大学駅伝、応援する会

いろいろなこと語ってます

箱根駅伝注目選手NO.5〜塩尻和也〜

塩尻和也
所属・順天堂大学
自己ベスト
5000・13.33.14
10000・27.47.87
ハーフ・62.46

オリンピックにも箱根駅伝選手の中で唯一出場している学生最速ランナーです。鈴木健吾選手よりもスピードがあり、1万メートルでは27分台を日本人現役大学生ランナーとして唯一出している選手。チーム事情から、後方からごぼう抜きすることが多いのですが、個人的には先頭集団で競うことさえできれば、他のエースたちにも負けない走りをするのではないかと思います。一年生からチームのエースとして活躍している彼。オリンピックから箱根駅伝予選会までを経験しているランナーです。こういうチームの下積み時代から支えているランナーというのは非常に強いと思います。箱根駅伝ではどのような走りを見せてくれるのか楽しみですね。

箱根駅伝注目選手NO.4〜關颯人〜

關颯人
所属・東海大学
自己ベスト
5000・13.35.58
10000・28.23.37
ハーフ・63.12

トラックの記録だけをみると世代トップのタイムです。もちろん、1500、3000も速いのでスピードは上級生たちを上回る力を持っています。東海大学のエースというならば彼が1番候補かなと思いますが、長い距離に関しては不安が残ります。上尾ハーフでは風の強さもあり、うまく対応できずにタイムが伸びませんでした。全日本大学駅伝でも、思うような結果を出せずにいました。ただ、ポテンシャルは黄金世代といわれる中でもトップクラス。2015年の都大路では、エース区間1区で区間賞を獲得してます。箱根駅伝のような長い距離には対応しきれてない面もあるような気がしますが、勢いに乗れれば強い選手です。その持ち前のスピードで結果を残して欲しいですね。

箱根駅伝注目選手NO.3〜鈴木健吾〜

鈴木健
所属・神奈川大学
自己ベスト
5000・13.57.88
10000・28.30.16
ハーフ・61.36

神奈川大学全日本大学駅伝20年ぶりの優勝へと導いた大エースです。あまり騒がれていませんでしたが、2年の終わりにあった立川ハーフで3位。3年になり関東インカレで3位入賞。箱根駅伝予選会で日本人3人目の58分台を叩き出し、着実に力をつけてきた彼は今年の箱根駅伝でエースが集まる花の2区で区間賞。一躍注目を浴びるようになりました。彼はコンディションが8割以上に仕上がっていれば、学生の誰もが手の届かない域に入ってきました。過去の村澤明伸選手と同じようなタイプのエースなような感じだと思います。虎視眈々と着実に優勝を狙う、その姿勢は箱根駅伝優勝へと期待を膨らませる一方です。大エースがいる強みを活かしてチーム一丸となりつつある神奈川大学を引っ張ります。

箱根駅伝注目選手NO.2〜工藤有生〜

工藤有生
所属・駒澤大学
自己ベスト
5000・13.52.97
10000・28.23.85
ハーフ・61.25

1年から全駅伝に出場している駒澤大学のエースです。全日本大学駅伝の四連覇を経験している唯一のメンバーです。高校時代は無名に近い選手でしたが、1年次の夏合宿で力をつけ、一気にメンバー入り。なんだかんだで、どのレースも上位にまとめられるのが特徴です。ただ、爆発したときは神奈川大学の大エース鈴木健吾にも負けない力を持っている選手です。箱根駅伝でも2区を走ることが確実視されています。爆発力を出せれば区間賞も狙えます。最後の箱根駅伝で本領発揮してほしいです。全日本大学駅伝では区間4位と彼としては物足りない結果でしたが少しずつ復調の兆しが見えてきています。鈴木健吾と対等の力を持っているとは思うので学生長距離界のエースの1人なので力を出し切ってほしいですね。

箱根駅伝注目選手 NO.1〜田村和希〜

注目選手を今日から少しずつ紹介していきます。
第1日目は青山学院から田村和希さんです!

田村和希
所属・青山学院大学
自己ベスト
5000・13.43.22
10000・28.18.31
ハーフ・61.56

ロードでもハーフでも強さを見せる駅伝男、田村和希選手!原監督が1番信頼しているランナーです。6度の区間賞を三大駅伝で走っており、常に強さを見せている選手です。今年の箱根駅伝では脱水症状になり、暑さに弱いところがありますが、それも少しずつ克服してきているように思います。今季も出雲駅伝全日本大学駅伝ともに区間賞を獲得。2つの駅伝で2つとも区間賞を獲ったのは彼のみ。個人三冠を箱根駅伝では狙います。スターターのいない青山学院でゲームチェンジャーとして今年は活躍。どの距離も学生トップクラスのタイムを持ち、今季の四年生の中では鈴木健吾に次ぐ強さがあります。長い距離よりは短い距離の方が強く、卒業後は住友電工にてトラックに磨きをかけていくことが予想されます。スタミナ型の多い青山学院の中でスピードランナーとしてひた走る彼の大学最終走は、きっと見応えのあるものになるでしょう。

八王子ロングディスタンス〜注目選手〜

本日行われた八王子ロングディスタンスの注目選手の記録結果をまとめたいと思います。

1.塩尻和也 27.48
学生歴代史上4番目のタイムを叩き出した塩尻選手。この結果を見ると今回の箱根駅伝での快走も期待できます。元々、実力のある選手だとは思っていましたが、この記録を見るに私たちの想像を超える強さがあるのだなと感じることができました。全日本大学駅伝で失速し上手く流れなかった順天堂大学ですが、塩尻の飛躍をきっかけにチームが浮上することを願います。

2.鬼塚翔太 28.17
關とダブルエースと言われている彼ですが、全日本大学駅伝ではイマイチなレースをしてしまいましたが、ここで本領発揮してきました。2年生でこのタイムを持ってこれるというのは、本物の強さを見せたなという印象です。ハーフの持ちタイムも良いので箱根駅伝では主要区間区間賞を取ってほしいですね。

3.山藤篤司 28.25
またもや、神大記録を塗り替えてくるスピードスター山藤選手。しっかり記録出してくるあたりは強さがあると改めて思いました。昨年よりも好記録を出せたというのは本人としても成長を実感できる機会だったのではないでしょうか。1区のスペシャリストとして、力強さを見せてくれました。


この3人は好調なところを見せてくれました!今後に期待の持てる結果なので、箱根駅伝が楽しみですね!

シード権争い候補校〜箱根駅伝 展望〜

2018年
第94回東京箱根間往復大学駅
シード権争い候補一覧

早稲田大学
帝京大学
山梨学院大学
・法政大学
順天堂大学
日本体育大学


この6校を中心にシード権争いは動くと予想しています。

早稲田大学は今年の箱根駅伝は往路で青山学院に33秒差まで追い上げますが復路9位に沈み、総合3位。往路の主要区間を走った四年生3人が抜け、復路でも好走した井戸も抜け、チームの総合力低下は否めないです。その中でどれだけ底上げが出来るかどうか。あとエース永山選手と新迫選手の調子が気になりますね。この2人が完全復帰しないと今の早稲田大学にとって厳しい展開が待ってると言えるでしょう。

帝京大学は予選会トップ通過。全日本大学駅伝ではチーム史上最高の順位を獲得。いま、勢いに乗るチームです。ただ、四年生の主力が佐藤選手しかいないというのが難点ですね。四年生の力がないとチームは向上しません。下級生の粘りが必要です。エースは佐藤選手と畔上選手でしょう。彼らを中心に2年ぶりのシード権獲得へと躍動してほしいです。

山梨学院大学は7カ年計画(全国高校駅伝で優勝した山梨学院大学付属高校のメンバーが入学してから優勝を狙う)の最終年に当たります。今の四年生たちが本来の力を取り戻し、下級生たちが勢いを出さないと優勝は厳しいですね。全日本大学駅伝ではニャイロ選手以外はイマイチだったので、全員が力を発揮することがシード権の絶対条件です。

法政大学は昨年、三年ぶりのシード権獲得へと羽ばたきましたが、今年はその勢いは消えずに粘っている印象です。出雲駅伝はまさかの途中棄権で終わってしまいましたが、全日本大学駅伝では粘っていた印象です。ただ法政大学も四年生が細森選手くらいしかいないのが課題ですかね。昨年も四年生の勢いあってのシード権でしたので。若い選手が力をつけているチームなので来年の箱根でも勢いを見せてほしいです。

順天堂大学は今年の箱根駅伝でいい結果を出していたのですが、全日本大学駅伝で想定以上に悪い結果だったので不安が露呈してしまった感じがあります。順天堂大学はスターターが見つかれば爆発力のある塩尻もいるので、うまく流れると思います。なので、そこの課題が克服することができれば、昨年以上の結果が出てくるのではないかと思います。

日本体育大学は昨年の箱根駅伝、今年の箱根駅伝でも秋山清仁選手の力走ありきのシード権でした。全日本大学駅伝の予選会は四年生が出なかった影響もあり、予選落ち。ただ、出雲駅伝は3位に入るなど、力を見せつけました。今年の四年生に力のある選手が多いこともあるので、四年生が力を発揮し、下級生がまとまれば上位争いに食い込めるでしょう。


全体的に今年の四年生は例年よりも力のある選手が少ないイメージです。四年生が力のあるチームは青山学院(下田、田村の二枚看板)神奈川大学(鈴木健吾はじめ主力の四年生)東海大学(春日、川端、国行の四年生エース)日本体育大学山梨学院大学らへんですかね?他の大学も主力の四年生はいますが、今ひとつ抜けきれない印象です。四年生に力のあるチームが上位に来るのは必然です。さて、次回からは箱根駅伝注目選手を隅々まで徹底的にお伝えします!!