ぽんこつ看護師がただ現実逃避してマウンテンゴリラを目指していく

一般家庭で悠々と過ごしてきたへっぽこ看護師が、いろんなことに挑戦して生きづらい世の中を頑張って生きていく与太話集。マウンテンゴリラを目指す。

【看護ネタ】診療科別 かなりかなりの偏見ありきのお医者さんイメージ

 

 

 

こちらはくっっそ偏見しかないわたしのTheお医者さんイメージを大公開!!

ほんとにただの偏見おぶ偏見!

ファンタジーです。

悲しくなったらごめんなさい😩😩😩

 

 

 

 

〇外科

すーぱーおらおら俺様系

上から目線でオラオラ

穏やかな人は希少価値ありすぎて逆にこわい。

ほぼピリついてる。報告しても「で?」っていってくる。看護師はほぼ下と思ってる。手術室では怒りに身を任せメスを投げるという手癖が悪い人も存在。

手先が器用な人が多いし、かなり神経質。昔のお医者さんのイメージ通りの人が多い。

情緒不安定、自分の感情をコントロールするのがかなり苦手。亭主関白系が多い。

よっ!って太鼓持つとよろこぶ。

 


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〇消化器内科

真面目。やさしい。なんて温和なの?ってくらいやさしい。

ちゃんと指示を出してくれる。支持変更の連絡もしてくれる。たまに忘れると謝ってくれる。

なぜか、こっちの話も聞いてくれる。穏やかおぶ穏やか。癖が少なめ。

男医師より女医師のがつよい。圧力!!

優しい中に、たまに孤高の長老と、孤高の怖い人が混じってる。

 


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〇循環器

自分がすっごいすき。

わかる。わかるよ。すごく出来る人達だもの。

指示もスマートでそんなに慌てることがない。

スマートすぎて自信がすごい。

でも、ちょっと自分が好きすぎて怖い。

 


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〇形成

やさしい。若手なのにできる感あるスタイリッシュ爽やか系。

ちょっとちゃらついてる。でも、めっちゃいい人。

話の通じるひとたち。


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〇救命

山Pはいない。腕がたつ人と、なんで救命してるんだ?って人に分かれる。

急性期脱したら普通に会いに来なくなるので、ICUから病棟に抜けたらどんどん来る頻度が少なくなる。

忙しいので話してる最中でも電話をきってくる。最後まで話聞いて。 

女遊びも救急で、ピッチが早い。ちゃらおぶちゃら。

寝てないから顔色悪い。白衣着てるやつなんていない。だいたいみんなで揃えたスクラブきてる。

チーム意識がつよい。メットコールがなると風のように走り出す。

 


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泌尿器科

 

ぽっちゃりメガネ。やさしい。話が通じる。

そうじゃない泌尿器科をみたことない(かなりの偏見)

穏やかマンたち。お花畑にいそうなかんじ。

理系男子の集まりみたい。

 


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〇呼吸器

穏やかで声が小さい。ぼそぼそ話してる。たまに普通にぼけてきて、突っ込んだら、ちょっとほのかに笑うのがかわいい。

寡黙なスタイリッシュなお兄さんお姉さん。声が小さい。(大事なことなのでry)

 


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〇脳神経

こちらも俺様エリート集団。

インテリ系エリート。メガネ率高い。神経質。

分かる、分かるよ。でも雰囲気怖い。近寄るなオーラがすごい。

ちゃんと白衣を着こなす。大体敬語。圧がすごい。

血管切れそう。

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〇眼科

かわいい。おだやかかわいい。

優しい。

おじいちゃん先生おおい。

 


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〇麻酔科

くるってる賢さ。The変な人達。

頭がよすぎて変。何を考えてるのか一切分からない。

しゅごい。影のように来て気づいたら帰ってる。

NINJA。自由人。

 

 

代謝内科

女子おおい。

穏やか。おっとりままさんたちの集まり。

やさしい。怒ることがない。指示が的確スーパーウーマン。

 


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〇整形

ガテン系 パワーで解決してるんか?ってなる(かなりの偏見)

いっしゅん、リハビリの人(ptさん)かと思う。白衣はきてなくて、上下の真っ白衣装。

大体サーフィンしてる。



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〇小児

世界に優しい。全ての人に優しい。

子供大好き。子供あやしうまい。最高すぎ。

怒らない。感情あるの?ってくらいずっと怒らない。怒ってるのかわかんない。

天使。

 


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〇耳鼻科

おだやか。まじでおだやか。消化器と渡り合うくらい穏やか。

人ができすぎててむしろひく。

 

放射線

くせ!!!くせがつよい!!どうなってんの!?!ってくらい癖がつよい。

当直でしかあわないのに、なぜか、態度デカめ。なんでなん??どういうこと???(かなりの偏見)

 

 

 

 

くっっっっっそ適当で、かなりの偏見混じえたお話でした!!

わかってもらえる人は果たしているのか…。

【看護師】専門学校を選ぶか、大学を選ぶか

 

 

 

突然報じられたコロナウイルス。国民のために馬車馬のように働くのは…ええっ?!私?!

わけもわからず感染対策してみたら、一癖も二癖もあるお偉い方揃い!!

国の偉い方々「戻っておいで、ここ(病院)が君の居場所だよ」

看護協会「そんなこと(看護師補助金)より、子作り(新人勧誘)しようよ」

 

も〜!!これから私、一体どうなっちゃうの〜〜!!??💦💦

 

 

ということで(一体どういうことなのか) どうもなずなです!!

 

専門学校か、大学…どちらにいけばいい?どっちが特?いいの?何が違うの?と思う人が多いかと思います。

なので、私個人的ちがいをざっとまとめてみました!

 

専門、大学、どちらにもいいところがあるのでちょっと皆様にも、どっちがいいのか、どんないい所があるのかご紹介したいと思います。

 

(冒頭にはもう触れません😘😘😘)


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│専門学校

 

  • メリット
  1. 看護のことのみ勉強する
  2. 高校並の授業で朝から夕方まで授業なので、リズムは崩れない
  3. 実習病院(附属病院)が固定されているので、病院も学校も仕組みを理解しており、実習で困惑することがない
  4. 附属病院に何年かつとめると奨学金無償になるケースがある
  5. 附属病院の看護師が先生をしていたり、附属病院の医者が講師をしてくれるので実践に基づいていて分かりやすい
  6. 授業料は年25-50万くらい
  7. 卒論はあるけど、そんなに気合いの入ったものでは無い
  8. 3年間高校生並みのハコヅメ
  9. 面接と小論文で入学で比較的入りやすい。なので、勉強苦手、社会人経験からでも入りやすい。

 

 

  • デメリット
  1. 学校社会は40人規模の3学年のみ
  2. 看護師しかとれないので保健師助産師、養護教諭はとれない。とりたくなったら卒後、大学に編入か、専門にまた通う必要がある
  3. 専門なので研究にはあまり力は入ってない。

 

 

 

│大学

 

  • メリット

 

  1. 看護の他に、大学共通科目を受講する必要がある
  2. 総合大学だと色んな学科の子と出会えるので、多様性が身につく、コミュニケーションが広がる
  3. 全員ではないが、保健師助産師、養護教諭もとることが可能(大学によっては、大学で受講した授業でとれる資格もあるので別資格もとることも可能)
  4. 附属病院がないことにより転々としなければいけないが、いろんな病院の雰囲気を知ることが出来る
  5. 4年あるので時間に余裕がある
  6. 自分で授業をとるので好きな授業をがとれる。授業にむらがあり、1日1講義しかないときもあれば、5コマつまってるときもある。
  7. 大学なので看護研究にはご熱心、卒論は頑張らないといけない
  8. 賢い大学を目指すほど勉強を頑張らないと入れない。社会人経験からだとセンターの勉強もあり死にそうになる。

 

 

 

  • デメリット

 

  1. 実習病院(附属病院)がない場合があり、いろいろな病院を転々とさせられることがある。その場合、各病院の朝からの流れが違うので毎回困惑する。病院側もどうしたらいいのか分からず困惑している。
  2. 教授は研究脳の人がおおいので、授業が意味不明なことがある上、研究する人なので実践から離れている看護師(教授)が教えてくれるので少し不安定。(医者は現役の人が多い)
  3. お金がかかる(学費だけで国公立なら年間50万、まだしも私学なら年間100万くらいか狩ることが多い)

 

 




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簡易にまとめてみたけど、恐ろしく見にくくて絶望した😩😩😩

 

ちなみに、正直、学力で言うと、結局、国家試験を受けるのでそう差はないです。

ただ、実習にいくことにより、実践力で差が生まれるのは事実。

ほんとにほんとに個人的な感想ですが、実習にきている専門や大学生、1年目さんをみていろいろと思うわけです。

個人的に、そう個人的には専門のこの方が場馴れしてる感がすごいです。

でも、働いて慣れたら一緒なんですよね。

なので、どこをどうとるかだと思います。

 

ちなみに、給料は大卒だと1年分多いところがおおいですが、専門でも大学生でもストレートで入ると1年差があるので仕方ない。5000円から1万円くらいの違いでそうかわりません。

なんたって大学生は1年分多く学費はらってっから!! 

 

そんでもって、附属病院の奨学金制度(3年間働いたら奨学金ちゃら)とかは、病院の制作なので、大学生でも行きたい病院で奨学金制度があれば借りれますので気にせず借りるとおっけー。

個人的な意見としては、某学生支援金融機関でちまちま返すよりよっぽど病院の奴隷のほうが楽な気がする。

 

 

【看護ネタ】逼迫する看護師の言葉で打線組んでみた。

 

 

 

※完全にお戯れ企画


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1   「え?いま、ナースコール(orモニター音orポンプ)鳴ってる??(聞きすぎて空耳)」

 

2 「不穏で我を忘れてる 静めなきゃ…(ナ⚪シカ風 睡眠薬盛りまくったのにせん妄が暴れる地獄絵図)」

 

3 「はい!います!ここいる!(目の前まで来てるのに鳴り止まない連打ナースコール)」

 

4 「待って待って待って待ってお願い待って困ります患者様!!ああーーッッ!!!(転倒までのセット)」


5 「この患者、私がもらいうける(ア⚪タカ風 緊急入院を颯爽と受ける)」


6 「40秒で支度しな!!(緊急来るから看護業務の自立は今しか見てやれねえ!)」

 

7 「担当看護師誰?…わたしやん(重症or経過が長くなってる患者のプライマリー)」


8 「なんで、患者さんって針抜いてしまうん…?(火⚪るの墓風自己抜針)」


9 「夢だけど、夢じゃなかった!!(患者転倒からのインシデントレポート(白目))」

 

 

 

 

 

【看護師】一体どんな業務をしているの??

 

 

 看護師の仕事はとにかくコミュニケーションです。

ですが、いっぱいの看護記録などの看護以外の業務があるのも事実。

 

そんでもって、基本は医師の指示に従い、物事を進めていきますので、医師の指示がないと動けねえってかんじです😑😑

全部ききます。どこまで動いて良くてどこまでこの人に必要なのかどれくらいの状態でいればよいのかすべてききます。

もちろん、自分たちで考えて医師の指示のもとで、看護を提供しますが、たまーに、「え?どうした?正気?」みたいな医者がいるので、やんわり提案をするくらいです。

 

それ以外は患者の病状の把握(異常なのか、ほっといて良いのか)や、いろんなものの準備をしていきます。

何かおかしなことがあれば主治医の指示に従い、できることを実施。指示がない場合や緊急の場合は、鬼のように電話をして指示を貰います。

お医者様方ほんとにすいません、指示ください😩😩

 

 

とりあえず、よくあること、ぱっと思い浮かんだことをかいていきます。




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¦看護師業務

採血、静脈留置針確保、輸血、検体運搬

バイタルサイン測定・観察(検温、聴診、触診などなど)

点滴混注、点滴の実施、注射

創洗浄、ガーゼ交換などの創管理

各種ドレーン管理 

導尿、膀胱留置カテーテル留置

リハビリ、関節拘縮予防訓練、嚥下訓練

呼吸器管理、心電図モニター管理

喀痰吸引、体位ドレナージ、体位変換、酸素吸入、ネブライザー

IC(インフォームド・コンセント 主治医から本人家族への説明)への同席

患者カンファレンス

多職種カンファレンス、退院前カンファレンスの参加

 

 

¦指導

生活指導、食事指導、リンパ浮腫指導 

血糖測定、インスリン使用指導

オストミー管理、指導、仲介業者とのやり取り

 

 

¦生活のお手伝い

口腔ケア

陰部洗浄、オムツ交換

洗髪、シャワー浴介助(車椅子、ストレッチャー)

整容(手浴、足浴、爪切り、髭剃り)

環境整備(消毒や、身の回りが片付けられない人の手伝い)、ベッドメイキング

エンゼルケア

食事介助(経腸栄養含む)

内服管理(内服の個数確認や、配薬、点眼などなど)

移送、リハビリ

飲水制限、食事制限

コルセットや頚椎からーの装着

 

 

 

¦書類、パソコン業務

 

入院の案内、各種書類説明、手術の同意書等の確認、術前オリエンテーションクリニカルパスの説明

栄養評価表の実施、必要度算定、実施した処置や薬品のコストをとる

転院サマリー、看護サマリー、転床サマリー、看護計画の評価・見直し

看護記録

委員会活動

看護研究、学会参加

多職種カンファレンスの調整

患者と家族とのIC調整

持ってきてもらいたいものの連絡等

退院支援、介護保険身体障害者手帳の説明

 

 

¦医師補助

※(私の働いている病棟でよくやることに限ります)

創洗浄、抜糸抜鉤、デブリ、縫合

ドレーン位置調整、ドレーン洗浄

腹水穿刺、胸腔穿刺

気管支鏡、肛門鏡、ブジー

サンプチューブ、FDチューブ留置

CV挿入、抜去

胸腔ドレーン留置抜去

マルク

挿管、Aライン挿入

 

 

これら以外にも他の病棟や働き方によっていろんなことをしないといけません。

とにかく業務過多。

なんでこんな記録せなあかんの?ってくらい記録しなきゃいけないし、なんでこんな書類を看護師がやらなあかんの?ってくらい書類あります。

医者に対しても、医者になってこんなことせなあかんのか?!っていう書類や仕事もみかけるけど、看護師もよっぽど…。

 

看護助手さんもいるけど、頼めないことも多いし、一緒にしないといけないことも多いし、存在は助かるけども、もっとできることを増やして欲しい…と切に思います。

 

業務過多すぎて、時間内にいろいろしたいことが出来ないのが、かなりくるしい。

特に、私の働く病院は急性期からターミナルまでいらっしゃるので、優先順位を考えて、できること、やらなきゃいけないことを優先してやっていくと、患者さんの話をゆっくり聞いたり、ゆっくりリハビリしたりなんてことが難しいです。 

 

とくに、いまは認知症だったり、介助の必要が必要な方も多いので、センサーコールというものをつけて、動こうとすると、確認しに行く必要があります。パーキンソン等の動作緩慢な方がいると、転倒のリスクもあるので注意が必要になります。

患者さんの安全を守るためにつけるけど、体動制限になるし、されてる患者さんからしたらストレスになる、でも、傍にいてあげて一緒に付き添えるわけじゃないからベッドに戻って戻ったり、車椅子でナースステーションにいててもらったりとストレス凄くあたえてしまうことになります。せん妄になってしまうやつです。

時間を見つけて、動いたりしますが、今は家族も入れない時代なので、特に患者さんのストレスが強く我慢してもらうことが多いです。

 

実際の教科書だと、本人の話を聞いて、なんで立ちたいのか、その行動の意味をとらえて、解決できるように援助する…みたいなのがかいてますが、話を聞いてもそれを解決するまでに至らないのが現実です。

 

なので、もう少し負担を減らすように専門の誰かに来てもらうか、看護助手さんのできる仕事を増やして欲しい…。と切に思ってます。

 

かといって、今は介護、看護が減っているので、機械が看護、介護を…っていう時代になってると思いますが、やっぱり繊細な患者さんのからだや病態に合わせた援助っていうのは人にしか出来ないと思います。

機械でできる部分ももっとふやしてほしいと思うけど、どのあたりなんだろうなあ。

 

便利な世の中になったのにむずかしい。

【本】エンド・オブ・ライフ 著者︰佐々涼子

 

 

 

 

わたし、結構本を読むのが好きなのですが

影響を受けた本を皆様にご紹介したいと思います

 

 

 

 

佐々涼子さんのエンド・オブ・ライフという本です。

個人的に以前佐々涼子さんの本を読んでたことがあって、たまたまネットニュースかなんかで見かけてタイトルをみてすぐ惹かれて帯を見てすぐ購入しました☺️

 

ステージ4の膵臓癌を告げられた看護師の告知されてから亡くなるまでのことがかかれています。

訪問看護師としていろいろな方をみてきたからこそ分かることがあって、

看護師っていう、病気のことを理解して患者を見る側だった方が、患者側になっていろんな葛藤と戦われているのが印象的でした。

自分だったらどうだろう、どう向き合うだろう。大切な家族も残して、仕事もあって、自分は…といろいろと思いました。

 

また、著者の方は医療者では無いので、個人的には著者の方とお父様によるのお母様の看護の場面がすごく響きました。

お父様がひとりで自宅介護を続けてこられた方で、すごく凄くお母様を大切に丁寧に介護をされていて。

そんな中、入院することになったお母様。

大事なゆ家族を「こんな状態」にして、とお父様がとられた行動に、看護師が「やめてください!」と声を上げます。

業務に追われる医療者からしたら厄介な患者家族…でも、それは家族を思う気持ちがあれば当然のこと。

医療者として働く自分は、どうだっただろうかと凄く自分の看護師としての仕事をもう一度思い返す機会になりました。

業務に追われるだけじゃなくて、思う家族のことももっと考えて、ひとりの人としての患者さんを大切にしよう。

 

はずかしながら、私は教科書を読んだって、参考書を読んだって、働いていたっていつだって看護師目線で、患者や家族目線では見えてるようでみえてなかった。

わたしたちがするのは看護であって、業務じゃないんだ、って気付かされて凄く衝撃でした。

 

 

働く看護師にこそみてほしい。そして、医療者だけでなく、病気と向き合っている患者さんや、患者さん家族、…いろんな人に読んで欲しい。

 

 

素敵な本です。

上手く紹介したいのに、語彙力が欠乏しすぎて伝わらない…。

とりあえず、読んで見てほしい!!!めためたいい本なんです!!すごく素敵な本!!

 

【看護師】病棟看護師の仕事ってどんな流れ? -日勤-

 

 

 

あけましておめでとうございます!

元気に働いています、病棟看護師なずなです。

年越ししたなんてもはや気づかない程度には年末年始働いておりました。

 

 

今回病棟看護師の仕事をみなさまにご紹介!

朝からの病棟の流れを説明しましょう。

 



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 0830- 情報収集

 

患者さんの情報を収集

簡単に言うとなんの病態、なんの治療をしているのか、今日のイベント、今後どうしていくのかをチェック

まあ、既往やら患者の状態やら今の治療、主治医の指示、採血やレントゲンの結果など患者の背景や全身を考えながら情報をぼけーっととります

 

 

0900 -採血

 

採血に回ります

週明け週末は殺されるんか?ってくらいとります

難しい患者さんの血管を射抜いたら死ぬほどうれしい

 

0930- 患者さんのところに訪室、検温

 

レントゲンや生理検査、手術迎えや、手術だしをしながら点滴つけたりしながらラウンド

移送やオムツ交換、陰部洗浄、全身清拭等のケアをしながら回る

 

1130- リーダーに朝の状況を報告し休憩

 

 

仕事がうまいこといかないと、休憩には入れない

なんて無慈悲な世界

 

 

 

1230-患者さんの食事介助、内服介助

 

御年寄は誤嚥リスクもあります

麻痺患者や自力摂取できない方もいるので介助

経腸栄養なども繋げたりみんなの体をととのえて、いざ始めます

もちろん、1人なわけないのでみんなで手分けして見回りしたり、デイサービスかってくらいナースステーションにみんな集めてご飯タイムです

 

 

1330-カンファレンス

 

患者カンファレンスをします。

簡易な勉強会だったり、退院支援、各患者の栄養評価、緩和ケアだったりいろいろ話し合います。

 

この時間はくそ忙しすぎていない看護師もよくいる。

一体どこへ…おっと、誰か来たようだ。

 

朝にカンファレンスするところもあるみたい。

 

 

1400-午後からのラウンド

 

ふたたび、患者さんたちの元へ

先にいっておきますが、この午後のラウンドまでにも、点滴合わせたり、ナースコールなったり、検査出しに行ったり、生存確認したり、不穏の心配をして患者さんの元へはいっています!(語気強め)

午前で無理だったケア、処置についたりいろいろします。

たまった記録を必死にパソコンをたたきながらかき始めます

 

書類の処理や、内服管理(配薬の準備)とかほんとに看護師がせにゃならんのか?という業務もこなします

そんでもって、次の日以降の治療の準備をします

 

 

これだけ聞いてたら優雅な感じで仕事をしてると思われる方が多いかと思いますが、

多種多様な患者層、患者の性格、患者の認知度や、患者の動ける範囲、患者の病態、現在の患者の状態、患者の治療検査を人数分把握して優先度を考えながら、突然入る予定外の処置や急変を迎え入れながら回っていく必要があります。

あとは患者のリハビリや生活援助なんかも。

 

急に、心臓マッサージ、挿管が始まったら、げろを吐きそうになります

その人の生命を優先しつつ、他のメンバーや他職種呼び出して、他の患者もまもらんといけんのです

 

 

 

結論……

 

圧倒的業務量

 

【看護雑談】病名告知を受けずになくなった患者さん

  

 

はじめのブログ読み返して、看護師関係ねーやん!って思いました。

むちゃくちゃだな!!

 

どうもなずなです。

浅香光代さんの病名告知をされてないも聞いて、ふと思い出したので、今回は思い出話です。

というか、事例…なんだろうか。

まあ、昔話です。

 

 

‖Stage4の末期癌と告知をしない選択

 

2年目くらいの時の話。

 

緊急入院できた患者さん

たしか、膨満感とか嘔吐、排尿困難。入ってきたのは腎盂腎炎とかだったかなあ。

ステージ4の膀胱癌か腎臓癌だった気がする。

 

とりあえず、家族にICして治療をすることに。

そして家族は「告知はしない」選択をされた。

奥さんは「あの人は弱いから、受け入れきれないと思うの」と話した。

 

抗生剤たたいたり、尿管ステント入れ替えたりいろいろ治療をしてた。

徐々に痛みも出てきたりして麻薬を始めて…。

その頃、わたしは患者さんの話を聞く余裕がなくて、患者さんがどういう風に聞いてるのかを聞けなかった。

まだコロナなんてない時期、全然面会もできる時期。

 

奥さんも体はそんなによくはないけど、週に何回か逢いに来てた。

患者さんはどんどん動いたりが全く出来なくなっていって、どんどん活動する力がなくなって臥床状態になってた。

ベッドのギャッジアップが限界だった。

 

「お腹がぱんぱんだなあ」

「痛いのは気づいたらなくなった」

「ご飯もうちょっと食べたいなあ」

「早く家に帰りたいなあ」

 

告知をしてないし、ステージ4で全身状態もあんまりよくなくてもう化学療法の適応じゃなかった。

いろいろ言われる望みを叶えないとってなって。退院支援をすすめる。まずは外出出来たらいいね、外泊できたらいいね、っていって、家の状況きいたりしながら、ずっともやもやしてた。

 

 

‖患者さんにとっての家

 

家族の協力もあって、1度外出。

家に帰った。ずっと待ち望んでた外出。

みんな、どきどきしてた。

無事に外出を終えてかえってきて欲しい。

それだけが願いだった。

 

朝に出て夕方前に帰った時には、すごく疲れた様子だったけど、すごく満足げだった。

 

「家でご飯を食べた」

「孫に会えた」

「もうちょっとでよくなるかな」

 

嬉しそうに笑う姿になんだか胸がつっかかった。

少しでも早く家に返してあげる手立てをしないと。

みんなで、カンファレンスしたり、家族と話したり、ちょっとでも、病院でも過ごしやすいように家のものを持ってきもらったりいろいろした。

家のこともいっぱいきいて、ケアマネや訪看も呼んで多職種カンファもしてた、

 

 

 

‖もう疲れてきた

 

 

ある夜勤のことだった。

わたしはいつも通り挨拶して、痛み止めを渡した。

いつも通りだった。

別に変わったことは何も無く、夜もなんも変わったことも無く、ばたばたと走りながらも気づけば朝を迎えてた。

いつも通り、熱を計って、血圧を計って、体全体の確認をして、少し他愛もない世間話をした。

そんな中、ふと、患者さんが言った。

 

 

「もう、疲れてきたなあ。」

 

 

って、穏やかな顔で呟いた。

思わず、「何言ってるんですか、みんな待ってますよ元気にならんと!」って声をかけた。

なんだか、ひっかかった。

何がか分からないけど、「いつも」が変わった気がした。

今思えば、悟ったような落ち着いたような表情だった。

今でもなんで気づけなかったんだろうってたまに思う。

でも、その時はひっかかる思いをかかえながら、他の患者さんのところに行かないと、とその場は後にした。

 

 

 

他の患者さんをまわりながら

少し経って、ナースコールがなった。

やってた作業を早めに切り上げて、その患者さんのもとへいくと、慌てた様子の先輩が「朝、どんな感じだった!?」って患者さんに酸素マスクをつけていく。

患者さんはぜえぜえ息を荒らげながら、苦しんでた。

SPO2が下がってる。主治医にすぐ連絡して酸素をあげて、家族にも電話した。

リザーバーマスクで10Lまであげた。

 

 

 

 

‖正解とはなんだったのか

 

 

「すぐ来てください。」

 

なんで、気づかなかったんだ。

本人はなにかに気づいたからあんな事を言い始めたのかもしれない。

ひっかかった何かはきっとこれだった。

そのあとは一瞬だった。

慌ててきた家族にICして、すぐセデーションをかけることになった。

 

夜勤明けでぼーーっとする頭の中、ふらつく頭の中、ぼやっと考えた。

 

 

何も知らないまま、なくなるんだ。

何も、準備できてないんじゃないの。

何も叶えられてないんじゃないの。

 

なんだか、胸が痛かった。

 

 

全部憶測だけれども

自分が死ぬのを感じていたのかもしれない

体の具合が悪いのも分かってたのかもしれない

もう戻らないことも分かってたかもしれない

家族にどう思ったんだろう

騙されてると思ってたんだろうか

黙ってくれてありがとうと思ったんだろうか

何も知らされないまま、何も悔いはないんだろうか

やり残したことは、死に向けて準備できたことはなかったんだろうか

 

いろんな思いがすごく凄く溢れてきて、

行き場が無くなった

 

 

全部全部自分の勝手な想像なんだと分かっていても、

何も知らずに亡くなるのはなんだか違う気がした。

 

家族や医療者が支えれば、受容だってできるかもしれない

病気と向き合えたかもしれないと思った

 

 

でも、その一方で、

正しいのは家族

その人を1番知ってるのはその家族のはずで

私の知らない人生をずっと共に歩んできた人たちで

 

だから、私たちはその決定を支持しなければならないし、否定することがあってはならないと思った

 

家族もすごく悩んだ上での決断で、患者を思った上での決断

その決定をするために、わたしたちは話を聞かなきゃいけない

情報を伝えなければならない

 

 

病名告知ってむずかしいなあって思った事例でした

 

わたしは断然告知をした方がいいって思って生きてるので、家族が何であっても告知をしたい、一緒に病気と向き合う覚悟はある、ささえる覚悟があると思ってる

でも、実際選んだとしても、病気が原因で自殺する人がいるのも事実で

難しい判断だな、と思う

 

 

でも、いつか、誰か迷った時に、この文章を見て、今一度自分と、患者さんと向き合って欲しいなと思う

選択肢は何個あっても、行き着く未来は結局、ひとつだから

それは絶対正しい選択肢なのだとおもう

それ以外のどうなったか分からない選択肢の結果を想像して悔やむ必要はないと思う

 

自分たちも患者さん本人のことも信じてあげて欲しい

 

病名告知が当たり前にされる世の中になったからこそ思うことでした。

 

なんだか、いつもと違う雰囲気の記事でした笑