#秋元康カルタ がやっとなんとか完成したのでその記録
天才?という遊びが数日前にインターネットの一部で大流行していたので便乗してみた。はてな初心者すぎてツイートの引用の仕方がわからないので載せられないのですが、最高の遊びを思いついてくださった発足者の方に感謝です。
正直、発足したその日からずっと考え続けていて、今日やっとなんとか完成した。難しいすぎる…。
あ行
あっちを向いたポニーテール ほっぺをわざと膨らませて
(背中から抱きしめて/AKB48)
言いたいことは言わせてくれ世界で一番好きだ
海に行こうって言い出したのは どっちが先だって良かった
遠距離ポスター 近くにいるのに 君は切ないほど 手が届かない
愚かな愛に付き合って
(Only Today/AKB48)
か行
カレンダーをめくれば焦るよ 君への愛がもどかしい
(High School Days/AKB48)
君のいない世界は無意味
(ずっと ずっと/AKB48)
靴の紐を直すふりして愛しさ我慢してた
(抱きしめちゃいけない/AKB48)
携帯 かじかむその手で 触れたけど 愛は圏外だった
恋をするのはいけないことか? 僕の両手に飛び込めよ
さ行
鎖骨の形を知ってる
閉まってた学校のゲート 二人でそっと乗り越えて 誰もいない昇降口 日が暮れていくのを待っていた
(花火は終わらない/SKE48)
すぐに燃え尽きる恋より ずっと愛しい君でいて
(十年桜/AKB48)
青春が息をする
(RUN RUN RUN/AKB48)
そう そんな奴に 負けたくないんだ
た行
たったひとつの理由は 好きだから
散らばったジュエルが キラキラと輝いて 目移りするなら 盗んじゃえ!
次の話題が 片思いを奪う
(片思いの卒業式/AKB48)
掌はいつだって 何か掴んでるのさ
(僕らの風/SKE48)
度が過ぎた愛しさを 謝ろうと思う
な行
名前も知らない野花に惹かれて 手折ることもなく 遠くから眺めてる このまま枯れずに咲けばいい
2学期の君はどこか 大人の横顔
濡れた髪のあなたは勝手に満足げね
ねえ ちゃんと見てあげようよ 君が君らしく生きてること
(夕陽を見ているか?/AKB48)
残された寂しさと ホントは好きだったこと 考えないように 無邪気に過ごした季節が終わる
(卒業式の忘れもの/SKE48)
は行
バズーカ砲みたいに「好きです」って言いたかったの あなたの胸を打ち抜いてみせる
(バズーカ砲発射/SKE48)
人は誰だって心の片隅に 少しだけ雲を浮かべながら生きてる
(Cloudy Sky/小嶋陽菜)
触れたら消えてく幻
ペダル漕いで回った車輪の分だけ 夢に近づけばいい
(ペダルと車輪と来た道と/STU48)
僕は相変わらず 視線合わせず 口が勝手に 欲しいスニーカーの話をしている
(不器用太陽/SKE48)
ま行
真夏の夜空に 刺繍したスパンコール 星座の名前を 指差して聞いた
(盗まれた唇/AKB48)
見失いたくないと思う そのTシャツが眩しいすぎる それを人は生き甲斐って 呼ぶのだろう
(寡黙な月/SKE48)
胸の奥の微熱は 思い出以上
(思い出以上/SKE48)
目と目があった瞬間 こうなる運命だった
(LOVE修行/AKB48)
もしも君が薔薇なら ここで見届けさせて 花が枯れても落ちても 君のすべてが愛しい
(TWO ROSES/SKE48)
や行
やっぱり君が一番だ 何度めくって確かめただろう
夢があれば華奢な脚でも踏み出せる
夜よ 僕を詩人にするな 綺麗事では終わりたくない
(暗闇/STU48)
ら行
ラブラドール走って 波打ち際で 水しぶき跳ねながら 僕らを誘うよ
リルケの刺繍をめくり 唇が動いている
(恋を語る詩人になれなくて/SKE48)
ルージュが落ちて 心の芯まで 裸にされたの
(Mr.Kissman/AKB48)
Ready!Go!Go! アイドルの夜明けが来た
ロマンチックすぎて この先がわからない
(12秒/HKT48)
わ行
私の恋はいつも陽の当たらない 本と秘密の匂いがする
(キスは待つしかないのでしょうか?/HKT48)
はーたのしかった!!むずかったけど!!!
でもこれ後からあっこれはこっちかも…とか無限に出てくるんだろうな…。
因みに一番好きなのは「青春が息をする」です。
あの日可愛くなりたかった私に/Kawaii make MY day!配信によせて
かの名曲、『Kawaii make MY day!』のフル音源が満を持して配信された。デレステでの発表やSSAでのフル歌唱から一年以上経って漸くである。本当にずっとずっと待ち望んでいたので日付が変わってすぐに購入して永遠に聴き込んだ。初めて聴いた時の衝撃を思い出したり、落ち着いて歌詞を噛み締めたりしてとりあえず引くほどぼろぼろ泣いた。
『Kawaii make MY day!』は、すべての可愛くなりたい人類への救済だ。今なお可愛くなりたくて藻掻いている人も、あの日可愛くなりたいと願っていた人も、可愛くなりたいと思いながらもその気持ちを肯定できない人も、可愛いを取り巻くすべての人々を救ってくれる歌だと思っている。
この曲の歌詞については既にいろんな人が言及している通り、とにかくすべてが一度でも可愛くなりたいと思ったことのある人類であればド直球に心臓を射抜いてくるような、「どうやったらこんな絶妙な歌詞がかけるの?」と言いたくなるようなキラーフレーズばかりで、あげていけばキリがない。
デレステでの発表時から話題だった『ちょっぴりまつげが重たいな それなのにお空が明るくなった』は、マスカラ、或いはつけまつげをはじめて付けたときの異物感、違和感と同時に、物理的には寧ろ狭まったはずの視界がぐっと広がったような、堂々と上を向いて歩ける自信がむくむくと湧いてくるような開放感、高揚感をこれ以上なく的確に、それでいておしゃれに表していて本当に天才としか言い様がないし、二番での同じパートの『なんだか世界が変わったな ほんの5センチだけ空中散歩』は、はじめてヒールのある靴を履いたときの、大げさでなく見える世界がガラリと変わった時のことを思い出してきゅんとするし、何より「5センチだけ空中散歩」というワードセンスが秀逸で、わたしの中の乙女回路をちくちくと刺激する。
ほかにも『別にモテたい訳じゃないんです ただ真っ直ぐ笑ってたいだけなんです』はよくぞ言ってくれた!と拍手したくなるほどド直球なフレーズで、これをよく「異性から消費されるもの」として扱われがちなアイドルという職業のキャラクターに歌わせてくれた!すごい!とはじめて耳にした時にとにかく衝撃を受けたと同時に、自分を可愛いと思えないと真っ直ぐに笑えない感情に心当たりがありすぎて苦しくなるし、『流行りのアイテムつけても 流行りのあの子になれない』は好きなアイドルの着てる服が可愛くて買ったのに自分が着たら何か違った時の切なさを思い出して心臓がぎゅっとなるし、この曲を象徴するフレーズであるところの『ああ オシャレをしたから会いたいな』は化粧がうまくいった日、お気に入りの服を着た日に、無性に誰かに会いたくなる時の全能感にも似た気持ちが鮮やかに蘇る。色々な人が述べているけれど、『会いたいからオシャレをした』、のではなく、『オシャレをして(可愛くなった)から会いたいな、最初はあの人に見て欲しいな』なのがこの歌詞の妙であり、圧倒的に信頼できるポイントだなと思う。本当に凄い。
こうして書き出してるだけでうっかり泣きそうになるくらい、どれもこれも私のなかの、そしてきっと可愛くなりたいすべての人々の中のどこかにきっとある感情が、ポップでキュートで明るくてそれでいて切ないメロディに乗せて最高に可愛い女の子達によって歌い上げられていて、もう本当に良い。天才。
その中でもとりわけわたしが好きなのが、Cメロの『昨日までの自分もちゃんと報われるように輝きたい』というフレーズ。オシャレをして、『変わりたい!』と言っていた自分から、なりたい自分へ、可愛い自分へと変わっても、『変わりたい!』と思っていた、鏡の中にいた過去の自分を決して否定せずに真っ直ぐに受け止めているところが、本当に凄い。これは、ものすごく難しいことだと思うからだ。
突然の自分語りで申し訳ないのだけど、私が化粧を覚えたのは高校生の頃で、ひとつずつ工程を覚えるたびに、他者から見れば僅かなものでも確実に変化して/可愛くなっていく自分に、世界がぐるりと回転するほどの衝撃を受けたと同時に、そうなる前の中学時代の自分をどんどん嫌いになっていった。嫌いにというか、もはや存在しなかったものだと扱うようになった。
化粧を覚える前の、眉毛を整えたりだとか髪の毛をまいたりだとかを覚える前の自分の写真なんか直視できないし、今でも実家で見つけ次第こっそりとゴミ箱にぶち込んでいる。あの頃よりは幾分か垢抜けておしゃれを覚えた今の自分であっても、ノー加工の他撮りを直視するのには相当な精神力が求められるのに、芋っぽくてださくて垢抜けてなくてちっとも可愛くない頃の自分を認めるのは本当に難しいし、あの時の自分を知っている全ての人の記憶からあの時の自分がいなくなればいいのに、とすら思っていた。今はさすがにそこまでの強い感情はなくなったけれど、それでもやっぱり、あの時の自分を懐かしく慈しめるほどには良い思い出に昇華できていない。
けれどこの曲では、その頃の自分を無かったことにせずに、過去の自分もまるごと全部包み込んで、あの時可愛くなかった自分も報われるように今輝きたい、と歌う。可愛くなった私が、可愛くなりたいと願っていた、可愛くなかった頃の私を救いに行く。ちっとも愛せなかった自分を、少しでも認めてあげたいなと思わせてくれる。大袈裟でもなんでもなくわたしにとってこれは革命だった。化粧を初めてした日と同じくらい、世界がぐるりと反転した。それくらい私にとって過去の自分を肯定することは難しく、そして一生無理だとずっと思っていた。それが、たった五分弱の音楽が、私に何年間もかかっていた呪いをあっさりと解いてくれて、その上、『もっと笑って可愛くなあれ!』と魔法もかけてくれた。これが救済でなくてなんなんだと思う。
もちろんこの曲に大人になった今出会えたことは充分幸福なのだけれど、これを、中学時代の自分を憎悪すらしていた高校生の頃に聞けていたらなあと思わずにはいられない。けれどもしかしたら、どこかで今まさにリアルタイムで可愛くない自分を、可愛くなかった頃の自分を呪って苦しんでいる誰かの元にこの曲が届いているかもしれないと思うと、別にこの曲の制作に私は一ミリも関わっていないのに、なんだか無性に嬉しく、そして誇らしくなってしまう。
私は、私がシンデレラガールズで一番すきなアイドルである星輝子ちゃんが、彼女の歌や言動によって、コミュニケーションに悩む世界中の弱者の希望となる世界をずっと夢見ているのだけれど、同じようにこの曲が、そしてメロウイエローが世界中の可愛くなりたい人たちの希望となればいいなと思う。アイドルが世界を変える瞬間が、世界を救う瞬間がわたしは何よりも大好きだ。
興奮のままに書いてるのでまとまりがないうえに読みづらいしひょっとしたら誤字脱字ばかりなのかもしれないんですけど、どうしても書きたかったので書きました!すべての可愛いを求める人に、可愛いに悩む人にメロウイエローが、Kawaii make MY day!が届きますように!