ゲイポルノの性差

mixiのフェミコミュでポルノトピを読んだら、ヘテロ男性による女性性の商品化ばかりが取り沙汰されていて引いた。腐女子な自分に介入の余地無し!みたいな。
同じように、腐女子もゲイ男性に叩かれているのよね。本人の承諾なしに性対象化されてけしからん!と。
 
だけどさぁ。セクシーな他者を見て性的な妄想をしてしまうのは、いくら非難されても止めようがなくない?
ヘテロ男性の性的幻想にうっさりしてる女性だって、好みの男性を見て「アラv」くらい思うだろうし、ゲイだってノンケにときめく事もあるだろ。そんくらいで被害者面すんなっていう。
 
問題は性的妄想をするか否かではなく、それを表明するか否か、もしくは、その表明がそれを不愉快とする層の目に触れるか否か、なわけで。
 
ヘテロ男性向けポルノをヒステリックに叩く女性達だって、よもや独身男性が自室で楽しむエロ動画に口出しはすまいよ。電車の中吊りに公然と晒される水着姿のアイドルや、公然と広げられるエロ漫画雑誌や、職場に陳列されるエロフィギュア、エロ壁紙の類に憤っているのであろうし。実際の性犯罪とのリンクに関しては、統計も出ていない現状で口にすべきではないと思うし。
 
腐女子にしても、実在のゲイにアクセスしたり(いや実際いるんですよ…mixiのゲイコミュを見ててドン引きしました。お願いだから自重してくれって言う)ヘテロ男性へのゲイ妄想を対象の目に触れるところで公言したりしない限り、責められる筋合いはないと思うんだけど。
 
こういう話題ではフェミの被害者気取りがマジで鼻に付く。お前ら同性の性欲表明まで邪魔すんのかと。
性別性指向にかかわらず性欲があるのは当たり前で、その妄想が対象の誰かを傷付ける可能性があるのも当たり前で、じゃあその対象を守るために何が出来るのかを考えるのが先だろうと。

腐男子日記

久しぶりに同居人と夕食。
メニューは豚しゃぶとエリンギのトマト煮。
うん、ぶっちゃけ美味しくない。

「カミシモってさぁ」
「ん?」
「あ、いや、シモカミ?カミシモ?うーん、いや、やっぱシモカミだよね!」
「いやそこはシモニアだろ常考
「でもロシモもアリだよね。切ないよね」
「はあ、そうですか」
 
何を言ってるか分からないと思いますが、
天元突破グレンラガンというアニメのカップリング話です。
同居人はシモカミ派。どんだけショタ攻め好きなんだ。
私は正直そういう視点で見れてないので同居人の腐妄想に引き気味。
つーか腐の人と話すと大抵引き気味になるな自分。
ほんとは腐女子じゃないんじゃね?
 
 
あ、オフ会で曹操×関羽に賛同を得られなかった話をしたら、
「なんで!意味わかんない!鉄板じゃん!」
と憤慨してました。
「歴史ものはどこ取ったって萌えるんだよ!シーザーとポンペイウスとか」
「あーそうですか(こうなると止まらないので放置気味)」
ガリア戦記だってポエニ戦争だって超萌えるっつの。ハンニバル攻めすぎ自重www風林火山(大河ドラマ)も凄いよホモ合戦だよ!」
 
 
オフ会での暴走腐女子に付いて行けなかった三麻男子の皆さま。
わたくし、今現在、家庭内で同じ気持ちを味わっております。

これだから腐女子は

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

知り合いがブログで
「原画にちょっと手を加えた程度のコラ」って意味で
「あんなのでよければ」って書いたら
「漏れの赤木をあんなの呼ばわりすんなだお!」
ヲチ板で叩かれていた

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何が起きたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

中二病だとかゆとりだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしい腐女子の片鱗を味わったぜ…

土下座まランチ

同居人とカイジの話をしていた時、ふと奴が
「そう言えば、焼き土下座ってあったじゃん」
「うん」
「他にはどんな土下座があるのかな」
なんて言い出すもんですから。
 
「そりゃ、生土下座とか」
「蒸し土下座とか?」
「さっと炙った干し土下座とか」
 
この辺から歯止めが利かなくなりまして。
 
「土下座鍋」
「土下座の白和え」
「いぶり土下座」
「土下座の開き」
「酢土下座」
「土下座の蒲焼」
「土下座まぶし」
「土下座ロール」
「ちょっとおしゃれに季節の土下座プロヴァンス風」
 
などと続き。
 
「ちょwwwこれもうコース化できんじゃね?」
「土下座づくし」
「土下座全席」
「土下座定食」
「土下座まランチ」
「『ま』って何だ『ま』ってwww」
「じゃあ、春の土下座まつり」
「土下座シールを10枚あつめて白い食器が!」
「金の土下座なら1枚、銀なら5枚」
「土下座の缶詰プレゼント!」
「ちょwww腹いてぇwww」
 
はい、アホですね。すいません。
我が家は大抵こんな感じです。

少年ジャンプがぼくをだめにした

思うところあって姫野カオルコ「サイケ」再読。
姫野氏自体は非ヲタ(少女漫画や映画に関する博識さは凄まじいけどヲタとは違うと思う)だが、虹ヲタの心理を理解して書き切ってる。
「イキドマリ」の主人公なんて、趣味こそ違えど完璧に電波男だ。
これは敗北ではない、恋愛資本主義の拒否なのだと主張すれど「ああ葡萄が酸っぱいのね」と憐れみを含んだ目で見られるやるせなさも含めて。


しかし出色はやはり「少年ジャンプがぼくをだめにした」。
この人の「恥」と「エロ」に関する感覚は、ほとんど人類を二分出来るんじゃなかろうか。
「私の体が目当てなのね」とか「ボクって男の子っぽいからさぁ」とかの科白に何の気恥ずかしさも感じない「恋愛強者」と、恥ずかしさで全身が痒くなる「恋愛弱者」に。

私は紛れもなく後者。コトの途中に「おまんこ」という単語を囁かれるや、その牧歌的な響きに即刻ヤル気をなくすタイプです。

ならば何にエロを感じるかと言えば…、まあ、その、腐女子ですから。
ぶっちゃけ、ガチムチ髭マッチョのおっさんがケツをガンガン掘られるような漫画に大興奮しとる訳ですが。
その際ガン見しているのはアナルにあらず。
おっさんの顔に描かれた斜線。
私は斜線に欲情しとるんです。
実際にヤッているシーンでなくても、おっさんが顔を赤らめてたらそれだけでイケます。
「少年ジャンプがぼくをだめにした」のヒロインである「わし」(この一人称に関する恥の感覚もまた興味深いのだけど)は同衾相手の顔にマジックで斜線を描き込むという暴挙に出る。
私には、そんな暴挙で性的興奮を得られる自信はないけれど、根底には同じ病理が流れているのを感じるのです。