ぼくは勉強ができない 山田詠美著
僕は勉強ができない
「どんなに勉強ができたって、女にモテなきゃ意味ないよ」
結構心にグサグサ刺さる人も多い言葉なんじゃないでしょうか。
この作品は、高校生の男子が主人公です。なんと、彼の彼女はバーで働く年上のお姉さん。
そのせいもあってか、彼の考え方は、同世代の人間からは、彼自身があまりにも大人びた考え方をし過ぎていて、学校では少し浮いた感じになっています。
女性はだいたい男性と同じ年齢でもその男性より遥かに大人びた考え方してるんで、彼はかなりモテるんだろうなあという気はします。
正直な話、自分も少し前までは、勉強<<モテる
でしたが、今となっては、勉強>>モテるですね。
いや実力>>モテるが正しいですね。
もうモテるために実力とか肩書きが重要な年齢になってしまいました。笑
難しい世の中です。
僕の中の壊れてない部分 白石一文
白石一文さんの僕の中の壊れてない部分です。
この本、恋愛を哲学のように捉えてる本です。
(哲学の本読んだことないけど多分そんな感じ)
セックス描写が非常に多く、恋愛に冷めた男のお話という感じでしょうか。
この本すごく好きなんです。毎回この本を読むと、「会者定離」という四字熟語を思い出します。
会った人とはいずれ別れる定めですね。
そんな事を思わせてくれる作品です。ただの甘い恋愛物とは大きく違ってむしろ、ビターな恋愛物です。
グレートギャツビー フランシス・スコット・フィッツジェラルド
フランシス・スコット・フィッツジェラルドの名作グレートギャツビーです。
アメリカでは、高校生の教科書に載ってるみたいですね。
こんなドロドロのでも美しい恋愛を高校生の教科書に載せるなんて日本じゃ許してくれなそうです。
って思ってましたがよく考えてみれば日本の古典もそんなんばっかりですね笑
ギャツビーの生き様は、人によって感想が大きく分かれるんじゃないでしょうか。
自分は正直憧れます。かっこいいです。
アメリカ文学の名作中の名作なんで、読んだことのない人は是非読んで欲しい作品です。
ギャツビーを目標にして生きていきます。
ちなみに映画もあるんですよね
男でも惚れちゃいますわ
禍々しい感情 杉岡昌明
最近なかなか本を買う時間が取れず、久しぶりの更新です。
本を買う時間がなかなか取れなかったんでとうとうkindle paper whiteを買ってしまいました。
でわ、禍々しい感情という本について話をしていこうと思います。
ちなみにこの本あまり皆さんもご存知ないと思いますが、自分も知りませんでした。
なんでこの本を読んだかというと、kindleでタダだったからです笑
本の内容としては10分もあれば読める内容でしたがなかなか面白かったです。
自分の子供のせいで、不幸がどんどん起きていく、どうしたらいいんだろう。という葛藤を描いた作品でした。
最後の終わらせ方が、後味残る感じになってます。
本自体タダだしオススメです。
宿命 星新一
人間が子孫を残すのもこういったプログラムがされてるからなんでしょうか。
深く考えさせられます。
星新一は中学生の頃よく読みましたが、今見たら中学生の頃とは別の視点で見れますね。
旅のラゴス 筒井康隆
この作品、最近(ちょっと前かな)結構書店にも沢山並んでて一時期話題にもなりました。
本そのものは1986年に発売されてるんですよね。約30年前の作品が未だに読まれ続けてるというのは素晴らしい事だと思います。
時をかける少女も好きですけど、パプリカ、、ほんと好きです。主人公の髪型がアメリみたいでいい感じなんですよね。あの髪型憧れます。
さて、内容に入っていきましょう。
この本の内容は、ラゴスさんが旅を続けていく過程で、色んな経験をし、そして、大人になっていく、という1人の人生のほぼ全てをこの薄い本一冊で表現しています。
最後好きな人を追って旅に出てしまうんですが、その後どうなってしまったのか気になりますね。
後、個人的に最後に出会ったドネルって、もしかして、ヨーマですかね?そんな気がしたんですが。
というような謎を残してくれる作品でした。
少しアルケミストに似てるなあという印象です。
とても面白かったし、すぐ読めるので是非読んでみてください。