Mayukinoko〜日本とフィレンツェの生活〜

日本とイタリアを行ったり来たりする私が連連と思ったことを書くブログ

カクノとデスクペン

この一ヶ月弱、カクノとデスクペンを併用してみた。

カクノはすごい。本当にぬるぬるだ。

The 万年筆だ。

大体何に書いてもスムーズで、インク量も多いから濃淡で味が出る。

日記や大切な手紙にぴったり。

それに万年筆で文字を書いている!という気分にも浸れる。


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逆に、何も考えずにガリガリとアイデア出しをするような時にはデスクペンがいい。

なぜかというとカクノはペン先がデスクペンよりも乾きやすい気がするから。

気安い相手に書く手紙ならば1発書きでカクノを使うのが楽しいけれど、とりあえず書き出したい時や思考整理、文章を熟考したい時にはデスクペンのほうが気楽だ。

デスクペンは多少考え込んでいても乾かないように思う。

 

そしてもう一つ、カクノのMを使って驚いたのはインクの減りの速さ。

当たり前だけれどEFのデスクペンからすると3倍以上のスピードで減る気がする。

ゴールデンウィークに祖母宅へ帰省する時にカクノを持っていったが、いつインクが無くなるかとはらはらした。

こういう時は透明軸にしてよかったと思う。

 

日記(短いものだが)や週に一、二度書く祖母への手紙はカクノでと決めていたのだが、一ヶ月弱使い、con-40で3回程インクを足した。

con-70がカクノに入ると耳にしたので取り敢えず購入したが、どうせコンバータを洗うのだからと余っているカートリッジのブラックをカクノヘ入れてみた。

太字のブラックも悪くない。

 

パイロット コンバーター CON-70 プッシュ式

パイロット コンバーター CON-70 プッシュ式

デスクペン

最近買ったもので一番のお気に入り。

迷わずデスクペンと答えられる。

筆圧が必要なく、サリサリと書けてなおかつなんとなく格好いい。

デスクペンは色々と出ているようだけれど、パイロットの700円のものを使っている。

 そもそもデスクペンというくらいだからお手軽でしかるべきで、簡単に言うと"簡易万年筆"である。

昔はそれこそ社内文具(表現があっているかは定かではない)としてよく使われていたらしい。

ボールペンの進化で今ではあまり文具店でも見かけないとの事。

私もつい先日まで存在すら知らず、偶々文具店で見かけて購入した。

祖母の家を整理していたら昭和のペン字練習ノートなるものが出てきて、「これは万年筆とかでやれば相当格好いいのでは」と思っていた折に出会ったのである。

もはや運命と言わんばかりに購入し、今では何を書くにも大抵デスクペン。

手で書くことから離れていたけれど、文字を書くと思考が整理されて心地よく、日記や手紙まで書き始めるに至っている。

 

ただ一つだけ残念なのは、デスクペンだからこそのペンの長さ。

この長さが筆記性も上げているけれど、筆箱には入らないし元々持ち運ぶものでもないのでインク漏れも心配。

というわけで中字のkakünoを買ってみた。

しばらく使ってみてからまた書こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

パイロット デスクペン ペン字 ブラック 極細字 (EF) DPP-100-B-EF

パイロット デスクペン ペン字 ブラック 極細字 (EF) DPP-100-B-EF

 

 

 

ぽこぽこ

買い物をしにスーパーへ歩いていると、近所のアパート沿いに植えられている木が目についた。
アパートではあまり見ないタイプの木だからたまに眺めていたりしたけれど、今の時期は刈り込みも終わり丸裸の姿からすこしずつ葉が出ている。
その葉の間、枝の根本や幹のあたりにぽこぽこと瘤があった。
芽や新しい枝が出そうな質感でもなく、かたい感じで大きくなりそうもない。
というか、既にかなり大きく子供の拳くらいありそうなものもある。
そのぽこぽこが至る所についていて、里芋のようなむかごのような……
買い物を終え人と会い、夕食をとってお風呂を出てもあのぽこぽこが頭から離れない。

調べるとコブ病なる木の病気があるらしい。
コナラ、サクラ、マツ、スギ、ヤマモモ等に多く見られるらしく、原因菌があると再発を繰り返すんだとか。

関係ないけれど、「赤い木のこぶ」が採集できる MMORPGがあるらしい。
黒い砂漠という名前。
以前、大航海時代をやっていたのが懐かしい。
私生活が落ち着いて時間を取れるようになったら始めようか。

アウトプットと文字

私は昔からアウトプットが不得手だと感じていた。
インプット量もさほど多いわけではないが、中に入ってきた情報が頭や身体をめぐり、新たな塊になってそれを解いて、と兎に角倍増するのだ。
もんもんと考え込む時間も少なくなく、1日の8割は何かを考えている。
さして重要ではないことも考え込むので、思考がアウトプットに追いつかないのである。
訳あって気分障害になったりもして、余計に思考とともにアウトプットが滞った。
幸運にも快方へ向かい、デスクペンと出会うことで文字を書く愉しさを知った。
思い出したのではない、知ったのだ。あるいは、もう思い出せない程昔には感覚的に解っていたのかもしれないが。

ちなみにこの文章も、一度手で文字に起こした上で打ち直している。
効率が悪く見えるが私にはこの方法が合っている。
スマホタブレット、PCだとなんとなく画面がうるさく感じて集中できない。
思考と文字が一致せず、上手くアウトプットできないのだ。
電子的に打ち込むほうが推敲しやすいのは確かだが、本来言いたかった部分が無くなったり、いらない飾りが残ったりとなんとももやもやする。書けないことはないけれど。

そんなわけで書くことに目覚めた私が次に目覚めるのは、恐らくは筆記具だと思う。
インクの沼に沈みたい。

パイロット 万年筆インキ INK-70-BB 70ml ブルーブラック

パイロット 万年筆インキ INK-70-BB 70ml ブルーブラック