【感想】アウトプット大全
この本を買ったのはつまらない理由からだ。
転職活動で遠出して、さぁ帰るぞというタイミングでスマホがバッテリー切れしたので暇つぶしのために買ったのだ。
たまたま買ったこの本は優秀な自己啓発本だった。
もしかすると私の今後の人生を変える力を発揮するかもしれない。
実際に今こうしてエントリーしているのは、この本に感化されたためである。
この本が教えてくれたのは、大きく2つに分けられる。
- 経験則に基づく自身の習慣・考えに対する脳科学、精神医学等からの裏付け
- すぐに取り入れることの出来る効果の高い行動
1.経験則に基づく自身の習慣・考えに対する脳科学、精神医学等からの裏付け
例えば、
〇経験則
書いて覚えた方が効率がいい
〇医学からの裏付け
「書く」ことで、脳幹網様体賦活系(RAS、Reticular Activating System)が刺激されるからです。~中略~RASを刺激する最も簡単な方法が「書く」ということ。(脳科学からの裏付け)
2.すぐに取り入れることの出来る効果の高い行動
例えば、
脳に「側坐核」という部位があります。~中略~この側坐核神経細胞は、「ある程度の強さ」の刺激がこないと活動を始めません。その必要時間はたったの5分です。側坐核は脳の「やる気スイッチ」です。「とりあえず作業を始める」ことで、やる気スイッチがオンになって、側坐核が自己興奮して本格的な「やる気」が出るのです。
上記のような内容が80点も紹介されており、そのうち10点近くを自身に取り入れようと考えている。
この本は文章が読みやすく、要点がイラストでまとめられている。
中学生からビジネスマンまで幅広く役立てられると思うので、一読することをお勧めする。
【感想】硫黄島からの手紙
mixiより転載 (記載日:2012年08月14日)
父親たちの星条旗を見た上で、
別方向から硫黄島の戦いを描いたこの作品を鑑賞しました。
ちなみに、二宮君が出演していたことに気づいたのは今です。
それだけ、役にハマってたってことですね。
結論から言うと、戦争モノはやはり嫌い。
見ていて日本人がバタバタバタバタバタバタバタバタ死んでいくのは、気が病む。
自決の意味というものについては、新しい理解を得られた。
作中において、「死後靖国であおう」とのセリフが有りました。
靖国神社とは、戦争で死ぬ人を神として祀るために用意された神社だそうです。
「天皇陛下万歳」とは別に自決に向かう思考もあったのですね。
そういうことを知ってしまうと、
日本の首相が靖国参拝する度に、
日本のマスコミがガーガー言うのは、
戦争被害者全員につばを吐くような行為なんじゃないかと思える。
あと、靖国神社にはA級戦犯が祀られているって連呼してるけど、
戦死者全てが祀られていることに等しいという話は聞いた記憶が無い。
話がそれてきた。。
映画を見て、重ーい1つの考えが頭に張り付いた。
「今現在自分が生きている世の中を作った過去の歴史に対して、無知・無興味であるということは、先人の人生に泥を塗る行為であり、恥ずべきことである。」
このことは大事にして生きたいと思う。
しかし、クリント・イーストウッドの映画って、全てがヘビー級だよね。
迂闊に鑑賞できないね。これも教訓(笑
【感想】父親たちの星条旗
mixiより転載 (記載日:2012年07月15日)
クリント・イーストウッドの作品はやはり重厚だ。
親父の大好きな戦争モノだが、
その影響が悪い方に傾いたようで、
俺はまったく興味を持っていなかった。
小学校の頃にも、戦争を体験した祖父、祖母から話を聞いて来いと、
課題が出た頃も興味がなかった。
今でもそうだ。興味なしだ。
戦争モノが好きな人に何がいいのか教えて欲しいものだ。
まぁ人が好きなモノに対して、「何が面白いの?」とは聞きづらいので、
聞ける機会があるかどうかは怪しいものだ。
さて、映画のレビューなので、そちらを書かねば。。
この映画は史実のようだ。
銃弾を受けても、耐えて耐えて最後には敵を倒すタフなソルジャー!
一発の銃弾も当たることなく、ロケットランチャーで敵を吹き飛ばす筋肉隆々の男!
戦場に咲く一輪の花のような可憐な女性。
そんなものは一切でない(´・ω・`)
血なまぐさい戦場で戦う兵士、
戦争後のトラウマ、自責の念に苦しむ兵士、
兵士を英雄ともてはやし、芸能人にあったかのように喜ぶ人々、
安全な地から兵士を金のなる木のように扱う政治家、
うんざりするようなエゴイスティックな戦争の一面にスポットライトを当てたのが、
この映画である。
この映画は史実だそうだ。
強いメッセージ性を持った映画なので、
見ることで考えさせられた。
この作品を裏側から描いた「硫黄島からの手紙」も見てみたいと思う。
興味無しの戦争モノだが、その時にもう一度自分の考えをまとめてみたい。
【感想】時計じかけのオレンジ
mixiより転載 (記載日:2012年11月27日)
とうとう見ました。
スタンリー・キューブリックは未来人だな。
1971年公開の作品なのに、2012年現在の時点でも映像表現が色あせた感じがない。
むしろ近未来的世界観。
なんで?理解できない。
未来人だから?うん納得行く。
つまり、スタンリー・キューブリックは未来人だ。
社会的メッセージ性は強いけど、
どうも人として浅いせいか、そっち方面は理解が浅い・・
胸糞わるい暴力とブラックな笑い、
モダンアーティストの作品内に迷い込んだかのような映像表現、
知的で社交的でシリアルキラーな主人公、
思い返すと、強烈なテイストがこれでもかというほどつめ込まれた作品だな。
キューブリックが天才的すぎてついて行けないと感じざるを得ない。
【感想】海の上のピアニスト
mixiより転載 (記載日:2012年07月16日)
切なくも美しい映画でした。
映画に関する前知識として持っていたのは、
・評判が良いこと
・船の上で産まれて死ぬまでを船で過ごした男の話しであること
これだけ。
不要な先入観を持たず、
人の意見に惑わされず、
自分の感性一つだけ持って、
この素晴らしい映画を見れてよかった。
振り返ればコロコロと印象の変わった映画だった。
・冒頭の「誰もが彼女を振り返る」とナレーションするシーン。
ここでは洒落っ気のあるセンスの良い映画と感じた。
・子供時代のドロドロ真っ黒な幼少期のシーン。
正直この環境で育った主人公がロクな人間にならないと感じた。
・嵐の航海におけるピアノ演奏シーン
すごい映像と音楽。このシーン考えた奴は天才以外の何物でもないと、心打たれた。
美しい映像を魅せてくれる映画なのかなと思った。
・ウェットでユーモアたっぷりな話をしたり、周囲の人間の人生を即興で演奏にしたり、魅力的な青年に成長した主人公を魅せるシーン
主人公の天才性には、現実を超えて神秘性まで感じられる程であり、私はただただ感嘆するのみだった。
・ジャズを作った男とのピアノバトル(作中でもそう言ってたw)では、美しいメロディに癒されていたと思ったら、決着の時には興奮に包まれ、私の心は揉みくちゃにされたかのようだった。
波に揺られるように美しいメロディに身を任せる映画なのかと思わされた。
・レコードに録音する場面では、美しい女性とそれに惹かれる主人公の内面を奏でるメロディには、素敵なメロディに合わせた恋の結末を見せてる映画なのかと思った。
・主人公の不器用すぎる恋愛のアプローチには、この男性が船の中でしか生きてきていないことを思い出させた。
・主人公が船を降りようとするシーンで、この映画が船上で人生を送る男の映画であると理解した。
・暗闇の中、陸に降り立てなかった理由を独白するシーンでは、お前の人生はどうなのか?とメッセージを投げかけられたようだった。
映画に対する印象、イメージは二転三転四転五転した。
2時間強の映画だが、一人の男性の人生を味わったのだ。非常に長いこと見ていたような気がする。
思うことが1つある。
・廃船の中に現れた彼は生きていなかったであろう。
彼は戦争中に船の中で死んでしまったんだと思う。
でなくちゃ余りに辛すぎる。そうに違いないし、そう出会った欲しい。
稀に見る長文になったけど、そろそろオシマイにしようと思う。
素晴らしい映画に出会えたことに感謝をし、
また素敵な出会いがあることを願っています。