日本での諸々スタート
このブログを書いている今日、2年間の任期を終えて、ドミニカ共和国を出発している予定でした。
私がこの2年ちょっとのJICAボランティア経験で学んだことのひとつは
「世の中自分の思い通りにはいかない」
ってことです。
2年ちょっと前、訓練所生活を始める時には、ニカラグアの田舎で2年間活動する予定でした。
そこからニカラグアの情勢に動きがあり、任国と職種が変わり、ドミニカ共和国の首都で活動をはじめました。
東京オリンピックの開会式直前に帰国!と思っていたところ、世界中が経験したことのない状況になり、任期を数ヶ月残して帰国しました。
こういう大きなこと以外にも、予定通りに進まないこと、「こういう場合は大抵こうなる」が通用しないこと、かと思うと急に動き出したりすることがたくさんありました。
「自分の思い通りにいかない」
言い換えると
「自分は世の中の一部」
ってことかな‥と思っています。
私一人だけでできること、決めるていることはすっごく少ない。
世の中で生きてるってことなんですよね、たぶん。
タイトルに書いた「日本での諸々スタート」ですが
就職、進学しました。
ドミニカ共和国の友人とも細く長くつながっていたいなあと思います。
安心して渡航できるようになったら、おいしいインスタントラーメン持って遊びに行きます!
おしまい。
帰国して1か月
という訳で、今回はまだ最後ではない、、、予定です笑
その時点では、現地での感染について心配しているというよりは、“中国で大変なことになっている”という情報が中心で、アジア人のひとりとして嫌な思いをしたり、それに関連したいろーんな情報がSNSでシェアされたりという状況。居心地の悪さを感じることはありながらも、特に生活上の制限はなく過ごしていました。
ちなみに、ドミニカ共和国では日常的にマスクをする人は皆無で、感染予防の目的で気軽につけると、感染者という印象を与えてしまうので、訪問の際にはお気をつけください。
ボディタッチ大好きなドミ共人流、感染予防と愛情表現を両立する
2、口を尖らせて「チュッチュッ」と音を鳴らす
3、「Te quiero mucho!! テ キエロ ムーチョ」大好きだよ!(これはいつも通り笑)
新型コロナウイルス
この数週間
新型コロナウイルスについて
ドミニカ共和国でも大きな話題になっています。
いま、私にできることは正しい情報を得ながら、適切な対処をすること。
懸命にたたかっている人の応援(少なくとも邪魔をしない)をすること。
一日もはやく、一人でも苦しい思いをする人が少なく、落ち着くことを
心から祈っています。
海外に暮らすアジア人の一人として、思わぬ嫌な思いをする状況に遭遇しているので
同じような思いをしている誰かのサポートになることを期待してブログにしてみました。
今回の感染が中国国内を中心に広がっていること、感染源が彼らの食文化に関連する可能性が指摘されていることから、中国人へのネガティブな言動が日常的に聞かれるようになっています。
元々ドミニカ共和国では、アジア人の身体的特徴の人を「チナ」
(辞書的には中国人という意味ですが、使われ方としてはアジア人っぽい見た目の人)
と言う人が大多数です。
この数週間、ネガティブなイメージを掻き立てる情報がSNSで頻繁にシェアされたり、感染源のように避ける言動をされたり
腹が立つのと、悲しいのと、やるせないのと、、、正直、落ち込み気味でした。
配属先でも、いろんな情報が飛び交ったり、冗談交じりに話題になったりすることがあり、居心地の悪い時間でした。
先日、信頼している同僚のひとりが、
アジア人っぽい女性がマスクをして、ドミニカ共和国の国際空港から入国してくる様子を撮った動画をグループSNSにシェアしました。
いろいろ考えましたが、翌日時間をもらって個人的に、正直に話をしました。
彼に伝えたこと:
新型コロナウイルスについて、世界中で心配になっていることは当然のことだと思っている。
でも、不必要にネガティブな情報が飛び交ったり、面白半分で話されたりしていると感じることがあり、個人的に不快な思いをすることがある。
同僚がシェアした動画について、多くのアジア人が日常的にマスクを使っているため、マスクをして歩いている人全てを感染している人と考えて心配する必要はないと思う。
例えば、私自身も冬はマスクをして外出することは日常だったし、飛行機に乗るときには、乾燥しないためにもほぼ着用している。
だから、この動画をもとに分かる情報や共有する必要のある情報は私には見当たらなかった。
この動画をみたとき、もし自分もいつも通りに、乾燥しないようにとマスクをして飛行機から降り立ったら、知らない人に動画を撮られて、更に知らない人にシェアされてしまうのかと思うと、とても悲しく、怖くなった。
あなたには、きちんと分かってもらえると思っているし、分かって適切に対応してほしいと思うから、この話をした。
、、、と。
彼は、すごく真剣に受け入れてくれ
「習慣や、相手への配慮が足りなかった」と理解を示してくれました。
また
「僕たちは、心配なことを冗談で笑い飛ばすことでやり過ごすことが多いから、そいういう言動でいやな思いをするかもしれない。もし誰かから嫌な言動を受けたら、自分たちに言ってほしい」
と、話してくれ、気にかけてくれています。
本当に勇気を出して話してよかった。
以前、先輩隊員が帰国前に話していたけど
現地の人との間で嫌な思いをしたら、信頼できる現地の人と話そう!
は本当にその通りです。
つい日本人同士で愚痴を言いがちですが
習慣の違いや、無知から生じていることもたくさんあり、話すことでお互いに誤解が解けたり、関係が深まったり、味方になってくれたり、すごく過ごしやすくなります。
現地にしっかり信頼できる人がいること、その人達と話が出来ることは、私にとって大きな財産です。
もう一度言います
現地の人との間で嫌な思いをしたら、信頼できる現地の人と話そう!
ドミニカ語習得!!
ドミニカスペイン語の習得レベルが上がった!
と思った出来事があったので、書いておこうと思います。
でも、スペイン語ってかなり広いエリアで話されていて
それぞれかなり違いがあります。
最近ではわたしも、イントネーションや単語、表現の違いで
あの辺りの出身なのかな?と何となくイメージできるようになってきました。
ドミニカスペイン語は
省略が多い!
ドミニカ人たちは「わたし達は単語を食べちゃうんだよ(笑)」と言っています。
直接話すのは、かなり慣れてきたけれど
若者のメッセージのやり取りになると、更に難易度が上がり難しいです。
先日送られてきたメッセージ
"No es pol na es pa yo sabel" ちょっと知りたかっただけ(みたいな意味)
正確には
"No es por nada es para yo saber"
RはLに代わる
単語の終わりにつくda、doはほぼ食べられちゃう
paraのraは絶対に食べられちゃう
さらに話すときには
sも食べられちゃうので
ノー エ ポ ナ エ パ ジョ サベー
ってなります。
このメッセージを見て、本当はこういうことだよね?と同僚に聞くと
一発で大正解しました!
私のドミニカ語レベル上がってます。
カリブで一番高い山
2020年
明けましておめでとうございます
年が明けてすぐ、夜中3時に家を出て
PICO DUARTE山に5日間の登山に行ってきました。
標高3098メートルで、カリブ地域で一番高い山だそうです。
山小屋やテント泊しながらの5日間は、本当に楽しかった。
景色の美しさや、登山の達成感とかはもちろんだけど
一緒に行った30人のグループ、途中で会った人たちと
素晴らしい経験を共有できたことは、本当に大事な財産です。
行く前には、やっぱり日本人のグループとかで行った方が良いかな?とか
ずっと一緒だと精神的に疲れないかな?とか心配していた私ですが
このグループで行って、本当に良かった!
来年の正月にも何とかして参加したい!
と思っています。
誰かと比較することなく、それぞれのペースで登山し
でも経験を共有することを楽しむ。
登りが苦しくて、途中から馬ロバに乗っても
膝を痛めて下りはずっと馬ロバに乗ってても
「もう少しだー」と歩いている人に向けて大声で言う。
全員が自分のペースややり方で参加する
それを全員が受け入れ合う
こんな風にいつでも過ごせたらすごく幸せだなあ、、、
そういう人になりたいなあ、、、と思った2020年の正月休みでした。
家族と過ごすクリスマス
Feliz Navidad!!
ドミニカ共和国で2度目のクリスマスを過ごしました。
日本では、クリスマスっていうと
プレゼントをもらえるイベントかロマンチックなイベント
のイメージが強いですが
ドミニカ共和国では、家族で過ごすイベントです。
海外にいる家族はクリスマスのために帰国し
仕事のために首都にいる人たちは田舎に帰ります。
料理やパーティーの準備から始まり
食べて
踊って
歌って
笑って
とにかく家族で過ごします。
去年に引き続き、同僚が家に呼んでくれました。
今回は23日から泊まっていたので、準備から一緒に。。。
23日の夜、スーパーに行くと
車が止められない
買い物カートがない
レジの列で2時間待ち
でも、行き帰りの道中で
道端で売っている焼き豚やアイスを食べたり
レジ待ち列の前後のたちと
「スーパーに泊まることになったら、何コーナーで寝るか」会議をしたり
楽しい、貴重な経験になりました。
家族の大事な人も、自然と家族のなかに受け入れられる
彼らの心の広さとおおらかさ
わたしも身につけたいと思ったクリスマスでした。
日本人が作った水族館
kaio natural aquarium
ドミニカ共和国の北、大西洋側にあるサマナ半島の先っぽ
Las Galeras(ラスガレラス)にある
水族館に行ってきました。
実はここ、海王さん(本名)という日本人の方が作った
海の中の天然水族館です。
20年以上かけてサンゴを育て、魚が住む環境を作ってきたそうです。
魚、さんご、海藻、透き通った海のきれいさと共に
海王さんに会えて大喜びで、体の色が変わってしまう魚たちがかわいい!
スマホ写真で、だいぶいまいちですが、、、
ぼんやり見えている下の水色の魚と上の黒っぽい魚は同じ種類です。
喜んで興奮するとからだが黒くなってしまうことのこと。
この水族館があるサマナ半島は、ドミニカ人が本気でオススメする
きれいなビーチがいくつもあるので
ドミニカ旅行にいらっしゃる方は、ぜひご検討ください!