悲しすぎます

あるサイトで、子どもが喘息で学校に行けない日が多い
自分は甘やかしたくないし学習の遅れも心配なので、行かせたいが
ムリに行かせない方がいいのかなぁ?と質問があったので
「喫煙者はいませんか?いたら禁煙するだけでかなり改善しますよ」
と書き込んでみた

すると、旦那さんが喫煙者とのこと
しかも、その旦那さんはその子(第一子)が3歳の時に吸い始めたそうな
さらに、旦那さん自身も喘息持ちらしい
そして、第ニ子を心臓疾患で亡くしていました

「喘息も命に関わることがあるし、この際、禁煙お願いしては?」
と書き込んだのですが
「第三子妊娠中も車の中で吸うのでたまらない」
「タバコの害や第ニ子の病気の原因にタバコがある」と話しているが
「だってやめらんないんだもん、しょうがないじゃん」と開き直ったり
第三子が心臓疾患なく生まれたことで
「やっぱり第ニ子のことは、俺のタバコが原因じゃないと証明されたな」
と言いながら、吸っていたそうです

子どもが生まれるから、禁煙しようとする人がいる一方で
妊婦や乳児の前でも平然と喫煙する人がいる…
この差はなんなのかなぁ?と考えてしまいます

おそらく、上記の旦那さんはいろいろ寂しいのかなぁ?という感じはしました
子どもにばかり目を向けている奥さんの注目をあつめたいのかな?と
(他の書き込みを見ると、かなり甘えん坊で依存的傾向が強い人でした)

時々、思うのは「喫煙している人は自分に自身がもてない人」なのかな?
という気がしています
若い女の子の喫煙率が高いのも、広告戦略の効果もありますが
自分自身に価値観を見いだせないのかな?という感じもします
だから、ブランドものを持つことで自分の付加価値をあげたり
身体を売って(いわゆる援助交際)自分の存在価値を確かめたり
そんな気がしてなりません

ちなみに、私も喫煙しているときはそういう人の一人でした
いまも、大して自信があるわけではないですが…

タバコを吸う人は?

ネットサーフィンしてるとタバコを吸う人の事を「愛煙家」
吸わない人を「嫌煙家」と書いてあることがある
たまに、新聞や雑誌などの紙媒体でも見かける
たいてい、そのように表現していると内容は
喫煙を擁護するもの、禁煙運動に関するもの…など
喫煙者が書いたか、喫煙者を擁護する内容の事が多い

でも、私は「愛煙家」「嫌煙家」という分類はしっくりこない
なんで「喫煙者」「非喫煙者」という表現じゃないのか?

なんか「愛煙家」という言葉のイヤラシさが好きじゃない
喩えて言うなら
「売春」という言葉を「援助交際」って言いかえたり
家出や整形に「プチ」をつけて、かわいらしい感じを出す
どちらも、「大したことじゃないよ」とハードルを低くしている感じがする

「喫煙者」って表現だと、イメージとして
「ヤニ臭いオッサン」になるところを
「愛」という言葉を入れることによって
優しく包まれる感じを演出しているように思えてならない

タバコもしかり
私はタバコはカタカナでしか書かない
「たばこ」ってひらがなで書くと、柔らかいイメージになるから
ひらがなってもともと女文字だから、優しい感じになる
もっとも、タバコは外来語だから、カタカナが普通かなとも思ってるし
…にしても
せめて、新聞では「喫煙者」「非喫煙者」という表現にしてほしいものです
「愛煙家」という表現には、記者の個人的な感情が入っていて
公平な記事とは言えない気がします(記者の思いを書く欄はいいけどね)

これ、なぁんだ?


近所のお店にお買い物に行ったら、お店のオバちゃんが
「こういうの、教育上よくないんじゃない?」と言う声
オバちゃんがいる方を見たら、これがあった

なんだと思います?

正解は「チョコレート」
原産国はオランダです
何とも大きさも本物のタバコにそっくり
値段は60円(激安)

買ってしまったら、「売れるから仕入れよう」と思われるかな?
と思ったけど、「ネタに」と言い訳して買ってみました

テレビからの影響もそうだけど、こういう商品も子供心をくすぐるよなぁ
と思いました

昔は駄菓子屋にココアシガレットっていう
これよりも、パッケージはタバコっぽくないお菓子があったけど
これは、本当にそっくりだよぁ

オランダのチョコだからおいしいかな?

タバコは大人の印

NANAのことが話題になってるけど
NANAの途中の巻だけが友人の家にあって読んだんだけど
その巻はバンドメンバーの誕生日パーティーだった
そこで、未成年の子がいるんだけど、
表向きには20歳超えてるってことになってるらしく
「俺は大人なんだ」風な感じで喫煙するシーンがあった
(詳しく覚えてないんだけど、ライターがらみの会話だった気が…)

あと、友達で30歳超えてるのに、
身長が低く、さらに童顔なので小学生や中学生に間違えられる子がいる
その子が20代の時に、友達とレストランに入ったら
子ども向けメニューを渡されたそうだ
ムッとしたその子は、タバコを吸って「成人してるよ」とアピールしたそうだ

そう、タバコって「大人」を演出する小道具になるんだなって思った
つまり、タバコがないと大人に見えないからタバコを吸う
ってこともあるんだって思った

タバコは子への虐待行為 その2

自分の子どもを見てて、小児科にいたときのAちゃんを思い出した
Aちゃんは当時1歳半から2歳半の時期だった(私は小児科は1年しかいなかった)
くりくりした目がかわいい子で
私のことを「うっぢいちゃん」と呼んでくれてた

その子の病気は、気管支が収縮して呼吸困難になる病気で
もっと小さい時に、気管支の手術をしていた

Aちゃんは、入院中はタッピング&吸引が必要で
ご飯の前には、歌を歌いながらタッピング
(タッピングは、痰が出やすくなるように、胸や背中をトントンすること)
その後、鼻や口から痰を吸引するのが日課だった

うちの子どもは、むちむちしていてお腹なんてぽっこり出ているんだけど
Aちゃんのお腹は、咳で腹筋を使うから筋肉のある男性のように割れてた
当時は、すごいなぁなんて思ってたけど、
子どもを持った今思うと、とても痛々しい

その子は、入院して体調が良くなれば退院するんだけど
数日すると、必ず呼吸状態が悪化して救急で緊急入院してくる
入院するときは、必ず酸素テントが必要なくらいだった
(酸素テントは酸素マスクよりも、高い酸素濃度が必要な時に
ベッド全体や、患者さんの周りをビニルで囲って、酸素を与えること)

SaO2なんて80%なんてザラだった(通常は90〜95%くらいあります)
目はくぼんで、顔色は土気色、呼吸はしてても酸素が入っていない状態
毎回、毎回、亡くなってしまうんじゃないか…
って思うくらい、状態は悪かった

でも、入院すれば1ヶ月くらいで鼻からのカニュレで酸素がまかなえるほど
回復していく
看護スタッフも医師も「何で、家に帰るとすぐ悪化しちゃうんだろうね」
って言っていた
今思えば、多分Aちゃんのお父さんのタバコが原因だったと思う
でも、その頃は私もタバコの害を軽視していたし
家に帰ってのことまで、頭が回らなかった

いつも、苦しい思いで酸素テントに入ってるAちゃん
これが虐待行為じゃなかったら、なんだろう?と考えてしまう

当時は今ほど喫煙について、情報もなかったけど
情報が多くあり、禁煙方法も確立され、喫煙しにくい世の中になってきた今
子どもがいるのに、喫煙しているのは、親としての自覚が足りないのではないか
と私は思ってしまう
やめたいのに、やめられないならまだしも
まったく問題と思っていない人には子どもを持ってほしくないな
…と、ちょっと厳しいことを考えてしまう今日この頃です

タバコは子への虐待行為


禁煙支援者の間では「タバコは子への虐待行為」
が常識になっています
http://www.abe.or.jp/tobacco/index.asp
子どもの身体的成長、知的成長を妨げ、
また、疾患をひきおこす可能性もあります

cleanairさんの「たばこのあれこれ」には
タバコの煙をわざと子どもを吹きかける親についての投稿が載っていましたが
http://blog.livedoor.jp/cleanair/archives/50163043.html
わざとでなくても、喫煙所に子ども連れで入るのも同じだと思います

画像の喫煙室は某ファーストフードの喫煙室
健康増進法にのっとって、きちんとガラスで煙がこない構造になっています
でも、喫煙室の中は煙でくもっている感じがします
もちろん、一緒にいた母親は子どもの前で喫煙していました

いつか、喫煙室は子ども連れは利用できないようにしてほしいものです

タバコ税率引き上げ

今日の読売新聞(東京版)の社説にタバコ税について載ってた
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051123ig91.htm
この記事を書いた記者に拍手です
最後の方の「未成年者の喫煙防止にも効果があるはずだ」
これ、かなり重要なポイントです

未成年者のタバコの入手先は
家族のものを吸うか、自動販売機が主なものです
対面販売は今は難しくなりました
本当は自動販売機撤去が望ましいのですが、圧力がかかり難しいようです
青森県深浦市で、屋外のタバコ自動販売機を撤去する条例を作るときも
大変だったようです

でも、未来を担う若者の健康を害してまで、売上げが大切と考えているなら
タバコ会社やタバコ販売店はちょっと悪すぎると思います

読売オンラインの記事です
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051124ib26.htm

厚生労働省は「喫煙者などの理解を得るのが難しい」
って言ってるけど
「喫煙者など」じゃなくて「タバコ会社など」の方が正確なのでは?
もともと専売公社ですから、政治家とも色々あるんでしょうし

はてなっていう人力検索サイトで質問があって
「たばこがないと生きていけないという方にお伺いします
タバコ1箱いくらになったら、煙草を絶対にやめますか?」
http://www.hatena.ne.jp/1132312056
という質問で「いくらでも絶対やめない」が一番多かったのですが
それに続いて300円、500円、1000円と意外と少しの値上げでも
やめると答える人もいて

『タバコ値上げはやっぱり多くの人の命を救う』
と感じました

やっぱり、タバコ税は値上げして欲しいなぁ