ぐること日記

こんなところに溺れる

変わってないね

本当に変わってない
小学校5年生の私といまのわたし。

小学校5年生より前の記憶は「子供の頃の記憶」だけど
それ以降は「私としての記憶」だ。

冬の理科室。外は雪で、友人はみな雪合戦をしていた。
親友の茜とそれを眺めながら、私は私であることを認識していく。
あの一日を忘れられなくて、何度も思い出す。

その日は、母親と父親までも、個人として認識した。
「彼ら」はひとりひとりの人生を歩み、恋愛をし結婚し、兄弟や私が生まれてのだ。
そんな当たり前のことも理解しないで「子供」をやっていた。恥ずかしかった。

父親は変わった人で、突然怒りのスイッチが入って逆上した。
そんな父を見ても、「個人」として認識することで、乗りきれた。
そんな父と一緒になった母も「個人」として認識することで、理解した。
大人になって、頭で理解できるようになり、自分も正論じゃ説明できないこともして、自分で経験して、人を理解する。

それは、今も変わらない。