イリーナ・スルツカヤに魅せられて

アテネ・オリンピックのフィギアスケート女子シングルスで優勝が有力視されていたイリーナ・スルツカヤは今シーズンのグランプリ・シリーズでみせた力を出し切ることができずに3位に終わった。
テレビで彼女の姿を見て僕はすっかり魅せられてしまった。大人の表情と、ときおりみせるかわいい仕草。散々なできだったフリースケーティングのスコアが表示されると、あちゃーっと頭を抱えてみせて、すぐに「しょうがないわね」と笑顔をみせてくれた。

何が起こるか分からない。それがフィギュア。それがこのスポーツなの


荒川静香のオーソドックスは演技も王道をいっているし、村主章枝は演劇のエッセンスをフィギアスケートに持ち込んだエポックメイカーだと思う。フィギアは面白い。オリンピック・イヤーだけでなく、もう少しメディアが取り上げてくれるといいのに。