🔳『PERFECT DAYS』
グランドシネマサンシャイン池袋で観る。秀作。柄本の大根ぶりが少し鼻についたが、それを圧倒的な力量で主人公を演じる役所広司が払拭している。そして音楽がいい。監督のヴィム・ヴェンダースは小津安二郎の信奉者という。何気ない日常の生活、公園のトイレ掃除を仕事とする中年男の何気ない日常生活を切り取った作品で、ルーティンとその合間合間に起こるイレギュラーな事件を淡々とした映像美で追って行く。
www.perfectdays-movie.jp
ヴィム・ヴェンダース監督のインタビューを発見したのでリンクしておきます。
numero.jp
🔳「ヤジと民主主義」劇場拡大版
ポレポレ東中野で鑑賞。”新しい戦前”にしないようにするためには、声をあげること、意思表示をすることに躊躇してはいけないことを考えさせられた。警察組織の現場の先走りなのか、上からの指示なのか、いずれにせよ権力行使のあり方を厳しく監視する必要が庶民一人一人にはあると言える。
🔳映画『竜二』
https://eiga.com/movie/40089/
新宿テアトルにかかっている『竜二』を観てきた。感想は”下手うま”かな…。でも”映画”という表現のノスタルジーを感じたように思う。ショーケンの主題歌も含めて、だネ。
*NHK BS1スペシャル「福島モノローグ 完全版」
「普通であることを願う」……この言葉を訥々と語る松村さんの表情に私は共感を覚えるが、しかし、それは松村さんにとっては何の慰みにもならないことは自明。そして、私には深い哀しみが沈澱していく。