ミニマルに暮らす

少ないモノで豊かに暮らす方法を模索中です

親が子どもにできること

あるブログを見ていたら、中学生の子どもに対して以下のような管理をしているとのことでした。


1、連絡帳ファイルの用意を親がやる

2、子どもの荷物を置く場所を親が決める

3、子どもの朝の身支度準備を親が支援する


これらを私は管理(もっと言えば親から中学生にもなる子どもへの支配)にあたると思います。


社会人になれば忘れ物をはじめとする自己管理能力がないと、給与を稼げなくなり、生活が困窮するため、自立した生活ができなくなります。


しかし学校は所詮、忘れ物したところで怒られて終わります。学校で成績が悪かろうが忘れ物しようが、生活に困窮することはありません。


であれば、失敗の結果は大したことはないのですから、親は子どもの管理を手放してみてはいかがでしょうか。


最初は遅刻、宿題・持ち物忘れで本人は大変な思いをすると思います。でもここは親はぐっと我慢し、プロセスも結果もすべて子どもに任せてみる。


そうすると不思議なことに、忘れ物をしない仕組みを子ども自身が考え、子ども自身が実行し、失敗と成功を繰り返しながら失敗が徐々に減って、子ども自身の自信につながり、メキメキと成長すると思います。


中学生は成人してはいませんが、もう大人の一面も大いにあります。

遅刻しようが、どんな服を着ようが、風呂に入らず不潔になろうが、部屋が散らかっていようが、勉強せずに成績で苦労しようが本人の責任として任せてあげてもいいのではないでしょうか。


では親は子どもに何ができるか。それは知識、経験、あらゆるチャンスを子どもに提供することだと思います。


近所や学校以外の人との出会いを増やす、知識を吸収するための読書代を提供する(ただし何を読むべきかをアドバイスしない。何を読んでいるか干渉しない)。大阪や東京といった都心に一緒に旅行する、海外旅行する、高校や大学のキャンパス・文化祭に行く、などの知識、経験を増やし、将来の夢や希望を自由に描くためのチャンスを提供するのが小学校高学年以上の子どもを持つ親のできることではないでしょうか。


もちろん子どもによって管理すべき範囲、レベルは異なります。

しかし親が管理しすぎるのも考えものです