玄米麹味噌と茶節
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
遅ればせながら、2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
一昨年の秋に仕込んだ玄米麹味噌を解禁しました。
今朝は簡単お味噌汁「茶節(ちゃぶし)」。茶節は二日酔いや疲労回復に良いと昔から食されてきた鹿児島県指宿市一帯を中心とした薩摩半島南部の郷土料理です。
私は風邪気味の時や食欲がない時、ちょっと小腹が空いた時にも飲んでいます。
マグカップに鰹節と味噌を入れ
緑茶を注ぎ混ぜるだけ!と、実は「味噌玉」より簡単!!
鹿児島では麦味噌を使うけれど、どんなお味噌でも美味しいですよ。今朝は解禁ほやほやの玄米麹味噌でいただきました。玄米麹のつぶつぶ食感が美味しいなぁ。
山のふもとの畑の話
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
今日は私がお借りしている貸農園のお話を。
私は、昨年の10月から山梨県大月市にある「大月エコの里」で畑を借り、野菜やハーブを育てています。
東京に住んでいるため、畑に通うのは月に2~3回ほど。
自宅からは車で1時間ちょっとと、遠すぎも近すぎもせず、ちょうどよい距離感です。
大月エコの里は山梨県大月市富浜町鳥沢にあり、鳥沢という地名にピッタリなほど鳥のさえずりが絶え間なく聞こえる場所です。そうそう、初めて見学で訪れた時、歩いているキジを見つけました!野生のキジを見たのは初めてでとても驚きました。
山梨百名山「扇山」のふもとにあるこの場所で、農薬は使わず、肥料はやらず、土は耕さず、生えてきた草を刈って野菜やハーブの畝や株元に敷き米ぬかを補うという方法で育てています。このような農法を自然農法といい、そこに暮らす虫や微生物、植物や動物が土を作り、耕し、時に助け合いながら畑の生態系を築いていきます。
私の行う野良仕事は、彼らが心地よく暮らしていけるようにお手伝いをすることです。
昨年の秋に借りて本格的にスタートしたのは今年の春ですから、分からない事ばかりで失敗も多々あります。
春に、ジャガイモの畝の立て方とネギの植え方を間違えてしまったのですが、畑の様子を見てくれた地元の方(←私の畑の師匠)が手伝ってくださって無事に植え直すことが出来ました。
お陰さまで4ヶ月後、無事収穫!
4月末にはまさかの霜、5月のゴールデンウィークには大きな雹、梅雨は毎日雨ばかりで日照不足、梅雨が明ければ猛暑の日々。こんなに過酷な環境でも生きることにまっすぐな命の姿に、ただただ感動するばかりです。
1年目の夏、畑に行くたびに籠いっぱいの収穫!
地元の方々も、採りたての夏野菜を分けてくださいました。
暑い暑いと言っても、真夏とは違う秋の空気です。畑はそろそろ秋冬に向けての準備がはじまります。
季節を肌で感じ、鳥のさえずりに耳を傾け、穏やかな心で過ごせるこの場所は、私にとって特別な「とっておきの」場所です。
仕込んだ醤油諸味のお世話ポイントと日々の観察について
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
今年の2月に仕込んだ私の醤油諸味に変化が出てきました。
これまでの小麦っぽさがずいぶん和らぎ、醤油や味噌っぽい香りになってきています。プクプクとした様子も確認できましたよ。
ワークショップに参加された方の醤油諸味もすくすくプクプク育っているでしょうか?
2月と3月に開催したワークショップでは、撹拌のタイミングや日々の観察についてお伝えしました。仕込んで間もない頃は緊張感?もあり、お伝えしたペースで撹拌や観察をされていたと思いますが・・・さてさて、仕込んで約3~4ヶ月経ちましたがいかがでしょうか?お世話すっかり忘れていた!という方もいらっしゃるかもしれませんので、今日はあらためて醤油諸味のお世話ポイントや観察についてお伝えしますね。見落としがちなポイントもありますから、この後ぜひご自身の醤油諸味を確認してみてください!(詳しいお世話のタイミングは、ワークショップでお渡ししたテキストをご覧ください)
今日確認していただきたいのは、4つ。
・諸味の見た目
・諸味の香り
・諸味の味
・容器の口とキャップの裏
です。
諸味の見た目
最初は水っぽく白みがかり淡色だった諸味も、今はドロッとして味噌のような色になってきています。砕いた小麦のツブツブ感にも変化が見られます。
2019年2月12日 仕込んだばかりの様子
2019年6月17日 仕込んで4ヶ月経ちました
気泡も確認できます。発酵が順調に進んでいるサインです。
諸味の香り
ワークショップの中で、仕込みたての醤油諸味の香りを嗅いでいただきました。私個人の感想で「小麦の香り」「ビール工場っぽい香り」なんて表現させていただきました。ぜんぜんお醤油とは程遠い香りでしたね。
記事の最初に書きましたが、仕込み後4ヶ月経った私の諸味はお醤油や味噌に近い香りになってきています。皆さんの諸味はいかがですか?
諸味の味
ワークショップの時、仕込みに使う塩水の味を確認された方もいらっしゃいましたね。「しょっぱい!」とご感想をいただきました。
せっかくですのでこの時期の諸味の味を確認してみてください。仕込み当初のとんがった塩味がどうなっているでしょう?
容器の口とキャップの裏
コレ、見落としがちなポイントです!
諸味の見た目でもお伝えしましたが、仕込み後は水っぽかった諸味も発酵が進むとドロドロとしてきます。そうなると、キャップを閉めてフリフリした時に諸味が容器の口を塞いでしまうことがあります。そんな時は清潔なお箸や爪楊枝などで詰まりを取ってあげましょう。
口の周りの諸味が溜まっています。
爪楊枝できれいにしました。
くれぐれも容器の中にお箸や爪楊枝を落とさないように注意してくださいね!
周りも少し汚れていたので、アルコールをスプレーしたキッチンペーパーで拭いておきました。
容器の口に付いていた諸味にカビが生えていないか、キャップの裏にも諸味がくっついていないか確認してみてください。もしカビが生えている場合は容器の中に入らないよう丁寧に取り除いてください。
気温がぐんぐん上がり、菌たちが活発な季節です。美味しいお醤油に育てるためには、その時々に必要なお世話と日々の観察がポイントです。ぜひ発酵の過程を楽しみながら育ててくださいね。
季節の手仕事×薬膳 の梅しごと
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
青梅が店先に並ぶ季節になりました。青梅を見ると「嬉しい気持ち」と「早くしないと時期が終わっちゃうという焦りの気持ち」でソワソワします。今年は早々と梅を用意できたので、週末に梅シロップと梅ビネガーを作りました。
左)梅シロップ 右)梅ビネガー
梅シロップにはクコの実とナツメを加えて薬膳シロップにしました。
そもそも、梅も食薬*1なので、シンプルな梅シロップも薬膳シロップのひとつなのです。漢方とか薬膳と聞くと独特の味や香りを連想される方もいらっしゃいますが、食薬は普段から食べている食材なので取り入れやすいですね。
梅は夏バテや疲労回復、下痢、胃腸の強化など
クコの実は疲れ目や視力低下などの目のトラブル、滋養強壮、肌荒れなど
ナツメは胃腸の調子を整える、イライラ、夏バテ、貧血など
に良いとされています。
そろそろジメジメの梅雨入り。そして梅雨が明ければ暑さジリジリの夏がやってきます。
漢方では、人の体は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つで構成されていると考えられていて、湿気はこの「気・血・水」の巡りを悪くさせるのです。例えば、水の巡りが悪くなるとむくみやすくなったりします。
また、湿気は胃腸の働きを弱くするので食欲不振も起こりやすくなります。
梅雨時、こんな体の不調に思い当たる方はいらっしゃいませんか?
夏は暑さによって体に熱がこもりやすくなったり、汗として水分を発散させるためエネルギーを消耗するので、熱中症のような症状に気をつけなくてはいけません。
日本の夏は蒸し暑いですから、湿気・暑さとうまく付き合い乗り越えていかなくてはなりませんね。
田植えと白い鳥
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
週末、田植えに参加させていただきました。
場所は山梨県大月市にある「大月エコの里」。私は昨年の秋からこちらで畑をお借りしています。(畑のお話は次回にでも!)
www.econosato.org4月に入り、棚田再生プロジェクトの方々による田んぼや苗づくりなどの準備がスタート!
5月3日の苗の様子です。ビニールハウス内ですくすく成長していました。
軽トラに揺られて棚田に向かうと、すでに田植えの準備は整っていました。
水面が鏡みたい!
この時、人生初の田植えを前に緊張とワクワクでいっぱいでした。(一応、着替えは持ってきたけれど、泥にダイブは避けたいなぁ・・・なんて考えていました)
いざ入水!の前にスマホをしまいました。ここでポチャンとやったら大変ですからね。
この苗の束から3~4本を取って1か所に植えつけます。
最初は泥に足を取られ歩きにくかったですが、慣れてくるとスムーズに動けるようになりました。泥から無理に足を抜こうとすると危険!かかとの方から離れるようにすると動きやすかったです。
畦にあがってホッとひと息。
今年は雨が少なく心配されましたが、田植え日直前に大雨が降ったおかげで田んぼに水が張れたのだそうです。
地元の方が教えてくださった「鳥」のお話
春、富士山の雪解けが始まると山肌に「鳥」が姿を見せるのだそうです。
写っていますよ。わかりますか?
画像が悪くて申し訳ないですが、ここに見えます。
赤い丸の中に見える残雪が鳥の形に見えることから「農鳥(のうとり)」と呼ばれているのだそうです。そう、「鳥」の正体は残雪です。
富士北麓地方では、富士山7~8合目あたりの北西斜面に農鳥が見えるようになると、田植えを始める時期の目安なのだと教えてくださいました。
富士山を見て春の訪れを知る。こんな自然とのつながり方は素敵だなぁと感じました。
[ レポート ]お酢のお話とフルーツビネガー作り
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です
カフェ&ワーク/レンタルスペース SOU-ZOU さまにて【発酵ワークショップ・お酢のお話とフルーツビネガー作り】を開催させていただきました。
昨年の8月に開催した時にご都合が合わなかった方から、先日「お酢のワークショップやってー」とリクエストをいただき今回の開催となりました。
昨年の8月ということですから・・・9か月もこのワークショップを受けたい!と思い続けてくださったなんて感動です!
参加者さまの「お酢は体に良いと知ってはいるけれど、どのように良いのか?」とか「ダイエットに効果があると聞くけど本当?」とか「そもそもお酢って何ぞや?」などなど、たくさんの「?」について、たっぷりお話させていただきました。
「おうちではどんな種類のお酢を使っていますか?」と伺うと
「お酢を買う時、種類とか気にして買っていなかった」と参加者さま。
思わず「ありがとうございます!ようこそ、このワークショップへ!!」と握手したくなりました。
原材料や分類、製造方法を学び実際にテイスティングしてみると、その違いは歴然です。
お店にたくさん並んでいる中から、その違いを知り自分で選択できるというのはとても素敵な事だなと感じます。
イチゴのフルーツビネガーを作っていただきました。
そろそろ店頭に並ばなくなりますから、フルーツビネガーにしておけばもう少し楽しめますね!
せっかく作ったフルーツビネガーですから、ドリンクとしてだけではなくお料理にも活用していただきたく、今回は人参のラペをご用意しました。
これ、我が家では常備菜としていつも作っています。
オレンジ×スペアミントのフルーツビネガーにオリーブオイルと塩を加えてよく混ぜ、そこに切った人参を入れて和えるだけ。
漬けこんでおいたオレンジの果肉も加え、甘くさわやかな1品です。
そのままはもちろん、汁気をよく切ってサンドイッチの具材にもピッタリですよ。
ワークショップ後、帰宅すると参加者さまから
「オレンジビネガー作ります!材料すべて購入しました!」とメッセージが届き・・・しばらくするとイチゴとオレンジのビネガーが仲良く並んだ画像を送ってくださいました。
こうしてすぐに実践してくださるなんて涙が出ちゃうほど感動します♡
ご参加者さま、カフェ&ワーク/レンタルスペース SOUーZOUさま、ありがとうございました!
[ 発酵ワークショップ ]来週末開催です!お酢のお話とフルーツビネガー作り
こんにちは。
【心地よい暮らし研究家・あん】です。
いよいよ来週末は【お酢のお話とフルーツビネガー作り】のワークショップです。
試飲していただくフルーツビネガーの準備も整いました。
最近、テレビでもお酢のCMがよく流れていますね。ゴールデンウィークも終わり、これからは夏に向けてぐんぐん暑くなっていきます。
「お酢は体に良い」と言われていますが、どんな風に良いかご存知ですか?
毎年夏バテしてしまう方、疲れやすい方、お酢が苦手な方、お酢をもっと活用したい方などにおすすめのワークショップです。
そうそう!お酢は体に良いだけの調味料ではありません!!お料理に使うことで、たくさんのイイコトがあります。
お時間の許す限り、お酢の魅力をたっぷりお伝えしますね!
ご予約お待ちしております!!
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日時
5/18(土)13:15-14:45
場所
府中市八幡町1-4-2細谷ビル1F(京王線府中駅より徒歩6分)
参加費
3000円(当日現金でのお支払いとなります)+別途1ドリンクをご注文ください
持ち物
筆記用具、仕込んだフルーツビネガーの持ち帰り用手提げ袋、手拭き用タオル。食品を扱いますので必要な方はエプロンや三角巾をお持ちください。
定員
5名
申込方法
HPのお申込みフォーム、またはFacebook、Instagramのダイレクトメッセージ にて『お名前、フリガナ、当日ご連絡可能な電話番号』をお送りください。こちらからの返信をもってお申込み完了となります。
※メール設定においてドメイン指定をされている場合は、返信メールが届かないことがありますのでご注意ください。メール送信後、2日以内に返信メールをお送りいたします。もしこちらからの返信メールが届かない場合は、お手数ですがFacebook、Instagramのダイレクトメッセージよりご連絡ください。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
お会いできますことを楽しみにしております!