図書館における「分煙」的なもの

なんかもうお久しぶりです。私とこのBlogのこと覚えてる人いるんでしょうかw

昨年だったか、久しぶりに実家近くの市立図書館と県立図書館に行ったら、「分煙」的な試みがされていました。タバコじゃなくて、学生の受験・テスト勉強スペースなんですが。

私の高校時代は、県立図書館の方はほとんどのスペース(書架周りなど)は学生の勉強が可能になっており、一部隔離された部屋(定員20〜30人位)が、閲覧専用の部屋になっていました。市立図書館は、そもそも受験・テスト勉強は不可だったと記憶しています。

ところが昨年訪れたところ、県立図書館は勉強する学生がかつての閲覧用の部屋に隔離され、書架周りの多くのスペースが閲覧専用なっていました。市立図書館はというと、かつてハイビジョンシアターなるものが設置されていた部屋が、学生の勉強用スペースとなっていました。

学生の勉強用スペースを公共図書館に設けるべきかどうかはとりあえず置いておきますが、この2館の「分煙」を見て、近い将来別の観点で「分煙」が行われるのではないかと感じました。

あれです。ちょっと前に流行ったラーニングコモンズです。*1LCは大学図書館の話ですが、LCがもし一般的なものになって学生に普及したとしても、「従来の静かで重厚なイメージの図書館」を望む人は少なからず存在するわけで、「コーヒーを片手に、他の人とディスカッションしたりする」スペースと「静かに資料を探したり閲覧したりする場」は両方利用者のニーズとして存在するわけです。

そして、そのスペースをどう割り振るのかが、その図書館が知識創出というミッションを果たすためのアプローチと直結してくるのではないかと思っています。


次は、「『図書館』のイメージ」について書こうかと思います。

*1:筑波大の春日LCってどうなったのかしら

図書館史への興味[図書館]

 またふつふつと沸いてきた。一般企業に就職予定なので、ライフワーク的な感じで出来ると素敵。「図書館事業基本法」周りの話なんて、とても素敵ですよね。最近の話も香ばしくて好きですが。ゴシップ的な楽しみ方でスミマセン。
 そういや、最近某氏がレポート用に借りてきた、昭和25年発行の学校図書館に関する本をちょっと読んだんですよ。金が足りない学校図書館は、ミカン箱で本棚を作ったり、生徒に新聞紙を持ってこさせて紙袋を作って近隣の商店に売ったり、生徒を近隣の商店などで体験学習させてその謝礼金を図書費にまわしたり、遠足のお菓子を生徒に我慢させて自主的に図書館に寄付させる運動をさせると良いということでした。あとはまあ、今課題として言われてることがそのまま書かれてました。変わってないってことですよね。わかります。

色々とすみません[Shizuku]

 このBlogも更新するとか言ってましたし、Shizukuの方も動画Upするとか方々で言っておきながら出来てなくてスミマセン・・・。id:kunimiyaの卒研の着手発表(7月3日)までには公開します、と言っておきます。自分で自分を追い詰めないと行動しないんですよorz個人的にShizukuガジェット作ったりしてるので、そっち公開できると面白いかとも思ってます。最近は図書館ブロガーの方達の話題にも乗り遅れてる感じで、ぼちぼち復帰したいなと。
 ちなみに着手は叩かれました。「実装何それ美味しいの?」の精神だったので、あらかた予想はしてましたが。中間発表でシステム見せて見返してやれ、と先生から指令が降りたので頑張ります。

誰も研究室にいないんだぜ

 今日は、研究室にほとんど人が来ませんでした。*1着手発表近いんですが、僕は大丈夫でしょうか?(ぁ

[080519追記]
 ココロちゃんに「発表って面白いんですか?」と聞かれた。多分、聞く方だと面白いと思います。発表する方は胃が痛くなります。

*1:id:milkyaと先生だけ。id:milkyaのプレゼンを見てて、やっぱり上手いなと感心した。

ココロちゃんを張り付けてみた

 ブログ妖精ココロちゃんを飼ってみました。*1ちょっと容姿とか言動とか狙い過ぎなんじゃないかと思いますが*2、図情生として興味を持つのは健全だと思います。カスタマイズできると、他のユーザの"ココロちゃん"との差別化が図れていいんじゃないかなとか。
 みなさんココロちゃんをクリックして、ハアハアしてコミュニケーションを取ってみて下さい。

 …これのがまじゃんぱー先生バージョンがあったら面白いですよ?

*1:語弊があるな…。

*2:寝てる時にクリックすると「だめ…です…」とか発言する

『相棒』

 研究しろよという話ですよね。*1論文読んでます。情報工学の分野の論文なんて、1年前は読むことになるなんて思ってもいませんでした。割と読んでると面白いのは面白いです。よくわからないときにid:kunimiyaに質問すると、哲学の話に結びついて答えが返ってくるんですが、それはそれで面白いです。
 それはそうと、最近昼に再放送で『相棒』というドラマをやってるのでたまに見てるんですが、あれって4年前に図書館に関する描写で問題になってたんですね。まだ僕が大学受験で追い込みをかけてた頃です。
 『相棒〜3rd Season』の第7回「夢を喰う女」で、世田谷南図書館(架空の図書館)の司書が閲覧者の個人情報を捜査令状なしに警察に閲覧させたことが問題になったようです。で、日本図書館協会なんかが抗議したらしく、それについてのテレ朝の対応が以下の通りです。

JLAメールマガジン 第234号 図書館会ニュース「司書が個人情報もらすドラマ −テレビ朝日に事情を聴く」
この番組の再放送はしない、地方の局などに販売はしない、DVDで商品化する際は撮りなおすなどストーリーを変える、局のホームページで内容が適切ではなかったことを明らかにする、などの表明があった。

 で、思ったんですよ。対応やりすぎなんじゃないかなぁと。いや、だって最近起こった『島根県安来市の郷土史、図書館に異例の削除要請』のときの図書館界の反応と大分違うなぁと。相棒の件はテレ朝の自主規制でしょうが、結果的に国民が『相棒〜3rd Season』の第七話を見ることは、ほぼ不可能になったわけで。『図書館の自由に関する宣言』の精神とは反するような気がするんですけどどうでしょう。「そこまでせんでもいいですよー」とか言う人はいなかったんだろうか。まあ、テレビ局側が慎重になっただけかもしれないのでなんとも言えないですが。

*1:個人情報云々はShizukuと微妙に関わりがあるんですが、今回の論旨とは異なるので