はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

人に羽が生える瞬間を目撃してる気分。

 

 

弟2が4月から大学生になった。

教えたわけでも、こうしろと言ったわけでもないのに、着々とやんちゃ大学生の道を歩み始めている。こないだまで真面目な受験生だったのに、大学生になった途端なんでみんなこうなるんだろう。

昨日も一丁前に、「2限は出席ない授業だから行かない」とか言っていた。

 

こないだは彼女や友達を家に呼んで庭でバーベキューをしていたようで。

まっすぐに健全に青春を過ごしていて、それもまた眩しくも思うしえらいなとも思う。少年がどんどん大人になっていく。人ってほっといても勝手に成長するんだなって。

 

 

これからさらにバイトを始めたり車の免許を取ったりお酒を飲むようになったりして、行動範囲も自由度ももっともっと格段に広がっていくんだろうな。

親に頼まなくても自分で行き先を決めて好きなところに行けるようになる。

やりたいことをやれるようになる。

それは本当に羽が生えていくようで。

 

 

 

私もたしかにそうだったんだな。

 

 

今じゃお金も時間も自分の好きなようにできて、誰の許可もいらなくて、どこにでも1人でも平気で行けてしまう。この羽が当たり前のものになっているけれど。

 

始まりはたしかに私もこうだったんだな。

少しずつ自分の世界が広がっていく、その一個一個が全部楽しかったはず。

 

 

私は特に、早く早く、遠くに遠くに、飛んでいきたくて仕方ないタイプだったと思うから、半ば強引に羽をばさばさしていたような感じだったかもしれないけど。

 

 

今じゃ当たり前のことで、むしろ当たり前ならそれで良いことなんだけど、飛び始めた頃のときめきもたまには思い出したいなと思った次第でした。

 

何気なく飛ぶんじゃなくて、空飛んでるぜー!って思いながら飛ぶのもたまには気持ちいいよね。