チェンソーマンの感想
チェンソーマン5巻まで読んだ感想~
スプラッタ要素が強い。B級映画好きな人はすごい好きそうだな。
友人がおすすめしてたので食わず嫌いも良くないなと、読んでみた。呪術廻戦とは正反対な書き方してるのは面白かった。理性や常識的な人間から死んでいく描写とか←
死亡シーンが多いけど主人公デンジがあまり他人の死に頓着してないから回転数の早さが異常なほど早いのは読んでて面白い。最底辺の生活から今の3食衣食住つきの生活ができるようになって夢半分以上叶ったから主人公らしい主人公な理由とかはとくにないから世界観には合ってるんだろうな。
常識的なやつ、精神が善良なやつから死ぬから主人公が生き残るっていうのも面白い。主人公とバディ組んだ復讐キャラのアキとは対比になってる。そのアキも先輩が死んでから吹っ切れたのか、復讐を誓った土台は常識的だけどそこに自分の命を担保にして力を求めるから頭のネジは飛んでる。
アキと先輩のやり取りが姉弟みたいで可愛かったし、アキを守ってた心情も後輩が泣いて受け止めてるの好き。変な髪型とか笑ってごめん。
アナ雪2感想
キャラ雑感!!!
エルサ
1のハンスとアナの婚約話を全力で弄ってて面白かったし、オラフが巻きで前作のあらすじを雑に紹介するのでギャグ色過多な前半に挟まれるエルサの家族のそばにいるために自分を抑えようとしてるのが前半とは違うところ。
家族の愛で吹っ切れても自分の能力の原点が解き明かされたわけではない。自分を呼ぶ謎の声はエルサの心の声でもあった。
ずっと王宮で疎外感を感じながら生きていた不安を爆発させた1は家出少女の逃避行だったけど、2の中盤~後半は王の帰還(指輪物語)だし、もののけ姫だった。『きみは森で、私はたたら場で暮らそう~』
自分のルーツを知ることが国の暗部と両親の訃報を明かしても、立ち止まらないでいられたのはアナの存在が大きいし、アナを守るための意思が彼女を女王にしたんだろうな。少女→王として自分のあるべき姿を知るRPG。
あとハンスのことは一生許さないと今も静かにキレ散らかしてるの可愛い。
アナ
相変わらずイケメンだったけど、今回は姉を想う妹としての面が顕著だった。
ろくに話もしなくなって何を考えてるのか分からない姉に不満を溜めていた前作のごたごたから2では危険に飛び込む姉を1人にしたくないと着いてくる中盤からのエルサの道を引き継いで自分に出来ることをしようと奮起する彼女はやっぱりヒーロー。2はヒーローにも弱音を吐くこともあるんだよ、と。オラフとは魂の兄妹。
クリストフ
作中で1番の一般人いや平民。そもそも平民。
エルサたちはなんだかんだ王族だし、オラフも世界観のメタ発言と語り部役こなすのに1人だけ自分の恋路で右往左往している。前半のギャグ部分の半数を持ってった。それでもやっぱりアナには運命の人だから余計な飾りは使わずにいても愛は充分伝わってる。
オラフ
コメディリリーフとシリアスどちらもこなすし声優が変わってもイケボなのは変わらなかった。2割増しマスコット感が薄れたのは新キャラのマスコット愛でてたのとパタモン(デジモンアドベンチャー)ばりのポジション強化してきたところ。まあエルサの分身だし世界観背負ってるのも当たり前だよな。
両親のエピソード、個人的には滅茶苦茶可愛かったからもっと知りたいし主人公変えたら『ポカホンタス』のアナザーみたくなりそう。
グリザイアファントムトリガー観てきた
オール渡辺明夫氏キャラデザということでずっと気になっていたファントムトリガー以下PT)やっと観に行ってきました。濃い100分間だった。
グリザイア楽園から数年後で美浜学園に結構モブもサブもいて普通の学園っぽくなってることに感動した。中庭とか池とか雄二と前作ヒロインが過ごしたシーンがフラッシュバックしたり……。雄二を助けるための一連の騒動がきっかけで非合法からある程度合法的な組織形態へと変化せざるを得ない状況で続編の旨味を噛み締めている。
前作までは基本的に仲は良くも悪くもない学生ヒロインズだったのが、今作は仕事を共にするチームなのが新鮮だった。
初っ端から年齢制限が仕事してるのもエロスよりも暴力描写なんだなーって思うこともしばしば。(ニトプラとかDies iraeの会社だけじゃないんですね……
ヒロインたちの精神的なケアや一般常識を担当するために外部から新任教師が美浜学園を訪れる所から物語は始まるんですが、前半は彼女視点を導入部にして中盤からはメインキャラの1人深見玲奈視点に移行していくのが良かった。
スラム街出身の孤児だった玲奈が妹分のマキと出逢って仕事を通して再会したときが戦いの火蓋が切られた瞬間というのがまた熱い。個々人の劣等感も完全に解消されたかは分からないけれど、今後また姉妹として交流が復活してくれそうで玲奈とマキの関係も熱い。見た目が豊満な肉感美女なだけで割と中身は漢らしい女子最高。
ギャルゲーってことを忘れてない?百合ゲー作ったんじゃないよね?って定期的に確認しないと不安になるレベルの肉弾戦はエアマスターと言っても過言じゃないと思います。異論は認める。
要所要所、仕事してるクラス委員長兼、玲奈の雇い主であるハルトが玲奈の頭脳であり玲奈が彼の手足なのが行動や発言に垣間見える。肉感女子と細身長身男の外観と精神的なギャップに混乱しそう。肉弾戦の方が強い彼女ってもう完璧にゴリラというかセーフティだったのはむしろ武器の方だったんかい。
熱い百合と銃や肉弾戦、そしてほんのり男女の主従関係が興奮しっぱなしでアドレナリン駄々漏れだったので来月からちょっとずつ原作をプレイしていきたい。
Volume3以降も映画でも観たいけどこの辺はどうなるのか分からないから、気長に原作ゲームして待ってようと思います。