・・のようにも見える。

実際一時期、ロイヤルリムジンの解雇は「美談」としてもてはやされた、

 

しかし、そもそも従業員を全員退職させて、法人格だけ存続させることに、何の意味があるのか?

キツイ言い方をすれば、従業員にとって、給料を払ってくれない「会社」が存続し続けて何の意味があるのだろうか?

お家再興?忠臣蔵の世界??従業員は家臣ではありません。

 

社長や経営陣としては、法人格や、その資産(車両、事務所、営業許可等々)を残しておかないと、新型コロナウイルス収束後、速やかな事業再開が不可能になってしまう、だから、従業員を一時解雇しても「会社」はつぶすわけにはいかない、と考えたのかもしれない。

 

が、が、従業員からしたら、そんなの知ったこっちゃなくない?

「私の人生をかけて戦」うって言われても、「そりゃ、あんたの会社だからね、あんたの人生かけて頑張ってよね、でも私の人生巻き込まないでよね」って白けちゃわない?

従業員にとって一番大切なのは、「ロイヤルリムジンで」働くことではなくて、どこかで働いて「生活費を稼ぐ」ことなんじゃないのか。

 

「完全復旧した暁には、みんな全員にもう一度集まっていただき」と言われたところで、新型コロナウイルスの収束時期も見えない中、そもそも完全復旧できるのかなんて誰にもわからない。

復旧するのか否か、するとしていつなのかもわからないけれど、その間国から失業保険をもらって凌いでくれ、でもって会社が復旧したら戻ってきてくれ(日本人手不足だからな!)…なんて都合のいい話じゃなかろうか。

 

会社と従業員との間には、雇用契約、つまり、労務を提供してお金をもらう/払うという契約関係があって、それが基本。

それ以上に家族的なお家的なものを求めるんだったら、「パンは1個しかないけどみんなで分け合いましょう」みたいな、親子間の生活保持義務的な義務を会社に負わせなきゃおかしいんじゃなの?

  

「会社」って何のためにあるのか。「会社」って誰のために存在するのか。考えさせられる事例だと思いました。

ウィンウィン交渉なんて気の持ちよう、だけどその「気」が超大事

ねぇ、私、ずーっと思ってたんです。

 

「ウィンウィン交渉」なんて言うけれど、ただのキレイごとだろそれ、って。

 

 

◆闘わなけりゃ、弁護士じゃない

 

弁護士というのは、所詮は闘う生き物です。

こじれきった当事者の間にわざわざ割って入っていって、自分の依頼者ために全力で闘うことを生業とします。

 

もちろん、訴訟を全くやらない弁護士もいるのですが、他の専門家と比べた時の弁護士の価値って、やっぱり「行くところまで行ったら、つまり訴訟になったらどうなるか」が見通せるってことだと思うんです。

 

「闘う弁護士」みたいなキャッチフレーズの事務所もありますが、その事務所の弁護士がどうかはさておき、世の中には「生まれついての喧嘩好き」の弁護士っているんですよね。

他人から攻撃されても、しゅんとするどころか闘志をメラメラ燃え上がらせて嬉々として反撃に打って出る弁護士。

全力で他人をぶん殴ることを、躊躇しないどころか、快感に感じちゃう弁護士。

 

残念ながら、いや残念じゃないのかな、よくわかりませんが、私はそういう性格ではありません。

他人から攻撃されるとすごく嫌な気分になるし、他人をメッタ打ちにするのにも躊躇いを覚えます。

 

でも私だって弁護士のはしくれですから、依頼者のために全力で相手方を叩きのめしに行かなきゃいけないわけです。

弁護士1年目の時、先輩弁護士から「闘争心が足りない」って注意されて以来、一生懸命、闘争心を掻き立てるべく、髪振り乱して闘いな身を投じてきたんですね。

 

でもね、生まれついての喧嘩好き弁護士には、やっぱり勝てる気がしない。

そして、好きじゃないし得意じゃないことやるので、疲れてやんなる。

 

そこで、ウィンウィン交渉に話は戻るわけです。

 

 

◆食うか食われるかなのに、ウィンウィンってあり得んの?

 

交渉には、

・ウィンウィン交渉

・ウィンルーズ交渉

があるそうな。

 

そりゃウィンルーズよりウィンウィンの方がいいよね。

なんか響きがハッピーだしね。

 

でも、弁護士は依頼者にとって最善の結果が得られるようにベストを尽くさないといけない。

何が「最善」なのかは難しいけど、わかりやすいのは金額。

つまり、相手からできるだけ多くふんだくんなきゃいけない。

ねぇ、こんな状態でウィンウィンとかあり得んの?

 

ウィンウィンの関係を築くには、信頼関係がベースになるそうな。

ところが、弁護士のところに来るお客さんは、既に当事者同士で揉めきっている。

スタート時点で、相手方との信頼関係なんてゼロどころかマイナス。

無理じゃない、ウィンウィンのベースなくない?

 

そして、そのこじれきった2人の間に弁護士が割って入るんだけど、弁護士は、相手方にとっては敵の雇った傭兵なわけさ。

受任通知とか送るじゃん。もうそれゴング鳴らしてるのと同じわけさ。レディーファイッ!カーン!って状態なわけ。

そんな状況でスタートしといて、信頼関係ってマジ難しくない?

 

別にこっちはそんなオラオラ戦闘モードじゃなくっても、相手方が戦闘モードなことも多いわけ。

言ってみれば、相手からガンガンにゴング鳴らされまくってるわけ。

そんな食うか食われるかの状況で、「いやー穏便にやりましょうよー」なんてヘラヘラした態度でリングに上がったら、瞬時にやられてしまうのよ、そうでしょ。

特に私みたいに若い女は、ただでさえ舐められんのよ。(いや若くないんだけどさ。辛いよね中年女性って。プライベートではババア扱いされ、仕事では小娘扱いされ。)

第一印象って重要だから、最初から「舐めんじゃねぇ」「こう見えて結構やりまっせ」って、こっちもファイティングポーズ取ってガンガン行かなきゃいけないわけ。

ねぇ、こんな状況で、ウィンウィンとか、ねぇ、あり得んの???

 

 

◆っていうか、ウィンウィン交渉って何よ?

 

思考がスタックした時は、定義から考えてみましょう。

 

Google先生で調べたら、グロービスの記事が出てきた。

https://diamond.jp/articles/amp/92536?display=b

 

「交渉で目指すべきものとして、使われることの多い「ウィンウィン(Win-Win)」という言葉。
どちらかが勝って、どちらかが負けるというのではなく、両者ともが利益を得られることを指します。交渉のゴールとして理想的な状態です。」

 

そうだね、理想だね。

 

「両者が得られる利益の合計を増やす」

「お互いが得られた価値の大きさの合計を増やしていこうという交渉を、「価値創造型」交渉と呼びます」

「「自分にとって価値が小さく、相手にとって価値が大きい論点」については相手に譲歩し、その見返りに、「自分にとって価値が大きく、相手にとって価値が小さい論点」でこちらに有利にしてもらうのです。」

 

そりゃそうだろうけどさ、オレンジが欲しい姉妹が、実と皮を分け合ってハイ、ウィンウィン♪の教室事例みたいに、私とあなたの重きを置く価値がパキッと別れることなんて、そうそうない。

 

往々にして、金額の問題がどちらにとっても一番大事で、どっちかが勝てば、どっちかが負ける。

 

例えば、和解の場面。

こちらは100万だと思ってる。

相手は0円だと思ってる。

けどまあうやむやにして50万で手を打つ。

単純に金額だけ見れば、ウィンウィンじゃないよね、むしろルーズルーズ。

 

こんな場面での価値創造って何さ?

支払期限を伸ばすとか?分割払いにするとか?

70万を7回払いで和解したら、価値創造したことになるわけ?なんか違くない?

 

 

◆一方のビッグウィンは、他方のスモールウィン

 

滝本哲史さんの本にも書いてあったけど、ウィンウィン交渉とは言いつつも、どっちも同じくらいウィンでハッピーってことはない。

 

一方のビッグウィンは、他方のスモールウィンなのです。

 

ってことはよ、判決でゼロ・100とかになりさえしなければ、それ大概ウィンウィン(片方はすごいビッグなウィンで、もう片方は極小ウィンかもしれないけど)ってことにならない?1対99だって、ウィンウィンでいいの?え、それでいいの?

 

むしろ、もういっそ気分の問題?

両者ともそれぞれ勝手に勝ったような気になれれば、0対100だって、ウィンウィンってことなの?

 

 

◆ウィンウィン交渉なんて気のもちよう、しかしその「気」が超大事

 

いや、違うか。

むしろ、両方とも勝ったような気分になる「ことを目指して交渉する」のが、ウィンウィン交渉なのかな。

 

ウィンルーズ→自分だけがウィンになることを目的として、殴る。

 

ウィンウィン→(自分のウィンの最大化は目指すんだけど)相手に信頼してもらえるように誠実な態度で、相手の要望も考慮に入れて、難しいけれど、相手と自分の利益を最大化すべく価値創造しようと思いながら、話し合う。

 

ウィンウィン交渉って、つまり、交渉の結果というより、交渉に臨む態度、言ってしまえば気のもちようなのかな。

 

だけど、「焼き尽くせ!殲滅ダー!」って思いながら交渉するのと、できたらウィンウィンになれたらいいなと思いながら交渉するんじゃ、交渉のプロセスも、交渉に対する負担感も、そして最終的な結果(和解案)も、変わってくるんじゃないかな。

 

 

◆やたら攻撃的なの意味なくない?ってか有害じゃない?

 

いやね、私、喧嘩好きの弁護士の何が嫌って、「無意味に攻撃的」なのが嫌なんですよ。

 

そりゃわかってますよ。

弁護士沙汰なんて所詮ケンカです。

「価値創造」なんてキレイごと言ってる場合じゃなく、自分のウィンを出来る限り増やすように闘う陣取りゲームなんです。

当事者にとってみれば、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いでしょう、ええそれが人情ってもんです。

 

でもね、だからって、弁護士がやたらめったら攻撃的、威圧的な態度取るのは、逆効果じゃないですか?

それが作戦なのだとしたら、その作戦間違ってませんか?

 

「今すぐ100万よこせ、さもなくば殴る」って、人として普通のコミュニケーションじゃないでしょ。

 

いや、わかるよ。

「私はあなたと話し合ってこの問題を解決したいんです。私としては、今すぐ100万払って欲しいけど、どういう条件だったら払えますか?」って丁寧にお話ししても払ってくれないから、弁護士沙汰になるんだよね。

そんな輩には、ある程度の脅しも必要なのかもしれないね。

 

でもさぁ、北風と太陽じゃないけど、普通の人は攻撃されたら、防御・反撃体制に入るでしょ。

コートの前必死に掻き合わせて何としても脱がされまいとしている人から、力ずくでコートもぎ取るの大変でしょ。判決とって強制執行するのって、時間もお金もかかるし、空振ることだってあるでしょ。

もしまだ話し合いの余地があるのであれば、もうちょっとあっためてあげないと、解決策引っ張り出せなくない?

 

弁護士が他人の争いごとに首突っ込む価値って、当事者じゃないってことでしょ。

当事者じゃないから、戦局が客観的に判断できる。当事者じゃないから、冷静になれる。坊主は憎くても、袈裟は許すことができる。そういうことでしょ。

それなのに、当事者と一緒になって、感情的になり、怒鳴り、高圧的な態度を取って、どうすんの??

一瞬相手もビビるけど、弁護士沙汰になってるのに、それだけで「はいわかりました」って素直に払うわけなくない??

うわマジやっべー弁護士だなって、引かれるだけじゃない??

 

 

◆ゴングが鳴ってもリングに上がるな

でも、どんな相手方が出てくるかは選べないわけです。

 

私にできることはと言えば、相手の弁護士からガンガンにゴングを鳴らされても、相手の設営したリングに上がらないこと。

 

苛つかず、挑発にのらないこと。

かと言って、おびえたり、ひるんだりもしないこと。

リラックスした気持ちを保つこと。

失礼な相手に対しても、失礼な態度を取り返さないこと。

高圧的な態度の裏に見え隠れする相手の希望や、置かれた状況や、交渉に応じるメリットデメリットを、冷静によくよく観察すること。

「あなたと、リングの外で、問題の終局的な解決に向けて、建設的な話し合いをしたい」と繰り返し伝えること。

 

それでも、相手がリングから降りずにギャーギャー言ってる場合は、最後はネタにして笑い飛ばすこと!

 

 

結局、人生なんて気のもちようなんだなと思いながら、今日もネタ集めと思って頑張ります。

 

負けるかもって言う度に怒んないでよもー

新型コロナウイルスで世の中大変なことになっていますが、皆さんお元気ですか?

 

私は新型コロナというよりも、弁護士稼業、特に依頼者対応にくたびれきって、離島で水平線の見える露天風呂に入って、ぼんやり鬼滅の刃(とても気になっている)でも読みたいな…って気分です。

 

いや、ね、弁護士なんて所詮人の争いごとに首突っ込んで引っかき回す商売なので、紛争の相手方から、バカやろーだのこのヤローだ言われるのには、だいぶ慣れてきたんです、これでも。

 

それでも、依頼者との間でうまくいかないのは、やっぱりしんどい。

後ろから刺されるっていうの?ツライ。

 

特に最近本当に憂鬱なのが、負け筋の事件で、「負ける可能性がある」っていう度に、「何でそんな弱気なこと言うんだ!」「何のために弁護士雇ったんだ!」って怒ったり不快になったりするお客様。

 

「何で言うんだ!」って、お、おみゃーさんが見通し聞いてきたから、言ったんだよ…!!

 

◆「負けるかも」って、もー言わない!

だからって、「そんな怒るならもうホントの見通しは言ーわない」ってわけにはいかない。

 

「ダイジョーブカテマスカテマス」とか「ウーンチョットヨミキレマセンネ」とか言って適当にお茶濁しといたら、そりゃ「負けるかもよ」→「何のために(略)」の流れで怒られることはなくなる。

 

でもさ、最後本当に負けちゃった時、お客様大爆発だよね。「お前ずっと勝てるって言ってたじゃないか!」ってマジギレされるよね。

切れるだけで済めばいいけど、何の備えもなく負けたら大ダメージ。

こりゃ無理だ、却下却下。

 

◆ってか、負けないように頑張れよ

お客様としては、これを求めてるんでしょう。わかりますわかります。

 

もちろん私も負けないように頑張ってはいるんです。

 

でもね。事件には筋ってもんがあるですわ、お客さん。

 

例えばの話ですよ、「お前の髪型が何か気に入らないから、クビ!」→不当解雇で訴えられたら、そら会社側は弁護士がどんなに頑張っても勝訴はできんのですわ。

それが事件の「筋」ってもんです。

どんなに弁護士が頑張ったって、起きてしまった事実は変えられないし、事実が変えられない以上、事件の「筋」も変えられないんです。

 

いやね、そりゃ判決出たら負けること前提に、何とか和解で落とせないか、あの手この手で交渉を試みますよ。頑張りますよ。それが弁護士の仕事だからね。

 

それから、もし和解が決裂して敗訴しちゃったときのために、損害を最小化する方法も必死に考えますよ。それも弁護士の大事な仕事だからね。

 

そして、負ける可能性や、負けた時のリスクや、その対処方法を伝えて一緒に考えることも、弁護士の大事な仕事(だと私は思ってる)わけ。

 

だからこそ、お客さんとの打ち合わせで、

「いや、本件やっぱりお客様にとっては不利でね、髪型気に入らないじゃ解雇は無理でね、これ復職の可能性ありますからね…」

って話すんだけど、話し始めた途端、

「何のために高い金払って弁護士雇ってると思ってんだ!」「できない理由ばっか探しやがって!」「弱気でつかえねーなチェンジチェンジ」

とかってなっちゃうのよ。

 

つまり何が言いたいかっていうと、弁護士がどんなに主観的には頑張っていようが、お客様が「弱気なこと言うな!」って怒ることはあるのです。

 

ま、そりゃそうだ。

 

◆事件の見通しは最初に言え!それでダメなら受けるんじゃない

ごもっともごもっとも。

 

そりゃ受任の段階ではっきり見通しのわかる事件は伝えます。

 

でもね、あんまり弱気なことばっか言ってると、事件とれないんだよね…

 

あと、往々にして、事件が進行する中で、とんでも事実が発覚して、一気に「そりゃ勝てないっすよお客さん…」ってなることもあるんだよね…

 

◆そもそも何でお客様はお怒りなのでしょうか?

そもそも「負けるかもよ」って言うと怒るお客様のお怒りの原因は何なのでしょうか?

 

・弁護士がそんな弱気でどーすんだよ!

・言い訳すんじゃねー!

・負けた場合のことなんて考えたくない!

・ちゃんと経験あんのかよ!

・お前のその態度が妙に気に食わない!

・だいたい年下のくせして、偉そうなんだよ!

 

あー悪口考えてたら、お腹痛くなってきた。

 

◆弱気な弁護士は嫌!

お医者さんに例えてみましょう。

 

患者さんが、主治医に、「先生、治りますか?」「治りますか?」と頻繁に聞いてくる。

それだけ、患者さんは不安なんだね。

 

その度に医者が「治らないかもしれませんね」「治る確率は高くないですね」と言う。

 

そりゃまあ嫌だわな。

嘘でも「治るようにがんばりましょう!」って言って欲しいよな。

前向きな方が免疫高まるしな。

 

でもさ、例えば、不治の病の患者さんに、「治りますよ!」ってウソ言っていいのか?

「治らない可能性が高い、余命はあと半年」って言ってあげる方がいいんじゃないのか?

だって、その方が残された人生を有効に使えるもの。

 

この場合、余命宣告することは、「弱気」とか自信がないのとはちょっと違う。

見通しが悪いなら悪いと言ってあげないと、判断の機会を奪ってしまう。

 

なぜ弁護士がお客さんに負ける可能性があると言うのかと言えば、負けた時のリスクに備えたり、負けた時にどう対処するか前もって考えるためです。

 

その意図というのを、わかってもらわないと、ただの弱気野郎認定されて終わるのです。

 

◆言い訳すんじゃねー

負けるのは、お前の能力不足だろ!

それを事件の筋とか証拠不足とかなんとかかんとか言いやがって!

古美門弁護士なら勝てるだろ!

言い訳すんじゃねー!!!

 

って言いたいんですよね、わかりますわかります。

 

いや、でも、さっきも言ったんですけど、これまでの事実経過を、昨今の裁判例に照らしてみて、どうやったって負け筋な事件というのはあるのです。

 

そりゃリーガル・ハイの古美門弁護士みたいに、「草の者」でも使って場外乱闘すれば別なのかもしれないけど、私、堺雅人じゃないし、ガッキーでもないし(見りゃわかる)、そんなこと私に期待しないでよ、お客さん。

 

言い訳じゃないってわかってもらうために、負けそうな理由をくどくど説明する度に、どんどん言い訳がましくなっていく…どーしたらいいんだ…

 

◆負けたときのことなんて、今考えたくない

そうでしょうそうでしょう、自分にとって都合の悪いことは考えたくないですよね、人間だもの。

 

でもさ、考えとかないと、いざ良くないことが起きた時、即座に対処できなくて、困るよね。

 

◆はぁーで結局どうしたらいいのさ

弱気や言い訳がましく思われず、敗訴可能性や、敗訴した場合のリスク・対処方法をお客様に伝えるには、どうしたらいいのか?

 

・常日頃から強気な言動をする。

→キャラ的に無理。

 

・見た目からして強気に見えるように、身体鍛えて筋肉モリモリにする。

→リ、リリコ…?

 

・金髪にして派手なスーツ着たりする。目指せ、中里 妃沙子先生。

→あと20年くらいは無理かな…

 

・「敗訴可能性や、敗訴した場合のリスク・対処方法を検討しておきたい」ときちんと伝えてから、話し出す。

 

・話すタイミングに気をつける。どれだけ丁寧に繰り返し話しても、顧客は、私の話なんぞ信じちゃいない。なので、裁判官から不利な心証開示されて、顧客が「うわ、本当にヤバいんだ…」と気づき出したら、ここぞとばかりに、負けたときのことを話す。

 

・それでも怒るお客様は…もうどうにもならない。今は耐える。次からは受けない。

 

 

こんな長々書いてきて、結論これだけなのが泣くに泣けませんが、まあお客様、そんなに弁護士怒らないでよね…。

 

空気は読むものじゃなくて吸うもの

1. KYに対する違和感

私が学生の頃、KY(=空気読めない)という言葉が流行った。

 

当時の私は強烈な違和感を感じた。

空気は読むもんじゃねーし、吸うもんだし。

だいたい空気読んでくださーい、察してくださーいっておかしくない?

口があるんでしょ?

言いなさいよ?

 

2. 幼児みたいなおばさん

ジムの受付で、受付の人が1人しかいなくて、私の予約のことでマゴマゴして時間がかかっているとき、後ろにいたおばさんが突然

「私◯時からレッスンなんですけど」

と言ってきた。

誰に向かって言っているのかは不明。

 

その時にも強烈な違和感を感じた。

「◯時からレッスンなんだけど、けど何??」

 

まあわかるよ。

つまりは、

私はもうすぐレッスンが始まるので焦っている。だから、

〈スタッフに対して〉優先的に対応してほしい。

〈私に対して〉順番を譲ってほしい。

ってことなんでしょう。

 

でも、「時間に遅れそう」という焦る気持ちを表明しさえすれば、後は周りの人が、彼女にとっていいようにしてくれるって、そんなわけなくない?

それじゃ幼児と一緒じゃない?

「やーだー」って泣きさえすれば、後は全部察して、望む通りの結果を与えてくれるって、それお母さんだけだから。

 

「すみません、レッスンの時間が迫ってるので、ちょっと先に対応お願いできますか?」って言えばいいよね、大人なんだからさ。

 

いやまあ

「あすみませーんどうぞー」

とか言って譲ってあげたけどさ、私お母さんだからさ。

 

3. お願いしないズルさ

家庭内のちょっとしたこと。

例えば、もう少しでゴミ箱いっぱいになるなーゴミ袋替えなくちゃなとか、

もう少しでトイレットペーパーなくなるなー替えなくちゃなとか。

 

「めんどくさー誰かがやってくれるかなー」って見て見ぬふりするのってズルイよね。

 

そのズルさってつまり、

「誰か」じゃなくて特定の相手に対して、して欲しいことを、きちんと言葉にしてお願いして、

相手が嫌な顔するならそれも受け止めて、

相手の嫌な顔見たくなければ自分で引き受けてやる、

っていうのをやっていないズルさなんだろうな。

 

人に何かお願いしてやってもらうのって、自分がやるのと同じくらい大変なことだよね。

 

その大変さを引き受けないのに、結果だけフリーライドするのは、ズルイ。

 

「ちょっと一般的なことを教えてほしいんですけどー」とか言って、無料で法律相談受けようとするくらい、ズルイ。

 

4.ズルイ人は、引き受けるべき負担を負わない人、私に損をさせる人

ズルイ人は、自分が負うべき負担を負わない人。

 

例えば、黙って行列に割り込んでくる人はズルイ。

それば、辛抱して列に並ぶっていう負担を負っていないから。

もしくは、割り込ませてくださいってお願いして受け入れてもらう努力をスキップしているから。

 

「権利の上に眠る者は保護されず」っていう格言がある。

確かにそうだ。自分の欲求を通すには、自分で努力するのが筋だ。

 

加えて、

その人のせいで自分が損してる

って思うときは、ズルイと思う気持ちが強くなる。

 

例えば、事務所で、個人事件ばっかやって、事務所事件を後輩に押し付ける先輩アソシエイト弁護士。

私よりお給料もらってるはずなのに、ズルイ。(=給料分働くべきという負担を負っていない)

さらに、その先輩のせいで、私は大変な思いをしていて、ズルイ。(=その先輩に仕事を押し付けられて、私は損をしている)

 

人は何かを得るならば、何かを失い、何かを負担する。

あなたが/私が、何も失ったり負担したりしないまま、何かを得ようとすれば、その分のツケが「誰か」に回る。

 

負うべきマイナスを避けて、他人に損をさせる人はズルイのだ。

 

5.とりすぎてもいけない

自分で引き受けるべきマイナスを免れて誰かに転嫁するのもよくない。

同時に、自分の被った損害以上に、とりすぎるのもよくない。

 

例えば、不倫しての離婚慰謝料、特別な事情もないのに1000万とか取れちゃったら、

例えば、交通事故、14級にも該当しないのに1000万とか取れちゃったら、

そりゃ依頼者はハッピーかもしれないけど、やっぱりよくない。相手方が負うべき負担以上の負担を押し付けているから。

 

6.正当な利益っていうけど、正当って何?

弁護士の職務基本規程にこんなことが書いてある。

 

(正当な利益の実現)

第二十一条 弁護士は、良心に従い、依頼者の権利及び正当な利益を実現するように努める。

 

正当な利益って何だろう?

 

例えば、今朝上司におはようございますって言ったのに無視された、酷く傷ついたから、慰謝料100万請求する!

っていうのは正当な利益の実現なのか。

 

確かにその人はすっごく傷ついたのかも。

でも、フツーの感覚からしたら、慰謝料100万は正当じゃない。

 

だとすると、正当かそうでないかを決めるのは、フツーの感覚、つまり、世間か。社会か。

 

世間や社会とは即ちマジョリティのこと。

正当か否かを決めるのがマジョリティであれば、マイノリティの正当な利益は擁護されないことになってしまう。

 

だとすると、正当か否かを決めるのは、フツーの感覚に加えて、人の良心か。道徳心か。

 

人は誰しも、自分の中に、良心とか道徳心とかを持っている。

 

例えば、「汝盗むなかれ」っていうのは、窃盗は犯罪ですっていう以前の問題として、良心とか道徳心とかに照らしてやってはいけないこと。

 

法律は、フツーの感覚と、良心・道徳心と、その両方によって定められているのだろう。

 

6.自分に言い訳できない時が一番辛い

自分がズルイことをした時、それがバレたり、指摘されたりすると、恥ずかしい。

 

私はズルイ人間だから、何かっていうと楽しようとして、フリーライドされる「誰か」を見て見ぬふりしてしまう。

そのズルさを指摘されると、すごく恥ずかしくなる。

 

それはきっと、自分に言い訳できないから。

 

ズルイことは良くないって、自分でもよく知っている。むしろ自分が一番わかっている。

それが、小さい頃から植え付けられてきた、良心であり、道徳心。

 

だから、ズルイことをしてしまうと、自分に言い訳できないし、正当化できない。

そんなとき人は、一番苦しくなるんだと思う。

 

例えば、黙って行列に割り込む人。

 

その人は、辛抱して列に並ぶことも、お願いして列に割り込ませてもらうこともせず、一見、マイナスゼロで自分の欲求を満たしたように見える。

でも、その代わりに、「自分自身が恥ずかしい」っていう一番やっかいなマイナスを引き受けているんじゃないかな。

明確に認識しなくても、心の底におりのように溜まっていくんじゃないかな。

 

7.正当な利益だとか良心だとか掴みどころのないことが結局大事

・基本的人権の擁護とか

・社会正義とか

・良心とか

・正当な利益とか

わかったようでわかんない。

 

確かに自分の中にあるけれど、もわもわっとしていて掴みどころのない雲みたい。

雲みたいではあるけれども、確かに自分の中にそういった価値観はあって、それをないがしろにすると、他人も自分も苦しめてしまう。

 

だから、大事にしないといけない。

 

 

弁護士業をやっていると、

「何でそうなっちゃうかなー」

「どうしてここでそういう発想に至るのかなー」

「ちょ…おま…そういうとこやぞ…」

と思うことがたくさんある。

 

他人は自分の鏡だから、他人に対して批判的にも思うポイントというのは、翻って自分の弱点なんだろう。

 

良心や道徳心に反しない健全な欲望を抱き、

中身においても限度においても「正当」な利益を追求するために、

相手に負担をかけることを理解しつつ、

自分の欲求を明確に言語化して相手に伝え、

相手を屈服させることを目指すのではなく、

最終的に目的を達成する。

 

そういう人に私はなりたいし、子どももなってほしいし、そんなお客さんにばかりに来て欲しいっす。

 

 

 

2020年の目標!まだギリギリ1月中だからセーフだよね?

お久しぶりです。

ワーママローヤーです。

 

2019年も終わり、2020年もあっという間に1月が終わろうとしている…ねぇ早すぎない??何もしてなくない???

 

ということで、大慌てで2019年の目標振り返り&2020年の目標立てみたいと思います。

 

〈2019年の振り返り〉

1. 仕事について

(1)個人事件の売上

年間1000万の目標、あと一歩で届かず…

売上が全てじゃないけどさ、さりとて売上は重要だ。がんばろう。

 

(2)執筆

年間3冊という目標は達成できなかったが、まあがんばった。

 

(3)セミナー

年始に立てた目標「外部講師とのセミナーメニューを作成し、年内にセミナー開催」は、全く進んでいない…。

が、セミナーは何件かできたので、まあよしとする。

 

(4)事務作業効率化

経理関係の効率化について、事業用のクレジットカードや事業用の口座とfreeeを連携して、少しずつ自動化してるけど、まだまだ。

特に請求関係の自動化ができてない。

今年ももうすぐ確定申告だし、やんなきゃな…確定申告やばいな…毎年のことながらホントヤバいな…

 

2. プライベートについて

(1)子ども

娘の好きを見つける手助けや、体験のプレゼントについては、コンサートやイベントに連れて行ったり、習い事をさせたりはしていますが、もっともっと!積極的に見つけてあげたい!

 

(2)旅行

国内は行った!今年は海外行きたい!

 

3. 個人について

(1) アリシアクリニックに通う。

通えてませーん。

いつになったら私のムダ毛はなくなるのかなー。

 

(2) 5キロ痩せる。

これは達成しました!!

どうやったかって?大枚叩いてライザップに入会しました。

宣伝通り、結果にコミットしてくれました。リバウンドも今のところなし。

どうもありがとう!

 

(3) ブラトップを卒業する。

とりあえず、何年かぶりに新しいおブラ様買いました。

体に合ったおブラ様すると、バストトップ上がって姿勢良く見えるよね。おブラ様重要だわ。

 

(4) 投資信託をする。

進んでない…。Theoでテキトーに積み立ててるけど、微々たるもんだからな…。

 

(5) 本を週に1冊読む。

電子書籍+Kindleで読書習慣はだいぶ取り戻しました。

 

(6) Noteをはじめる。

始めたけど、始めただけ!もういいや!

 

 

〈2020年の目標!〉

 

1 仕事

(1)個人事件の売上

今年こそ、年1000万!を超える!

 

例えば、訴額140万の訴訟案件なら、

→着手11.2万、報酬22.4万(合計33万)

→年30件、月2〜3件

 

できない数字じゃない!

利益率とかはまずは無視して、売上至上主義で、甘えず、気合入れて、ガツガツ!やる!

 

(2)業務分野を絞り込む

金額も大事だけど、分野も大事。

自分のポジショニングを確立して、業務分野を絞り込みたい。

 

自分が深く関心を持つことができて、社会に貢献できて、さらに人よりも成果の出せる分野を狙う!目標をセンターに入れて、スイッチ!

 

(3)顧問を増やす

そして、今年こそは顧問先を増やしたい!

顧問先についても、できれば何らかの絞り込みをかける。

 

そのために、

①既存の知り合いの接触頻度を高める

★週に3件、月に12件、アポ取りのメールする!

★月に1回、依頼につながりそうな、お役立ち情報をお知らせする!法改正カモン!

 

②新規開拓する

★最低1月に1回は、見知らぬ人と交流する勉強会や飲み会に出る

 

③営業ツールの整備

★チラシとかHPとか、営業ツールちゃんと作ろう!

 

(4)執筆

1冊は紙の本を執筆する。

専門性をアピールしたい分野に絞り込んで、戦略的に執筆し、営業のツールとする。

 

(5)セミナー

回数は、目標6回/年!

2月に1回やればよいのだ…できるはずだ…。

 

そして、ただセミナーするだけ(講演料もらうだけ)じゃなくて、セミナーから収益化する、売り上げにつなげる仕組み作りを考える。

 

聞くところによると、ゼクシィの婚活サイトは、

・婚活が成立すれば、結婚式周りで課金でき、

・婚活不成立でも婚活サイトの月会費で課金できるとのこと。

どっちに転んでもゼクシィは課金してもらえるってわけ。すごくない?

こういう、「どっちに転んでも役に立ち、お金をもらえる」仕組みを作りたい。

 

ゼクシィとはちょっとだいぶ違うかもしれないけど、

・セミナーで基本的な知識を得えてもらい、課金

・応用編を知りたい人は依頼してもらって、課金

みたいなの、ちゃんと考えたい。

 

 

2 プライベート

(1)片付け祭りする、

自宅も、オフィスも、こんまり先生の教えに従って、片付け祭りしたい。

 

(2)自分のときめきポイント探す

いい歳して自分探しかよって感じですが、いやいや、「私とは何か」「私の強み」「私は何をしているときが一番幸せか」とかって、マーケティング的にも、生きる上でも、重要だよね。

 

セルフアウェアネスとか流行ってるしさ、結局、みんなこれを知りたいんだよね。

 

自分のときめきポイント探すために、

・仕事でも、本でも、服でも、インテリアでも、食事でも、何についても、自分のときめくことやものは何か、妥協せず考えて、感度を磨く。

 

・3回なぜを繰り返して、クリティカルに徹底的に考える。

 

・日々新しいことにチャレンジする!

 

(3)お尻を上げる

腹は凹んだ、後はケツだ。

ヒップアップって、ホント難しいよね。

お尻上げていきたい。

 

(4)読書

インプット以上のアウトプットは出ない!

良質なインプット大事!

引き続きKindleにお世話になります。

 

(5)投資信託

THEO積み増そうかなー

 

(6)脱毛

今年こそ!やらねば!!

 

(7)ぬか漬け漬ける

油っこいものが食べられなくなり、食生活の見直しを余儀なくされる。

やっぱ日本人は和食っす。

 

ぬか漬け漬けるところからはじめて、そのうち朝ご飯は、玄米ご飯に、味噌汁に、ぬか漬けみたいな生活になりたい。

 

(8)子ども

だいぶ丈夫になってきたし、積極的に、色々体験させたい。

 

子ども騙しじゃなくて、私も楽しめる本物にたくさん触れさせたい。

 

考え抜く力、やり抜く力も身につけさせたいけど、まずは好きなことを見つけて夢中で楽しむことかからかなー

 

 

さーて、2020年もがんばるぞー!

(もう1ヶ月終わっちゃったけどな!)

来年何してご飯食べてく?〜ワーママ弁護士が考えた法律事務所のマーケティング

f:id:workingmamalawyer:20191123150646j:plain

ワーママ弁護士が考える弁護士のマーケティング


今年も残すところわずか1か月。
新年の抱負として、スモールMAをやりたいなんて言っていたけれど、ふたを開けてみたら、全然狙い通りにはいっていません。 

www.workingmamalawyer.work

 

今や弁護士も資格持ってれば一生食える仕事ではないわけです。

弁護士資格持ってるだけじゃ食ってけないこんな世の中じゃポイズンって年がバレますね。

 

ありがたくもご紹介いただいた案件を、来るもの拒まずで受け続け、まあいわゆる町弁として経験は重ねてきたものの…ねえ、このまま戦略もなく、ターゲットも定めず、ブランディングもふわっとしたまま、ずるずるなんとなくやっていたら、やばくない?やばいよね??

日本の人口減るじゃん?弁護士増えるじゃん?フツーに考えてやばいに決まってる。

 

ど、どうすれば…って自分の頭で考えるしかない。敬愛するちきりんさんも、自分の頭で考えようって言ってるし。

 

そこで、この記事では、今後、弁護士である私が、どういう仕事で飯を食っていきたいのか、自分の頭の整理のために、書き出しながら考えてみたいと思います。

ふざけたタイトルからご推察いただいたように、やや自嘲気味に相当適当に書いておりますので、諸先生方におかれましては何卒ご容赦ください。

 

なお、私は弁護士は1つの職業であり飯の種であると考えているタチです。

だって、ねぇ、裏取ったわけじゃないけど、給与受け取っている女性弁護士の平均年収593万だそうですよ?!要するに、そんな儲かってません。

女性弁護士の年収は? 弁護士の仕事は育児などとの両立は可能? | 女性弁護士の年収は? 弁護士の仕事は育児などとの両立は可能? | 弁護士や法務の転職・求人情報ならMS-Japanが運営するリーガルネット

 

苦労して取った資格ですので、そりゃ仕事を通じて社会正義に貢献したいとは思います。

が、が、人様に施す前に、まずは自分と家族を養わなきゃいけない。余裕ぶっこいて待ってりゃ仕事がどんどんきて食うには困らないっていう状況ではないのです。プロボノ強制しないでください、ノブレス・オブリージュ無理無理。

 

※弁護士のキャリアの不安についてはこちら 

www.workingmamalawyer.work

 

 

  

1. マーケティング何それおいしいの?

(1)マーケティングって何?

タイトル、「弁護士のマーケティング」とかってそれっぽく書いてみたけど、そもそも「マーケティング」って何よ?

定義から入るのは弁護士の癖ですが、日弁連の業務改革シンポジウムのレポートによると、要するに、

「売れる仕組みを作ること」

だそうです。日弁連が言うんだから、間違いない。

第17回弁護士業務改革シンポジウム <第1分科会> 小規模法律事務所におけるマーケティング戦略 ~さらなる依頼者志向へ~

 

(2)STP分析って何?

で、上記のレポートは、STP戦略が重要って言っている。

何々、STPって何よ?

ググってみたら、ウィキペディアにはこう書いてある。 

「STPマーケティングとは、効果的に市場を開拓するためのマーケティング手法の事。マーケティングの目的である、自社が誰に対してどのような価値を提供するのかを明確にするための要素、「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」の3つの頭文字をとっている。フィリップ・コトラーの提唱した、マーケティングの代表的な手法の一つ。」 

STPマーケティング - Wikipedia

 

なるほどね、要するに、

・S→顧客のニーズをベースにグループ化し、

・T→自分が狙うべきセグメントを定め、

・P→自分が勝てるポジションを考えろ

ってことね。要するに、「どこを狙うか」決めろってことよね、たぶん。

 

Pがちょっと難しい。

ポジショニングって、つまり、「差別化」とか「独自性」ってことよね。

「ブランディング」も、ポジショニングの一環ってことかな。

 

STPは別にどういう順番で検討してもいいのね、ふーん。

例えば、大上段に、男女だ年齢だって人を分けてったら、時間かかってしょうがないもんね。

今の自分の提供できそうなサービスから、逆算してSだTだって考えた方が効率良さそう。

 

え、ググってたら、そもそもSTP分析する前に、環境分析しろって?

・PEST分析?(政治的(P=political)、経済的(E=economic)、社会的(S=social)、技術的(T=technological))

・3C分析?(Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社))

・SWOT分析?(強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) )

 

えーもー分析しなきゃいけないもの、大杉。。。

ちょっと今回はパスパス…。

 

(3)4P分析…なんか聞いたことある?

でもって、STP分析して、ターゲットを絞り自社の立ち位置を確認したら、今度は4Pとやらを使って、具体的な売り込み方を考えるんだって。

 

4P?あーなんか聞いたことはあるある。

改めてググってみたら、

・どんな製品(Product)を、

・いくら(Price)で、

・どこで(Place)、

・どのように(Promotion)して売るか、

競合他社と差別化するために、これらの各要素をカスタマイズして、最も効果的な組み合わせを選び、市場に投入するんだそうだ。

要するに、「どうやって狙うのか」ってことよね。たぶんね。

 

まあ、とりあえずSだかTだかPだかPだかPだか、頭の片隅に置いて、考えてみるか。(結局片隅)

 

 

2.toCなのかtoBなのか、それが問題だ?

弁護士業務における顧客の分類って、大きくは、個人(toC)か、法人か(toB)よね。

toC=一般民事

toB=企業法務

toCかtoBかだけじゃ雑すぎて、セグメンテーションにはならないのだけれども、そうは言っても弁護士からすれば、一般民事の事務所を目指すのか、企業法務の事務所を目指すのかって、相当大きな違いがある。

 

(1)toC(一般民事)

〈どこ狙う?〉

まあとりあえずは、自分がやれそうな分野から絞っていくしかない。医療過誤訴訟の患者側を狙うとか、やったことないし無理。

例えば、労働者側の労働問題→特に不当解雇としたら、年収の高そうな人にターゲットを絞るとかね。実際、外資系の不当解雇に特化してる弁護士もいるよね。

 

〈どうやって狙う?〉

弁護士からすると、toC案件の最大の問題点は、リピート率が低いこと。

そりゃそうだ、人生にそう何度も「弁護士沙汰」があるもんでもないし。

 

リピート率が低いということは、新規のお客さんを日々日々捕まえ続けないといけなということ。辛い。売上安定しない。

 

toC案件(一般民事案件)において、安定して受任をしようと思ったら、
a)ネット集客を頑張って、一見さんを集め続けるか、
b)特定の問題を抱えた個人が集まる場所/人(ハブ)と関係性を築き、定期的に紹介をしてもらう
ことが必要なのかな。

 

◆a)ネット集客

大きく分けると
ⅰ)リスティング広告と、
ⅱ)SEO対策

ⅲ)ポータルサイト

になるのかな?

 

・ⅰ)リスティング広告

コストがかかりすぎる。薄利多売はひとり親方には辛すぎる。

 

そして、広告止めた途端に客足も止まって後に残るものもない。

しかも、リスティング広告出してると、意地悪な同業者が私の広告めっちゃクリックしまくってるんじゃないかという疑心暗鬼に陥るw

 

なんで、結論としては、広告費に耐えうる規模感出せない現状では、できる限りやりたくない。

 

・ⅱ)SEO対策

小手先の対策だけだと、Googleのアルゴリズムが変わったとたんに死亡してしまう。

結局、ターゲットたる潜在顧客にとって真に価値のあるコンテンツを、コツコツためていくしかないんじゃないかな。地道すぎる…。

 

・ⅲ)ポータルサイト

そこそこお金がかかる。そして、これだけ弁護士ドッ◯コムが普及した今日においては、登録するだけで問い合わせがくるってことは、まずない。

結局、SEO対策同様、ターゲットを絞り、彼らに訴求するよう綿密にマイページを作り込み、加えて、上位表示してもらうためのお布施も払わないといけない。

 

しかも、げんなりするのが、ポータルサイトの営業マンは、問い合わせ数とかクリック数とかの増加を目指してるんだけど、違うから!

受任に繋がらない問い合わせが増えるのは、貴重な時間を奪われるだけで、百害あって一利なし!

ワーママは時間ないんです、下手な鉄砲を数打つ時間は、ない!

弁護士法上、紹介料払っちゃいけない弊害が如実に表れてると思います。

 

◆b)事件の紹介

事件処理に満足したお客さんが次のお客さんを紹介してくれることもあるけれど、それってただのラッキーだから、そこをあてにするのは危険。

 

それから、やっぱりひっかかるのが弁護士法。

弁護士は、事件紹介の対価を払っちゃいけないんだよね。個人的にはこの規定変だと思うんだけど、まあ弁護士法が変わらない限りは、違反したらバッヂなくなっちゃうからどうしようもない。

紹介料が払えない以上、ハブとなる人に、(紹介料ではない)何らかの旨味を与えて、win-winの関係性を築かないといけない。

そもそも、例えば離婚事件で、toCでそんなハブになるような人いるんかいな。

 

(2)toB(企業法務、特に顧問契約)

〈どこ狙う?〉

修習生が就活で「企業法務やりたいです!」って言うと失笑されるのは、それ「会社をお客さんにしたいです!」って意味しかないからです。

そうはいっても、企業法務(toB)の代表的なものは、企業との顧問契約じゃないでしょうか。これ多くの場合は、企業のよろず相談受け付けるってことです。「会社をお客さんにする」以上の意味はない。

 

そして、弁護士が企業との顧問契約を欲しがるのは、月額固定料金の顧問契約がたくさんあると、売上が安定するからです。ああ売上安定したい。一種のサブスクリプションモデルなのかな?

ちなみに、弁護士×サブスクについては、橘先生のnoteがめちゃくちゃ勉強になりました。私のブログ読んでるくらいなら、橘先生のnote読んだ方がいいです。

note.mu

 

じゃあ、例えば顧問契約を念頭に置いた場合、どんな法人を狙えばいいのよって話。

会社からしてみれば、弁護士に相談したいような案件が月に何件か生じる会社じゃないと、わざわざ顧問契約結んで毎月お金払う意味ないよね。 

 

例えば、従業員数が多くて労務問題がたくさん起きる大企業とか。

→そんな大企業、ふつう一介の若造弁護士に顧問頼まないよね?

 

例えば、新規分野とか法的にグレーな分野に果敢に攻め続ける会社とか。

→代表格はベンチャー法務かな。これもレッドオーシャンで、「ベンチャー法務」なんて雑なくくりでは、泳ぎ切れない…。

 

後は、どうだろう、問題のある物件ばっかり買う不動産屋さんとか??

 

まあ、実際顧問契約を結んでくれたら、弁護士側から会社にお伺いすれば、意外と問題ってでてくるもんなのかもしれないけれど、顧問契約結ぶ/結ばないっていう入り口の段階で、それを企業に想像させるにはどうしたらよいのやら…。

 

(そういう観点では、フリーランス向けの弁護士保険って、面白い取り組みだよね。

と、思ったんだけど、今度は、弁護士の賠償保険以外、大した保険に入っていない我が身を振り返りつつ、「フリーランスの人って弁護士保険に入る…?メリット感じてくれる…?」っていう疑問が生じてしまった。

いやー難しい!)

 

結局、弁護士の顧問契約に意義を感じるレベルの規模の企業(=これまで、弁護士が顧問契約を狙ってきた企業?)に対して、ブランド力や専門性のない若造が、「顧問契約結んでくださーい、会社のよろず相談お受けしまーす」ってどーんって看板出しても、あんま訴求力ないよね。

 

交流会とかいきまくって、肝臓営業で仲良くなった社長さんから顧問取ってくるっていうのもあるかもしれないけど、やりたくないし、できない。

 

ってことは、やっぱり、何かしら差別化を図り(専門分野?経験?)、差別化した部分に価値を感じてくれる法人(業種は?規模感は?)を見定めて、営業せねばいけないのよね。。。

 

そして、ありがたくも顧問契約結んでくれる会社があれば、ユーザー目線でサービスを先鋭化させないといけないよね。

例えば、従業員の人が徹底して相談しやすいように、月に何日かは会社に常駐するとか?

「カスタマーサクセス」ってやつなのかな!はい、「カスタマーサクセス」って言ってみたかっただけです!

 

 

経産省が法務機能の在り方についてありがたいレポートを出していたよね。一流企業からはこういうの求められてるのね。意識して、サービス提供しないといけないね。

「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会 報告書~令和時代に必要な法務機能・法務人材とは~ 」

 

〈どうやって狙う?〉

toBも、toCと同じく、a)ネット集客とb)紹介営業があるのだろう。

 

toBのa)ネット集客も、大企業相手だと相当ニッチな分野以外難しいかもしれないけど、中小、個人事業主とかを狙うのであれば、なくはないはず。

 

b)紹介営業も、ハブとなる人を狙い、win-wの関係を築かないといけないのは、toCと一緒だね。  

 

(3)で、toBなのか、toCなのか

・企業の方が、経済合理性で説得できることごが多い。

・企業の方が、一見さんの個人より、客筋がいいことが多い。

・企業から顧問契約取れれば、売上安定する。

 

ってことで、toBがいいと考えがち。

ですが、が、別にtoCでもいいお客さん捕まえる方法はあるだろうし、toCでもやりようによってはサブスクモデル化できるでしょう。

結局、toBとかtoCとか雑な区分けじゃなくて、今の自分がマーケットで評価される部分を見極めて、ターゲットにしたいお客さんを具体的にしっかり思い描いて、そこに狙って効果的な営業をするしかない。

ああ、当たり前ですね。

 

そこで、以下は分野ごとの雑感です。全くもって網羅的ではありませんので、悪しからず。

 

 

3.労働分野

古来より存在する弁護士の業務分野。

したがって、労働者側にも使用者側にも百戦錬磨の猛者弁護士がぞろぞろ。

社労士や労務コンサルタントなど、関連専門家もわんさか。

 

私には、特に際立った経歴(企業でサラリーマン/経営者やってましたーとか、労働専門事務所の出身ですーとか)もありません。

そんな私が、このレッドオーシャンで、どこを狙えばよいのだろうか…。

 

(1)弁護士目線で仕事を適当に分けてみた

さっき、toC/toBの話をしたけれど、労働分野こそ、労働者側/使用者側の対立が鮮明な分野です。 

便宜的に、労働者側/使用者側で、労働分野の仕事を超適当に分けてみた。

f:id:workingmamalawyer:20191201210850p:plain

労働分野分類


toCには、toBでいう「平時の対応」が思いつかなかった。

労働者に対して、紛争発生時ではなく、平時に、弁護士が提供できるサービスって何だろう。「労働法教育」かな。むしろ「労働法」っていうよりは、「働き方」のノウハウとか、自己啓発的な分野に入っていってしまうのかな。

 

弁護士以外のコンサルタントや士業との競合を考えれば、やっぱり弁護士の強みっていったら、やっぱり裁判だよね。

裁判まで持ち込んでゴリゴリ争ったらどうなるかおおよその見通しが立つからこそ、交渉段階での利害調整についてジャッジできる。

それに、紛争処理を契機にお客さんに入っていけるのは、弁護士だけなんだから、「紛争処理」を入り口にして、サブスク的な平時の対応の提案もできるようにメニュー組まないといけないんだろうな。

 

(余談ですが、私は、正直な話、いただける仕事は、労働者側でも使用者側でもどちらでもやっちゃいます。

ブランディングという点からはよくないのかもしれないけれど、 裁判・紛争に強くなるっていう意味では、絶対労働者側も使用者側もやった方がいいよね。両方経験することで、敵の手の内を知りながら戦えるようになるもの。

 

あと、常々思っているんだけど、使用者対労働者という構図自体古くない?マルクスじゃないんだからさぁ。

そりゃ潜在的には利害が対立するけれど、利益相反の問題はあるけれど、使用者と労働者って対立すべき存在ではないんじゃないのかな。例えば、労働者を支援・教育することで、使用者にも利益になることってあるんじゃないかな。

「会社だから」守るとか、「労働者だから」守るっていうのも、なんか変じゃない?

従業員を酷使する社長は守られるべきじゃないし、会社におんぶにだっこで甘い汁吸い続ける労働者も守られるべきじゃないでしょ?) 

 

(2)登場人物で分けてみた

さっき、弁護士目線の業務分野で分けてみたから、今度は上記の労働の業務分野に関する登場人物で分けて考えてみる。

 

・社長

・法務部部長/部員

・マネージャー

・非マネージャー(正社員/契約社員/アルバイト・パート/派遣社員)

・顧問弁護士

・顧問税理士

・顧問社労士

・その他労務コンサルタント

・株主

 

例えば、顧問契約取りたかったら、社長とか法務部長にアタックするのが早いんだろうね。

例えば、インドネシアの労働法とかとがった専門分野を持っていたら、同業者(弁護士)からも仕事取れるだろうしね。

 

(3)で、結局どこにポジション取ればいいのか… 

 

 分けてみた、分けてみたけどさ、で、結局、どこにポジション取ればいいのか。

 

「労働問題×弁護士×女性×若年×〇〇×●●」

何を掛け算すれば、有意な差別化ができるのか?

例えば、女性活躍?例えば、育休の経験?例えば、ファシリテーションの技術?

 

掛け算から導かれる、差別化されたサービスメニューって、具体的に何になるんだ?

 

そうは言っても、コモディティ化している労働弁護士の提供するサービスについて、差別化するのは容易じゃない。

差別化するためには、サービス内容そのものだけでなく、ストーリー性も重要。

って、「僕武器」に書いてあった!

 

でもさ、ストーリーって、個人事業主たる弁護士が語れるストーリーって、もうそれ、人生経験の深みとか、全人格的な話になってこない…?

 ないよ、そんなもの…。

  

 

4.倒産分野

これまた、古くから存在する業務分野。

したがって、大先生もコンサルもたくさん。

 

でさ、倒産とか再生の場面って、会社にとって存亡の危機なわけで、そんなときに一介の若造弁護士にわざわざ頼む??死に至る病にかかっているときに、頼りたいのは、(値段が安い・若い医者ではなくて)やっぱり大病院の経験豊富で高名な医者でしょ。勝ち目無くない?

 

できるとすれば、大先生がやらないような、個人事業主の倒産とかなのかなぁ。でもそういうのは、別にクレサラ事務所でもできるもんなぁ。

どこを狙うべきなのかよくわからないんだよなぁ。

 

 

5.離婚

離婚も猛者は腐るほどいるんだけど、女性・若造という点がハンデになりづらい分野ではある。

 

今後増えるとしたら、高齢者の離婚?渉外離婚?

 

渉外離婚は、興味はあるものの、経験がない…

 

やるなら、高齢者の離婚?

相続とか婚前契約とかとセットで?

できれば、中高年・経営者に特化した離婚?

でも「中高年の経営者でかつ離婚したい人」は、一介の若造弁護士に相談するかな?しないよなー。

 

今の私と親和性があるのは、やっぱり子どもを抱えたお母さん(離婚経験があり、30~40代の、子育て中の女性)。

養育費の算定表が改訂されたら、養育費の請求も増えたりするのかな?「離婚後の養育費請求」とか。 

 

 

6.遺言・相続・成年後見

超高齢化社会に向けて、これから増える仕事のはずなのに、どうしても触手が動かない。

昔、遺言書作成の件で、男性の高齢者から高圧的に延々と長話をされて依頼、苦手意識が強い…。

苦手なものやってもしょうがないから、まあいいや。

 

 

けっこう見切り発車しがちな性格で、PほぼせずDCAしまくってきてしまったので、ここらでちょっとじっくり考えないとな。

また、考えるたびに追記していきたいと思います!

(あんまりきつくない)ご意見、アドバイスもお待ちしてます!

 

 

2019年の目標 ~売上目標と脱毛推進とブラトップ卒業と~

大変お久しぶりです。ワーママローヤーです。

前回の更新からこの間、何をしていたかというと、はい無我夢中で働きながら子育てをしていました。

帯状疱疹になって突如断乳を余儀なくされたり、色々あったのですが、それはまたの機会に…。


今回は年も明けましたので、2019年の目標を書いてみたいと思います。

 

 


1. 仕事について

(1)個人事件の売上

昨年は、復職直後ということもあり、4月スタートということもあり、あまり個人事件の売上は立たず、300万~400万程度。

今年は、1年あたり1000万円(1カ月当たり約80万円)を目指したいです。

構成としては、ざっくり以下を想定。

 ・今メインでやっている労務関係の仕事:月60万

 ・新しく始めたスモールMA:月20万

スモールMAについては、顧問先獲得につなげたい!

 

※「え、『個人事件』って何?」と思った方は、コチラの過去記事をどうぞ。 

www.workingmamalawyer.work

 

(2) 執筆

・書籍

やっぱりなんだかんだで物理的な本って、権威性が高まるし、営業にも役立ってよい。

共著で、年間3冊を出版したい。

 

・コラム

インターネットのコラム、3か月に1本程度は寄稿したい。

そこから直接受任を狙うというよりは、自分のインプットのため、また興味関心のある分野をアピールするため。


(3) セミナー

外部講師とのセミナーメニューを作成し、年内にセミナー開催したい。

 

(4) 事務作業効率化

事務作業効率化については、今年色々と取り組み、徹底的にやってきたつもりですが、いまだ手付かずなのが、経理関係。

事業用のクレジットカードを作り、freeeと連携させ、経費の登録を自動化したい。

 

※事業用のクレジットカードは、結局Amazon Mastercardゴールドにしました。

・アマゾンで買い物するとアマゾンポイントがたまりやすい。

・アマゾンはfreeeと連携できて、経費の登録が楽。

 


2. 家庭について

(1) 娘

娘の「好き」を見極めて、それを伸ばす手伝いをしたい。

例えば、踊ったり歌ったりするのが好きなので、コンサートやミュージカルに連れて行きたい。

たくさんの初めて(場所も人も)に触れさせて、「好き」を見つける手助けをしたい。

 

(2) その他

家族旅行に行きたい。というか、旅に出ないと私の心が死にそう。GWと夏休み、旅に出たい。。。

それから、ディズニーランド/シーに行く。チケットをもらったのだけれど、私も夫もディズニーに興味がないため、強制的に行くことにしないと、期限切れになりそう。娘はどうやらミッキーが好きそうなので、暑くもなく寒くもない時期に連れて行きたい。


3. 個人について

(1) アリシアクリニックに通う。

脱毛を決意し、アリシアクリニックに入会した話は過去書いた通り。

www.workingmamalawyer.work

 

ですが、ええ、ここに告白しますが、申込んで以降、1回も通っていないのです…。

予想より断乳が遅れたり、忙しかったり、いろいろと言い訳はあるのですが、まあ時間は作らないとできないもの。

今年こそ、脱毛するぞ。

 

(2) 5キロ痩せる。

産後1年半経過し、復職してから8カ月たち、もう体重の自然減は望めなくなってきました。

産前より+7キロをキープしており、産前のスーツが入らず、あきらめかけてていましたが、いや、ダメだあきらめてはいけない!!!

金と時間をかけてでも痩せよう。

 

(3) ブラトップを卒業する。

妊娠後、ありとあらゆる締め付けを受け付けなくなって以降、ブラジャーをせず、ブラトップにお世話になりっぱなしでした。

授乳も楽だったし、ガンガン洗濯できるし、安いし、本当にいうことないよね、ブラトップ。

 

が、しかし、さすがにこのまま一生ブラトップはヤバい。女としてヤバい。

新年を機にブラトップを卒業します。

産前のブラはサイズが合わないので、買い直します。

ああ、下着買いにに行くのってめんどくさいんだよね、はあ。。。

 

(4) 投資信託をする。

ロボアドバイザーに興味があり、テオドコモを初めて見たのですが、NISA枠が使えず、なんだかあんまり突っ込む気にならない。

NISA枠を使い切れるように、投資信託しないとね…。

THEO[テオ] ロボアドバイザーでおまかせ資産運用

THEO[テオ] ロボアドバイザーでおまかせ資産運用

  • MONEY DESIGN Co., LTD.
  • ファイナンス
  • 無料

 

(5) 本を週に1冊読む。

よいアウトプットには、よいインプットが必須。

kindleを買ったので、読書量を増やしたい。 

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、防水機能搭載、Wi-Fi 、8GB(Newモデル)

Kindle Paperwhite、電子書籍リーダー、防水機能搭載、Wi-Fi 、8GB(Newモデル)

 

 

そして、モチベーション維持のため、ブクログを再開させる。

booklog.jp

 

(6) Noteをはじめる。

今更ですが、なんか流行ってるよね??

流行りものには無理してでものっかっていかないと、びっくりするくらいあっというまにBBAになり老けていくので、のっかってみる。

ということでnote初めてみました。が、まだ何にもわかりません。どうぞよろしくお願いいたします。

https://note.mu/wmlawyer