新年 明けましておめでとうございます。
あけましておめでとうございます。
昨年はシーズン前半、ナカジの台湾でのポイント賞獲得はあれど、勝利数の部分を切り取ると、チーム全員が苦労してなかなか成績の伸びない苦しい期間を過ごしました。
トマのツールド熊野でのステージ優勝を皮切りに、ようやく成績が出はじめたのがシーズン後半でした。
やっぱり我々はツールド熊野なんだなぁと、しみじみ考えさせられるそんな1勝目でした。
もしかするとチームのみんなにとっては、不本意な一年となってしまったかもしれません。
でも我々スタッフは、これに挫けず選手たちを信じて裏方業務を頑張るのみ。
今年もしっかりと手を抜かず、お世話になっている全ての皆様のご期待にお答え出来るよう、全力で挑みます。
キナンサイクリングチームの活動にご期待ください。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
東海シクロクロス IRC tire cup
Photo:Syunsuke FUKUMITSU
我々が日頃からIRCタイヤでお世話になっている井上ゴム工業様から飲食のチケットがもらえてBUCYO Coffeeさんの暖かいコーヒーが飲めちゃう最高のCXレース。
そして雨乞竜己の現役引退レース。
結果は終盤に足がつって、惨敗だったけどファンの皆様や観客の声援に見送られながら最後のレースを走りきました。
キナンサイクリングチームで日本人選手の現役引退を見送るのはこれで5人目。
伊丹健治、中西重智、野中竜馬、中西健児、雨乞竜己
選手の引退にはこれからも自分は立場上、何度も何度も立ち会うんだろう。
毎回、なんと声をかければ良いのか。
いつも照れ隠しで皮肉を言ってしまう。
まぁ、でもとにかく、ただただお疲れ様でしたかな。。。
これにて今年の公式レースが全部終了。
残すところ2019年のチーム活動もわずかになってきました。
12/15には恒例ですが、モリコロパークにてヴェロフェスタinモリコロパークを開催します。
そしてその日の夜にはシーズンエンドパーティーも!
どちらも参加お申し込み受付中です。
年末まで突っ走ります。
最後に。
東海シクロクロス大会関係者の皆様、いつもありがとうございます。
関わってくださった全ての皆様に感謝!
↓ヴェロフェスタinモリコロパーク公式HP
↓シーズンエンドパーティー
熊野古道ヒルクライム2019
昨日はキナン本拠地は熊野エリア、那智勝浦町にて開催された「熊野古道ヒルクライム」参加して来ました。
心配されていた雨も降らずに晴天!
元気いっぱいにスタートしましたが。。。
Photo:Syunsuke FUKUMITSU
(山の神の名に相応しく、神々しい朝日が森本さんを背後から照らす。笑)
全くの運動不足の自分は早々にゆっくりとゴール目指す作戦に切り替えました。汗
辛かった〜。
まぁ、でも下山してからのおもてなしに舌鼓を打って、運動後の心地よい疲労感の中、参加者の皆さんと楽しい時間を過ごすのは、やっぱり最高でした。
今年も無事に走らせてもらえるこの環境に感謝しかありません。
そして恒例、キナンサイクリングチームのメンバーと筧五郎選手、森本誠選手とのトークショーもあり。
Photo:Syunsuke FUKUMITSU
(ギャラリーをステージから撮影する左端の森本さん。笑)
今年も進行役を務めさせて頂きました。
56さんに、最後「このイベント楽しいから好きなんだよ。」って言って頂けてなんだか自分の事のように嬉しかったです。
トークショーの最後には11/24開催の「紀南シーサイドヴェロフェスタ」の告知もさせて頂きました!
紀南シーサイドヴェロフェスタ with KINAN Cycling Team
受付は11/5まで!
ご検討中の皆様、お急ぎください!!!
熊野古道ヒルクライムの開催にご尽力くださった地元スタッフの皆様、開催にあたっての大変な業務、本当にお疲れ様でした。
毎年、参加させてくださりありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。
そしてキナンサイクリングチームの応援もよろしくお願い致します!
ペダルマークで出た結論
行ってきましたよペダルマーク!
愛知県新城市は名古屋からもアクセス良く、奥三河の大自然が溢れる、ファミリーがゆったりとサイクリングを満喫するには持ってこいのロケーションです。
我々キナンサイクリングチームはプレ大会こそ行かなかったものの、記念すべき第一回目から途切れることなくゲスト参加させて頂いています。
中島康晴プロと参加した際には、ペースが早すぎて後半はつらいつらい地獄の武者修行の様になってしまったのは、記憶に新しい。。。現役選手に引きずりまわしの刑に処される私にとっては単なる罰ゲームに近いこのイベント。
ですが!
今年は違うのですよ!
なんと「いなべサイクルターミナル」でレンタサイクル用に導入された、いま流行りの!?「E bike」なる秘密兵器を持ち込んでの参加となりました!
ヘッヘーん。皆さん、E bikeってご存知ですか???
ペダルを漕ぐ際に電気のパワーでペダルに力を加えてくれるアレです!
アシストしてくれるんですよ!
これがあれば、峠で現役選手を置き去りにして山頂トップ通過も夢じゃない?
なんてのは大げさかもしれませんが、そんなことも夢に見ながら、淡い期待を胸に意気揚々と新城市へ乗り込んだわけです。
このイベントは、仲の良いグループやファミリーが一つのチームを組んで、地図とにらめっこしながらポイントを探して、地元の皆様ともコミニュケーションとりながら大自然溢れる新城市でのサイクリングを存分に楽しむことが出来る、フォトロゲイニングの自転車版です。
ということで本来は最高に楽しいイベントなんですが、参加者で唯一、私だけはチームを組む相手が手加減知らずの現役プロ選手ということで、主催者の意図から外れたところを突っ走るキナンサイクリングチーム。こんなゲストで大丈夫か!?
他の参加者の皆様が楽しそうにスタートして行くのを見送り、E bikeでのサイクリング初体験、今年の走行距離6回、7回?(単位が違うのは気にしないで下さい)の私は不安いっぱい。
いよいよスタッフの皆様に見送られながらスタートし。。。お!漕ぎ出し軽い軽い!
アシストしてくれるので、とんでもなく楽チン。
これなら本当に楽勝で今日一日を楽しめるのでは?と嬉しくなったのも束の間。。。
今回の相棒はいなべ市から出向して来てくれている田中さんと、全日本選手権を昨年優勝し、皆様ご存知のとおり日本で一番速い男となった山本元喜プロなんですよ。
平坦区間をたぶん山本元喜選手は鼻歌交じりで時速30kmくらいで巡航はじめると。。。
オーノー!アシストが効かない!
結局ついていくのに必死。
例年と何も変わらん地獄が待っておりましたー。
聞けば山本元喜選手、E bikeを自分でも普段から乗りこなしていてE bikeの弱点を熟知しているそう。
E bikeは最初の加速時のアシストが最大でその後徐々にアシストのパワーが弱まり、時速24kmくらいを超えるとアシストしなくなる!
アシストされないイコール、自分の力で全日本チャンプのペースについて走らなければならず、結局のところ楽じゃない!
今年も結局引きずりまわしの刑にあったペダルマークでした~。
結論
山本元喜はE bikeよりも速い
いや、普通に考えたら当たり前なんですけどね。
まぁ、でもサイクリングはゆっくり走れば楽しいので皆さんもぜひ、機会があれば愛知県新城市まで、遊びに来てください。
特にヘトヘトで食べたこのうどんの美味かったことといったら、もう。最高でした。
こんな自分をゲスト参加させて下さった主催者の皆様、新城市関係者の皆様、本当にありがとうございました。
ゴール後のカムカムソーダ、最高でした。
関わってくださった全ての皆様、お疲れ様でした。
また来年リベンジ!?
ありがとうございました!
大分にて
なかなか更新ができず。。。苦笑
UCI公認国際ロードレース「OITA URBAN CLASSIC」に参加のため、チームのみんなと共にフェリーで大分入りしました。
ジャイフルにて朝食後、作業中。。。
日々の業務に追われて追われて。。。正直なところ逃げ出したくなる日もあります。
たまには何もかも忘れて、バカンスに行って、息抜きをしたいですがもう少しお預けですね。
大分サイクルフェス関係各所の皆様、走らせていただきありがとうございます。
開催にあたっての多大なるご尽力に感謝し、大会盛り上げにキナンサイクリングチームもお役に立てるように頑張ります。
観戦にお越しの皆様におかれましては、熱中症対策などのご準備、お忘れなく。
よろしくお願い致します!
選手として
今回はキナンサイクリングチームが必要とする選手とは?を少し掘り下げてみます。
まず、自分から動いてチーム側にコンタクトをとってもらう必要があります。
それが自分の意思でできるかどうかという点でも本気度を図っています。
プロの厳しい世界で本当にチームに加入したいかどうか、本人の気持ちの強さが競技そのものへの取り組み方にも大きく影響すると考えているからです。
プライドも何もかもかなぐり捨てて、とにかく加入したいという意思をこちらに伝える気持ちの強さをまずは最初の指標としています。
その上で、キナンサイクリングチームで選手として求められる資質を少し抽象的な表現となってしまいますが挙げていきましょう。
競技者として現状よりも向上する気持ちが強いかどうか。
ファンサービスに積極的に取り組めるかどうか。
外国人選手や他の日本人選手とコミュニケーションを取っていけるかどうか。
常に自分を見つめ直す謙虚さがあるかどうか。
何よりもスポンサー企業に対して感謝し、恩返しする姿勢があるかどうか。
こんなところでしょうか。
実はキナンサイクリングチーム側からお声がけして入団を勧めることは、開設初年度こそ行いましたが、2年目以降は行って来ていません。
現在、加入してくれている選手たちは全て自分の意思で、チーム側にコンタクトを取って来てくれた選手たちです。
レースと同じ。
チャンスは自分から掴みに行かなければならない。
これは私の持論でもあります。
ぜひ、行動に移してみてください。
面談には気軽に応じています。
以下、少し将来の展望など。
本来はこう行った入団にかかる業務をエージェントが、中間に立って取り持つのがメジャースポーツでは一般的ですよね。
このスポーツの国内プロの待遇が良くなり、エージェントが仕事として成立する業界を目指して、キナンサイクリングチームはレースにイベントに全力で取り組んでいます。
そんなチーム理念に共感してくれる選手であればなおのこと嬉しいですね。
今日はここまで。
ようやく
随分とあきましたねぇ。
今回は日本におけるサイクルロードレースの立ち位置というか、置かれている環境について、僕個人がどう考えているか少し触れてみたいと思います。
プロ選手。
響は華やかですが、現実は違います。
街ゆく人々にサイクルロードレースのプロ選手って知っていますか???と訪ねても残念ながらまだまだプロ野球選手やサッカー選手ほど認知はされていません。
先日、イチロー選手の引退が大々的に取り上げられていましたが、残念ながらサイクルロードレースの選手であそこまで特集を組んでもらえる選手は皆無でしょう。
プロ選手として認知され注目してもらえるメジャースポーツとは違い、まだまだ業界全体が一般の人々に認知される為の努力をしなければならない状態です。というか今までと同じではなく、今までよりももっともっと一般の人々に認知される為の努力を継続し続けなければ、自転車競技には衰退の未来しか待っていないんです。
まぁ、何をもって衰退or発展とするのかの議論はここでは割愛しますね。
「若いみなさんが憧れるサイクルロードレースのプロ選手を想像してみてください」というとまず最初に上がってくる名前は本場ヨーロッパの選手たちではないでしょうか?
サガンやフルームといった有名な選手に憧れるのは自然な流れでしょう。
ヨーロッパ神話(皮肉も含めてこう表現します)
一部では本場のヨーロッパで通用しないならば競技なんか辞めてしまえなんていう考え方も聞いたりします。
潔くて素晴らしい考え方かもしれません。
しかし、日本のサイクルロードレースの未来、業界の未来を考えた時にもしもそのまま競技を辞めて全く別の(自転車とは縁も所縁も無い)業界に行ってしまったら。。。
そんな勿体無いことはないと考えています。
それぞれがそれぞれの人生を歩む権利が、自由に選択できる権利がありますので、こちらからとやかくいうことはできませんが、それでもそういった全く違う世界に旅立って行った選手も多く見てきました。
個人的にはそんな流れではなく、この業界にそのまま留まって素晴らしい経験を次の世代につないでいける、そんな業界にとって有難い流れがもっともっと増えていくことを願っています。
なぜってこれから日本人の誰も経験したことのない、人口減の時代がやってくるんです。
全てのスポーツ間で子供の取り合いが、すでに始まっているんです。
いかに優秀な人材がこの業界に入ってきてくれるか?留まってくれるか?
サイクルスポーツの業界全体で真剣に取り組んでいかなければなりません。
今日はここまで。
次回はキナンサイクリングチームが必要としているプロ選手のあり方について触れていこうと思います。