老いを育てる

母と過ごす時間と私のことと

おかげさまで

「今日退院かも」

 

「伸びました」

 

「明日先生の説明を受けます」

 

「今日退院はなくなりました」

 

「急遽明日退院になりました」

 

 

と、なかなか諸々の数値が落ちかずだったけれど

 

無事に母が退院をした。


もともと健康な体と気丈さがあれど


83歳で39度近くの熱が1週間も続けば

 

体力以外のあちこちに影響も出そうなもの

 

その全ての原因は、元々の腎臓でなく

 

婦人科系が原因でした。



お陰様でその部分を適切に処置をした途端に

 

熱は下がり、白血球は正常値に戻り

 

なりよりひどかった膝のむくみまでが取れたということでした。

 

人間の体の不思議さと

 

そして

 

ある意味とってもシンプルさを感じた

 

されど、病院から戻ればこの暑さ

 

部屋のクーラーは猫だけのためのものでなくなった。

 

まずは猫のモモコと過ごしてもらいましょ。


まっさらに以前と同じとは決して言えないかと思うけれど

 

こうして母の事を思う日が

 

私の中では多くなった

 

それはそれで

 

良いことだと感じています。

うるさいなぁ。。

どうやら食事がイマイチらしい

病院食

しかも母の腎臓病食


「ひとしなだけ食べきる事にしているの」


この日の夕飯は

ハンバーグ パスタ添え 茹でブロッコリー


他にもあるが、これだけ完食


茹でいんげんもあったのでちょっとつまみ食い

 

「これも食べなよ」と伝えると

 

「うるさいなぁ。。」

ああ、いつもの母が

 

戻ってきた。

母から

処置が終わり

母、平熱になったとのこと

 

食事も取れて

バルーンカテーテルも外れ

どうやら

自分で歩きだしたようす

 

一安心

 

ほ。

 

食事の文句も言い始め

 

いつもの彼女が戻ってきた!!

 

 

とにもかくにも

 

ひとあんしん

 

 

今日は顔を見てこよう

 

バケツリスト

バケツリストとは

一生のうちにやってみたいことをまとめたもの

 

4月だったか、5月だったかは覚えてはいないけれど

ネットで素敵な動画を見た。

 

国は忘れたけれど、

70を過ぎるまでホテルの清掃などで懸命に

働いていた女性が

急に退職を余儀なくされた。

途方に暮れている姿を見た息子さんが

お母さんのバケツリストを作り

クラウドファンディングで資金を募り

1つずつ叶えているというものだった。

スカイダイビングをしたり、有名人にあったり・・・・

そのお母さんも息子さんも楽しそう

 

ふと、その動画を見ている時に

私は母の事を思い出した。

母はあれこれとやりたいことはやっている

旅行に語学勉強、映画鑑賞、音楽鑑賞

お友達と出かけたり、おしゃべりしたり

 

私はどこか母と出かけるのが面倒臭くて

姉との3人の旅行も、たいして話すこともなく

買い物も食事も「面倒くさい」がついてまわって

積極的にどこか一緒にというのはあまり・・

 

だがその動画を見た時に

2人で笑った写真撮りたいなとふいに思ったのです。

2人のバケツリストを作りたいな。。と。

 

私は末娘で、私が生まれた時は我が家は火の車

あまり一緒にという感覚がないまま

家族は離散し、ひとりが気楽と

成人になり・・・と。

 

だけれども、その動画で心が動かされ

「面倒くさい」の陰にある

自分の気持ちにもうちょっと正直になろうと思ったのです。

そう思えるようになったのは

ただシンプルに私も年を取り、少しは大人になったのだということだと思う。

何より母がもう83歳。。数年前に股関節の手術をしてから杖も登場している生活。

いつまで歩けることか。。と。

 

そこですぐに母にLINEをした。

「話したいことがあるから会いたい。」と

 

すぐさま日程は決まって、私はその日を楽しみしていた。

 

その日があと何日となった時

今度は母からLINEが届いた。

 

 

「体調がスゴく悪い。日程変えて欲しい」

 

この時は私はまだ母の体調がそこまでとは

思ってはいなかった。

 

バケツリストは・・・・。

 

階段をひとつ

ふと明け方に目を覚まし

私は思い立ってこのブログを開設した。

 

迷うことなくはてブ

アメさんはなぜか無意識が避けた

時間は朝の4時半頃か・・・

 

しばらくすると

スマホがブブブ

母からのLINEが届く

 

今ブログであなたのことを書いている

その時に

母と共鳴していると感じる

 

短い言葉

 

「熱が上がっていない!」

前日までの

「(調子は)あまり」

「くるしみちゅう」

という言葉と明らかに違う

 

よかった。と、私は胸を撫で下ろす

 

前日に仲間にお願いした遠隔のレイキが

届いたのだ

素直に私はそう思った

 

誰かを想う 優しいエネルギー

私の大切な人たちから頂いた愛情

 

先週末の母の様子はこれまでの入院と明らかに違った

顔のむくみ

高熱

飛ぶ意識

 

正直にこれはまずい・・と感じた。

 

私は高齢者の方と過ごす時間が

ライフワークの中で持っている

月に1回という限られたものだけれども

かれこれ12−3年は続いている

その中で学んだことがある

 

高齢になると

体調を崩し

ひとつ階段を降りると

その階段をまた昇ることは

とても難しいことだということ

 

若ければ体力の回復はすぐにできる

しかし高齢になるとその回復すら

大変な努力を要する

ひとつ階段を降りるという事は

人生のステージが変わる事でもある

 

あの苦しむ母の様子は

まさしくいま

その時期なのだと

私自身が覚悟をした瞬間だった

 

※※※

 

1ケ月近く前に

このブログを書くきっかけとなる出来事があった

「バケツリスト」・・・・

 

母の夢を一緒に叶えようって。。。