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頭の中の整理とストック用

【新入社員向け】大企業、NPO、ベンチャー起業を20代で経験した私が気づいた知的好奇心を満たしながら仕事を楽しむ3つのステップ

新入社員の皆様、この度は晴れて社会人となりおめでとうございます。

 

私は先日30歳になり、社会人9年目を迎えたおじさん、おにいさんです。

 

大企業の広告代理店で3年、ベンチャー企業の社員1年、NPO職員1年半、自分で会社を立ち上げて2年強と20代のうちにあらゆる規模・業種の会社を経験した僕から希望に満ちた皆様へお節介ながら、仕事を楽しむ3つのコツをお伝えします。

 

本題に入る前に話をすると、僕は新卒で入った会社の仕事が全て全て楽しいという訳ではなく、新卒1〜3年目で「仕事楽しい!」と笑顔で話してくれる若者をとても羨ましく思います。

 

僕は20代はがむしゃらに土日も没頭して仕事をしたいと思い、それができるような会社をと思い、新卒で広告代理店を選びました。

 

ただ、そこで待っていたのは膨大なルーティーンワークで、既に決まったビジネスモデルの上でいかに数字を積み上げるか、いかに利害関係者との調整をするか、泥臭く交渉していくかなど、描いていたビジネスマンライフとは程遠いものでした。

 

なんでこんな雑用なことばかりしなければいけないんだ。せっかくいい大学も出たのに、こんな仕事高校生でもできるじゃないか、と心の中でブツブツ言いながら、残業代を稼いでいました。

 

そんなことを言っていた、20代前半でしたが、今は自分で会社を立ち上げ、請求書の作成から、現金回収の小銭の計算など、ありとあらゆる雑用をしています笑

 

でもそれが楽しくて仕方ないんです。何故でしょう?

 

それはある3つのコツをつかんだことが理由になります。

 

これから社会人として色々な面倒くさいことが待っていると思う新入社員の皆さん、目の前の仕事に退屈してきそうな時にこの3つのコツを頭の片隅に置いておいてもらえれば幸いです。

 

1.自分の会社・業界の歴史、各事業の変遷をとことん調べる

これから研修などを経て、配属先が決まり、華やかな社会人生活が待っていることを期待しているでしょう。おそらくあと1ヶ月もすると、その期待は幻滅に変わり、「なんで私はこんなことをしているんだろう?」と思うこともあるかもしれません。目の前の業務って私に向いているのか、なんでこんなことを朝からやる必要があるのか、なぜ飲み会に参加しなければいけないのか、色々なことに嫌気がさすと思います。

 

なぜか。

 

それはその活動に意味が見出せないからですよね。

自分の立ち位置もただの下っ端だと思えて面白くないかもしれません。

 

そんなあなたには、あなたの会社や業界、競合企業など、身の回りのことの歴史本を読むことをお勧めします。就職活動中に業界研究をした方も多いとは思いますが、一度自分がビジネスマンとして当事者になるとまた景色が違って見えると思います。

 

自分の会社はどんな経緯で創業されたのか、どんな経緯で今の事業にたどり着いたのか。なぜ自分が配属された部署があるのか。

 

自分の取引先はどんな歴史を辿り、自分の会社が扱う商材を必要とするのか、など自分が過去と未来からさかのぼり、どこに立っているかを再確認できると、日々の業務に向かう姿勢が変わります。

 

その上で自分が何を期待されているのか、日々の業務が会社の未来にどう繋がるのかなど、小説の登場人物になったつもりで仕事に向き合いましょう。

 

2.飲み会に参加する

歓迎会とかだるいですよね。僕ももともとお酒は嫌いではありませんでしたが、厳しい先輩や取引先の接待など、プライベートの飲みと仕事の飲みはこんなにもストレスが違うのかと、新卒の頃は本当に大変でした。なるべく飲み会に誘われないように陰キャラを演じていたほどです。

 

仕事の話は昼間にすればいいじゃんとずっと思っていたのですが、実際にキーパーソーンと話をしようと思うと、昼間の時間に2時間以上も話をする機会ってなかなかありません。

 

会社の歴史を調べると先ほど書きましたが、昼間の時間に3時間も時間を取ってもらえるなんてことはないですよね。

 

自分が他の部署に異動したい、取引先のキーパーソンのハートを掴み、大きい商談をまとめたいとなると、その人と話す必要があります。

 

ただ、なかなか長時間「時間をとる」ということはできなかったりします。

 

仮にキーパーソンと直接お酒を飲みに行く機会がなくても、飲み友達経由で繋がる可能性もあります。

 

実際にキーパーソンの心を掴み、人事異動や商談をまとめる人の多くが飲み会に参加する人です。もう一つ驚きなのがお酒を飲めない人もご飯だけ同席します。

 

まだ本やネットでも出てこない情報は人が持っています。

 

偉い人は夜な夜な会食をしているイメージってありますよね。

あれは最新の情報を本やネットに出る前に情報収拾しているからなんです。

 

すぐにキーパーソンと接触できなくても、ビジネスでの飲み会慣れすれば必ずチャンスが巡ってきますし、仕事における情報交換は楽しいものです。

 

最初はお酒を注ぐ、注文をとるなど、面倒なことも多いと思いますが、慣れたら得られるものは大きいので是非やってみてください。

 

3.目の前の仕事に一生懸命にやる

最後は当たり前のことになりますが、新しいチャンスは信頼されている人にやってきます。いやいや業務をこなす人よりも、前向きに取り組んでくれそうな人に仕事はやってきます。目の前の業務がつまらなくても、会社の歴史を学び、夜な夜な情報収拾をし、目の前の仕事に一生懸命に慣れば、今の時代、その人個人の価値はどんどん上がっていきます。

 

逆に仕事だけ頑張ってもチャンスがやってくる確率が上がらないというのが僕の短い社会人生活での学んだことです。

 

1〜3まで実践できれば、そりゃ誰だって楽しくなるわ!と思う方もいるかもしれませんが、慣れない社会人生活、マンネリし始めたデスクワークなどが続いたら、この3つを思い出してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

誰かのために頭と手足を動かし、価値を提供して対価をもらうことはとてもやりがいのあることです。楽しいことばかりではないかもしれませんが、いい思い出にできるよう頑張ってみてください。

 

 

大企業を飛び出したら何かあると思ったけど、本当に色々ありすぎたおじさんより。

逆算思考の私は

今会社経営をしている。近所の祭りのおはやしが騒がしく、読書もはかどらないので、つれづれに最近感じたことを書く。

 

私は幼少期から平均よりも低い経済環境の家庭で育ったこともあってか、まずは目標(貧乏を脱する)を定め、目標達成に必要なこと(いい大学にはいって、いい会社に入る)をリストアップし、タイムリミット(学生)までに必要なことを遂行していくといった形式で人生を過ごしてきた。

 

今の延長上に自分の幸せはないという確信の元に、どうすれば現状から抜けられるのかということばかりを小学校低学年の頃から考えていた。

 

具体的には小学校中学年の頃から、ビジネスマン向け雑誌の「会社別給与ランキング」や「出身大学別給与ランキング」を町の図書館で読み漁り、出身大学毎に将来想定されるであろう給与曲線があることを知り、地元の高校からは何名、いや、上位何%がいい大学に入れるのかを調べたり、今度は大学パンフレットから学部別就職先一覧を見て、どの大学のどこの学部にいくと自分の望む会社に入れるのかなどを夏休み中見ていたりしたものだ。

 

小6か中2くらいの時には、自分のアイデアを形にする仕事は企画・開発職といい、主には理系学部出身が配属されるという一文をみたり、文系出身だと配属される主な部署は営業職なので国際公務員目指して法学部に進んでも、企業に就職すると営業しかできない、などといった情報をつかんでは自分の10年も先ではない将来に一喜一憂した。

 

ここまで下調べをした上で、必要なバー(目標値)を設定し、その目標に向かって走りながら、やっぱり将来の夢はちがうのではないかとなど考えたりしてジグザグしながら小中高と少年期を過ごした。

 

自ずと高校時代に仲の良かった友達は志望校が定まっていて、それに向かって勉強する人間だった。学校から与えられた宿題をとりあえずこなしていけば、それなりの大学にいけるであろうというスタンスの生徒とは廊下ですれ違いざまに話すことはあっても一緒にファミレスで将来を語るということはなかった。

 

要は、コツコツ頑張っていればなんとかなるという考え方が僕には許せなかった。なぜなら彼は、目標を達成していない今でも親からお小遣いをもらい当時最先端のiPod白いイヤホンをつけて学校の門をくぐることができるのだから。僕にそれができるのは卒業生平均年収900万近くの大学に進学し、実際に世のサラリーマンよりも多く給与をもらい、奨学金のローンなどを返済した上で手元に5万円残るときだ。その日まで僕は白いイヤホンをつけて高校の正門もくぐれないし、銀杏並木のあるキャンパスの上も歩けない。

 

そんなコンプレックス?を持つ僕は何をするにも逆算思考で、積み上げ思考の人と気持ちが通ずることはなかった。

 

おかげさまで大学受験はうまくいき、それなりの面接での応対と課外活動の実績があればiPadを毎月でも買えるような企業に難なく入れる大学に入学することはできた。

 

そこには似た環境で育ってきた者もいれば、そうでない者もいた。ただ、大学受験で一定の結果を出してきたという意味では、ゴールを定めてそこに向かってシュートを決めて来た人間たちだ。

 

何を話すにも「こんなことをしたい。だから今これをやっている」といった類の応対があり、非常に気持ちのよいものがあった。

 

課外活動として選んだ体育会系の部活では、部としての目標は明確に定まっていたものの、目標が当時の実力からはかけ離れていることもあり、目標達成までのプロセスなりロードマップは不確実で、大学受験のそれに比べてはとても逆算思考とは言えなかった。目標と現状がかけ離れている故に、結果的に積み上げ思考になってしまっていたように思える。しかもそれなりに賢い人間が集まる集団なので、結果的な積み上げの先が目標に達していないというところに対してのはがゆさは苦痛でしかなく、その苦痛に対して向き合い、それでも目標に向かっていくことがその部での価値であったと思う。

 

閑話休題

 

私は今会社経営をしていて、積み上げ思考の人との会話、議論の仕方に課題を持っている。これはもしかしたら男女脳のちがいによるかもしれない。

 

目の前の課題を解決するために必死になると、どうしても積み上げ思考になりがちである。盲目にその課題解決に向かうと、後々悪手となるような判断をしてしまい、それがボトルネックになってしまうことが多々ある。

 

とはいえ、積み上げ思考に慣れたひとの思考回路を急に変えることは難しく、経営者、マネージャーとしてやれることは、自分で逆算したロードマップ上で積み上げ思考で働いてもらうことだと考えている。それも気持ちよく。

 

 

書きたいことは山々だが、予定よりもブログを書く時間が長くなってしまったので、締めくくろうと思う。

 

もう一度思考の整理のためにトライしたい。

 

なにぶん、文章の構成を配慮しない積み上げ思考で書いてしまったから。

パン祭り〜パン屋巡りが人気な理由を分析してみた

お仕事の都合上、言えないこと、言いたくないこともたくさんあるのですが、タイトルの「パン祭り パン屋 人気」に関する持論は、これからメディアさんに披露していきたいので、頭の整理のためにもブログにまとめておきたいと思います。

 

人はなぜパン祭りにいくのか

パン祭り、人気ですよね。数年くらい前から各地で人気になりだしたのではないでしょうか。僕もよくいくのですが、どこにいっても人であふれてますよね。

 

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こちらは2017年の世田谷パン祭りの様子。体育館に行列をつくるだなんて、全校集会を彷彿とさせますが、みなさん、まだ見ぬ!?パンを求めて集まっているんですね。

 

理由1

一度にたくさんのパンにめぐり会える

パン祭りの醍醐味ですよね。

 

あんまりパシャパシャ写真撮るのもどうかなと思って、各出展者さんの写真を撮っていないのですが、この日出店していたパン屋さんのリストはこちらにありました。

 

setagaya-panmatsuri.com

 

なんと、、80軒以上も出店しているんですね。

 

パン屋さんが密集しているエリアでも80軒はないと思うので、たしかに1日でこれだけのパンに出会える!となると、行かない手はないですよね!

 

僕もいろいろなベーカリーさんを覗くと、どこもストーリーがあって、特徴もさまざまで、ぐるぐるまわるのが楽しい!

 

しかも、おいしい!

 

という最高体験でいつも帰り道、バゲットをほうばりながら家路につきます。

 

パンは幸せを感じる成分が含まれているといいますが、パン祭りで1日を過ごすという最高の体験をすると、その日は温泉にでも入っているかのような気持ちになりますよね。

 

そんなこんなで、土日を終えて、平日に入ると、ないんです。

 

 

パンが。

 

理由2 

平日、食べたいパンが食卓にない

パン祭りで食べたクォリティのパンがないんです。食卓に。

 

フランスであれば、朝早くにパン屋さんに行ってバゲットを買ってとなりますが、ここはJapone。出勤、登校、朝はめまぐるしく忙しく、近くのスーパーで買った食パンにジャム塗ってとなりますよね。

 

食パンもおいしいですよね。個人的には食パンにバターを塗って、砂糖をふりかけてからトースターで焼くのが好きです。(最近のトースターには、火事になる可能性があるのでバターの前塗りはやめてと注意書きがあります)

 

もしくは近くのパン屋さんで買ってきたパンを冷凍庫に入れたりしますが、どうしても焼きたての感動には程遠いですよね。

 

といったことでパン祭りにいく理由を僕なりにまとめると、こんなところでしょうか。

 

・一度にたくさんのパン屋、パンに巡りあえる。

・平日、おいしいパン(=パン屋さんの)を食べる機会が少ない

 

今回とは余談ですが、平日の食パンに物足りなさを感じるひとがプレミアム食パンに手を出すのでしょうね。ちがうかな。

 

そんなパン祭りで悦にひたったあとは、サザエさん症候群ならぬパンフェス症候群になります。

 

「あー、あの日あの時あの場所でパン祭りで出会ってなければ」

 

「次のパン祭りまであと2ヶ月かよー」

 

「パン屋 代々木上原 人気」で検索して土日にお出かけするわけですね。

 

なぜ人はパン屋めぐりをするのか

パン屋めぐり、そのものが楽しい

ラーメンブームが訪れた15年程前、ぼくは都内のラーメン屋さんをぐるぐるぐるぐるまわっていました。群馬県に住んでいるのに。ラーメン特集された雑誌を持って。

 

おいしいものを求めて、狙いを定めて食べ歩くの楽しいですよね。フレンチなどのレストランとちがって、比較的1日で楽しめる時間幅も大きいので、ぶらぶら観光がてらおいしいものめぐり。けっこう歩くからおなかもすくし、楽しい。

 

パン屋ごとに、おしゃれな内装で、職人さんのこだわりも垣間見れて、こんなおしゃれな内装にするほど、センスがあってこだわりがあるから、こんなおいしいパンがつくれるんだ。

 

そんなことを思いながら巡りますよね。

 

 

生活動線上にお気に入りのパン屋がない

くり返しになりますが、会社や学校との動線上に「これは!」と思えるパン屋さんが15軒ほどあったら、パン屋めぐりしないですよね。するとしても、頻度は減るのかなーと思います。

 

いやいや、パンってスーパーにも売ってるじゃん!と思うかもしれませんが、数多のパン屋さんの中から選び抜かれたパン祭りに出店するパン屋さんのパンを食べたらもう(略

 

お取り寄せのパン < パン屋のパン

ネットの通販がこれだけ普及してきて、こだわり食品の宅配もポピュラーになりつつある昨今。わざわざ遠出しないで、お取り寄せすればいいじゃんと思うかもしれません。

 

わかってないですね。

 

やっぱり店頭で買って食べるパンの方がおいしいのです。

 

そして通販をするパン屋さんもありますが、直接店頭にいかないと買えないパンを買いたい!

 

というわけで月に何回かはパン屋さん巡ってしまいますよね。

 

まとめ

いろいろと長々と話しましたが、結論に入る前に付け加えたいのが、

 

インターネットの普及により、日本人の舌は肥えてきている

 

よく言われることですが、インターネットの普及により、個人の飲食店にも光があたり、大衆的な飲食店よりも小規模個人のお店に行くひとが増えたなと思います。小規模なパン屋さんにスポットが当たり始めたのも同じ理由ですよね。

 

それにともなって、今までは大手メーカーが「これ、おいしいよ」といってそれをなんの違和感なく口にしていたひとが「私はこっちの方がおいしいと思う」といって、口にするもののバリエーションが増えていますよね。

 

いい例が日本酒やビールに代表される酒類かなと思います。

 

ひと昔前まで日本酒といえば○○!だったし、ビールといえば△△でした。

 

それが今ではクラフトビールしかり、様々なお酒を提供していますよね。

 

スーパーの品揃えもより豊富に

 

実際に都内をはじめ全国のミドル〜ハイクラスのスーパーを覗くと、どこもお酒のバリエーションは豊富で、チーズやオリーブオイルも一昔前よりも酒類が豊富なのではないでしょうか。

 

しかし!パンだけはどこのエリアのスーパー・高級スーパーをみても棚に並ぶ種類がほぼ一緒なんです。

 

今年は食材さがしやらで都内、全国まわったのですが、パンは極端にバリエーション少ないなーと思いました。

 

ということで

 

 

生活動線上のうまいパン供給量 << 舌が肥えたひとのパン需要

 

供給が需要に足りていない点がパン祭り〜パン屋巡りが人気な理由かなというのが私の分析でした。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

まわりにパン屋めぐりのひとがいたら、どんな気持ちで巡っているのか聞いてみてください。

 

パン祭り、来年は出店したい。。

 

ではでは

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sirabee.com

  

www.panforyou.jp

 

www.panforyou.jp

45歳までに、利益率の高い、福利厚生の充実した、世界と闘うビッグカンパニーを100社作るのが目標です。やっぱ3社くらいかな。わからん。

ふと帰り道、

 

自分の目標って、「世界で100年勝負できる会社を何社つくる」だったっけ?と思い、いや待てよと思いました。

 

100年勝負できる会社と100年勝負できる事業はちがうなと。

 

そして長い間同じ事業で生き延びてしまった会社って今現在、しばらく昔から同じことやっているので、ルーティーン化しすぎていて、若手は先輩やおっさんがやってきたことをトレースするだけだし、新しいものを生み出す必要もないので、サボる人が現れるし、とかとかでその事業ないし会社の終期は悲しい結末になるんじゃないかなと思ったのです。

 

そんなことを帰り道ふっと思ったきっかけがこの記事。

newswitch.jp

 

つまらない作業をさせたくてさせている訳ではなくて、すでに築き上げてきた盤石のビジネスで頑張ってもらわなければいけないから、それを若手がやっていて、しかもそれは盤石である時点でけっこうルーティーンでつまらなくなってしまっている。だけなんだろうなーと思いました。

 

ほんと若手の優秀だったはずの人たちが、10年前も20年前も先輩が同じ時期にやっていた仕事をやってるのがザラじゃないですか。結局はどこかで「まぁ商売繁盛してるし、食い扶持あるし、ええやろ」とあぐらをかいてきた人たちによって、食い扶持をせっせとやらされる若手。そして、そういった状態を打破してきたことのない人ばかりなので、なんともできない八方塞がり。

 

けっこうこんな感じなんだろうなと思いました。

 

話もどって、そうなると100年勝負できる事業をつくるのは、現代のビジネスサイクルからいっても無理だし、それよりも会社がつぶれたりしても100年自分で勝負できる人材をつくる会社をつくる方が、僕がそもそもビジネスで勝負している意味もあるし、いいんじゃないか。と思って、目標を見返したら、100年勝負できるとか書いてなかった話。

 

でもどこかでそんなこと言ったようなと思ったら、こっちに書いてありました。

 

www.makuake.com

 

ということで僕と一緒に100年勝負できる人材を輩出する会社をつくりましょうと求人の案内を出すのが定番ですが、パートさん(←偶然なんだけど、結果的に自分のやりたい方向に進んでいる)補充できたので、採用は行っていません。

 

でも、そろそろ僕も手が足りなくなってきたので興味ある人いたら声かけてね。

 

D2C

EC

ファブレスの食品メーカー

マスカスタマイゼーション

 

といった結構最先端?な事業会社ですよ。

 

そして何よりパンがうまい。

 

サイトも小さいところいじくってて楽しいです。

www.panforyou.jp

 

あぁ「このパンの組み合わせおいしいよ」ブログ書かなきゃ。。

www.panforyou.jp

新卒3年目くらいの後輩からのキャリア相談が増えた

こんばんわ。

五臓六腑パンです。

 

ブログなんぞ書いている場合ではないのですが、to C事業を進めるにあたりいろんな人に会おうと思うと、まずは手短な同僚や後輩などになるのですが、会うと大体キャリア相談されることになるのが多々であり、大体傾向が出てきたので、ここに記したいと思います。同僚は後輩といっても、いいとこの大学出て、いっぱしの企業に入ってるような人ばかりなので、あえて口調強めに書いていきます。

 

Q1:今の会社で○○をやろうと思って入社したんですけど、できないんです。

 

よくありますね。日本の○○を△△したくて、うちの会社に入ったんですけど、実際入ってみると・・・

 

主に大企業などに就職した新卒2〜3年目くらいの子たちから言われる相談なのですが、大体僕が答えるのが

 

A:やりたい事業、企画に関する企画書を書いて、担当の上長なりに提出しましょう

 

大概のひとの場合、近い将来、○○に携わりたいとか言いながら、何もアクションしてないことが多いですよね。それはその人が悪いのではなくて、まわりにそういったアクションを起こす同僚・先輩がいないから。

 

いい大学出て、いい会社入って、優秀とか扱われていた若者がいつの間にか(以下、略)

 

やりたいことがあって、そこに携われる会社に入社したにも関わらず、すぐそこに、そのやりたいことがあるにも関わらず、何もしていないのはやりたくないのと一緒だと思います。

 

ということで実際に企画書を書こうと思っても、どうやって企画書を書いたらいいかわからない。事業計画書も書けない。となると、その人は現段階では、0から何かを起案する力がないわけです。0から起案する能力がなくても、その「やりたいこと」はできるはず。では、どうすれば、その部署なり企画に入れてもらえるか聞きましょう。誰に?そこの上長に。直接なりメールなりなんだって方法はあると思います。そんなことできない!っていうあなた。もしもその「やりたいこと」のリーダーがあなただとして、能力も高くなく、自分から声もかけられない若手がいたら手を差し出しますか?最近は残業も厳しくなって、それどころじゃないのに。上司もそんな余裕ありません。なので、頑張って「これやりたい」と言いましょう。

 

まぁ要は、そのやりたいことをする為に何かしらのアクションをすることにより、次になすべきか少し見えてきますよね。

 

そもそも、「そんな企画書書いたら、道が開けるような風土じゃないんです。」と考えるあなた。はじめて、ここで転職という選択肢が出てくるのではないかと思います。ただ、Q1の動機にも関わらずA1のアクションをせずに転職活動するのは、今まで新卒で大した能力がないにも関わらず高い給与と肩書きをくれた会社に対して不義理だと思います。たかが会社といえど、少なからずの人間関係はあったかと思います。長い人生、信頼はお金よりも価値があると思いますので、大切に義理堅くいくことをおすすめします。

 

Q2:今のままだとヤバいと思っているので、転職しようかと思うんですけど、どう思いますか

 

危機感を持つことは素晴らしいですし、次のアクションの選択肢を具体的に考えているあたりは良いと思います。ただ、自分が何を求めていて、何が欲しいから転職するのか。その転職は長いスパンで考えたときに"今なのか"というのがわかっていないと、数年を無駄とまではいいませんが、もったいないものにしてしまうと思います。

 

日本で転職が一般的になったのも、ここ最近ですし、転職のサイクルが短くなってきたのも、もっと最近なので、気の利いたアドバイスをくれる方はあまりいないと思った方がいいです。それ故に慎重に考えた方がいいと思います。

 

A:転職検討先の人に話を聞くのではなく、実際にボランティアでもインターンでもいいので働いてみましょう

 

僕はここ数年の反省から、百聞は一見にしかずどころか、十見は一働にしかずだと思っています。営業から企画職をやりたいといっても、自分が実際に企画に向いているかとか、ひとえに企画といっても、どの部分で、どの位置づけで企画をやりたいのか、どうやって企画をしていると楽しいかというのは、打ち合わせに同席するなり、1タスク頼まれてみないとわからないと思います。大概の転職は、そこの人事なり偉い人と話して仕事内容聞いて、内定出たら転職かと思いますが、同じようなプロセスで新卒の就活をミスってる?わけですから、同じわらじをなんちゃらですよね。同じわらじを踏まない為にも、1タスクでもいいので、友人や知人に頼んで具体的なタスクを、疑似体験でもいいのでした方がいいと思います。

 

僕は結局、広告3年、教育ベンチャー1年、NPO1年半と、新卒から6年の間で3社経験し、どれもバラバラ。で気づいたことは、「両足つっこまないと見えないものだらけだけど、片足さえ突っ込んでおけば、全然ちがったな」というのが率直な感想です。

 

業種などはバラバラですが、その時その時に欲しかったビジネススキルを取りに行くことを意識していたので、今となってはオールラウンドにできて、悪く言えば専門性はないですが、なんでも自分ひとりでできるようにはなりました。ただ、僕みたいなタイプは専門性を求められるところでは使い物にならないですし、逆にいろんなことをすることが求められるところには重宝すると思います。

 

広告3年では広告全般が一通りわかるようになりたいと思って支社勤務を希望して、実際自由にいろんなことをさせてもらい。その後のベンチャーでは商品開発とか事業開発に携わらせてもらい。あとは財務だけが全然だなというところで、NPOでは財務を頑張ってやって的な感じで。そんな中途半端な感じでやっていっても留学してキャリアをやり直す準備していたりと。けど、MBA取るにしても経営を浅く広くを経験してしまったので、あまり得策じゃない。何するか。全部自分でいろいろやれる起業だな、という次第でございます。

 

上手いことまとめてやった的な感じでは言っていますが、かなり行き当たりばったりで後付けで肯定している部分もあるので、あまり参考にならないとは思いますが、僕みたいに行き当たりばったりでもなんとかやれる自信がないあなた。まずは企画書を書いて、自社内でできる限りのアクションをし、それでも転職してキャリア積み上げたいなら、1タスクでもこなして片足突っ込んでから考えましょう。それからでも遅くないですし、逆にいうと早くアクションしないとあっという間に年齢重ねて理想のキャリアから離れていきますよ。

 

と、ドヤりましたが、絶賛自分の事業モリモリしているので、僕がどんな事業をつくっていくか興味ある方はクラファンお申込みください^^ ほな

 

心のゆとりと部活動

なんか最近、積極的にいろんな人と会うようにしているんですけど、そんな中でも「なんで、あの人には余裕がないんだろう(心の余裕)」と思ったので書きます。

 

結論から言うと、「自信がないから」になるんですけど、部下から失敗の報告を受けて、部下に対応を押し付けてしまうとか、管理職なんだけど部下から相談がないとか。その人が忙しい時とか、強いプレッシャーにさらされている時は、他者に対して冷たくしてしまうとか。やたら、スケジュールを詰め込んで忙しくしていたりとか。いい会社に就職しなきゃとか。まぁまぁいろんな形の余裕のない事例があるんですけど、なんでなんだろうなと思ったんですよね。

 

んで、割と心に余裕のない状態の事が多い人の特徴とか、その人と話した時の事を思い起こしてみると、大概の場合、自分に自信がなかったり、コンプレックスを抱えていたりする人が多いなぁと思ったんです。そりゃ誰でも、自信があるわけでもないし、コンプレックスがないわけでもないんですけど、「まぁこんなもんでいっか」と自分自信に対して承諾できていない人は心に余裕がなくて、他者に対して冷たかったり、攻撃的になってしまっているんではないかなーと。

 

たとえば、南国の人は北国の人に比べて、楽観的で心にゆとりがある人が多いイメージがありますけど、「こんなもんでいっか」という雰囲気を感じること多いじゃないですか。(僕は勝手にそう思ってるんですけど)あ、自信と心のゆとりの相関関係を書こうとしているのに、かなり脱線しそうなので、この段落はここでやめます。

 

まぁその、アラサーになるにあたり、自分の人生とか、幸せとは何かとかを考える機会が多かったり、まわりも考え始めたりするんですけど、けっこうここで二手に分かれ始めていて、「もう、このままの既定路線の延長線上で生きていければいいや」というAさんと、「いや、まだやり残していることがある。どうしよう」みたいなBさんでまわりも分かれ始めています。

 

ある種、Aさんは現状に満足していて、Bさんは満足していない。満足できている人は、自分に自信があるとまではいかなくても、自分に対して肯定的で、後者は否定的。

 

たぶん、自分はこのままでいいんだとか、ありのままの自分を受け入れることができないんだなと思います。(良いか悪いかの議論は置いておいて)なんで、受け入れられないかというと、まわりの人と比較をしていたり、自分の中で納得のいく人生を歩めていないからであって、言い換えると自分の人生に自信がない。自分の能力やキャパに自信がないからなんだろうなと思います。

 

自分の能力やキャパに自信があれば、どんなことを言われても、冷静に対応できるし。自分の人生に自信があれば、まわりにどんな人がいようと、何くわぬ顔で日々の生活を過ごしていけるし。

 

そんなことを考えていた中で、中学・高校でおこなう部活動って、そんな不満やモヤモヤを救うクッションの役割もあるんだなーと思ったんです。

 

僕は高校で野球3年間頑張った。中学生の頃は吹奏楽やっていました、とか。別に今の仕事はまあまあだけど、小さい頃とか学生の頃に頑張っていた時間が糧となって、お酒の肴にもなって、その人の自己肯定感を支えていることってあるじゃないですか。むしろ、学生時代の部活動がその人のアイデンティティだったりする人も多いじゃないですか。

 

学生時代に何かに打ち込んだという事実というか自信によって、その人のその後の人生の他のことは諦めがつくというか。その分、余分な煩悩や野心なんかに振り回されず、自分とまわりの人の幸せを願いながら過ごせるなーと。

 

意地悪な言い方をすると、学生時代に頑張ったゆえに、その後はあんまり頑張らなくてもいいやという人ばかりだと、よくない部分もあるかもですけど。

 

そんなことを考えると、中学生の頃の坂道ダッシュは、10年後、20年後、30年後の心のゆとりをつくるためのトレーニングなのかもしれませんね。

 

そして、もしも中学高校時代とかに部活動がなかったら、「僕は、私は、○○を頑張ったから、あとの人生は気楽でいいや」と思える機会が減って、なんというか卑屈な人や野心に溢れる人が増えるのかな。

 

部活動には、そんな役割もあったのか、と思った話でした。

ドヤ顔の心理とその理由

東京と群馬の二拠点生活も、もうすこしで3年目に入ろうとしていますが、気づいたことがあったのでここに記したいと思います。

 

群馬はドヤ顔の人が多い。

 

これに気づいたのはいつものように、鈍行で3時間かけて東京から群馬に向かう電車内でのことでした。東京から離れ、群馬に入るにつれて車内の人々の顔が自信に満ち溢れていく。正確にいうと、おしゃれした格好で自信にあふれた表情の中高生が増えていく。ここで、「それは自信とかじゃなくて、おしゃれしている優越感というか嬉しさとか、そういう話だろ」とのツッコミが入るかと思うのですが、それってドヤ顔ですよね。人の表情からその人がどんな感情を抱いているかを推測・読み取るのが僕の趣味なのですが、恵比寿らへんの中高生が休日に少しおしゃれして山手線を乗り換える表情とそれはまたちがうのです。これは中高生に限った話ではなく、大人でも一緒で、何かと商売の話を地方の人とする時にドヤ!で迫られる事が多く、それは東京の大企業の人から高圧的にドヤ!と来られるのとはまた種類がちがうのです。(ただ、ここで大人の場合は東京・地方というよりも、会社員・自営業の差があるかもしれません)

 

とにかく、そんなことを電車内ではっとしたのですが、なんでかなーと考えての結論が、

 

競争にさらされていないから

 

休日にうきうきしている中高生をいじめるつもりなどは全くないのですが、彼らの横に本当にお洒落な同世代の人がいたらどうなのでしょうか。「これがうちの商売だ」とおっしゃる地方の方は東京で商売できるのでしょうか。(批判じゃないですよ笑 疑問です笑)

 

ドヤ顔の心理は、相対的に自分が優位だと感じることに起因することだと思います。もしくは自分を優位に立たせたいときに、そのような表情になる。逆にいうと、自分が相対的に優位だと思えなければ、ドヤ顏の表情は出せない。

 

地方はどうしても人口の母数が少ないゆえに、競争率はいろいろと低いです。ゆえに自分が相対的に優位だと思える環境が整いがちです。マクロな視点だと、日本も同様で、東大だ!といっても世界で40番くらいです。アジアでも4位以下です。

 

ちょっとキレイなだけで高飛車な人多いし。

それに比べて、東京はとてもキレイな人でも自分のレベルを知っているからか、性格もいい人が多い気がします。いや、多いです。地方だとキレイだと需要過多になるので、性格よくする必要もない気がします。

 

ちょっといいクルマ乗るだけで自慢になるし。

ステータスの判断基準がクルマだったりするので、年収とか学歴とかは地方では関係ないというのは上京同窓会あるあるだと思います。

 

ちょっといい学校出たからといって自分優秀だと思ってるし。

そもそもいい学校が地方には少ないことと、いい学校出た人は都会にいることが多いので、学歴無双になれる方が多いようです。

 

 

要は、自分よりすごい人がまわりに少ないから

 

それ自体を否定するわけではなくて、自分が相対的に優位に立てているのはごく限られたエリア、層だけであってそれさえも気づかないでいると、さっと大きいところに覆われてしまいますよ。ということが伝えたい趣旨です。

 

経済的な観点からいうと、もっと地方に競争力を持ってもらわないと(僕は)困るので、自身のポジションを過大評価してしまい、このままでいける!と勘違いされて、その後、逆転されてしまうストーリーを防ぎたいのです。

 

自分に自信が出始めたら、自分よりも優秀な人間を5人並べた方がいいと思います。それでも自分に自信が持てるのか、その道で自分はすごいのか。そんなこと考えると、驕る暇などないと思うんですよね。

 

自分に自信がなくなったら、自分よりも優秀でない人を並べて自分を安心させてあげるといいと思います。頑張れる人だけ頑張ればいいので。

 

予定執筆時間を過ぎたので、今日はここまで。