ポール・サイモンの魅力
ポール・サイモンの音楽が好きだ
高校のときから
10代の後半に聴いた曲を
人は生涯好きになると言うけど
ホントかもしれない
ガーファンクルとのデュオ
「サイモンとガーファンクル」もいいけど
その原点はサイモンの音楽性だ
魅力の一つ目、詩のパワー
歌手じゃなく詩人ですね
英語の苦手なら、気に入った曲を見つけて
楽しみながら意味を理解すると英語も上達します
ボクも高校時代、詞の意味もよくわからず聴いているうちに
いつの間にか英語の響きが脳に刷り込まました
英語を使えるようになったきっかけでもあります。
そうそう、
ボクの好きな建築家のフランクロイドライトを知ったのも彼の曲です。
◎スカボロフェア
Simon & Garfunkel - Scarborough Fair (Full Version) Lyrics - YouTube
繰り返しが、たまりませんね
◎ダングリングカンバセーション
The Dangling Conversation - Simon & Garfunkel - YouTube
ロバート・フロストを知ったのはこの曲でした
たぶんサイモンは詩も好きなんでしょうね
◎サウンドオブサイレンス
SIMON & GARFUNKEL - Sound of silence (1967 Live) - YouTube
◎4月になれば彼女は
Simon & Garfunkel - April Come She Will (Lyrics) - YouTube
アコースティックな楽器構成だと詞が引き立ちます。
最後の曲は一番好きかな、
えーコピーして今でも弾けます。
2つ目の魅力、都会的なメロディとリズム
スチール弦のギターを効かせて
シンプルなのに美しい音を作っています
高校1年のときこれらを聴いて
姉のナイロン弦のアコギでは満足できず
バイトしてヤマハのフォークギターを買いました
◎ニューヨークの少年
The Only Living Boy in New York (The Simon & Garfunkel Story) - YouTube
いやーキレイですね、ギターを弾きたくなります。
◎明日にかける橋
Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋) - Simon & Garfunkel - 訳詞付き - YouTube
歌詞もいいですね
高校時代何度きいたことでしょう!
◎ボクサー
Simon & Garfunkel - The Boxer (from The Concert in Central Park) - YouTube
歌詞と音のマッチングがいいですね
3つめの魅力、知的な声
デュオの相手のアート・ガーファンクルの歌声は有名です
でもボクはポールの知的な声と英語が好きです。
詩人の声ですね。
かれらはブルックリンの出身
ちょっとクセがある発音がまた都会的でステキ
あーブルックリン行ったこと無い
ゼッタイ今度いこっと
◎キャシーの歌
Simon and Garfunkel - Kathy's Song (live 1969) - YouTube
どうです!
◎ ハーツアンドボーン
Hearts and Bones-Paul Simon [On-Screen Lyrics; HD] - YouTube
メロディーもギターも、きれいですね。
あまりエレキの効いた曲は好きでは無いです。
一度しかいったことないけど、
ニューヨークの都会の空気がしてきて最高です。
最後に
パートナーのアート・ガーファンクルと
故郷のブルックリンを歌った曲をきいてください。
◎my little town
My Little Town (High Fidelity) Simon and Garfunkel - YouTube
サイモンの音楽を知らなかったら
ボクの人生は2割ほどつまらなかったんじゃないかと思います。
(写真はポールの曲を真似してるボク↓)
自己紹介
小川康夫
埼玉県出身 てんびん座
◼家族:妻、母、息子2人は成人
◼言葉:樫の大木も小さなドングリから
◼場所:ヨセミテ国立公園、奥日光
◼音家:ポールサイモン、モーツアルト
◼作家:浅田次郎、司馬遼太郎
◼映画:男はつらいよ第17作、サイドウェイズ、セイントオブウーマン、サイン、プロヴァンスの贈り物、ラストサムライ、フィールドオブドリームズ
◼俳優:ロバートデニーロ、メルギブソン、ジョディフォスター、鈴木京香、倍賞千恵子
◼スポーツ:テニス、スキー
◼仕事:栄養学、分子生物学、解剖学、社会、経済、歴史を総合的に学び人の健康(身体、心、サイフ)に役立つこと
◼趣味:ぶらり旅、古いシトロエン、ギター弾き語り、読書(注1−3)
注1: 予定を細かく立てる旅はつまらない。出かけた先で見つける場所、面白い人、歴史、景色にワクワクする。
注2: ボクが古いフランス車が好きなのは、周りを見下す「どうだ!」感がなく、ショボさの中に「驚き」が隠されているから。安ワインがめちゃウマだった感激と同じ!?
注3: 1970年代のフォークミュージックが好き。ポール・サイモン、吉田拓郎、フォークル、かぐや姫など。ときどきライブにも参加します。
ボクが姫路城より竜野に行きたかったワケ
在来線にあと20分も乗れば世界遺産で
国宝の姫路城がある
それにくらべ竜野は閑散としてて
観光地として人気度は比べものにならない
でもボクはだんぜん竜野に行きたかった
竜野のほうが絶対ステキだと思った
なぜなのか?
「喜びの美、滅びの美」という本がある
外村吉之介(民藝活動家)の著書だ
外村さんが言う「喜びの美」とは、
仕事する道具や人が作り出す美しさだ
農家の物置に並んだカゴと鍬
古民家の板塀、土蔵の白壁
これらが持つ素朴な美しさは
自らの優位性を誇示するためのものではない
用のため、何かに役立つため
無駄をなくしたものだけが持つ
働き者の喜びの美だ
これに対して
外村さんの言う「滅びの美」とは
用のために作られたとしても
自らのユニークさや優位性を他者に誇示するため
装飾に重きを置いたモノや生き方のもつ美だ
王や貴族ための金銀を散りばめた道具や
豪華な衣類や食事だ
自らを他より高く見せようとしている時点で、
卑しさを感じてしまう
実はこの2つの違いは、生き方にも
同じようにあてはまる
人に役に立つために
学び努力している人の持つ自然な輝きと
人から立派に見られるため
がんばっている人のもつ怪しい輝きだ
話を竜野に戻す
竜野は板塀と漆喰の町人の町だ
働くもののために作られた家々だ
そこには日本の原風景がある
キンキラな殿様デザインは似合わない
ボクが竜野を知ったのは19歳のときだった
映画男はつらいよ、寅次郎夕焼け小焼けを観た
竜野の町並の美しさ
学歴やステイタスを超越した人の喜び
喜びの美滅びの美は知らなかったけど
山田洋次監督の世界観に共鳴した
一度訪れたいと思いつづけ
40年越しの願いがかなった
山田洋次の監督作品は
貴族や上流階級のための美しさを愛でない
それどころかステイタスや学歴を偏重する生き方に
疑問を投げかける
ほんとうの美しさとか価値がどこにあるのか
考えさせてくれるのだ
ボクもたまには
上等な食事や宿に喜ぶこともあるけど
本当の喜びはもっと目立たないところにあることを
わすれたくない
やっぱり竜野は綺麗だった
たいした土産物屋もレストランもないけど
喜びの美があった
すれ違う子どもも大人も
素直にボクに挨拶をしてくれた
映画にも出た梅玉旅館の皆さんも
喜びの美の心にあふれていた
在来線で竜野を発って姫路で新幹線に乗った
姫路駅は外国人もたくさんいて
それはすごい賑わいだった
竜野の思い出を大切に持ち帰りたくて
姫路城は遠くから拝んで家路についた
最高のふたり
フランス映画なんてあんまり観ないのですが
これはよかった
気分のよさと行ったら
今まで観た映画で10本に入るかもしれない
貧乏なドリスが、
障害者で大金持ちのフィリップの世話係になる
ドリスはフィリップが金持ちだとか障害者だとか
ぜんぜん気を使わず対等に付き合う
そんなことされたことなかったフィリップは
だんだんドリスを友人として見るようになる
ある日、金持ち仲間から
「あいつはガラが良くないからクビにしたほうがいいよ」
という忠告を受けるがフィリップはあっさり無視する
イイですねねー、ここ
こうありたいと思いますよ。
別にボクは大金持ちでもないけど
ニュートラルに自分の視点で人とかかわりたい
金持ちとか
障害があるとか
肌の色や宗教の違いとかを乗り越えて
だんだん観ているうちに
これ実話だったんじゃないかと思ったら
やっぱりそうでした。
ますます気に入りました。
さりげなく出て来るパリの町並みや
アルプスの景色もすてきです。
ドリス役のオマール・シー
いい俳優ですね
2011年、ヨーロッパで大ヒットしたのもうなずける。
あーちょっとパリまで出かけたくなる映画でした。
大きなお世話、に拍手
出発が遅れた飛行機の中、北海道出身の歌手が歌を唄った。機内の空気がフワッと明るくなった。
「大きなお世話」をしてくれた歌手と、それを許可したクルーに、ボクは拍手を送る。
世の中は放っておくと砂漠になる。シホンシュギ経済は、すべての物事を商品として飲み込んでいく。つまり、なんでも値札がつけられていくのだ。
誰も1人では生きられない。お互いさまだ。人のつながりが社会という場の「主役」だ。本来、お金はそれをスムースにする「脇役」だ。
ところが、マルクスが予言したとおり、シホンシュギという猛烈なパワーが、お金をすべての「主役」に祭り上げてもいく。
おかげでボクたちの頭にはいつもお金のことだらけだ。人生と人間関係のためのお金ではなく、お金のための人生と人間関係になるのだ。
だから社会を砂漠にしないために、たまには皆んなでブレーキをかけなければいけない。シホンシュギの代わりはまだ見つからないのだから。
歌ってもイラついても、だれにも一銭の得にもならない。その代わり何百万人もの人の心に、「お互いさまだ、いい人生にしよう」と伝わった。
明日はボクもなにか小さな「お互いさま」をやれたらと思う。(マニラなう)
夏休みはおへだらで
夏休みが好きだった
「おへだら」ができるから
おヘダラというのは多摩地方の方言で
「くだらないこと」という意味だ
学校は休み
うちの親は忙しいから勝手放題
自分の好奇心を
そのまま爆発させる自由な時間があった
夏休みは
おヘダラがやり放題だった
ザリガニが捕れる場所を探したり
デタラメ工作を始めたり
家の物置を研究所に作り替えたり
実はおへだらには
ミラクルが隠れている
ボクのアメリカ留学のチャンスだって
悪友が教えてくれたし
今やってるビジネスだって
おへだらパーティー仲間が教えてくれた
教育者のみなさん
夏休み宿題なんか出すのやめて
子どもを好きに遊ばせよう
(でも毎年宿題が残って地獄だったなー)