劇場版SHIROBAKOの感想

この記事はSHIROBAKO Advent Calendar 2020 24日目の記事です。

ちなみに過去のSHIROBAKO Advent Calendar 2019では19話で特に分かる矢野さんの凄さという記事も書いています。

劇場版SHIROBAKO見に行った

劇場版が2020年2月末公開で、たしかその日は用事があったんで2020年3月1日に観に行ってました。場所は池袋グランドシネマサンシャイン

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開始前の館内

やっぱりコロナという時節柄、観に行くかはかなり迷いました。 今回はその劇場版の感想を中心に書いておきたいと思っています。

コロナ禍の3月、 劇場に行くのはだいぶ悩んだんですけども、 まずテレビシリーズから数年して続編を作ってくれるというのはありがたいです。 本当にありがたい。まずはそこに感謝です。

ぼくがちゃんとけじめをつけて退く、それが条件だったからね

ムサニの元社長、丸川さんについて

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(c)2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

劇場版SHIROBAKOでのムサニは、アニメの製作を発注元のトラップ社との契約なしに開始してしまい、結果その企画がなくなることにより制作費用をすべて負債としてしまうのです。製作していたアニメのタイムヒポポタマスは8話まで作画インしていたということで、 その業界のことを知らなくてもかなり進んでいることが分かります。

付き合いの長いメーカーだったし、ツーピースもヒットしていたので、どこか満身していたんだろうね

ではなぜ契約なしに仕事を始めてしまったのかというのは、 丸川社長の口から「付き合いの長いメーカーだったし、ツーピースもヒットしていたので、どこか満身していたんだろうね」という台詞があって、 まあそれはそうなんでしょうね。 ただ、契約をするまえにリスクを取って仕事をする真意は満身ではなく、 やっぱりスケジュールを懸念していたことが原因でしょう。 アニメシリーズ版でも明らかにスケジュールが逼迫していて、ムサニはブラック企業になっていました。 しかし丸川社長ができることはなくて、からあげを作ったりカレーを作ることしかできない。 丸川社長は昔は制作進行という職種についていたので、 料理をする以外でも実は実務的にサポートできなくなはいのですよね。 それはアニメシリーズ版では明らかになるんですが、 やっぱり制作進行の仕事のやり方って時代によって違うから今の時代のやり方はできないと予想はします。 それもあり、 彼はアニメを作る会社を経営することが役割ではあるけど、 そのみんなでアニメーションをつくるというやりたい事の副作用として、会社が完全にブラック企業化してしまっている。 これは彼にとってめちゃくちゃなジレンマなんだろうと思います。 だから彼にしかできない方法でこの問題を解決しようとしてしまった。 それが契約前のスタートダッシュなわけですね。

しかし発注する会社側で企画が進んでなかった上にポシャってしまう、めちゃくちゃな話ですがこれリアリティ感じますよね。 こういった企画の中止はアニメ制作だけのリアリティじゃなくてソフトウェア開発業界でももちろんありえます。

ムサニ史上最高最良のスケジュールでした

閑話休題、 劇中宮森から丸川元社長へ「ムサニ史上最高最良のスケジュールでした」という台詞があるんですが、 これ実際にやったらかなり皮肉にも聞こえます。 適切な契約を結んでスタートするという常識を守ってない博打なんだからそりゃ史上最高のスケジュールになるだろって、 その常識はずれをやって大負債じゃろがいってなもんです。

そしてこの決断は丸川社長が社長職を降りることで負債をどうにかすることになったわけですね。 直接的にどういった金策だったのかは分からないんですが、 「ぼくがちゃんとけじめをつけて退く、それが条件だったからね」という台詞があり、 どこかしらから資金援助を得て会社の倒産を免れることになったんでしょう。

でもねー、その交渉をもうちょっとうまくできんかったんだろうか、 丸川社長がいなくなったムサニではナベPが社長になり、 劇場版ではこのナベPの無能化が激しいのです。 いわゆる「ピーターの法則」ってやつではないでしょうか?。 これは優秀な部分があるから出世してしまうが、 出世した場合の役割とナベPの能力は活かされていないんだろうと思います。 そのことは単に組織内での人材育成不足だったのも感じるところです。 だから興津さんがやった方が良さそうなんだけど、 興津さんへの負荷が高すぎになるからお願いすることもできないでしょうから難しい話です。

なので、 こういうとき本田さんがいれば...落合さんがいれば...などと思ってしまいますよね。 結果論ですが私の考えとしては運営手段としての契約前のスタートダッシュというのは間違いで、 人材不足、 交渉不足が目に見えてるように思えました。

共同制作に名前乗っけて元請けになりたいんじゃない?権利は総取り?

ナベP社長についてもっと考えてみます(本当は渡辺社長もしくはナベ社長の方が正しいかもしれませんが、役職があだ名になってる人に対して、役職が変わった際も昔の役職+新しい役職で呼ぶのが愛称っぽくて私はものすごく好きなんです)。

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(c)2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

ナベP社長はげ〜ぺ〜う〜社とのやりとりでまともに仕事してない上に、 相手の要求を勝手に推測して話をややこしくしてるんですよね。

ウェスタンデジタル社の葛城Pがげ〜ぺ〜う〜から呼び出されてSIVAの権利を主張されたあと、ナベP社長は勝手に推測します。

  • 「共同制作に名前乗っけて元請けになりたいんじゃない?権利は総取り?」
  • 「一方的に降ろされたからやらないとは言ってないのにと言われたら、こっちが悪役になる」

いやいや、宮森に話す前に前提がどうなってるかちゃんと整理せず勝手な想定を進めすぎでしょナベPシャチョー!!。 このシーンは視聴者への説明なんでしょうけどテレビ版のタカナシタロー並にやばいです。 話を勝手に大きくして不要に社員を不安にさせてる。

このシーンが本当にやばいのは、 げ〜ぺ〜う〜の社長と直接話している葛城Pだけが本当の要求を知っていてそれに対して解決策を考えるべきなのに、 ナベP社長が勝手に新キャラ宮井の質問に答えてしまったりしているのです。 視聴者からするとめっちゃモヤモヤする。

しかも葛城Pはそんな大事な話を新宿の喫茶店で話すって一体どんな心境なのかと。 ちょっと謝りたいことがあるんで新宿のいつもの喫茶店来てもらえませんか?つって宮森を呼び出したんかい邪魔しとるやん。 こういうとき、 葛城Pと宮井はムサニ行って説明すべきだと感じます。 そして行きながら宮井に事前に説明しておくべきなのに、 あの場で宮井への連絡も兼ねてしまっている、 めちゃくちゃ悪い会議のやり方です。

そしてその喫茶店で葛城Pは「法務に相談してる」っていうセリフが喫茶店であるんですね、 法務部がある大きさのメーカーなのかウエスタンエンタテインメント!? なのにいつも喫茶店で大事な打ち合わせしてるんかいっていうのも気になるところです。

それはともかく、ちなみに宮森が大ショックを受けて歩いてるのは中央線武蔵境の浄水場あたりですね。

他にも劇場版SHIROBAKOは吉祥寺方面や杉並の街が背景になってるのが良いです。

また話脱線しますが、 最後にげ〜ぺ〜う〜を出るシーンでは<MITAKA FC>というのぼりや、 <三鷹整骨院>という店があることから、 三鷹に社屋があることもわかります。 つまりげ〜ぺ〜う〜はムサニと近い場所にあるだろうに、 ウェスタンデジタルがある新宿から葛城Pが行くのはげ〜ぺ〜う〜です。 ムサニを呼び出すのは新宿の喫茶店。 すごく不思議です。

だから作ったでしょーがちゃんとぉ!

最後にげ〜ぺ〜う〜社長さんについて考えます

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(c)2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

劇場版最大の謎、げ〜ぺ〜う〜社長の言ってることを整理してみましょうか

  • 契約書を反故にしていいわけないでしょ
  • 契約書に押印してないがすでに二者間で合意できたからこそ書類があるわけで印鑑がないから商習慣上いかないんじゃないですかね
  • おまけに公的(こうてき?)に製作が発表されオフィシャルサイトも置かれてたのに何の権利もないと?あこぎじゃありませんかね?
  • 絵コンテ4枚が作成したでしょーが

要求としてはっきりと何をしてほしいとは言ってないんですよね。 はっきりと何かを要求するわけじゃなく相手が勝手に折れてなにかしてくれることを期待している。 そのために勝手に忖度してくるナベP社長とかはヤバいし、混乱してしまう葛城Pとかは相性が悪すぎる。

しかし、なんで契約してることを主張してるのにそもそも仕事をしてなかったのかが分からない。 そんなことしてげ〜ぺ〜う〜社は信用を失ってしまってメーカーから発注されなくなることしかない。 というか請負契約なら完遂できてないし、準委任ならそもそも絵コンテ4枚分しかない。 その状況でナベPの言う状況にできても中長期的に絶対損しか無い。 本当にげ〜ぺ〜う〜のモチベーションがわからなくて意味不明に感じます。

結局、この件は契約書に解約理由として「スケジュール遵守」が書かれていてそれで契約が不成立だということで納得するんですが、 いやいやそんな初歩的な話を何年もこじらせてた葛城Pは自社で作成した契約書読んだことなかったの?という感じです。

葛城Pがおそらく法務に相談した結果、 スケジュールについての項目があることを法務から教えてもらい、 宮井が行くことになったんでしょう (にしたって、ダメすぎでしょうおじさんたち。 テレビ放映シリーズでは仕事上のすれ違いが細かな担当者レベルであったんですが、 話が大きくなってくると重要な役職を持つおじさんたちが基本的な仕事のやり方の下手さで話を動かすことになっています)。

契約の話

このSHIROBAKO劇場版は2つの契約の話なんだとも理解できます。 丸川社長は契約書を締結する前に仕事を進めてしまって道義的に仁義をとってその負債を自分たちで受け入れる。 比較してげ〜ぺ〜う〜社長は契約書の印刷まではやってるが仕事をしないわけです。

比較になってるのはまあそれとして、 シナリオが破綻してるように思える。 これ舞茸さんだったら頭抱えるような状況になると思うんですが、 なんだか映画自体と劇中劇のキャラたちのセリフやらがブーメランになってるように思えてきます。 映画の主人公達の劇中劇に対するモヤモヤする感情がメタ的に映画版SHIROBAKOの感想とかぶる。

ちなみにげ〜ぺ〜う〜社長の言ってることも一理あって、 契約というものは口約束でもその証拠があれば充分に守らないといけない。つまり法的に口約束も効果はありそうです。 なぜなら契約書はただの形であってその証拠でしかない。 でもまあ契約書はよく読みましょうっていう感じの気づきはあるとは思います。

経験談について

ソフトウェア開発において契約書を交わすことはよくあることなのでそのことについても書いておきます。

経験談1

知り合いのフリーランスのソフトウェアエンジニアとの会話で、こんなのがありました。

  • 知り合いA「わりと契約書を作ってくれないまま仕事してるんだけど」
  • わたし「え?どういうこと??金額はどうしてるの?」

また、他には

  • 知り合いB「請求書出したんだけどすぐ振り込んでくれなくて」
  • わたし「え?どういうこと??支払いサイトみたいな取り決めは?つか、契約書にはなんて書いてあるの?」

みたいな感じです。おそらく契約というものに対して知ってる知らないの違いがでかすぎるんでしょう。 こういうのを知ってる人がなぜ知ってるかというのはサラリーマン時代に金額の見積もりを書いたり、 フリーランスの人に発注したり、 契約書に目を通したり、 またはフリーランスや会社設立時に知り合いのクライアントとそういうことを話したりという経験があるからだろうと思います。 だから、そういうのやったことがないと雰囲気のままでやって疑問に思うことが微妙にずれてるんじゃないかと思います。

で、知り合いAについては(もちろん相手方が弁護士やら他の士業の方と連携して契約書を用意してもらえればいいとは思うものの) 契約書を書いてくれないなら、その雛形をこちらで用意すればいいんじゃないの? と思うんですよね。 こちらが用意した雛形がまるまる受け入れられることがなくても、ないならこっちが出せばいいだけ。 相手が雛形を作るにしろ、こちがら作るにしろ、それをそのまま受け入れるってことはないかもしれないですね。 ということで、 Google Document上に書いてもらって編集リクエストを出して協議の上で修正していくのが良いと思います。 ソフトウェア開発的にはGitHub上でPull Requestしていくという感じです。 普通に内容について協議することもあるんですが、 相手が慣れてないとTypoがあって表面的なミスを指摘することもあります。 それを一つ一つPull Requestせず仕組みで指摘できないのはめちゃくちゃ嫌ですよね。 だから、 ミスを見つけたらこちらが文章を機械的に編集するリクエストを出せるGoogle Documentは楽です。

経験談2

ちなみに私がサラリーマンのときに、営業が甲と乙が逆転してしまうようなミスをしたことがあります。 指摘する方も嫌だし、されるほうも恥ずかしいものです。 もっと言うと、実は甲とか乙とか別に書かなくていいはずです。 あれはただの変数であって名前を毎回書くのが面倒だった手書きの時代があったから1文字の変数にしてるんですよね(たぶん)。 プログラミングもそうですが1文字の変数のせいでどっちがどっちかわかりづらい。 そのくせ、乙のほうを下位にすべきというくそマナーが誕生しがちです。 なので、甲とか乙とか古い慣習に従って書かなくていいです。 たまに書かない契約書も目にしますし、そっちのほうが読みやすいし合理的です。

脱線しまくりましたが、 仕事をする上で契約書をちゃんと読もうという話以上に、 それを書くためのフォーマット自体もちゃんとその意味を考えていくとさらに良いと思いますね!

劇場版の雑多な感想

ここからは劇場版の雑多な感想をメモとしてつらつら書いておきます。ちなみにU-NEXT版でも見直しました。語り足らないことを箇条書しておきます!!!

  • 劇場版冒頭がテレビ版の1話と比較になってて良い(1話も人がいなくて会議室に集まってたよね)
  • 社内の節電の張り紙で落ちぶれ感が出てる。アニメシリーズでは人がいないところでも明かりがついてた
  • 三女、タイタニック社が元請けでその下請けになっているがタイタニック社に何があったのか
  • 噂話はドロップフィットの安藤さんから聞いた
  • 噂話のついでに元ムサニの先輩の落合さんは今回は名前だけ出てくる。「落合くんのドロップフィットスタジオの安藤さんから」(ドロップが「落」で、フィットが「合」で転職後に独立か)
  • 宮森の実家電話、いいねえ好きなことしてお金もらえてと言われて複雑な気持ちになるのが良い
  • 松亭の前で七福神のシーン。意味不明なのはそれを登場人物たちが目にしてること。ああいうファンタジーなのって途中でやられると...
  • ケーキ屋の本田さんに「いいですねえ、好きなこと」でいいつぐむ宮森。良い。ぐっと来る
  • 「宮森は辞めないのか?」と聞くナベP、宮森みたいな優秀なのが辞めてもしょうがないという思いがありそう。同時に、ナベP自身が辞めたいと思ってるんじゃないか、でも辞められない立場になったしという
  • カレーとおでんの店、キッチンべそべそ。もとスナックなお店の居抜き物件の感じが出てる。つまり丸川が余裕があって店をやってるわけじゃないということが分かる
  • ミュージカルパート。こういうのはだれも望んでないと思うから逆におもしろい。そして望まれてそうなエンゼル体操をここで使うっていうのが微妙すぎてすごい
  • メーカーのウエスタンエンタテインメントの新キャラ宮井、宮がつくのか
  • エスタンエンタテインメントでSIVA企画した人はみやぶちさん。転職。
  • 新宿でウエスタンエンタテインメントで打ち合わせして吉祥寺で降りて、焼き肉(安安?)、さらに居酒屋、バーで飲んで最後にまた新宿に戻ってルミネ前という面倒な移動も終電のこと考えたらよくわからない。地元民としては高円寺あたりでハシゴしてほしい。雑にサウナ行ってほしい(希望)
  • タイトルしか決まってないSIVA。SIVAとは?という会議になってしまって答えのないときに「タイマスを活かす」という視点で会議の軸を決める宮森。ぐっと来る
  • 木下監督の部屋の間取りがすごいリアル。リビングに布団ひいてるからワンルームっぽいが、しかしそこそこ広いしキレイで安いマンションってわけじゃない。杉並感
  • まいたけさんとの打ち合わせでタイムヒポポタマスのデータを持ってくる宮森。優秀。でも前もってメールでアジェンダ送ってそのメールに添付したらもっと早いよね!
  • ムサニに帰ってくる監督。見つかると「恥ずかしながら、戻ってまいりました!」という太平洋戦争終結後に戦争終結をしらずに無人島でくらした横井庄一元軍曹のモノマネを入れるところがいい
  • SIVA打ち合わせ。やっぱり工数との兼ね合いを気にしているのが良い。
  • 制作の後輩。安藤椿もドロップフィットスタジオから出向(出向って言えば解決するような謎ワード)。序盤の噂話で出てきた安藤さんってこの子か
  • ショートスリーパーなんで、からのあの後輩がツールを覚えてエフェクトを使うことが得意だったと気付かされる
  • 絵画教室いい。子供に教えて気づきを得る話良い「みんなで協力してやったら絶対楽しいよ」
  • 絵画教室、杉江さんはオルガンを弾いてたがいつもは何をやってるのか気になる
  • SIVAのシーン。声とキャラがあってないのはどうやらSHIROBAKOのキャラたちがやってるからの様子。それやりたい理屈は分かるが違和感が強すぎる
  • アニメシリーズ七福神のアフレコがSHIROBAKOの主人公たちだったので、それとかぶせたいという気持ちなんだろうとは思う。思うけど違和感が強い

師匠じゃない、商売敵だよ

丸川社長、ナベP社長とげ〜ぺ〜う〜社長と本記事では社長考察シリーズがキレイに続いて終わったのですが、 舞茸さんもとても良かったので書いておきます。

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(c)2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

作中SIVA脚本の道筋に折り合いをつけられない脚本の舞茸さん。 打ち合わせで「舞茸さんの好きなように」「舞茸さんのやりやすいように」と言われて逆に混乱しましたねー。 そこからアフレコを見学して脚本協力に今井みどりを入れることを提案する。 これもテレビシリーズ版から見てる人には嬉しいシーンですよね。

舞茸さんが球場を借りてキャッチボールするのがいいですね(わざわざ球場を借りるっていうのが本気ですねー)。 背景が一気に変わって明るいシーンになる。

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(c)2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

やりとりの内容はともかく、師弟が文字通りキャッチボールする。

そして恐縮する今井みどりに対して「師匠じゃない、商売敵だよ」と言ったとき、 上映されてる池袋の劇場内の空気がざわっとしたのを感じたのが本当に良かったです。 映画館に行って良かった。 師匠にライバルだと思われる、 その意味を観る側の我々も深く分かってると感じるところなんですよね。

さらに良いのはテレビシリーズで舞茸さんは問題を解決し感謝されても「(会話の)キャッチボールしただけですよ」と言って軽く去っていく、 しかしそのキャッチボールが本当にありがたいことだと舞茸さん自信も分かっているじゃないですか。 だからあのとき分かっててクールに去ったのか舞茸さん! さらにその感謝をする方になったときは素直に認める舞茸さんカッコよすぎでしょう!!

まとめ

SHIROBAKOの制作陣の皆様、伝わるかどうかわかりませんが続編を作ってくれて本当にありがとうございました。 SHIROBAKOアドベントカレンダーという機会もSHIROBAKOを観直す良い機会になりました。感謝。

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特典。支え合っている2人。他には(自分なら)杉江さん夫婦とかのバージョンなんかもあって良いとは思いますね...!あとは若いときの丸川社長たちとかね!

Blu-rayは買うかなー、検討しますね...!

劇場版SHIROBAKO 豪華版 [Blu-ray]

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2020年11月17日平日の夜に楽しむマルシンスパのサウナ体験

はじめに

2020年11月17日の笹塚マルシンスパにいった記録です。今回もChatGPTに脚色させたら文章の勢いを変更しすぎるのであんまり変更していません。

本文

平日仕事終わりに飯を食わず20:30に入店。下駄箱の埋まり具合は90%で混んでいる感じ。

浴室に入った段階で既にサ室の列が2,3人、平日のこの時間帯は平常運転という感じですね。頭と体を洗って列を横目で見ていると列の消化を観察。

10分くらいかけて洗って列が残り一人になったところで、自分も列に参加し待ち行列の二人目に。しかし10分くらい待っても誰も出てこず、列の後ろからサ室の窓を覗いてると前に並んでる人がこちらに気付いて「長いですね〜」と話しかけてきたので予想外すぎて思わず笑顔になりつつ「サ室がぬるいんじゃないでしょうかね?」と答えると「たしかに!さっき入った時..」と雑談してるとサ室からやっと一人出てきて入れ替わりに最前列の方が入室。自分が最前列になったのでドアについてる温度計を見ると80℃以下でした。

1、2分して入れ替わりで自分もサ室に。サ室内の温度計は100℃いってるようだけど温度が低い気はする。自分が並んでからロウリュしてる様子もなかったのもあり、ロウリュよろしいですか?と聞くと全員元気な返答。やっぱり温度と湿度が低いのは気のせいじゃない。ここまでぬるいとロウリュは4杯くらいやったほうが良さそうだけど3杯に。空気も一応かき混ぜ。そうするとひな壇のみなさんからの「ありがとうございます」いただきましたー、こんないくらあってもいいですからね。

自分も座って湿度を堪能。しかしロウリュ3杯は物足りなかったかもなーと思っていたらなんと店員さんによる巨大うちわによるゲリラアウフグース発生。初めてゲリラアウフグース受けたけど、優しい。もっとロウリュの量多くても良い気がするけど火傷しないように気をつけてるんだろーなーという印象でした。優しいアウフグースではなかなか退室する人が出てこないので店員さんによるアウフグースを3セットくらい継続。ただ、他のサウナみたいにアウフグース1セットでガツっと入れ替えるくらい強いのも希望。

2セット目、12分計が掛かってる壁側にある下段の席の足元から涼しい風を感じました。隙間風?みなさんもあの席に座った時に手を下にしてみてください。

タンシチュー

飯は新メニュー「タンシチューステーキ」と「ガーリックトースト」食べました。タンのボリュームがある。味はみなさんがおそらく想像する通りで上回ることも下回ることもないでしょう。おすすめは少しトースト残しておいてタンシチューステーキ食べ終わったあとのソースをつけて味を変化させると良いです。とは言え想像通りの味ですね。

今回も楽しめました。

おわりに

2020年なんで勝手に空気かき混ぜてますが、まあ今はマナー違反とされるんであんまりやらないですね。

2020年11月16日の笹塚マルシンスパ

はじめに

この文章は2020年11月16日に笹塚マルシンスパに行った際の日記です。ChatGPTが誇張しています。

本文

日曜の夜、"5のつくサウナの日"ということで、夜の20:45頃にマルシンスパに行ってみましたが、満員で入店できませんでした。そこで、駅近くのまんぷく食堂で時間を潰しながら、マグロのハンバーグ定食を楽しみました。クセになる美味しいソースが特徴のハンバーグ定食で、おすすめです。ただし、量はあまり多くないので、注意が必要です。

21:15頃に再度マルシンスパに向かい、ちょうど退店する方がいたので、待つことなく入店できました。この時間帯になると、帰る方もちらほらいるので、満員で入れなくても少し待てば入れる可能性があります。

浴室に入ると、サウナ室前に待機列ができていました。しかし、慌てずに歯磨きや体を洗っている間に、サウナ室の列も少なくなり、ちょうど良いタイミングで待たずにサウナ室に入ることができました。

サウナ室は混んでおり、ひな壇が4x4になっていましたが、私は待ってでも3x3の方がリラックスできると感じました。しかし、ルールを変える方法はないので、空いている下の段に座りました。110度設定の下の段でも、気持ちよい熱さが感じられました。しばらくして上段に移動しましたが、上段も快適でした。その後、水風呂と休憩を楽しみました。

2セット目では、サウナ室で下段で5分ほど過ごした後、セルフロウリュを行いました。ロウリュで熱が溜まりすぎないように、ビート板を拭いてから空気をかき混ぜていると、上段の見知らぬおじさんが熱波を浴びるポーズをとりましたが、私は熱さが溜まって火傷しないように空気をかき混ぜていました。

そのような感じで4セットを楽しみ、最後は休憩椅子で至福のひと時を堪能しました。素晴らしい週末の締めくくりとなりました。

このマルシンスパでのサウナ体験は、忙しい日常を忘れさせてくれる素晴らしいものでした。特にロウリュの熱さと水風呂の冷たさが絶妙なバランスで、リフレッシュ効果が抜群でした。また、混雑していても待ち時間を有効に使い、焦らずリラックスして楽しむことができるのが良かったです。

おわりに

2020年はリニューアル前なのでサウナ室のレイアウトが古かったときの日記になっています。さらにビート板つかってあおいでたりするのはマルシンスパでは明確にマナー違反に認定されてて今ではやってはいけません。悲しいですね。