先日の八ヶ岳登山はほとんど初夏と言えるものだった。
権現岳は2800mという標高ながら、日中は暑くてシャツ1枚で登れただろう。ただし、この時期の山はいつもそんな装備で行けない。
一応、残雪期の山装備について検討事項を書いておこう。
①レインウェアかハードシェルか
雪の時期にアウターとして着るのはハードシェル、春から秋はレインウェアとされる。
違いは強度と表面のザラつきぐらいなのだが、値段はハードシェルが倍くらいしておいそれと買えない。では、この時期どっちを選ぶべきかというと非常に迷うところだ。
雨が降る可能性があるので、少なくともGORE-TEXのような防水透湿機能は必要。雨だけを想定するならレインウェアの方がいい。ハードシェルはずっと雨に打たれていると少し表面がしっとり濡れるからだ。
ただし、残雪で滑ったりしてした時を考えると強度のあるハードシェルとなる。
結論を言うと、ハードシェルのような裏地、ラッセルした時に雪が入らないようにするものは必要ないけど、ややレインウェアより強度のあるアウターがほしい。
私は廃盤になっているTHE NORTH FACEの1枚地のジャケットを使っている。
②アックスとクランポン
大きな雪渓がなければアックスは必要ないだろう。昨今暑くて滑落停止するほどの雪が残っていないからだ。
北アルプスとかなら必須だけど、南アルプスや八ヶ岳ならいらなそうだし、実際今回持って行ったら重石にしかならなかった。
しかしながら、クランポンやチェーンスパイクは何があるかわからないので、持って行った方がいい。これも八ヶ岳では一切使わなかったけど。
過去2500mの金峰山にこの時期行った時はガチガチに凍っているところがあって、6本爪でも怖いところがあった。
③冬用シュラフ
多分いらない。私は代わりにダウンジャケットとダウンパンツ、テントシューズで3シーズンシュラフを補っている。
日中は天気が良ければテントの中が死ぬほど暑いし。
まあ、久しぶりに5月の山に行って興奮している。ここ何年か行けなかったし。
これからまた忙しいので、今はもう夏の計画を考えています。