自動思考の背景に媒介信念、根底に中核信念
自動思考の深部には媒介信念がありこれは「完全でないという事は破滅的だ」という構え、「常に全力を尽くさなければ失敗する」という思い込み、「私は全てに完全でなければならない」というルール等のより漠然とした信念があり、更に強固な自己・他者 pic.twitter.com/F5gNHy42rR
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) 2016, 2月 6
への広範囲に及ぶ中核信念(「私はダメ人間」「みんな嘘つき」等)が存在します。
私たちが「思考」と考えている流れの背後に自動思考が起こっている
私たちが「考えている」時、気がつかないうちに自然発生している思考を自動思考と呼びます。否定的な自動思考は感情・行動・生理的反応に悪影響を及ぼします。自動思考は根底にある中核信念から発生します。まずこの自動思考に気がつくようになること pic.twitter.com/7DA1T62Ydf
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) 2016, 2月 5
認知療法の基本的な考え方
日常活動の中で気がつかないうちに「どうせダメ」等の自動思考が起こっています。この自動思考はばらばらなものではなく特定の体系性を持っています。その体系の根底にあるのが「私はダメ」等の中核思考です。ベックはそれを「私はほどほどにはできる pic.twitter.com/1HxJCtM7zg
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) 2016, 2月 4
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アルバート・エリスは出来事を「どう受け止めるか」という思考に不合理が存在することから不適応が生じると考えました。思考に焦点を当てた最初のセラピーです。「ねばならない」「に決まってる」等の思い込みをユーモアを交えて論駁するというダイレ pic.twitter.com/XYFtgdE5su
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) 2016, 2月 3
科学的エビデンス重視の風潮へ
数え切れないほどの新セラピーが増加した後、「本当に効果がある心理療法は何か」という問題意識が強くなりました。米国心理学会では2000年頃から効果測定による「経験的に支持できる治療法(EST)」のリスト作成を継続しています。 矢幡洋の pic.twitter.com/3LAYaBOmeD
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) 2016, 2月 2
精神分析理論からの脱却1980年DSMⅢ
診断基準が精神分析理論に基づいたものから、「×病の本質は何か」という理論を避け症状を見て決めるスタイルに大改訂されました。操作主義的定義では「以下の○個の症状が×個以上継続しているものを△病と呼ぶ」とされ特定の症状を本質的と重視しな pic.twitter.com/cXV7q4ftPm
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) 2016, 2月 1
家族療法諸派の流行
家族療法は1980年頃より流行しオートポイエーシス、ダブルバインド等当時流行した先端思想を取り入れて活況を呈しました。流行との接点の中から、解決志向セラピー・ナラティブセラピー等新しい動きが幾つも生まれました。システム論的な立場は家 pic.twitter.com/vNZHlQ5PyE
— 矢幡洋『病み上がりの夜空に』新著・講談社 (@yahatayo) January 19, 2016