xckb的雑記帳

身の回りにあったことを雑多に語ります。

Meta Quest 3のコントローラーの動作を赤外線で観察する

そういえばMeta Quest 3のコントローラーだけれども、以前のQuestやQuest 2と違ってあの「輪っか」の部分がないんだよね。コンパクトでいいんだけど。

あの輪っかの部分がどのような働きをしていたかというと、以前こちらの記事で書いた通りである。あの輪っかに赤外線LEDが配置されていて、それを本体の赤外線カメラで読み取ってコントローラーの位置を把握していたんだよね。

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輪っかになっていた理由は、おそらく手の影にならないから、という理由だったのではないかと推測するのだけれども、そうするとQuest 3のこの形は大丈夫なのか? もしかして赤外線以外の手段でコントローラーの位置を測定していたりする? とか思って、久々に引っ張り出してきた赤外線カメラで撮影してみたところこんな感じに(アップスケール、フレーム補完済み)。

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動画を見ればわかると思うけれども、トリガーをちょいといじると赤外線LEDが光りだす。なるほどこんな風に赤外線LEDが配置されているのね。指で隠れそうなあたりは巧みに避けている感じかな?

グリップのところにも、手で隠されにくそうな場所に1箇所赤外線LEDがある。

Questの時には赤外線を透過させていたトリガーとこのサイドのボタン、今回は透き通っていないのね。指が触っているだけの状態をAPIでは取得できるはずだけど、その辺はどうやっているのだろう?

ところで、トリガーに触れた後で一緒に光り始めるんだけれどもそのあと消えてしまうこの小さな赤外線LED、何の役目をしているんだろうね。

というわけで、たまーに楽しいことができる、かなり昔の赤外線対応トイデジカメYashica F537IR(改)、完全に液晶も黄ばんでダメダメな感じだけれども、未だに捨てられずに後生大事に取っておいているカメラなのである。前回楽しいことに使ったのはこれね。

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また楽しいことがありそうだから、今後もちゃんと取っておこう。

「ガールズバンドクライ」聖地巡礼 その5・(番外編)トゲナシトゲアリMV「爆ぜて咲く」「名もなき何もかも」

前回の記事(第3話、第4話の舞台)はこちら。

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しかし、トゲナシトゲアリって「ガールズバンドクライ」の放送の半年以上前から活動していて、アニメMVなども公開しつつ、ライブ活動などもやっていたのね。全然気が付いていなかった自分の不覚さに後悔。

しかしこういう背景を考えると、なかなかガルクラは気合の入った企画なんだなぁ、と感じるところ。「汚いよりもい」扱いしてまことに申し訳ない。そりゃアニメ放送が始まった途端に、アニメでは使われていない曲だけを集めた10曲のフルアルバムがリリースできるわけだ。

そんなわけで、1stアルバム「棘アリ」のMVの中でも、川崎の味わいが深い2曲「爆ぜて咲く」と「名もなき何もかも」の舞台もまわってきたので、まとめておこう。目次はこちら。

  • 「爆ぜて咲く」MV
    • 川崎マリエン展望台
    • 東亜石油前バス停付近
    • 大師橋
    • シンフォニーホール前交差点
    • 川崎アゼリア・駅前エスカレーター
    • チネチッタ通り
    • 市営埠頭バス停付近
    • リンガーハットJR川崎西口店(ミューザ川崎1階)横
    • ラゾーナ川崎ルーファ広場(5階)
    • 川崎駅東口バスターミナル付近
    • 吉野家川崎西口店
    • 神明神社
    • 川崎河港水門付近の河川敷
    • 謎のステージ
    • みさき広場(東扇島東公園)
  • 「名もなき何もかも」MV
    • 川崎区市民健康の森(浮島町公園)
    • 大島三丁目交差点
    • 大島4丁目歩道橋
    • 富士見公園
    • 川崎ハローブリッジ
    • 川崎駅東口駅前広場から仲見世通りに通じる横断歩道
    • 川崎駅・東西自由通路
    • ラゾーナ川崎・四季の道
    • 河原町団地南側交差点
    • 「記憶の風景」(土屋公雄)
    • ラゾーナ川崎・ルーファ広場のステージ
    • はなモール河原町
    • 河原町団地
    • ライブハウスのステージ:上諏訪 CLUBROCKHEARTS
    • 多摩川見晴らし公園

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「棘アリ」初回限定版のおまけBlu-rayは、全曲のMVが高画質で手元に残せるということで実に素晴らしいものなので、みんなちゃんと買おうぜ!

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「爆ぜて咲く」MV

ということで「爆ぜて咲く」だ。これは曲としてもMVとしても実に素晴らしい。多分一番俺がヘビロしているトゲナシトゲアリの曲だ。というわけで川崎色満載のこのMVの舞台を、順に見ていこうか。

www.youtube.com

川崎マリエン展望台

冒頭の川崎工場地帯の俯瞰シーンは、ほぼ川崎マリエン展望台から南西側(東扇島の西半分と扇島)を望む夜景である。



出典:トゲナシトゲアリ「爆ぜて咲く」MV、©︎東映アニメーション

工場萌え系観望スポットとしては有名どころだが、遠景を見られるのでライトユーザーにもおすすめ的な感じで、夜に行くとカップルしかいないぜこの展望台(偏見)。駐車場は1時間以内は無料、展望台も無料なのでオススメデートスポットだ(ただし営業時間は21時までなので注意)。


東亜石油前バス停付近

一瞬出てくるこのシーンは、東亜石油前バス停の近くから東亜石油の工場を見たアングル。現実でも無茶苦茶かっこいい。



出典:トゲナシトゲアリ「爆ぜて咲く」MV、©︎東映アニメーション


大師橋

まずは遠景で出てくる斜張橋は大師橋。川崎大師が近いからな。

神奈川県と東京都の間を結ぶ斜張橋。Google Earthで見るとわかるが、神奈川県側から東京都方面を望むアングルである。


出典:
Google Earth


出典:トゲナシトゲアリ「爆ぜて咲く」MV、©︎東映アニメーション

こちらのシーンも、神奈川県側から東京都方面を望むアングルである。



出典:トゲナシトゲアリ「爆ぜて咲く」MV、©︎東映アニメーション

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「ガールズバンドクライ」聖地巡礼 その4・第3話「ズッコケ問答」、第4話「感謝(驚)」

「ガールズバンドクライ」の第3話と第4話、いずれも川崎が舞台のシーンが少ない回だったので、タイトルから「川崎市を中心に」の文言は外した。というわけで、前回の記事はこちら。

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なんかガルクラのことを「汚いよりもい」と呼ぶ向きもあるようだが、実は自分でも一言でこの作品を説明しようと思ってそういうフレーズを思いついてしまったので(花田先生も関わっているしね)、みんな考えることは同じだな、ということで。

今回の目次。

  • 第3話「ズッコケ問答」
    • 桃香の家からの帰り道:ina21川崎幸店から少し西に行った交差点
    • 渋谷放浪(1):渋谷駅前とハチ公
    • 渋谷放浪(2):センター街
    • 渋谷放浪(3):公園通り
    • 渋谷放浪(4):再びセンター街
    • 渋谷放浪(5):なぜかさくら坂
    • すばるが通うアクターズスクール:架空の場所
    • 仁菜とすばるが行くハンバーガーショップ:モスバーガー道玄坂店
    • 川崎でバイト中の桃香:チネチッタ通り
    • 再び仁菜とすばるのいるハンバーガーショップ:モスバーガー道玄坂店
    • 仁菜とすばるが語り合う階段:スペイン坂
    • 再びスクランブル交差点とハチ公
    • 「新川崎(仮)」vs「beni-shouga」:吉野家川崎西口店
    • 新川崎(仮)初ライブ:ラゾーナ川崎・ルーファ広場グランドステージ
  • 第4話「感謝(驚)」
    • 楽器屋で興奮する仁菜:島村楽器ラゾーナ川崎店
    • すばるのおばあさまとの喫茶店:喫茶室ルノアール・渋谷東急ハンズ前店
    • すばる出演のドラマロケ地:石神井公園野外ステージ付近

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第3話「ズッコケ問答」

面倒くさいやつナンバーワンの仁菜からあからさまに距離を置かれていたすばる、だが何やかんやで次第に距離が近づいていくまでを描く回。さらに「新川崎(仮)」と「beni-shouga」の邂逅と「新川崎(仮)」のラゾーナ初ライブが特別EDで描かれるという…まあなんというか色々盛りだくさんである。

桃香の家からの帰り道:ina21川崎幸店から少し西に行った交差点

桃香の家の場所をやっと把握。まあ架空の家ではあるわけだが、ina21(いなげやの別業態)の近くで買い物は便利そうだ。



出典:「ガールズバンドクライ」第3話、©︎東映アニメーション

これだけ面倒くさい仁菜にそれでも寄り添うすばるさんの人間の器の大きさよ。



出典:「ガールズバンドクライ」第3話、©︎東映アニメーション

ちなみにこの交差点を奥の方に行くと、割とすぐに第2話のシーリングライトバトル交差点に到着する。



出典:「ガールズバンドクライ」第3話、©︎東映アニメーション

渋谷放浪(1):渋谷駅前とハチ公

一体どんな地図でどんな案内をすればこんな放浪が可能となるのか知りたいところ。で、結局モスバーガーの場所から推測するに、アクターズスクール(架空の建物)の正解は道玄坂付近だったのではないだろうか。なぜ公園通りや挙げ句の果てにさくら坂にまで向かうのだね仁菜さん。

というわけでスタート地点は渋谷スクランブル交差点。もっと右まで入れたアングルで撮らねばならなかったのか。



出典:「ガールズバンドクライ」第3話、©︎東映アニメーション

ハチ公。朝だが、外国人観光客の方々が写真を撮るのに長蛇の列を作っている。アングルを合わせる余裕がないのはご理解いただきたい。



出典:「ガールズバンドクライ」第3話、©︎東映アニメーション

道玄坂に続く方向なので、仁菜さんはこの写真の奥の方の歩道を道なりに進めば多分正解だったのでは。でもセンター街に向かってしまう。



出典:「ガールズバンドクライ」第3話、©︎東映アニメーション

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「ガールズバンドクライ」聖地巡礼 その3・第2話「夜行性の生き物3匹」

さて、川崎が舞台の音楽アニメ「ガールズバンドクライ」、ここまで近所がガッツリ舞台となるアニメって今まで経験がなかったのでとても嬉しい。今までのOPと第1話の舞台をまとめた記事はこちら。

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今回の目次。割と少なめなのでのんびりといってみよう。というか前回が多すぎた。

  • 第2話「夜行性の生き物3匹」
    • 仁菜の予備校からの帰り道:大井町駅
    • 仁菜の最寄駅:矢向駅
    • 多摩川近くの駐車場:タイムスペース川崎幸町
    • 多摩川で歌う仁菜:多摩川見晴らし公園
    • 再び仁菜の最寄駅:矢向駅
    • 仁菜とすばると桃香が行くしゃぶしゃぶ屋:鍋ぞう 川崎ラ・チッタデッラ店跡
    • シーリングライトを持ちながら夜道を歩く仁菜:南幸町2丁目付近
    • シーリングライトを武器に荒ぶる仁菜:諏訪公園前交差点

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第2話「夜行性の生き物3匹」

「夜行性の生き物3匹」はゆらゆら帝国「ゆらゆら帝国のしびれ」のトラック6。

仁菜の予備校からの帰り道:大井町駅

(この部分、2024年4月23日追記)

こちらの予備校はちょっとわからないなぁ。架空の場所かも。


出典:「ガールズバンドクライ」第2話、©︎東映アニメーション

予備校がある場所の設定は大井町。ということで、仁菜(と付き添いの桃香)が帰る時に電車に乗る駅は京浜東北線の大井町駅だ。(しかしもう少し左から撮るべきだったな)



出典:「ガールズバンドクライ」第2話、©︎東映アニメーション

というわけでたまたま大井町駅を通りかかったので、寄り道して撮ってみたぞ。思ったより再現度が高い。



出典:「ガールズバンドクライ」第2話、©︎東映アニメーション

ちょっと柱のバランスは悪いかもだけれども、多分この柱で合ってる気がする。



出典:「ガールズバンドクライ」第2話、©︎東映アニメーション

仁菜の最寄駅:矢向駅

本当、なんであの場所なのに矢向駅から歩かないんだろうかと、第1話見た時から割と近所に住んでる者としてはずっと不思議に思ってた。仁菜の新居、矢向駅から歩くとそこそこ駅近物件だぞ(正確な場所はわからないけど多分徒歩7分くらい?)。ホームの品川より。



出典:「ガールズバンドクライ」第2話、©︎東映アニメーション

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「ガールズバンドクライ」聖地巡礼 その2・第1話「東京ワッショイ」

さて、俺の事実上の地元感のある川崎がメイン舞台のアニメ「ガールズバンドクライ」の聖地巡礼記事、今回は第1話「東京ワッショイ」をいってみよう。本来は第2話まで同じ記事でまとめようと思ったのだけれども、ちょっと第1話であることもあり大量に初出の舞台があるので、第1話だけ扱うことにした。次回からは2話か3話分くらいずつまとめてやっていくことにしたい。

とはいえあくまで川崎市を中心ということで、その他のエリア(今のところ東京)は気が向いたら補完するかな。

前回のオープニングアニメーション編はこちら。

xckb.hatenablog.com

今回の目次。結構多いぞ。

  • 第1話「東京ワッショイ」
    • 仁菜、東京に到着:東京駅
    • 営業時間に間に合わなかった不動産屋:アパマンショップ川崎北口店
    • 新居に向かう途中の公園:南河原公園脇の道
    • 夜の横断歩道:南河原公園入口横断歩道
    • 都会の冷たさを味わう仁菜:さいわい緑道
    • 通りかかった道にある銭湯:矢向湯
    • 新居への道:矢向5丁目界隈と思われる
    • 仁菜が時間を潰す地下街の喫茶店:丸福珈琲店・川崎アゼリア店
    • 桃香の路上ライブ会場:川崎駅東口広場
    • 逃げる仁菜と桃香:仲見世通りから銀柳街
    • 仁菜と桃香が語り合う歩道橋:元木交差点の歩道橋
    • 仁菜の人生初牛丼:吉野家・川崎西口店
    • 再び歩道橋で語り合う仁菜と桃香:都町交差点の歩道橋
    • 公園で語り合う仁菜と桃香:南河原公園
    • 仁菜と桃香が行ったカラオケ:ビッグエコー川崎東口駅前店跡
    • 桃香の元に走る仁菜 (1):神明神社向かい
    • 桃香の元に走る仁菜 (2):南河原公園入口横断歩道
    • 桃香の元に走る仁菜 (3):都町交差点の歩道橋
    • 桃香の元に走る仁菜 (4):南河原銀座ハッピーロード
    • 桃香の元に走る仁菜 (5):吉野家川崎西口店再び
    • 桃香の元に走る仁菜 (6):ミューザ川崎から川崎駅へのペデストリアンデッキ
    • 桃香の元に走る仁菜 (7):ラゾーナ川崎
    • 桃香の元に走る仁菜 (8):川崎駅中央南改札
    • 「空の箱」を歌う仁菜:川崎駅東口広場

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第1話「東京ワッショイ」

上京したばかりの仁菜さんの東京(実は川崎)感が色々と新鮮な第1話。

東京ワッショイ

東京ワッショイ

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仁菜、東京に到着:東京駅

(東京駅のシーンは2024年4月25日に補完した)

品川で降りる予定が寝過ごして東京。改札を出てしまった後に青い電車を求めてよりにもよって横須賀線に乗ってしまい横浜まで連行、そして川崎駅に着いたらすでに不動産屋さんは営業時間終了、という出だし。

うん、横須賀線は品川駅も通るし、さらに新川崎駅ってあったら川崎駅はすぐだと思うよね。だから新川崎駅の改札に向かう階段にも川崎に歩いていくのは大変だよと書かれているぞ、と新川崎駅を日常的に利用している民の俺は思う。

ということで、最初の新幹線のシーンは東京駅の東海道新幹線18番ホームの北の端。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

だが、仁菜が実際に乗っていた列車は南の端だったようだ。これだと1号車から4号車の間に乗ってきたように見える。のぞみだとすると1号車から3号車が自由席だから、もしかすると自由席に乗ってきたということを表現しているのかな?



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

と思ってよく見たらこの車内のシーンにはちゃんと2号車と書いてあるぞ。なかなか細かい。


出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

2号車に乗ってきたら、東京駅で降りると自然に通るのは新幹線南乗換口だ。ちょっとこのアングルは難しかったのであまり合っていなくて申し訳ない。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

新幹線南乗換口から自然にまっすぐ行くと南通路へ向かうことになる。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

青い電車とは…右下の小さなやつだよ正解は!



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

この先は南通路。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

東海道線の9, 10番線ホームを通過。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

7, 8番線のホームに向かう階段と9, 10番線に向かう階段とは段差があるので、ここで階段を下ることになる。東京駅の構造がリアルに再現されているぞ。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

7, 8番線の上野東京ラインホームへの階段。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

ここで本当に右往左往している仁菜。俺も大阪駅に初めて行った時こうなった記憶がある。



出典:「ガールズバンドクライ」第1話、©︎東映アニメーション

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「ガールズバンドクライ」聖地巡礼 その1・オープニングアニメーション

さて、2024年春アニメもそろそろ出揃ったのだが、即座に聖地巡礼する気になったのは「ガールズバンドクライ」(ガルクラ)だ。

なぜかというと…、地元なんだよ舞台が! まあ俺は一応横浜市在住ではあるのだが、半分川崎市のような存在の鶴見区なので、行動範囲は横浜駅界隈と川崎駅界隈を比較すると、5対95くらいで圧倒的に川崎なのだ(あと、実は以前川崎区に住んでいたこともあったりする)。

っていうかこの作品の主人公の仁菜も、作中の表現を地元の人間が見ればわかると思うけど、川崎市在住じゃなくて横浜市鶴見区在住である可能性が高いと思うぞ。仲間だ。

第1話でこのオープニングを何の知識も持たずに見たら「なんだこれ川崎じゃん!」とびっくりしたのだが、そのまま1話を見続けると、見覚えのありまくる場所が後から後から出てくる。これはすごい。本気で川崎を描いてるぞこのアニメ!

そんなわけで、まず聖地巡礼ブログの第1回はこのオープニングアニメーションである。音楽に実にマッチしていて良いアニメーションだ。曲は劇中バンドであるトゲナシトゲアリによる「雑踏、僕らの街」。

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今回の目次。

  • 仁菜が降り立つ場所:川崎駅前東交差点
  • 桃香の降り立つ場所:銀柳街・MORE'S前
  • すばるの降り立つ場所:CLUB CITTA' ステージ
  • 智の降り立つ場所:河原町分譲共同ビル15号棟・屋上
  • ルパの降り立つ場所:大島四丁目歩道橋
  • 5人が佇む歩道橋:都町交差点の歩道橋
  • 仁菜に足蹴にされる感のある道路:まいばすけっと戸手本町店前の道
  • 5人が歩いていく通路:天飛トンネル
  • カラオケの前の仁菜:ビッグエコー川崎東口駅前店跡
  • 川崎の街を空から:富士電機川崎工場付近から川崎駅方面を望む風景
  • 一瞬映る交差点:川崎駅前東交差点
  • 一瞬映る広場:熊本駅白川口(東口)駅前広場

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仁菜が降り立つ場所:川崎駅前東交差点

空から降ってきたトゲナシトゲアリの5人のバンドメンバー、主人公の仁菜が降り立つ場所は、川崎駅前東交差点だ。交通量のいつも多い場所。DICEの名前はDEEPに変わっている。



出典:「ガールズバンドクライ」オープニングアニメーション、©︎東映アニメーション

CGアニメだからというのもあると思うけれども(OPのキャラは手描きのようだが)、どのシーンも無茶苦茶再現度が高いよな。完全に見慣れた景色だ。



出典:「ガールズバンドクライ」オープニングアニメーション、©︎東映アニメーション

この場所は、オープニンングアニメーションの終盤で、別アングルでもう一度出てくる。


桃香の降り立つ場所:銀柳街・MORE'S前

桃香の降り立つ場所は、川崎東口の駅前商店街である「銀柳街」のMORE'S前だ。



出典:「ガールズバンドクライ」オープニングアニメーション、©︎東映アニメーション

ソフトバンクのショップがカフェになっている。そして通りの脇には何気にフロンターレの幟が。実に川崎である。EDのスタッフリストの「協力」にも川崎フロンターレがリストアップされている。



出典:「ガールズバンドクライ」オープニングアニメーション、©︎東映アニメーション

というわけでこのシーン、川崎フロンターレの公式Xでも触れられていたぞ。

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「宇宙よりも遠い場所」聖地巡礼・6年越しのシンガポール編

さて、超久々の「宇宙よりも遠い場所」関連記事。いや、今ちょうどNHKのEテレで再放送やっていていいタイミングなんだけど、あの伝説のシンガポール編である第6話の放送2週間前に家族旅行でシンガポールに行ってきたので、ついでに「よりもい」聖地巡礼をやってきた。

ということで、なんとか再放送での第6話放送前にブログにまとめてみたぞ。

ちなみに、館林の聖地巡礼はここら辺に以前書いたし(あと立川の極地研と新千歳空港も行った)…。

xckb.hatenablog.com

よりもい自体の感想を書いた記事はこちら。ただし最終回までのネタバレを含むので、必ず全話を見てから読んでいただきたいかと。

xckb.hatenablog.com

ということで今回の目次はこちら。そういえばこちらのブログでの海外聖地巡礼ネタは初めてだったりするかな。いってみよう!

  • 成田空港:シンガポール航空で出発
  • シンガポールの街:オーチャードロード
  • 船から見たマリーナベイ:シンガポール・リバー・クルーズ
  • マーライオン観光:マーライオン公園
  • 夜の噴水ショー:マリーナベイ・サンズ「SPECTRA – 光と水のシンフォニー」
  • マリーナベイ・サンズ屋上:マリーナベイ・サンズ「スカイパーク展望デッキ」
  • シンガポール・チャンギ国際空港:チケット変更のあれこれ
  • 「何か隠してますよね?」:マクスウェル・フードセンター
  • おまけ


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成田空港:シンガポール航空で出発

まあ、うちの少年(小学生)を初めて海外に連れて行こうかという話はだいぶ前からやっていたんだけど、コロナで延期に延期を重ね、やっとの実現となったのが今回のシンガポール旅行だ。

コロナ禍でたまりにたまったマイレージを昨年から結構なペースで消費してきたんだけど、その最後の搾りかすを使って、家族3人でシンガポールまでの特典無料航空券をゲット。航空券に燃油サーチャージが含まれているシンガポール航空だと特典航空券にもサーチャージ不要で、諸費用が格段に安く済んだんだけど、これが偶然「宇宙よりも遠い場所」での航空会社のモデルと一緒だったのでラッキーだった。


(朝の便のため、念のため前泊した成田のホテルの部屋から、新勝寺に沈む満月が綺麗だった)

で、流石に子供が小さいうちはちょっと海外には行きにくかったし、海外に行く仕事でもないので、なんやかんやいって国外に出るのは14年ぶりなのだ(ちなみに前回海外に行ったのは、2009年のフィンランドとエストニアとスウェーデンの北欧旅行)。

14年も経ってさらにコロナ禍も経ると、旅行の色々な事情も変わっているので、ネットで色々調べてキャッチアップして出かけたのであった(出入国の電子化、キャッシュレス化、携帯ローミング事情などが、14年前とは違いすぎる)。

そんなわけで、成田T1の出国カウンター、もうこんな有人カウンターはほぼ全廃となっている。機械にパスポートを読み込ませて写真撮るだけで終了だ。変わったなぁ(とはいえ多分出入国界隈は撮影禁止なので、写真は撮ってないぞ)。


出典:「宇宙よりも遠い場所」第6話

往路はSQ637。朝10:00発16:55着のA380便。とはいえA380自体は前回の海外の時にLHのNRT→FRAで体験しているので2度目だな。

「よりもい」でも4人が乗ったのはA380なんだけど、劇中と似たアングルで撮ろうと思ったら、カーテンに遮られてちゃんと撮れなかった。A380は総2階建てなので、2階まで届くボーディングブリッジが必要だったりするため、成田でも対応できるゲートが限られるんだよね。

ちゃんと2階席用のボーディングブリッジも描かれているな。ちなみに劇中だと「SHANTHI AIRLINE」なのね。


出典:「宇宙よりも遠い場所」第6話

CAさんの制服は本物の方が線が多くて素敵。まあアニメなので仕方がないか。機内ではあんまり写真撮ってない。まあ家族旅行だしね。

機内食はチキンを選択。炭水化物はマッシュポテト。蕎麦は日本便の定番メニューだよな(茶そばではなかった)。

うちの少年はCAさんにカタコト英語でのコミュニケーションを試みて成功し、人生初めての機内食を楽しんでいた模様。なんか「よりもい」での機内風景を思い出してほっこりした。


出典:「宇宙よりも遠い場所」第6話

窓の外の景色はフィリピン上空を通ることを除けば海の上ばっかりで、しかも曇っていたので見所もなし。でもまあ、チャンギ着陸直前に見えたシンガポール海峡を行き交う船たちはなかなか壮観だったな。

シンガポールの街:オーチャードロード

到着したチャンギ国際空港では、あまり写真を撮らずにそのまま市内に向かってしまったのだけれども、実は旅の期間中「よりもい」で4人の宿泊するホテルがある設定のオーチャードロードには、結局買い物とかに行かなかったんだよね。

ということで、オーチャードロード界隈に関しては、オープントップの観光バスで市内を巡ったときに、ちょこっと写真や動画を撮っていたので、それをベースにまとめてみる。

ION Orchardの建物(やはり買い物に行くべきだったか…)。ちなみに我々はオーチャード界隈ではなくブギス近辺に泊まっていたこともあり、本当にこっちには来なかったんだよね。



出典:「宇宙よりも遠い場所」第6話

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漫画「新しいきみへ」聖地巡礼(第6巻:皆・誼・転・新しいきみへ)

さて、俺がここしばらく一番気に入っている漫画と公言していた「新しいきみへ」(三都慎司)だが、ついに第6巻で完結。連載で追いかけていたものの、あらためて単行本で一気読みするとまたこれが最高だったりする。2巻が出たあたりで知って読み始めたのだけれども、本当に追いかけてきて良かったと思う。三都慎司先生ありがとう!

そしてなんと、第6巻の推薦帯コメントは新海誠監督。6巻でキッチリ完結する漫画は1クールのアニメ化にも最適な長さだし、是非とも誰か拾って映像化してほしい。サマータイムレンダみたいに、ラスト1話は8割方アニオリみたいな展開も実によく合うと思うよ。

ということで、最終巻である第6巻の聖地巡礼ブログ、いってみよう。前回の第5巻編はこちら。

xckb.hatenablog.com

今回の目次。今回紹介する舞台はそのほとんどが小田原である(というか正直、今回は小田原以外はわからない場所が多い)。

  • 第21話 皆の回
    • 吉本先生が入院している病院(横浜市立みなと赤十字病院)
    • 新宿から小田原へ出発(首都高・初台南入口)
    • 東名高速封鎖ポイントを抜け神奈川県へ(東名多摩川橋)
    • そのころの新宿(新宿南口駅前)
    • 小田原に向かう(東名海老名JCT)
  • 第22話 誼の回
    • 浜辺で語る悟と濱名の回想(御幸の浜)
    • 夜明けの小田原城(小田原城天守閣)
    • 悟が相生亜希と別れる駐車場(ショウワパーク 小田原駅前)
    • 濱名を探しにいく悟(小田原駅・駅前)
    • 無人の繁華街(栄町交差点)
    • 海岸近くで濱名を探す(御幸の浜付近)
    • 濱名と歩く小田原市街(主にお堀端通り小田原城近く)
    • 携帯に聴き入る相生亜希がいる屋上駐車場(小田原アプリ駐車場、現存しない)[1/2]
  • 第23話 転の回
    • 携帯に聴き入る相生亜希がいる屋上駐車場(小田原アプリ駐車場、現存しない)[2/2]
    • 見開きタイトルページ(小田原城址公園)
  • 第24話 新しいきみへ
    • 堀端(小田原城南曲輪西二重櫓跡)
    • 相生亜希が走って渡る橋(小田原城址公園・学橋)
    • 濱名と相生亜希
    • エピローグ
  • おまけ(1):車載動画の撮影について
  • おまけ(2):今回の小田原でのお食事
    • 旨家maru松
    • 魚商 おむすび六左衛門 ミナカ小田原店
    • くまもとらーめんブッダガヤ
    • 海鮮茶屋魚國


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なお、聖地巡礼ブログでネタバレを食らわせるのは不本意のため、未読の方はぜひこの記事を読む前に、漫画を読み終わってからあらためて再訪いただきたい。

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第21話 皆の回

吉本先生が入院している病院(横浜市立みなと赤十字病院)

吉本先生が入院している病院は、第2巻と同様に新山下の横浜市立みなと赤十字病院。このループではまだ亡くなっていないのか。



出典:三都慎司「新しいきみへ」第6巻・第21話

新宿から小田原へ出発(首都高・初台南入口)

せっかくなので、作中に通ったと思われる新宿から小田原までのルートを実際に車で走ってみた。途中で作中に出て来た場所を示しつつ、1時間15分の旅程を3分40秒に縮めた以下の動画で見ていただけても良いかと。

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まずは新宿南口から首都高に乗るために初台南の入口へ。



出典:三都慎司「新しいきみへ」第6巻・第21話

ここから山手トンネルに入り、大橋JCT経由で東名高速へ。

東名高速封鎖ポイントを抜け神奈川県へ(東名多摩川橋)

東名高速封鎖ポイントは東名多摩川橋。フェンスが立っているためちょっと見づらいが、本当に階段がある。



出典:三都慎司「新しいきみへ」第6巻・第21話

Googleストリートビューからも、多摩川サイクリングロードから見た階段を確認できる。


出典:Google マップ

実際にはこの「多摩川」の看板の方がちょっと手前にある(作中だとほぼ同じ場所にあるようにも見えるが)。



出典:三都慎司「新しいきみへ」第6巻・第21話

そして橋の真ん中あたりで「神奈川県」のプレートがある。ここから川崎市に入る。



出典:三都慎司「新しいきみへ」第6巻・第21話

そのころの新宿(新宿南口駅前)

もう少し右から撮るべきだったか。



出典:三都慎司「新しいきみへ」第6巻・第21話

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